●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



T-31.VIII.9:1 ~ T-31.VIII.10:8


9. Let us be glad that we can walk the world, and find so many chances to perceive another situation where God's gift can once again be recognized as ours! 

  • glad [ɡlǽd] : 「満足して、うれしく思う、うれしい」
  • find [fáind] : 「見つける、発見する、出会う」
  • chance [tʃǽns] : 「チャンス、好機、機会」
  • perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜に気付く、〜を見抜く」
  • another [ənʌ́ðər] : 「もう一つの、別の、ほかの」
  • situation [sìtʃuéiʃən] : 「状況、情勢、事態」
  • gift [ɡíft] : 「贈り物、プレゼント」
  • once again : 「またしても、再度、もう一度」
  • recognize [rékəgnàiz] : 「認める、受け入れる、〜を認識する」
  • ours [áuərz] : 「私たちのもの」

❖ "Let us be glad ~ "「私たちが、この世界を共に歩み、神の贈り物が私たちのものとなったと再び認識出来る、また別の状況を知る多くのチャンスを見出せたことを喜ぼう」。"God's gift"「神の贈り物、神からの贈り物」とは、天の王国へ回帰して来なさいという誘い、天の王国は神の子の家なのだという誘い、天の王国への入城チケット、一言で、天の王国そのものと思っていい。天の王国が我々神の子のものだと再び認識出来る(where God's gift can once again be recognized as ours)また別の状況(another situation)とは、幻想世界を彷徨(さまよ)って、何度も選択のチャンスを逃しては幻想に埋もれてきたが、実相を選び取るチャンスは数多くあって、色々な状況下であなたは正しい選択をすることが出来る、という意味合い。その選択の瞬間(その状況)を知覚するチャンスに、我々は恵まれているのだ。神は、決して神の子を見捨てない、ということである。あなたがACIMと出会ったことも、神があなたに与えたチャンスであって、あなたの運命だと考えるべきだろう。つまり、イエスと共に手を取り合って、もちろん、あなた自身もキリストとなって、この世界を歩み(we can walk the world)、世界と同胞を救うのだ。定めである。その定めを喜ぼうではないか(Let us be glad)。



And thus will all the vestiges of hell, the secret sins and hidden hates be gone. 

  • thus [ðʌ́s] : 「それ故に、従って、このようにして」
  • vestige [véstidʒ] : 「名残、痕跡、跡、形跡、証拠」
  • hell [hél] : 「地獄、生き地獄」
  • secret [síːkrit] : 「秘密の、内緒の、隠れた」
  • sin [sín] : 「罪、罪悪、ばかげたこと、過失、罪業」
  • hidden [hídn] : 「隠された、秘密の」
  • hate [héit] : 「憎悪、憎しみ、嫌悪」
  • gone [ɡɔ́ːn] : 「goの過去分詞形」

❖ "And thus will all ~ "「こうして、地獄の痕跡のすべて、秘密の罪、隠された憎悪、そのすべてが消滅する」。あなたがキリストなり、イエスと共にこの世界を幻想から救うとき、世界の幻想は消滅し、地獄の痕跡も、隠された罪の意識も憎悪の感情も、幻想のすべてが消滅する。地獄は夢だったのだと知るのである。



And all the loveliness which they concealed appear like lawns of Heaven to our sight, to lift us high above the thorny roads we travelled on before the Christ appeared. 

  • loveliness [lʌ́vlinis] : 「愛らしさ、素晴らしさ」
  • conceal [kənsíːl] : 「隠す、隠匿する、秘密にする」
  • appear [əpíər] : 「現れる、出現する、登場する」
  • lawn [lɔ́ːn] : 「芝生、芝地」
  • sight [sáit] : 「景色、眺め、視野、視界、視力、視覚」
  • lift [líft] : 「持ち上げる」
  • high [hái] : 「高く、高度に」
  • above [əbʌ́v] : 「上側へ、上に」
  • thorny [θɔ́ːrni] : 「イバラの、とげの多い、苦しい、困難な」
  • road [róud] : 「道、主要道路、道路」
  • travel [trǽvəl] : 「旅する、旅行する」
  • before [bifɔ́ːr] : 「〜する前に、〜より前に、〜より先に」

❖ "And all the loveliness ~ "「地獄が隠してきた(この世界の)愛らしさのすべてが、私たちの視野の中に、天の王国の芝のように蘇(よみがえ)る」。幻想の黒雲が消え去り、我々の目に、天の王国の芝のような生き生きとした愛らしい光景が蘇ってくる。"to lift us high ~ "「キリスト(救い主)が現れる以前、私たちが旅したイバラの道の上高く、私たちは持ち上げられるのだ」。幻想世界から離れ、天の王国へアセンディドする日も近い。これを喜ばずして、どうしよう(Let us be glad)。



Hear me, my brothers, hear and join with me. God has ordained I cannot call in vain, and in His certainty I rest content. 

  • hear [híər] : 「〜を聞く、聴く、〜が聞こえる」
  • join [dʒɔ́in] : 「〜に参加する、〜と交わる、〜と一緒になる」
  • ordain [ɔːrdéin] : 「定める、運命づける、制定する、命じる」
  • vain [véin] : 「無駄な、無益な、無価値な、空虚な」
  • in vain : 「無駄に」
  • certainty [sə́ːrtnti] : 「確実性、確実に起きること、間違いのないこと」
  • rest [rést] : 「〜のままである、依然として〜である」
  • content [kάntent] : 「満足して」

❖ "Hear me, my brothers ~ "「我が同胞よ、私の声を聞きなさい」。"hear and join ~ "「私の声を聞いて、私に加わりなさい」。イエスと共に、キリストとして世界を救う旅に出るのだ。そのイエスの呼びかけの声に耳を傾けなさい。そして、正しい選択を、あなたの自由意思で実行しなさい。"God has ordained ~ "「私の呼びかけが無駄には終わらないと、神は定めたのだ」。"and in His certainty ~ "「そして、神の確実性の中にあって、私は満ち足りた思いがする」。神が定めた運命、宿命、天命は確実であり、その役割を果たしていくことは、心を満ち足りたものにする。迷いも不安もない。定めなのだ。



For you will hear, and you will choose again. And in this choice is everyone made free.

  • choose [tʃúːz] : 「〜を選ぶ、〜を選択する」
  • choice [tʃɔ́is] : 「選ぶこと、選択」
  • free [fríː] : 「自由な、捕らわれていない」

❖ "For you will hear ~ "「なぜなら、あなたは私の声を聞き、あなたは再び選ぶだろうから」。今度こそ、あなたは実相を選択するに決まっている。それが、定めだからである。あなたがこの世に生まれ、成すべき役割なのだ。"And in this choice ~ "「そして、この選択の中で、すべての同胞が解放されるのである」。あなたがキリストとなり、イエスと手を取り合って、この世界を幻想から救うとき、すべての同胞もまた救われる。あなたと同胞は自他一如なのだから。そして、あなたにとって、キリストという役割は神の定めなのだから。



10. I thank You, Father, for these holy ones who are my brothers as they are Your Sons. 

  • holy [hóuli] : 「神聖な、聖なる」

❖ "I thank You ~ "「父なる神よ、私はあなたに感謝します」。"for these holy ~ "「私の同胞である神聖な者達は、同時に、神の子であることに感謝します」。ここから、イエスは神に直接語りかける。解説は不要だろう。声に出して読んでみること。イエスの息づかいを感じてみること。



My faith in them is Yours. I am as sure that they will come to me as You are sure of what they are, and will forever be. 

  • faith [féiθ] : 「信頼、信用、信仰、信条、自信、信念」
  • sure [ʃúər] : 「確信して、確信している、固く信じている」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」

❖ "My faith in them ~ "「私が神の子達を信じるように、あなた(神)も神の子達を信じておられる」。同胞を信じるイエスの気持ちは、神の気持ちと同じである。"I am as sure ~ "「あなた(神)が、神の子が何であるか、永遠に何であり続けるか、確信があるように、私もまた、彼らが私の元に集まって来ることに確信がある」。イエスもまた、神の定めを確信している。かつて、神の住む天の王国を捨てて旅に出た放蕩息子ではあるが、そんな息子でさえ、永遠に変わることなく愛する息子であると、神は確信しているのだ。その放蕩息子は、きっとイエスの元に集まって、天の王国への回帰の旅に出ることになる。イエスは、神のように確信しているのである。



They will accept the gift I offer them, because You gave it me on their behalf. And as I would but do Your holy Will, so will they choose. 

  • accept [æksépt] : 「承認する、認める、容認する、受け入れる」
  • offer [ɔ́fər] : 「差し出す、捧げる、提供する」
  • on one's behalf : 「〜のために、〜の利益になるように」
  • will [wíl] : 「意志、意欲、願望」

❖ "They will accept ~ "「彼らは、私が彼らに差し出した贈り物を受け入れるだろう」。"You gave it me ~ "「なぜなら、あなた(神)は、私に、彼らのためを思って、それを託したのだから」。イエスが神の子に差し出した"the gift"「贈り物」とは、天の王国に入城するチケットである。神はそれを、イエスに託したのだ。生まれ故郷の家に帰っておいで、という神の誘(いざな)いである。"And as I would ~ "「私があなた(神)の神聖な意思を遂行したいと願うのだから、きっと、彼らも選択してくれるだろう」。神の子に残された役割は、天の王国の入城チケットをイエス(キリスト)から受け取るという選択をすることだけなのだ。そして、定め通りに、神の子はそのチケットを選択することになる。その証拠に、今これを読んでいるあなたは、そう決心したではないか!



And I give thanks for them. Salvation's song will echo through the world with every choice they make. For we are one in purpose, and the end of hell is near.

  • salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い、救世」
  • echo [ékou] : 「こだまする、反響する」
  • through [θrúː] : 「〜を通り抜けて、〜の中を通って、〜を貫いて」
  • purpose [pə́ːrpəs] : 「目的、目標、狙い」
  • near [níər] : 「近い、近くにある、接近した、近接した」

❖ "And I give thanks ~ "「そして私は、彼らに感謝する」。贈り物を快く受け取る選択をした神の子達に、イエスは感謝する。"Salvation's song will ~ "「彼らがその選択をするたびに、世界中に、救いの歌が響き渡るだろう」。神の子は、イエスと共に天の王国への旅をすることになったのだ。故郷への道のりは喜びに満ちるだろう。救いの歌を高らかに歌おうではないか。"For we are one ~ "「なぜなら、私たちは一つの目的の元に一体になったからだ」。"and the end of ~ "「地獄の終焉はすぐそこに近づいたのだから」。"purpose"「目的」とは、もちろん、天の王国への回帰。そのための救いの旅。幻想世界の終焉は近い。神との再会はすぐそこだ。
 
 
 


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