●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
●  Workbook精読http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp です。
●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



T-18.VIII.3:1 ~ T-18.VIII.4:6

3. Within this kingdom the ego rules, and cruelly. And to defend this little speck of dust it bids you fight against the universe.

  • within [wiðín] : 「〜の中に、〜以内で」
  • kingdom [kíŋdəm] : 「王国、王領」
  • rule [rúːl] : 「統治する、支配する、牛耳る」
  • cruelly [krúːəli] : 「残酷に、むごく、意地悪く、無情にも」
  • defend [difénd] :「〜を守る、防衛する」
  • speck [spék] : 「少量、小片、小粒、ちり」
  • dust [dʌ́st] : 「ほこり、ちり、煤塵、粉塵、塵埃」
  • bid [bíd] : 「命じる、命令する、指示する」
  • fight [fáit] : 「戦う、競う、格闘する」
  • universe [júːnəvə̀ː(r)s] : 「宇宙、銀河、全世界、全人類」
❖ "Within this kingdom ~ "「この王国の中においては、エゴが支配するのだ」。"and cruelly"「しかも、残酷に」。"And to defend this little speck ~ "「そして、この小さな塵芥(ちりあくた)を守るために、エゴはあなたに、宇宙に対抗して戦うように命ずる」。この小さな塵芥(this little speck of dust)が、エゴの支配するこの幻想世界であり、宇宙(the universe)が、神の住む天の王国、実相世界である。



This fragment of your mind is such a tiny part of it that, could you but appreciate the whole, you would see instantly that it is like the smallest sunbeam to the sun, or like the faintest ripple on the surface of the ocean.
  • fragment [frǽgmənt] : 「破片、断片、かけら、小部分」
  • tiny [táini] : 「とても小さい、ちっぽけな、極めて小さな」
  • part [pɑ́ː(r)t] : 「一部、部分、部品、パーツ」
  • appreciate [əpríː∫ièit] : 「〜を正しく評価する、〜の良さが分かる、真価を認める」
  • whole [hóul] : 「全部の、完全な、全体の、丸ごとの」
  • instantly [ínst(ə)ntli] : 「すぐに、すぐさま、一瞬にして」
  • sunbeam [sʌ́nbìːm] : 「日光、太陽光線」
  • faint [féint] : 「かすかな、弱々しい」
  • ripple [rípl] : 「さざ波、波紋」
  • surface [sə́ː(r)fəs] : 「表面、面、水面」
  • ocean [óu∫n] : 「大洋、大海」
❖ "This fragment of ~ "ここは"such ~ that ~ "の構文、「この、あなたの心の断片は、心(全体)の、あまりに小さな部分に過ぎないので、」"could you but appreciate ~ "ここは仮定法、" if you could but appreciate ~ "の"if"が省略されたために"could you"と倒置されている、「もし、あなたが(心の)全体性を正しく評価出来れば、」"you would see instantly ~ "「あなたはthat以下をすぐに理解するだろう」。"that it is like ~ "「(エゴの支配する心の小さな領域は、) 太陽に対する、(雲間から漏れた)たった一条の光線のようなものでしかなく、」"or like the faintest ~ "「あるいは、大海原の海面に生じた消え入りそうなさざ波に過ぎないのだ」。あなたの心は全宇宙を包括しており、エゴが支配するあなたの心の領域は、それに比べると無にも等しい。そんな、無にも等しいエゴの占領国家に、あなたの心の大半が支配されているわけだ。



In its amazing arrogance, this tiny sunbeam has decided it is the sun; this almost imperceptible ripple hails itself as the ocean.
  • amazing [əméiziŋ] : 「驚くべき、驚くような、驚くほどの、すごい」
  • arrogance [ǽrəg(ə)ns] : 「尊大、横柄、傲慢」
  • decide [disáid] : 「〜しようと決心する、〜だと決定する」
  • almost [ɔ́ːlmoust] : 「ほとんど、九分どおり、大体」
  • imperceptible [ìmpə(r)séptəbl] : 「感知できない、微小な、わずかの」
  • hail [héil] : 「〜を認める、称賛する」
  • hail oneself as : 「自らが〜であることをアピールする」
❖ "In its amazing ~ "「その傲慢さに驚くのだが、」"this tiny sunbeam has ~ "「この小さな一条の光は、自らを太陽だと決めてしまったのである」。"this almost imperceptible ~ "「ほとんど無にも等しいさざ波は、自らを大海原であると称賛する」。もちろん、傲慢で、自己称賛しているのはあなたではなく、あなたの心の一部を支配しているエゴである。あたかも歴史上で名を馳せた独裁者のイメージではないか。



Think how alone and frightened is this little thought, this infinitesimal illusion, holding itself apart against the universe.
  • alone [əlóun] : 「独りで、ただ〜だけで」
  • frightened [fráitnd] : 「脅えた、怖がって、驚いた」
  • thought [θɔ́ːt] : 「考え、見解、思考、思索、熟考」
  • infinitesimal [ìnf(ə)nətésəml] : 「微小の、非常に小さい、微量の」
  • illusion [ilúːʒ(ə)n] : 「幻想、幻覚、錯覚」
  • hold oneself : 「動かずにじっとしている」
  • apart [əpɑ́ː(r)t] : 「 離れて、離ればなれで、バラバラに、別々に」
  • against [əgénst] : 「〜に逆らって、〜にそむいて、反抗して」
  • universe [júːnəvə̀ː(r)s] : 「宇宙、銀河、全世界」
❖ "Think how alone and ~ "「この小さな思考、この極微の幻想が、いかに孤独で脅えたものであるか、考えてみなさい」。エゴ、あるいはエゴの思考システム、エゴの王国が、いかに惨めで戦々恐々としているか、考えてみなさい。"holding itself apart ~ "分詞構文、理由、「宇宙に反抗して、(宇宙から)遠く離れ、自らを維持しているのだから」。無限の実相世界に反旗を翻して、このエゴは、小さな王国の君主の座に必死でしがみついているのだ。



The sun becomes the sunbeam's "enemy" that would devour it, and the ocean terrifies the little ripple and wants to swallow it.
  • become [bikʌ́m] : 「 〜になる」
  • sunbeam [sʌ́nbìːm] : 「日光、太陽光線」
  • enemy [énəmi] : 「敵、敵国、かたき」
  • devour [diváuə(r)] : 「むさぼり食う、ガツガツ食べる、破滅させる」
  • ocean [óu∫n] : 「大洋、大海」
  • terrify [térəfài] : 「脅かす、怖がらせる、恐れさせる」
  • ripple [rípl] : 「さざ波、波紋」
  • swallow [swɑ́lou] : 「〜を飲み込む、吸収する、合併する」
❖ "The sun becomes ~ "「(エゴにとっては、) 太陽は、その一条の光をかき消そうとする『敵』となるだろうし、」"and the ocean terrifies ~ "「大海原は、小さなさざ波に脅威を与えて、それを呑み込もうとする」。だから、エゴは必死になってあなたを幻想世界に留めおこうとするのである。あなたが幻想を捨ててしまったら、その瞬間に幻想のエゴも消滅してしまうからだ。



4. Yet neither sun nor ocean is even aware of all this strange and meaningless activity.
  • neither [níːðə(r)] A nor B : 「AもBも〜ない」
  • be aware of : 「〜を承知している、〜に気付いている、〜を知っている」
  • strange [stréin(d)ʒ] : 「奇妙な、変わった、変な、見知らぬ」
  • meaningless [míːniŋlis] : 「意味のない、無益な、価値のない、無意味な、無価値の」
  • activity [æktívəti] : 「活動、行動、活発、取り組み、営み、働き」
❖ "Yet neither sun nor ocean ~ "「しかし、太陽も大海原も、この奇妙で意味のない活動をまったく感知さえしていない」。大海原は、さざ波が立ったくらいでは、その存在に気付くこともなければ、太陽は、雲間から漏れた一条の光など、その存在すら感知しない。同様に、実相世界である天の王国は、ちっぽけなエゴの王国など、目にも入らないのだ。



They merely continue, unaware that they are feared and hated by a tiny segment of themselves.
  • merely [míə(r)li] : 「ただ単に、単に」
  • continue [kəntínjuː] : 「続いている、延びている、歩みを続ける」
  • unaware [ʌ̀nəwéə(r)] : 無意識の、気付かない、知らない
  • fear [fíə(r)] : 「〜を恐れる、〜を怖がる」
  • hate [héit] : 「〜を憎む、〜をひどく嫌う」
  • segment [ségmənt] : 「部分、区分、断片、切片」
❖ "They merely continue ~ "「太陽も大海原も、単に存在し続けるだけである」。"unaware that ~ "分詞構文、先頭に"being"を補うといい、付帯状況、「太陽も大海原も、自らの小さい断片によって、脅かされ嫌われていることさえ感知しないのである」。相手にさえしないのだ。当然、神はエゴを相手にさえしない。



Even that segment is not lost to them, for it could not survive apart from them.
  • segment [ségmənt] : 「部分、区分、断片、切片」
  • lost [lɔ́(ː)st] : 「lose の過去・過去分詞形」
  • lose [lúːz] : 「〜を失う、見失う、喪失する、なくす、遺失する」
  • survive [sə(r)váiv] : 「生き残る、生き延びる、存続する」
  • apart from : 「〜から離れて、〜は別として、〜はさておき」
❖ "Even that segment is ~ "「(一条の光もさざ波も)そんな断片は、太陽や大海原にとっては、損失でも何でもない」。"for it could not survive ~ "「一条の光もさざ波も、太陽や大海原から離れては存在さえ出来ないのだから」。



And what it thinks it is in no way changes its total dependence on them for its being.
  • in no way : 「少しも〜ない」
  • change [t∫éin(d)ʒ] : 「〜を変える、〜を変更する、〜を変換する」
  • total [tóutl] : 「完全な、全くの、全部の、すべての、全体の、全面的な」
  • dependence [dipénd(ə)ns] : 「依存、依存関係」
❖ "And what it thinks ~ "直訳すると、「(一条の光やさざ波という)断片が、自分を何であると考えているかは、断片が存在するために太陽や大海原に全面的に頼る依存性を変えることはない」。一条の光やさざ波が、太陽や大海原を、嫌おうが脅そうが、自分をどう思おうが、太陽と大海原に完全依存している事実は変化のしようがない。同様に、エゴも、神に楯突こうがホーリー・スピリットを憎もうが、エゴ自身をどう思おうが、幻想のエゴが心の投射に全面依存している事実に変化はない。エゴは、眠りについた神の子の心の、ちょっとしたさざ波に過ぎないのである。



Its whole existence still remains in them. Without the sun the sunbeam would be gone; the ripple without the ocean is inconceivable.
  • whole [hóul] : 「全部の、完全な、全体の、丸ごとの」
  • existence [igzístns] : 「存在、生存)、現存、実存、実在」
  • remain [riméin] : 「とどまる、滞在する、残る、残存する」
  • without [wiðáut] : 「〜なしで、〜がなければ、〜でなければ」
  • gone [gɔ́(ː)n] : 「go の過去分詞形」
  • inconceivable [ìnkənsíːvəbl] : 「信じられない、想像もできない、考えも及ばない」
❖ "Its whole existence ~ "「(一条の光やさざ波という)断片の全存在は、今も、太陽や大海原に依存している」。"Without the sun ~ "「太陽がなければ、(雲間から漏れる)一条の光は消えてしまうだろうし、」"the ripple without ~ "「大海原がなかったら、さざ波など、想像も出来ないだろう」。エゴも、神の子の心の幻想性に依存していることは、さざ波と変わらない。神の子が眠りから覚めれば、エゴは完全に消滅してしまうのだ。では、エゴから解放されるためには、目覚めることが一番ではないか。
 
 
 

T-18.VIII.1:1 ~ T-18.VIII.2:6

 
 
 

VIII. The Little Garden
小さなガーデン
 
 
 

1. It is only the awareness of the body that makes love seem limited. For the body is a limit on love.
  • awareness [əwéə(r)nəs] : 「認識、自覚、気付いていること、意識性」
  • limit [límit] : 「限定する、制限する、制限をかける、範囲内に収める」
  • limit [límit] : 「限度、制限、境界、端」
❖ "It is only ~ "ここは"It ~ that ~ "の強調構文、「愛が制限されているように見せているのは、ただ肉体に対する意思性である」。"For the body is ~ "「なぜなら、肉体は、愛の上に課せられた制限であるからだ」。あなたの実在が肉体の中に閉じこめられている信じる限り、愛も肉体の中に閉じこめられていると認識していることになる。つまり、幻想の中に実在を閉じこめて制限しているのだから、実在の愛は幻想の肉体に制限されているのだ。面白いことに、幻想は実相を制限しようとし、実相は幻想を解放しようとするわけである。この綱引きの、左右どちらに、あたなは加担するのであろうか。



The belief in limited love was its origin, and it was made to limit the unlimited.
  • belief [bilíːf] : 「信じること、信念、意見、信用、信頼」
  • origin [ɔ́(ː)ridʒin] : 「源、起源、語源、原因、原点、基点、始点」
  • unlimited : 「制限のない、無制限の、自由な、無条件の、限りない」
❖ "The belief in limited ~ "「制限された愛を信じることが、肉体の起源である」。"and it was made ~ "「つまり、肉体は、制限され得ないものを制限しようとして作られたものなのである」。神の子が神から分離し、神を裏切ってしまったことで、神の子は罪の意識を持ってしまうに至った。神はいつか罰するに違いないと恐れを抱くのだが、この時点で、神の子は神の愛に制限を設けてしまったのだ。本来、神の愛は無限であり、決して神は罰することなど出来ないにもかかわらず、その無限の愛を信じることが出来なくなったのだ。そして、同時に、それまで何の疑問も持たずに神を愛してきた神の子自身も、神を無限に愛している自分の愛に終止符を打つのである。自分の愛に対してさえ制限を掛けたのだ。



Think not that this is merely allegorical, for it was made to limit you.
  • merely [míə(r)li] : 「ただ単に、単に」
  • allegorical [æ̀liɡɔ́ːrikəl] : 「寓話の、寓話からなる、寓意的な」
❖ "Think not that ~ "「こんなことは寓話に過ぎないなどと思ってはいけない」。"for it was made ~ "「なぜなら、肉体は、あなたを制限するために作られたのであるからだ」。寓話に過ぎなかったら、わざわざ肉体まで作らなくて済んだであろう。肉体を作らなくてはならないほど、事は重大であったのだ。つまり、神と神の子の間の愛に制限を設けて、神から、愛の側面においても分離することが、神の子には必要に思われたのである。それを脅迫的に神の子に迫ったのは、罪の意識と罰への恐れである。



Can you who see yourself within a body know yourself as an idea?
  • idea [aidíːə] : 「考え、着想、アイデア、発想、思い付き、イデア」
❖ "Can you who see ~ "「自分自身を肉体の中にしか認めないあなたは、あなた自身をイディアとして認識することが出来るだろうか」。本当は、あなたは実相的実在である。つまり、イディア、想念としての存在である。肉体や物質が代表するような具象的存在ではない。



Everything you recognize you identify with externals, something outside itself.
  • recognize [rékəgnàiz] : 「〜を認識する、〜を認証する」
  • identify [aidéntəfài] : 「確認する、識別する、特定する、〜の身元確認する」
  • identify with : 「〜と同一であると見なす、〜と一体感を持つ」
  • outside [áutsáid] : 「〜の外に、〜の外側に」
❖ "Everything you recognize ~ "「あなたは、あなたが認識するすべてのものを、その外部に見えるもの、つまり、それ自体の外側のものと同一視するのである」。つまり、表面だけを見て、その表面がそのものだと認識するのだ。存在の内部、その想念的実在を、そのものの実体だとは認識しないのである。



You cannot even think of God without a body, or in some form you think you recognize.
  • think of : 「〜のことを考える」
  • form [fɔ́ː(r)m] : 「形、外形、構造、姿、体つき、外見」
❖ "You cannot even ~ "「あなたは、神さえも、肉体なしには考えることは出来ない」。"or in some form ~ "「あるいは、あなたが認識出来ると思える、何らかの形に表して、神を認識する以外に、神を考えることが出来ないのだ」。素朴な例としては、神は真っ白な長い髭をもったおじいさんであり、原始的には、神は様々な偶像として描かれることになる。本来、実相世界は想念の世界であり、形というものをもたない。具象世界ではないのだ。しかし、具象世界に住む我々は、具象性を欠いた神を想像することが出来ないのである。形をもたない神さえ想像出来ないのだから、ましてや、形をもたない自分自身を想像することはなおさら困難である。そこで、これこそ自分自身であると宣言出来る肉体を作り出すことになるのだ。



2. The body cannot know. And while you limit your awareness to its tiny senses, you will not see the grandeur that surrounds you.
  • while [(h)wáil] : 「〜の間ずっと、〜する間に、〜なのに、〜ではあるものの」
  • tiny [táini] : 「とても小さい、ちっぽけな、極めて小さな」
  • sense [séns] : 「感覚、感覚能力、官能、感触、知覚」
  • grandeur [grǽn(d)ʒə(r)] : 「偉大さ、威厳、壮大さ、雄大」
  • surround [səráund] : 「包囲する、取り囲む」
❖ "The body cannot ~ "「肉体は、知ることは出来ないのである」。"And while you limit ~ "「そして、あなたが、あなたの意識性をささやかな感覚の中に制限している限り、」"you will not see ~ "「あなたは、あなたを取り囲んでいる壮大なるものを見ることが出来ないだろう」。肉体に付随する感覚器官は、具象を認識するだけの機能しか持っていない。その、いわばささやかな感覚だけを頼りに認識することが、認識のすべてであると制限するなら、肉体的な感覚器官では感知出来ない想念としての実在に気付くはずもない。般若心経の中の一節「無色 無受想行識 無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法」という部分は、肉体的な感覚器官の非存在性をくどいまでに言い当てている箇所である。



God cannot come into a body, nor can you join him there.
  • come into : 「〜に入ってくる、〜に加わる、〜に加入する」
  • join [dʒɔ́in] : 「結び付ける、結合する、連結する、合わせる」
❖ "God cannot come ~ "「神は肉体の中に入り込むことは出来ないのだ」。能力的に出来ないという意味ではない。実相的実在の神が、幻想の肉体と関係を持つ可能性はない、ということだ。"nor can you ~ "「ましてや、あなたは肉体の中において、神と結合することなど出来ないのである」。幻想の肉体を通じて、神と接触をもつことは出来ない。肉体を捨て、想念の実相世界に回帰して初めて、神と再び交わることが出来るのである。



Limits on love will always seem to shut him out, and keep you apart from him.
  • always [ɔ́ː(l)weiz] : 「常に、いつも」
  • shut out : 「締め出す、遮る、完封する」
  • apart from : 「〜から離れて、〜は別として、〜はさておき」
❖ "Limits on love ~ "「愛に対する制限は、いつも、神を締め出しているように見えるだろう」。"and keep you ~ "「そして、あなたを神から引き離しているように見えるだろう」。罪の意識と罰への恐れが、神と神の子の間の愛に制限を課してしまった。愛の制限、極端に言うなら愛の拒絶は、神と神の子を引きはがし、神をシャットアウトする。しかし、神が神の子への愛を制限しているのではない。神の子が一方的に神への愛を制限しているだけである。神の神の子に対する愛は、もちろん、永遠であり無限であり、不変である。実相世界が永遠不変の世界であることを考えれば、それは、極く当たり前のことなのである。



The body is a tiny fence around a little part of a glorious and complete idea.
  • fence [féns] : 「フェンス、さく、塀、囲い」
  • around [əráund] : 「〜の周りに、〜の周囲に」
  • part [pɑ́ː(r)t] : 「一部、部分、部品、パーツ」
  • glorious [glɔ́ːriəs] : 「壮大な、壮麗な、美しい」
  • complete [kəmplíːt] : 「全部そろった、完全な、全部の」
❖ "The body is a tiny fence ~ "「肉体とは、壮大で完全なイディアの、ある小さな部分を囲んでいるささやかな囲いに過ぎないのだ」。それにも関わらず、我々は、なぜこんなにも肉体にこだわるのだろうか? 肉体の美醜にこだわり、肉体の健康不健康にこだわり、肉体の安楽と痛みにこだわり、そして肉体の死にこだわる。是が非でも、肉体に我々の関心を向かわせようとする、誰かの意図を感じないだろうか? 



It draws a circle, infinitely small, around a very little segment of Heaven, splintered from the whole, proclaiming that within it is your kingdom, where God can enter not.
  • draw [drɔ́ː] : 「〜を描く、描画する」
  • circle [sə́ː(r)kl] : 「円、円周」
  • infinitely [ínf(ə)nətli] : 「非常に、大いに、飛躍的に、無限に」
  • segment [ségmənt] : 「部分、区分、断片、切片」
  • splinter [splíntə(r)] : 「〜をバラバラにする、裂く」
  • whole [hóul] : 「全部の、完全な、全体の、丸ごとの」
  • proclaim [proukléim] : 「宣言する、宣告する、公言する、明白に示す」
  • within [wiðín] : 「〜の中に、〜の内側に」
  • kingdom [kíŋdəm] : 「王国、王領」
  • enter [éntə(r)] : 「〜に入る、〜に参加する、〜に立ち入る」
❖ "It draws a circle ~ "「肉体は、天の王国の極く小さな断片の周りに、つまり、全体性から切り取った極く小さな断片の周りに、無限に小さな円を描く」。"proclaiming that within ~ "分詞構文、付帯状況、「そして肉体は、その円の内側にこそ、神さえも入り込めないあなたの王国があるのだと宣言しているのである」。肉体が、分離の象徴であることが、実にうまく表現されている。この、無限に小さな円の王国にあって、我こそは王国の王なり、我こそは神に代わる神なり、と宣言しているのは、実はあなたではなく、かのエゴであるに違いないのだ。
 
 
 

T-18.VII.7:1 ~ T-18.VII.8:5

7. To do anything involves the body. And if you recognize you need do nothing, you have withdrawn the body's value from your mind.

  • involve [invɑ́lv] : 「〜を含む、伴う、必要とする、〜を巻き込む、関与させる」
  • recognize [rékəgnàiz] : 「〜を認識する、〜を認証する、認める、受け入れる」
  • withdrawn [wiðdrɔ́ːn] : 「withdraw の過去分詞形」
  • withdraw [wiðdrɔ́ː] : 「引っ込める、取り消す、取り下げる、撤回する」
  • value [vǽljuː] : 「価値、値打ち、真価」
❖ "To do anything ~ "「何かをするということは、肉体を巻き込むことである」。"And if you recognize ~ "「したがって、もしあなたが、何もする必要がないと認識するなら、」"you have withdrawn ~ "「あなたは、あなたの心から、肉体の価値を撤回したことになるのだ」。幻想の肉体を役立てているうちは、肉体に価値を置いていることになるが、何もすることがないと達観すれば、肉体に頼る必要もなくなり、肉体の価値を心から取り下げることが出来る。



Here is the quick and open door through which you slip past centuries of effort, and escape from time.
  • quick [kwík] : 「手っ取り早い、迅速な、速い、即座の、素早い」
  • through [θruː] : 「〜を通り抜けて、経て、〜を通じて、〜の手を経て」
  • slip [slíp] : 「〜から逃げる、〜を外す、ほどく、素早く着脱する」
  • past [pǽst] : 「過ぎ去った、過去の、これまでの」
  • century [sén(t)∫(ə)ri] : 「1世紀」
  • effort [éfə(r)t] : 「努力、尽力、骨折り、試み、取り組み、行動」
  • escape [iskéip] : 「逃げる、ずらかる、脱出する、抜ける」
❖ "Here is the quick and ~ "「ここに、あなたが何世紀にも及ぶ努力からすり抜け、時間から脱出出来る、手っ取り早くて開かれたドアがあるのだ」。あなたは、肉体の価値を取り下げることで、あなたを肉体に縛りつけている時間という幻想から脱出することが出来る。



This is the way in which sin loses all attraction right now. For here is time denied, and past and future gone. Who needs do nothing has no need for time.
  • sin [sín] : 「罪、罪悪、ばかげたこと、過失、罪業」
  • lose [lúːz] : 「〜を失う、見失う、喪失する、なくす」
  • attraction [ətrǽk∫n] : 「引き付けるもの、引力、出し物、魅力、誘引」
  • right now : 「今すぐに、即刻」
  • deny [dinái] : 「〜を否定する、否認する、拒む、拒絶する、打ち消す」
  • past [pǽst] : 「過去、昔」
  • future [fjúːt∫ə(r)] : 「未来、将来」
  • gone [gɔ́(ː)n] : 「go の過去分詞形」
❖ "This is the way ~ "「これが、罪が即刻その魅力のすべてを失ってしまうようにする方法なのである」。時間から解放されることで、あなたは罪の意識から解放される。なぜなら、罪を犯したと思い込んだ過去も、罰せられるだろうという未来も、時間の消滅と共に消滅してしまうからだ。"For here is time ~ "「なぜなら、ここで、時間は否定され、過去も未来もなくなってしまうからだ」。"Who needs do nothing ~ "「何もする必要のない者には、時間は必要ないのである」。



To do nothing is to rest, and make a place within you where the activity of the body ceases to demand attention.
  • rest [rést] : 「休む、休息する、休憩する、休養する、眠る、静止する」
  • place [pléis] : 「場所、個所、住所、席」
  • within [wiðín] : 「〜の中に、〜の内側に」
  • activity [æktívəti] : 「活動、行動、活発、取り組み、営み、働き」
  • cease [síːs] : 「〜をやめる、よす、中止する」
  • demand [dimǽnd] : 「求める、要求する」
  • attention [ətén∫n] : 「注意、留意、注目」
❖ "To do nothing is ~ "「何もしないとは、休止することであり、」"and make a place within ~ "「あなたの心の中に、肉体の活動が注意を引くことを止めてしまう場所を作ることなのだ」。ちょうど、瞑想しているときのように、肉体感覚を失うのである。肉体が感覚を失うと言うより、心が肉体を意識しなくなるのだ。したがって、何もしないということは、普段の生活の中で常に瞑想をしているようなものなのである。行住坐臥(ぎょうじゅうざが)、これ瞑想なり、という心境がこれに当たるのだろう。



Into this place the Holy Spirit comes, and there abides. He will remain when you forget, and the body's activities return to occupy your conscious mind.
  • abide [əbáid] : 「とどまる、居住する」
  • remain [riméin] : 「とどまる、滞在する、残る、残存する」
  • forget [fə(r)gét] : 「忘れる」
  • activity [æktívəti] : 「活動、行動、活発、取り組み」
  • return [ritə́ː(r)n] : 「戻る、帰る、返還する」
  • occupy [ɑ́kjəpài] : 「〜に居住する、〜を占領する、ふさぐ」
  • conscious [kɑ́n∫əs] : 「意識のある、知覚反応がある、意識的な」
❖ "Into this place ~ "「(肉体が意識されない)この場所に、ホーリーはやって来て、そこに住み着くのである」。"He will remain when ~ "「たとえ、あなたが(ホーリー・スピリットを)忘れてしまい、肉体の活動が、あなたの意識する心を占領するために戻ってきたとしても、ホーリー・スピリットは(そこに)居続けるのである」。ホーリー・スピリットは居続けてくれるのだが、あなたが心せわしげに活動しているうちは、ホーリー・スピリットの声は聞こえてこないだろう。肉体が活動している間でも、心は瞑想の状態でありたいものだ。行住坐臥、これ瞑想、である。



8. Yet there will always be this place of rest to which you can return.
  • always [ɔ́ː(l)weiz] : 「いつも、常に」
  • place [pléis] : 「場所、個所、住所、席」
  • rest [rést] : 「休止、休符、休息、休養、睡眠、眠り、静養」
  • return [ritə́ː(r)n] : 「戻る、帰る、返還する」
❖ あなたは忘れてしまうだろうが、"Yet there will always ~ "「しかし、あなたが戻れる、この休息の場所は常に存在するであろう」。幻想の肉体が活動を休止し、心が休息する場所、ホーリー・スピリットの住む場所に、あなたはその気になればいつでも帰ることが出来る。もちろん、その場所とは、あなたの心の中の最も純粋で神聖な部分である。実相世界への接点となる場所である。



And you will be more aware of this quiet center of the storm than all its raging activity.
  • be aware of : 「〜を承知している、〜に気付いている、〜を知っている」
  • quiet [kwáiət] : 「静かな、静粛な」
  • center [séntə(r)] : 「中心、核心」
  • storm [stɔ́ː(r)m] : 「あらし、暴風雨、荒天」
  • raging [réidʒiŋ] : 「怒り狂う、荒れ狂う、激怒した」
  • activity [æktívəti] : 「活動、行動、活発、取り組み」
❖ "And you will be more ~ "「そして、(心が)嵐のように荒れ狂う活動よりも、その嵐の静かな中心部分を、あなたはより意識するようになるだろう」。騒がしい心の動きに翻弄されるのではなく、その中にあっても、心の静かな部分をちゃんと意識出来るようになる。



This quiet center, in which you do nothing, will remain with you, giving you rest in the midst of every busy doing on which you are sent.
  • remain [riméin] : 「とどまる、滞在する、残る、残存する」
  • rest [rést] : 「休止、休息、休養、睡眠、眠り、静養」
  • in the midst of : 「〜の真ん中で、〜の真っただ中で」
  • busy [bízi] : 「忙しい、多忙な、せわしない、落ち着きがない」
  • sent [sént] : 「send の過去・過去分詞形」
  • send [sénd] : 「向かわせる、送り出す」
❖ "This quiet center ~ "「何もしないという、この静かな(心の)中心は、あなたと共にあり続けるだろう」。"giving you rest ~ "分詞構文、単純接続、「そして、あなたが、忙しい活動の真っただ中に投げ込まれても、(その静かな心の中心は、) あなたに休息を与えてくれるのだ」。ホーリー・スピリットと共に過ごす、静かな休息の一時である。もちろん、慌ただしく活動しているときも、この静かな一時は確保されている。行住坐臥、これ瞑想、である。



For from this center will you be directed how to use the body sinlessly.
  • direct [dərékt] : 「命令する、指図する、〜を方向づける、〜を導く」
  • sinlessly : 「罪のないように」
❖ "For from this center ~ "「なぜなら、この(静かな心の中心)から、あなたは、どのようにしたら罪の意識を持たずに肉体を利用出来るのか、(ホーリー・スピリットによって) 導かれるからだ」。ホーリー・スピリットが指示を与えてくれるから、あなたは安心してそれに従えばいい。一人で慌てふためいて、どたばたしなくてもいいのだ。心は常に、平常心、というわけだ。



It is this center, from which the body is absent, that will keep it so in your awareness of it.
  • absent [ǽbs(ə)nt] : 「いない、不在の、留守の、欠席して」
  • absent from : 「〜を欠席している、〜に不在である」
  • awareness [əwéə(r)nəs] : 「認識、自覚、気付いていること、意識性」
❖ "It is this center, from ~ "ここは"It ~ that ~ "の強調構文、「あなたが、(ややもすれば、) 罪を意識してしまう中にあって、罪の意識をもたないように(あなたを)キープしてくれるのは、肉体不在の、この(静かな心の) 中心(に住むホーリー・スピリット)なのである」。肉体という幻想が入り込めない実相的空間とでも言うべき心の中心は、肉体概念の欠如ゆえに、罪の意識を払拭してくれるのである。なぜなら、肉体と罪の意識は表裏一体であり、罪の消滅と共に肉体も消滅し、肉体の消滅と共に罪も消滅するからだ。加えて言うなら、罪の意識は過去と未来という時間と表裏一体であり、したがって、肉体も時間依存せざるを得ない属性をもつ。罪、肉体、時間、そして空間、これらが絡まり合って、この幻想世界の夢物語を構成している。そのすべてから解放してくれるのがACIMであり、ホーリー・スピリットの助力によるのである。
 
 
 

T-18.VII.5:1 ~ T-18.VII.6:8

5. Your way will be different, not in purpose but in means. A holy relationship is a means of saving time.

  • different [díf(ə)r(ə)nt] : 「相違する、違っている、異なる」
  • purpose [pə́ː(r)pəs] : 「目的、意図、狙い、意向、趣旨、意味」
  • means [míːnz] : 「手段、方法、資力」
  • holy [hóuli] : 「神聖な」
  • relationship [riléi∫n∫ìp] : 「関係、結び付き、かかわり合い、関連」
  • save [séiv] : 「省く、〜を節約する、割り引く、確保しておく」
  • saving : 「節約、省力、倹約」
❖ "Your way will ~ "「あなたの行く道は異なるものとなろう」。悟りに至った先人達と、異なった道を行くことになろう。"not in purpose ~ "「目的が異なるのではなく、方法が異なるのだ」。幻想世界を捨てて実相世界に目覚めるという目的は先人達の目的と同じだが、そのために先人達が血を流したような、一生涯を掛けた厳しい修業や苦行をするのではない。"A holy relationship ~ "「聖なる関係性は、時間を節約する手段となる」。悟りのために費やす時間が、聖なる関係性によって大幅に節約出来る。つまり、先人達は絶対自力によって悟りに辿り着く方法をとったのだが、あなたは、ホーリー・スピリットの力を借りながら同胞と聖なる関係を築き、あるいは、神やホーリー・スピリットとの神聖な関係性に自らを委ね、絶対他力を通して、悟りに至る方法をとるのである。



One instant spent together restores the universe to both of you. You are prepared.
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
  • spent [spént] : 「spend の過去・過去分詞形」
  • spend [spénd] : 「使う、費やす、浪費する」
  • together [təgéðə(r)] : 「共に、一緒に、同時に」
  • restore [ristɔ́ː(r)] : 「回復させる、修復する、復活させる、復帰させる」
  • both [bóuθ] : 「両方、双方」
  • prepare [pripéə(r)] : 「〜を準備する、用意する、支度する、〜を覚悟させる」
  • prepared : 「覚悟ができて、心構えができて、腹ができて」
❖ "One instant spent ~ "「一緒に過ごす一瞬が、両者にとっての宇宙を修復するのである」。あなたと同胞は、聖なる瞬間を共有することで、共に実相世界に目覚めることが出来、それまでの幻想世界は消滅して、いわば、あなたと同胞にとっての宇宙が修復されるのである。その宇宙のすべては、あなたの心の中に存在するのだ。



Now you need but to remember you need do nothing.
  • remember [rimémbə(r)] : 「〜を覚えている、〜を思い出す」
  • need [níːd] : 「〜する必要がある」
❖ "Now you need but ~ "「今や、あなたは何もする必要がないと、思い出す必要があるだけだ」。あなたが同胞と、あるいは神やホーリー・スピリットと神聖な関係性を築くだけで、その他の厳しい修業も一生を費やす試練も苦行も必要ない。神やホーリー・スピリットに、素直な気持ちをもって絶対他力するだけいいのだ。あなたは何もする必要はない。むしろ、何も出来ないのだ、と言った方がいいかもしれない。なぜなら、夢の中でどんなにあがいてみても、いったいそれが何になろうか。悪夢から目覚める方が、どれほど重要だろう。だからこそ、ホーリー・スピリットに絶対他力して、幻想という悪夢から目覚めることが第一の目的なのである。



It would be far more profitable now merely to concentrate on this than to consider what you should do.
  • far [fɑ́ː(r)] : 「はるかに、おおいに」
  • profitable [prɑ́fətəbl] : 「利益になる、もうかる、有益な、有利な、ためになる」
  • merely [míə(r)li] : 「ただ単に、単に」
  • concentrate [kɑ́ns(ə)ntrèit] : 「集中する、全力を注ぐ、専念する、念じる」
  • concentrate on : 「〜に集中する、〜に注意を向ける、〜に焦点を合わせる、〜に専念する」
  • consider [kənsídə(r)] : 「〜と考える、〜を考慮する」
❖ "It would be far more ~ "ここは"It ~ to ~ "の構文、「今や、単にこのことに集中することのが、何をすべきか考えるよりも、遥かに有益であろう」。どんな修業や苦行をして悟りに達するべきか、あれこれと考えるよりも、聖なる関係性に絶対他力して、自分は何もすることがないと宣言することの方が、悟りの実現のためには、とても時間短縮になるのである。



When peace comes at last to those who wrestle with temptation and fight against the giving in to sin; when the light comes at last into the mind given to contemplation; or when the goal is finally achieved by anyone, it always comes with just one happy realization; "I need do nothing."
  • peace [píːs] : 「平和、安らぎ、平穏、安心、安定s」
  • at last : 「最後に、ついに、とうとう、やっと」
  • wrestle [résl] : 「闘う、格闘する、立ち向かう」
  • wrestle with : 「戦う、格闘する」
  • temptation [tem(p)téi∫n] : 「誘惑、衝動、誘惑物」
  • fight [fáit] against : 「〜と戦う」
  • give in : 「屈する、屈服する、降参する、降伏する」
  • sin [sín] : 「罪、罪悪、ばかげたこと、過失、罪業」
  • contemplation [kὰntəmpléiʃən] : 「沈思、黙考、熟考、熟視、熟慮」
  • goal [góul] : 「目標、目的地、目的、目指すもの」
  • finally [fáin(ə)li] : 「ついに、最後に、最終的に、とうとう」
  • achieve [ət∫íːv] ] : 「成し遂げる、達成する、成就する、やり遂げる、実現する」
  • always [ɔ́ː(l)weiz] : 「いつも、常に」
  • realization [rìːələzéi∫n] : 「理解、認識、実感」
❖ "When peace comes ~ "「誘惑と格闘したり、罪の意識に屈することと戦う者に、ついに平和が訪れるとき、」"when the light comes ~ "「沈思黙考に捧げられた心に、ついに光が差すとき、」"or when the goal is ~ "「あるいは、誰かによって、ついに目的が達成されるとき、」"it always comes with ~ "「それはいつも、幸せな認識とともにやって来るのだ」。 "I need do nothing"「それは、『私は何もする必要がない』という幸せな認識である」。何もする必要がないというのは、「果報は寝て待て」という意味合いではない。肉体や精神を痛めつけるような苦行をする必要はないということであって、聖なる瞬間を希求し、実相世界に目覚めたいという望みを明確に意識化し、その意思を宣言、表示する必要はあるのだ。その上で、自力で何とかしようとせずに、神やホーリー・スピリットに成すべきことのすべてを絶対他力すればいいのである。



6. Here is the ultimate release which everyone will one day find in his own way, at his own time.
  • ultimate [ʌ́ltəmət] : 「最終的な、最大の、最高度の、究極の」
  • release [rilíːs] : 「解放、解き放すこと、解除、免除」
  • one day : 「いつか、ある日」
  • find [fáind] : 「見つける、発見する、見いだす」
  • in one's own way : 「独自の、自己流に、自分なりに,自分なりのやり方で」
❖ "Here is the ultimate ~ "「ここに、究極的な解放があるのだ」。"which everyone will ~ "「それは誰でも、いつかは、自分のやり方で、自分の時が満ちたときに、見いだす解放なのである」。無理をしなくても、いつかは到達出来る解放である。しかし、くどいようだが、その解放を、あなたが自分の意思で求めなくてはいけない。神もホーリー・スピリットも、あなたの意思を第一に重んじているのであって、意思のないあなたには、ホーリー・スピリットの手は差し伸べられないのだ。聖書に言う「求めよ、さらば与えられん」という言葉はそのことだ。



You do not need this time. Time has been saved for you because you and your brother are together.
  • save [séiv] : 「省く、〜を節約する、割り引く、確保しておく」
❖ "You do not need ~ "「あなたは、このための時間を必要とはしていない」。解放を意思し、時間がたてば、あなたは解放に到達出来るが、そのための時間というものは、本当は必要ない。"Time has been saved ~ "「あなたにとって、時間は節約されているのだ」。解放のための時間は短縮されている。"because you and ~ "「なぜなら、あなたは、あなたの同胞と一緒だからだ」。あなたが同胞と神聖な関係にあるなら、そのために解放への道のりは短縮され、時間は大幅に節約出来る。この瞬間にも、あなたは、同胞共々解放され得るのだ。



This is the special means this course is using to save you time.
  • special [spé∫l] : 「特別な、独特の、特別の、特有の」
  • means [míːnz] : 「手段、方法、資力」
❖ "This is the special means ~ "「これは、この奇跡のコース(ACIM)が、あなたの時間を節約するために利用する特別な方法である」。神の子が、単独、自力で天の王国にアセンションする方法をとるのではなく、神の子が同胞と聖なる関係性をもち、その神聖さを分かち合うことで神聖さを拡張増大し、さらなる同胞達を誘い込んで、多くの神の子が一挙に天の王国にアセンションする方法をとるのである。しかも、このコースは、一切の苦行も、肉体的精神的苦痛も要求しない。何もする必要はない、ホーリー・スピリットにすべてを委ねよ、と教えているのである。容易には信じられないかも知れないが、だからこそ、「奇跡のコース」なのである。



You are not making use of the course if you insist on using means which have served others well, neglecting what was made for you.
  • make use of : 「〜を使用する、〜を活用する」
  • insist [insíst] : 「強く主張する」
  • insist on : 「〜を強く主張する」
  • means [míːnz] : 「手段、方法、資力」
  • serve [sə́ː(r)v] : 「〜に役立つ、〜に仕える」
  • neglect [niglékt] : 「無視する、軽視する、ほったらかす、顧みない」
❖ ここは後ろから訳していく、"if you insist on using ~ "「もし、あなたが、他者がうまくいった方法を執拗に使いたいと思い、あなたのために作られたものを軽視するならば、」つまり、先人達が悟りに成功した苦行という方法に固執し、ホーリー・スピリットがあなたのために用意してくれた、より簡単な悟りの方法を無視するならば、"You are not making use ~ "「あなたは、このコースを活用しているとは言えまい」。だからこそ、このコースを笑う者は、このコースを読む器の人間ではないのだ。世に多くの苦行本が流布しているのだから、それらを漁り読めばいいのである。



Save time for me by only this one preparation, and practice doing nothing else.
  • preparation [prèpəréi∫n] : 「用意、準備、支度」
  • practice [prǽktis] : 「〜を実行する、順守する、実践する、実施する」
❖ "Save time for me ~ "「この、たった一つの準備をすることで、私(イエス)のために、時間を節約しなさい」。同胞達や、神、ホーリー・スピリットとの聖なる関係性を築き、他の一切をホーリー・スピリットに委ねるという心の準備をすることで、あなたの目覚めのための時間を節約しなさい。そうすることは、キリストとしての、あるいはホーリー・スピリットとしてのイエスのためにも、時間の節約になるのだ。"and practice doing ~ "「そして、その他のことは一切しないということを実行しなさい」。要らざる苦行や魔術に誘惑されることのないように。特に、魔術の魅力には負けないことである。



"I need do nothing" is a statement of allegiance, a truly undivided loyalty.
  • statement [stéitmənt] : 「声明、メッセージ、陳述、述べたこと、発言、供述、記述」
  • allegiance [əlíːdʒ(ə)ns] : 「忠誠、忠実」
  • truly [trúːli] : 「全く、本当に、真に、正確に、忠実に」
  • divide [diváid] : 「〜を分裂させる、〜を分ける、分割する」
  • undivided : 「分割されていない、分裂していない」
  • loyalty [lɔ́i(ə)lti] : 「忠義、誠実、忠実、忠誠」
❖ ""I need do nothing" is a statement ~ "「『私は何もしない』という宣言は、忠誠心を表した声明であり、」"a truly undivided ~ "「真に、分裂していない誠実さを表している」。ホーリー・スピリットを信じていることの表れであり、エゴとホーリー・スピリットに分裂した心ではないことの証拠だ。ホーリー・スピリットを信じることは、もちろん、神を信じることであるが、究極、自分自身を信じることである。神への忠誠は、神の命令に従うという意味合いではなく、自分の信念を信じて疑わないという、自分に対する誠実さを表しているのだ。



Believe it for just one instant, and you will accomplish more than is given to a century of contemplation, or of struggle against temptation.
  • believe [bilíːv] : 「信じる、真に受ける、確信する、信頼する」
  • accomplish [əkɑ́mpli∫] : 「成し遂げる、完遂する、成就する、達成する」
  • given [gívn] : 「give の過去分詞形」
  • century [sén(t)∫(ə)ri] : 「1世紀」
  • contemplation [kὰntəmpléiʃən] : 「沈思、黙考、熟考、熟視、熟慮」
  • struggle [strʌ́gl] : 「奮闘、苦闘、苦心」
  • against [əgénst] : 「〜に対して、〜に反対して」
  • temptation [tem(p)téi∫n] : 「誘惑、衝動、誘惑物」
❖ "Believe it for just ~ "「ほんの一瞬でも、それを信じなさい」。ホーリー・スピリットを信じなさい。または、ホーリー・スピリットを信じる自分を信じなさい。あるいは、単純に、この奇跡のコース(ACIM)を信じなさい。このコースが勧める悟りのメソッドを信じなさい。"and you will accomplish ~ "「そうすれば、あなたは、100年に及ぶ沈思黙考や誘惑との戦いで得られるよりも多くのものを成し遂げることが出来るのである」。
 
 
 

T-18.VII.3:1 ~ T-18.VII.4:11

3. At no single instant does the body exist at all. It is always remembered or anticipated, but never experienced just now.

  • single [síŋgl] : 「ただ一つの、たった一つの、単独の」
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
  • exist [igzíst] : 「存在する、生きている、生存する、存続する」
  • at all : 「全く〜ない、全然〜ない、少しも〜ない」
  • always [ɔ́ː(l)weiz] : 「いつも、常に」
  • remember [rimémbə(r)] : 「〜を覚えている、〜を思い出す」
  • anticipate [æntísəpèit] : 「予想する、予期する、見込む、期待する」
  • experience [ikspí(ə)riəns] : 「〜を経験する、〜を体験する」
  • just now : 「今すぐ、たった今、ちょうど今」
❖ "At no single instant does ~ "「ほんの一瞬たりとも、肉体は全く存在していないのだ」。"It is always remembered ~ "「肉体は常に思い出され、予期されるのであるが、この瞬間に経験されることは決してない」。どう解釈したらいいだろうか、非常に難解だ。肉体は単なる幻想に過ぎないから、まったく存在していないという記述は理解出来る。しかし、第二の文章の意味が難しい。そこで、肉体が幻想された理由から考えなおしてみよう。罪の意識が発端であった。神の子が神から分離し、神を裏切ったことで罪の意識を感じたのである。これは過去形である。そして、その罪ゆえに、神はいつかは神の子を罰するだろうという恐れを感じるようになった。これは未来形である。その罪の意識と罰への恐れの重圧に耐えきれなくなって、神の子は自己を乖離し、幻想世界を心の外部に投射した。そこに肉体をもった自分を幻想したのである。ということは、肉体と罪の意識、罰への恐れは表裏一体だということになる。そこで、本文の、肉体を経験するとは、罪の意識を生み出し、神の罰を受ける、という意味に捉えればいいことになる。したがって、罪の意識を生み出したのは過去であり、神の罰を受けるのは未来である。現在はその、ちょうど中間の空白時点であり、肉体は経験されていない、ということになる。言い換えれば、神の子は罪と罰から逃避するために、時間という幻想を作り出し、その罪と罰を過去と未来に振り分けて、現在という空白を作って安心した気持ちなっているのだ。



Only its past and future make it seem real. Time controls it entirely, for sin is never wholly in the present.
  • past [pǽst] : 「過去、昔」
  • future [fjúːt∫ə(r)] : 「未来、将来」
  • seem [síːm] : 「〜のように見える、〜するように思われる」
  • real [ríː(ə)l] : 「現実の、実際の、本物の、実在的な」
  • control [kəntróul] : 「支配する、管理する、規制する、コントロールする、制御する」
  • entirely [entáiə(r)li] : 「全く、完全に、全体に、ひたすら、もっぱら」
  • sin [sín] : 「罪、罪悪、ばかげたこと、過失、罪業」
  • wholly [hóu(l)] : 「完全に、全く、全体として、全体的に」
  • present [préznt] : 「今、現在」
❖ "Only its past and future ~ "「肉体の過去と未来だけが、肉体を現実的なものに見せているだけだ」。過去において、罪の意識ゆえに肉体を幻想せざるを得なかったこと、その罪ゆえに、未来において肉体的な罰を受けなくてはならないと信じ込んでいること、この二つが、肉体が現実的にもつ意味のすべてである。未来の罰、とは書いたが、未来の贖罪と考えてもいいだろう。"Time controls it ~ "「時間が肉体をコントロールしているのである」。肉体は時間依存しているのである。過去と未来に、肉体のもつ現実性を分離し、現在というこの瞬間を空白にしておくのだ。肉体をそのように制御するために、時間を幻想したのである。"for sin is never ~ "「なぜなら、罪は完全に、この現時点に存在するものではないからだ」。罪の意識は過去に発生したものであり、現在は、罪は完了した事象として記憶にとどまっているだけであるから、現実的に罪が今現在存在しているとは言い難い。



In any single instant the attraction of guilt would be experienced as pain and nothing else, and would be avoided.
  • attraction [ətrǽk∫n] : 「引き付けるもの、引力、魅力、誘引」
  • guilt [gílt] : 「犯罪、あやまち、有罪、罪」
  • pain [péin] : 「痛み、痛覚、疼痛」
  • else [éls] : 「そのほかの」
  • avoid [əvɔ́id] : 「避ける、回避する、逃れる、敬遠する」
❖ "In any single instant ~ "ここは仮定法過去完了、先頭に"If"を補って考えるといい、「もし、いかなる瞬間においても、罪への魅力が、痛みとして経験され、それ以外のものとして経験されたのではないなら」。"and would be ~ "「罪への魅力は回避されたであろう」。もし、罪が肉体的な痛みとして認識されたなら、こんなにいつまでも罪の意識を過去時制にとどめ置いて、温存しておくことはなかったろう。しかし、罪は、いわば時間のトリックを用いて一時中断、サスペンドされてしまったのである。"the attraction of guilt"「罪の魅力」と言ってはいるが、むしろ、「罪の魔力」と言った方が的確かもしれない。なぜなら、罪の意識を払拭したいと望む心に、その逆の行為である罪の温存を望ませたのだから、これはエゴの魔力の仕業と考えた方が適当だからだ。



It has no attraction now. Its whole attraction is imaginary, and therefore must be thought of in the past or in the future.
  • whole [hóul] : 「全部の、完全な、全体の、丸ごとの」
  • imaginary [imǽdʒənèri] : 「想像上の、架空の、空想の」
  • therefore [ðéə(r)fɔ̀ː(r)] : 「それ故に、そのために、従って、だから」
  • future [fjúːt∫ə(r)] : 「未来、将来」
❖ "It has no ~ "「罪は、今や、魅力をもってはいない」。罪の意識が幻想であると認識した今となっては、罪は何の魅力ももたない。絵に描いた餅ならぬ、絵に描いた罪に過ぎない。罪は、神の子が勝手に想像し、幻想し、偽創造したものなのだ。"Its whole attraction ~ "「罪への魅力、その全体は、想像されたものに過ぎない」。エゴは、時間をトリックに使って、あなたを罪の意識に止めおく作戦を実行しているのだが、しかし、その魔術さえ幻想に過ぎない。すべて、あなたが想像し、空想したものである。"and therefore must ~ "「したがって、過去や未来において考えられるべきものなのだ」。幻想に過ぎないものを、現在という実在の瞬間に持ち込んで考える必要はない。幻想なるものは、これまた幻想に過ぎない過去や未来に任せておけばいいのだ。つまり、夢の中の事件を目が覚めてから解決しようとしなくてもいいのであって、夢の中の事件は夢の中で解決するに任せておけばいいのだ。実相世界に目覚めたなら、もはや幻想世界に関わることはすべて中止していいのである。目の前の実相世界だけに目を向ければいい。振り返って、幻想世界を見る必要が何処にあろうか。



4. It is impossible to accept the holy instant without reservation unless, just for an instant, you are willing to see no past or future.
  • impossible [impɑ́səbl] : 「不可能な、とてもあり得ない、できない」
  • accept [əksépt] : 「承認する、認める、容認する、受け入れる」
  • holy [hóuli] : 「神聖な」
  • without [wiðáut] : 「~なしで、~を持たないで、~なしに」
  • reservation [rèzə(r)véi∫n] : 「差し控えること、留保、遠慮すること」
  • without reservation : 「無条件で、率直に」
  • unless [ənlés] : 「~でない限り、~である場合を除いて」
  • for an instant : 「ちょっとの間、ほんの束の間」
  • be willing to : 「〜する意思がある、進んで〜する、〜に前向きである」
❖ "It is impossible to accept ~ "ここは"It ~ to ~ "の構文、「〜でない限り、何のためらいもなく聖なる瞬間を受け入れることは不可能である」。"unless, just for an instant, you ~ "「ほんの一瞬でも、あなたが過去も未来も目にするまいと思わない限り、」何のためらいもなく聖なる瞬間を受け入れることは不可能である。つまり、過去も未来も存在していないと受け入れることが出来ない限り、現在のこの一瞬を聖なる瞬間に変えることは出来ないのだ。



You cannot prepare for it without placing it in the future. Release is given you the instant you desire it.
  • prepare [pripéə(r)] : 「用意する、準備する、覚悟する」
  • place [pléis] : 「〜を置く、設置する、取り付ける」
  • release [rilíːs] : 「解放、解き放すこと、解除、免除」
  • given [gívn] : 「give の過去分詞形」
  • the instant : 「〜するやいなや」
  • desire [dizáiə(r)] : 「〜を望む、希望する、欲する」
❖ "You cannot prepare for ~ "「あなたは、聖なる瞬間を未来に設定することなしに、聖なる瞬間に対して心の準備をすることは出来ない」。つまり、聖なる瞬間に対して心を覚悟させようとするとき、あなたは決まって聖なる瞬間を未来に設定してしまい、今現在こそその時だ考えることが出来ないのだ。"Release is given ~ "「解放は、あなたがそれを望む瞬間に、あなたに与えれるものなのだ」。しかし、あなたは、聖なる瞬間を未来に得ようとして、現在、今この瞬間にそれを得ようとはしない。長々と準備に時間をかけようとするのである。



Many have spent a lifetime in preparation, and have indeed achieved their instants of success.
  • spent [spént] : 「spend の過去・過去分詞形」
  • spend [spénd] : 「使う、費やす、浪費する」
  • lifetime [láiftàim] : 「生涯、一生、一生涯、生存期間」
  • preparation [prèpəréi∫n] : 「用意、準備、支度、心構え、覚悟」
  • indeed [indíːd] : 「実に、本当に、確かに、いかにも、実際に」
  • achieve [ət∫íːv] : 「獲得する、得る、し遂げる、達成する、成就する」
  • success [səksés] : 「成功、合格、大当たり、上首尾、上出来、幸運」
❖ "Many have spent ~ "「多くの人たちが、準備のために生涯を費やしてきた」。聖なる瞬間を未来に設定し、その準備に生涯を費やしてきた。"and have indeed ~ "「そして、確かに、成功の瞬間を勝ち得たこともあったろう」。たとえば、悟りのため、解脱のために厳しい修業に生涯を捧げ、ある者は、悟りに成功し、聖なる瞬間をものに出来たであろう。その生き方は誤りではない。しかし、唯一の正しい生き方でもない。



This course does not attempt to teach more than they learned in time, but it does aim at saving time.
  • attempt [ətém(p)t] : 「〜しようと努力する、〜を試してみる、〜を企てる」
  • attempt to : 「〜しようと試みる」
  • learn [lə́ː(r)n] : 「〜を学ぶ、〜を知る、分かる」
  • aim at : 「〜を目指す、〜に狙いを定める、〜を得ようとする」
  • save [séiv] : 「省く、 〜を節約する」
❖ "This course does ~ "「この奇跡のコース(ACIM)は、彼らが時間をかけて学んだもの以上を教えることを試みようとしてはいない」。"but it does aim ~ "「しかし、時間の短縮は目指している」。ACIMを学ぶことは、実相世界に目覚めるための時間の節約になる。ACIMは、いわば、悟りのための短期間実践講座なのだ。一生涯をかけた厳しい修業を必要としない。



You may be attempting to follow a very long road to the goal you have accepted.
  • follow [fɑ́lou] : 「追う、ついて行く、〜に従う、追随する」
  • goal [góul] : 「目標、目的地、目的、目指すもの、着点」
  • accept [əksépt] : 「承認する、認める、容認する、受け入れる」
❖ "You may be attempting ~ "「あなたは、あなたが受け入れた目標に向かう、とても長い道を辿ろうとしているかもしれない」。あなたは、多くの先人達にならって、自分も、生涯をかけた修業の長い道のりを歩もうとしているかもしれない。



It is extremely difficult to reach Atonement by fighting against sin.
  • extremely [ikstríːmli] : 「極度に、極めて、非常に、すこぶる」
  • difficult [dífikʌ̀lt] : 「難しい、困難な、難解な、厳しい」
  • reach [ríːt∫] : 「〜に達する、〜に至る」
  • Atonement [ətóunmənt] : 「贖罪、罪滅ぼし、償い、補償」
  • fight [fáit] : 「戦う、競う、格闘する」
  • fight against : 「〜と戦う」
❖ "It is extremely difficult ~ "ここは"It ~ to ~ "の構文、「罪の意識と戦うことによって、贖罪に到達しようとすることは、極めて困難なことである」。自分の心の中の罪の意識と格闘し、それを制覇して贖罪に至ろうとする試みは、非常に困難である。むしろ、不可能である、と言いたいのだろう。



Nor is a lifetime of contemplation and long periods of meditation aimed at detachment from the body necessary.
  • nor [nɔː(r)] : 「そしてまた〜ない、〜もまた〜でない 」
  • contemplation [kὰntəmpléiʃən] : 「沈思、黙考、熟考、熟視、熟慮 」
  • period [pí(ə)riəd] : 「期間、時期」
  • long period : 「長期」
  • meditation [mèditéi∫n] : 「瞑想、黙想、熟慮」
  • aim [éim] : 「狙う、目指す、目的とする」
  • detachment [ditǽtʃmənt] : 「脱離、剥離」
  • necessary [nésəsèri] : 「必要な、必須の、欠くことのできない」
❖ "Nor is a lifetime of ~ "「生涯、沈思黙考して過ごすことも、肉体から解脱することを目指して長期間瞑想することも、同様に、必ずしも必要ではない」。そうしてはいけないと言っているのではない。静かに考えることも、しばし静寂の中で瞑想することも、それはそれでいいのだが、それだけに心を集中し過ぎて、今この時に聖なる瞬間を獲得出来るという奇跡を忘れてしまうことを警告しているのである。



All such attempts will ultimately succeed because of their purpose.
  • attempt [ətém(p)t] : 「試み、企て」
  • ultimately [ʌ́ltəmətli] : 「結局、最後に、ついに」
  • succeed [səksíːd] : 「成功する」
  • because of : 「〜のために、〜のせいで」
❖ "All such attempts will ~ "「そういった試みのすべては、目的(が実相的であるが)ゆえに、究極的には成功するであろう」。悟りは開かれるだろうが、なにしろ、その労力と時間がかかり過ぎる。



Yet the means are tedious and very time consuming, for all of them look to the future for release from a state of present unworthiness and inadequacy.
  • means [míːnz] : 「手段、方法、資力」
  • tedious [tíːdiəs] : 「つまらない、退屈な、飽き飽きする」
  • consume [kəns(j)úːm] : 「〜を消費する、費やす、消耗する」
  • future [fjúːt∫ə(r)] : 「未来、将来」
  • release [rilíːs] : 「解放、解き放すこと、解除、免除」
  • state [stéit] : 「状態、形勢、情勢、状況」
  • present [préznt] : 「現在の、今の、目下の、当面の」
  • unworthiness [ʌnwə́ː(r)ðinis] : 「価値のないこと、値打ちのないこと」
  • inadequacy [inǽdikwəsi] : 「不適切、不十分、力不足、不足、不適当、不備」
❖ "Yet the means are ~ "「しかし、その方法たるや退屈であり、とても時間がかかり過ぎるのだ」。"for all of them ~ "「なぜなら、その多くは、現在の無価値感や不足感の状態から解放されようとして、未来ばかりを見ているからだ」。今、厳しい修業を積めば、未来には明るい解放が待っていると言い聞かせることで、長くて退屈な修業に耐えていくのである。しかし、未来に希望を託す余り、現在という時をないがしろにしてしまうのだ。なぜなら、現在にこそ、この瞬間にこそ、真の解放は存在するのだから。
 
 
 

T-18.VII.1:1 ~ T-18.VII.2:5

 
 

VII. I Need Do Nothing
私は何もする必要がない
 
 
 
 
1. You still have too much faith in the body as a source of strength.
  • still [stíl] : 「まだ、今でもまだ、いまだに、今もなお」
  • too much : 「余分の、過大な、余計な、過剰の、過度の」
  • faith [féiθ] : 「信頼、信用、信じること」
  • source [sɔ́ː(r)s] : 「もと、源、起点、原因」
  • strength [stréŋ(k)θ] : 「力、強さ、体力、強み、長所」
❖ "You still have ~ "「あなたは未だに、力の源として、肉体を過剰に信じている」。幻想の肉体の力に騙されている。あるいは、肉体が力の源であるという魔法に掛けられている。



What plans do you make that do not involve its comfort or protection or enjoyment in some way?
  • plan [plǽn] : 「計画、企画、予定」
  • involve [invɑ́lv] : 「〜を含む、伴う、必要とする」
  • comfort [kʌ́mfə(r)t] : 「快適さ、快適性、心地よさ、癒やし、安らぎ」
  • protection [prəték∫n] : 「保護、守ること、擁護、防衛、防御、防備」
  • enjoyment [indʒɔ́imənt] : 「喜び、楽しみ」
  • in some way : 「どうかして、何とかして、何らかの方法で」
❖ "What plans do you ~ "直訳すると、「あなたは、快適さや守られることや楽しみを含まないような、いったいどんな計画を、何としてでも立てるだろうか」。つまり、あなたが計画を立てるとき、必ず、快適で、安全で、楽しい計画を立てるに決まっている、ということ。計画は、すべて肉体の利益を主眼にして立てられる。肉体原理に基づいて行動する、と言い換えてもいいだろう。



This makes the body an end and not a means in your interpretation, and this always means you still find sin attractive.
  • end [énd] : 「目的、目標、目当て、目途」
  • means [míːnz] : 「手段、方法、資力」
  • interpretation [intə̀ː(r)prətéi∫n] : 「解釈、説明、解説」
  • always [ɔ́ː(l)weiz] : 「いつも、常に」
  • mean [míːn] : 「意味する」
  • still [stíl] : 「まだ、未だに」
  • find [fáind] : 「見つける、発見する、〜に気付く、〜と思う、〜と感じる」
  • sin [sín] : 「罪、罪悪、ばかげたこと、過失、罪業」
  • attractive [ətrǽktiv] : 「引き付ける、興味をそそる、魅力のある」
❖ "This makes the body ~ "「このことは、あなたが(肉体を)解釈するに当たって、肉体を手段ではなく、目的に変えているのだ」。"and this always means ~ "「そして、これは常に、あなたが未だに罪に魅力を感じていることを意味している」。自分に罪があるから肉体的に罰せられる可能性があると思い、他者に罪があるから、他者は肉体的な苦痛を受けるに値すると考える。罪の有る無しに基準を置いて、肉体的な快楽か苦痛かを選択しているのだ。エゴの、攻撃への誘いに従う限り、罪の有る無しは非常に魅力的な材料となる。しかし、肉体を幻想と捉えることで幻想から解放されようと考えるとき、肉体を解放のための手段として捉えていることになるのだが、あなたはそのように考えたことがあるだろうか?



No one accepts Atonement for himself who still accepts sin as his goal.
  • accept [əksépt] : 「承認する、認める、容認する、受け入れる」
  • atonement [ətóunmənt] : 「贖罪、罪滅ぼし、償い、補償」
  • goal [góul] : 「目標、目的地、目的、目指すもの」
❖ "No one accepts Atonement ~ "「罪を目的と考える者は、自分自身の贖罪を受け入れることは決してない」。贖罪を受け入れたなら、罪は消滅してしまうので、攻撃の対象にならなくなってしまうのだ。あるいは、憎しみの対象にならなくなる。人は、愛を称賛するが、同時に、憎しみをこよなく好いている。憎しみを最大のストレス発散に利用している輩(やから)もいる。他者の罪が贖罪によって消えてしまったら、彼らの憎しみのはけ口も失われてしまうのだ。なぜ彼らは他者への憎しみを愛するかというと、自分への憎しみを他者に投射しているからだ。他者を憎む者は、実は、自分自身を一番に憎んでいるのである。



You have thus not met your one responsibility. Atonement is not welcomed by those who prefer pain and destruction.
  • thus [ðʌ́s] : 「このようにして、こんなふうに、上に述べたように」
  • met [mét] : 「meet の過去・過去分詞形」
  • meet [míːt] : 「満足させる、かなえる、満たす」
  • responsibility [rispɑ̀nsəbíləti] : 「責任、義務、責務、職責」
  • welcome [wélkəm] : 「温かく迎え入れる、歓迎する」
  • those who : 「〜する人々」
  • prefer [prifə́ː(r)] : 「〜を好む、むしろ〜の方を好む、〜の方を選ぶ 」
  • pain [péin] : 「痛み、痛覚、疼痛」 destruction [distrʌ́k∫n] : 「破壊、破滅、破棄」
❖ "You have thus not ~ "「このように、あなたは、あなたの唯一の責任を果たしていないのだ」。自分の罪をあがなうという責任を果たしていない。"Atonement is not welcomed ~ "「痛みと破壊を好む者によって、贖罪が歓迎されることはない」。ACIMの贖罪という概念をおさらいしておくが、それは単なる罪の償いを意味しているのではない。神を裏切ったという罪の意識は、実は幻想に過ぎないのだと認識して、罪の意識を消滅させること、それがACIMの贖罪である。この世の出来事はすべて幻想であり、夢であり、自分の犯した罪もまた夢の出来事であると受け入れて赦すことが贖罪である。つまり、贖罪は幻想からの目覚めを意味しており、目覚めたなら、幻想としての肉体は消滅するのである。だから、肉体を攻撃の対象と考え、破壊のターゲットと考え、肉体的な痛みをこよなく愛する者は、贖罪を受け入れることはない。彼らにとって肉体こそが最大の現実なのだから。



2. There is one thing that you have never done; you have not utterly forgotten the body.
  • done [dʌ́n] : 「do の過去分詞」
  • utterly [ʌ́tə(r)li] : 「全く、完全に、徹底的に、すっかり、残らず」
  • forgotten [fə(r)gɑ́tn] : 「forget の過去分詞形」
  • forget [fə(r)gét] : 「〜を忘れる、見落とす」
❖ "There is one thing ~ "「あなたがかつてやった試しのないものが一つある」。"you have not ~ "「完全に肉体のことを忘れる、ということをあなたはやったことがないのだ」。



It has perhaps faded at times from your sight, but it has not yet completely disappeared.
  • perhaps [pə(r)hǽps] : 「たぶん、もしかすると、ことによると」
  • fade [féid] : 「〜の色をあせさせる、衰えさせる」
  • at times : 「時々、折々、時たま、時には」
  • sight [sáit] : 「視界、景色、光景」
  • completely [kəmplíːtli] : 「完全に、十分に、全面的に、全く、徹底的に」
  • disappear [dìsəpíə(r)] : 「存在しなくなる、なくなる、消滅する、消失する」
❖ "It has perhaps faded ~ "「肉体は、時として、多分あなたの視界から消えたかに見えたかもしれないが、」"but it has not yet ~ "「完全に消滅したわけではない」。



You are not asked to let this happen for more than an instant, yet it is in this instant that the miracle of Atonement happens.
  • happen [hǽpn] : 「起こる、発生する」
  • for more than : 「〜以上にわたって」
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
❖ "You are not asked ~ "「あなたは、肉体が消滅したかに見える瞬間を、瞬間以上に長続きさせるように(誰かから)頼まれたことはない」。確かに、誰かが誰かに肉体を消滅させろと言うことはあるまい。それは、死ねということを意味するからだ。しかし、"yet it is in this instant ~ "「肉体が消滅する瞬間こそが、贖罪という奇跡が起こる瞬間なのだ」。肉体は、分離と幻想の象徴であるから、肉体が消滅するとは、幻想が消滅し、分離が解消されることを意味する。まさに、贖罪という奇跡の起こる瞬間なのだ。なぜなら、神の子の罪の意識が肉体という幻想を外部世界に投射して偽創造したものであるから、幻想の肉体が消滅するとき、あなたの罪の意識も消滅するのであるから。



Afterwards you will see the body again, but never quite the same.
  • afterwards [ǽftə(r)wə(r)dz] : 「あとで、後で、後に、後ほど、その後」
  • quite [kwáit] : 「すっかり、全く、完全に」
  • same [séim] : 「同じ、同一の、変わらない」
❖ 肉体が姿を消したかに見えた後、"Afterwards you will ~ "「その後、あなたは再び肉体を見ることになろう」。"but never quite ~ "「しかし、肉体は決して同じものではなくなっている」。肉体は完全な消滅に向けて変化し始めているのだ。むしろ、肉体が変化するというよりも、肉体に対するあなたの心自体が変化し始めている、と言った方が正確だろう。



And every instant that you spend without awareness of it gives you a different view of it when you return.
  • spend [spénd] : 「使う、費やす、〜を過ごす」
  • without [wiðáut] : 「〜なしで、〜を持たないで、〜なしに」
  • awareness [əwéə(r)nəs] : 「認識、自覚、気付いていること、意識性」
  • different [díf(ə)r(ə)nt] : 「相違する、違っている、異なる」
  • view [vjúː] : 「視界、視野、光景、景色、眺望、考え、物の見方」
  • return [ritə́ː(r)n] : 「戻る、帰る、返還する」
❖ "And every instant that ~ "「肉体を意識せずに過ごす瞬間ごとに、その瞬間から意識が立ち戻ったとき、あなたは肉体に対する見方を変えていくのである」。肉体の現実感が次第に薄れていく。肉体が、あなたの心を乗せる単なる器のように感じてくるのだ。それに反比例して、あなたの心の存在感が重みを増していく。実在は肉体ではなく、心だけだと気付き始めるのだ。
 
 
 

T-18.VI.13:1 ~ T-18.VI.14:7

13. There is no violence at all in this escape. The body is not attacked, but simply properly perceived.

  • violence [váiələns] : 「暴力、バイオレンス、暴行、暴力行為」
  • escape [iskéip] : 「逃亡、脱出、避難、逃避、回避」
  • attack [ətǽk] : 「攻撃、暴行、襲撃」
  • simply [símpli] : 「簡単に、造作なく、単に」
  • properly [prɑ́pə(r)li] : 「正確に、正しく、厳密に、適切に、適当に」
  • perceive [pə(r)síːv] : 「知覚する、〜に気付く、〜を見抜く」
❖ "There is no violence ~ "「この(肉体からの)脱出には、まったく暴力は入り込まない」。"The body is not ~ "「肉体は攻撃されることはなく、単に、的確に知覚されるだけである」。肉体は幻想に過ぎないと、正確に知覚されるのだ。肉体を痛めつけることは不必要だ。そしてその上で、幻想の肉体を離れ、実相の存在とあなたは一体化するである。



It does not limit you, merely because you would not have it so. You are not really "lifted out" of it; it cannot contain you.
  • limit [límit] : 「限定する、制限する、制限をかける」
  • merely [míə(r)li] : 「ただ単に、単に」
  • really [ríː(ə)li] : 「実際には、ほんとうは、確かに」
  • lift [líft] : 「持ち上げる」
  • contain [kəntéin] : 「〜を含む、包含する、収容できる」
❖ もはや、"It does not ~ "「肉体は、あなたを制限することはない」。"merely because you ~ "「単に、あなたは肉体にそうさせたいと望まないからなのだ」。肉体があなたを制限していると言うより、あなたが、肉体にあなたを制限するように仕向けているだけである。なぜなら、肉体は幻想であって、あなたがそのように作り上げたものだからである。したがって、今、あなたが肉体を幻想と認めたのだから、肉体に制限を求めることも中止したのである。"You are not really ~ "「あなたは、実際に肉体の外に持ち上げられるのではない」。なぜなら、そもそも、"it cannot contain ~ "「肉体は、あなたを収容することなど出来ないのだ」から。幻想の肉体が、実相の心を包摂することは不可能なのだ。だから、あなたは肉体の中に居るのではない。したがって、肉体からあなたが外に出ると言うことは、正確な表現ではない。



You go where you would be, gaining, not losing, a sense of Self.
  • gain [géin] : 「得る、獲得する」
  • lose [lúːz] : 「〜を失う、見失う、喪失する、なくす」
  • sense [séns] : 「感覚、感覚能力、官能、感触、知覚」
❖ "You go where you ~ "「あなたは、行きたいところへ行けるのだ」。"gaining, not losing ~ "分詞構文、単純接続、「そして、自分自身という感覚を、失うのではなく、得るのである」。肉体による制限を解かれたのだから、あなたは幻想の空間からも解放され、行きたいところへすぐにでも行ける。そして、肉体を失って自分を喪失したような感覚はなく、むしろ、本当の自分を得た感覚を覚えるだろう。



In these instants of release from physical restrictions, you experience much of what happens in the holy instant; the lifting of the barriers of time and space, the sudden experience of peace and joy, and, above all, the lack of awareness of the body, and of the questioning whether or not all this is possible.
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
  • release [rilíːs] : 「解放、解き放すこと、解除」
  • physical [fízikl] : 「身体の、肉体の、身体的な、物質の、物質的な」
  • restriction [ristrík∫n] : 「制限、制約」
  • experience [ikspí(ə)riəns] : 「〜を経験する、〜を体験する」
  • happen [hǽpn] : 「起こる、発生する」
  • holy [hóuli] : 「神聖な」
  • barrier [bǽriə(r)] : 「障害物、障壁、バリア」
  • space [spéis] : 「空間、スペース、場所」
  • sudden [sʌ́dn] : 「突然の、いきなりの、唐突な」
  • peace [píːs] : 「平和、安らぎ、平穏、安心、安定」
  • joy [dʒɔ́i] : 「喜び、歓喜、満足、成功」
  • above all : 「中でも、とりわけ、何にもまして、何よりも」
  • lack [lǽk] : 「不足、欠乏、欠如、欠落」
  • awareness [əwéə(r)nəs] : 「認識、自覚、気付いていること、意識性」
  • questioning [kwéstʃəniŋ] : 「質問、尋問」
  • whether or not : 「〜かどうか」
  • possible [pɑ́səbl] : 「可能性がある、起こり得る、あり得る、なし得る」
❖ "In these instants of ~ "「この、肉体的な制限からの解放の瞬間にあって、」"you experience much ~ "「あなたは、聖なる瞬間に起こることのほとんどすべてを経験するのだ」。"the lifting of the barriers ~ "「時間と空間のバリアーが取り除かれること、」"the sudden experience ~ "「突然の、平和と喜びの経験、」"and, above all, the lack ~ "「そして、とりわけ、肉体感覚の喪失と、」"and of the questioning ~ "「こんなことがすべて起こり得るかどうかという疑いの喪失である」。肉体から抜け出し、時空を超越して何処へでも、どんな時代へも行けるという、この記述を、何かの比喩と見るか、文字通りありのままの真実と見るか、こればかりは読む人の自由であろう。私が真偽を断定することでは決してない。ただ一つ言えることは、この記述を読んで笑うことはあなたの自由だが、単に鼻先で笑い飛ばしてしまうだけであったら、確実にあなたの負けだということだ。つまり、あなたはACIMを読む器ではない、ということの証拠である。そうであるなら、あなたが読むにふさわしい本は、この世の中にいっぱいあるはずだから、あなたの器にふさわしい本を探すに限る。



14. It is possible because you want it. The sudden expansion of awareness that takes place with your desire for it is the irresistible appeal the holy instant holds.
  • possible [pɑ́səbl] : 「可能性がある、起こり得る、あり得る、なし得る」
  • sudden [sʌ́dn] : 「突然の、いきなりの、唐突な」
  • expansion [ikspǽn∫n] : 「拡大、拡張、膨張、発展、展開」
  • awareness [əwéə(r)nəs] : 「認識、自覚、気付いていること、意識性」
  • take place : 「起こる、行われる、開催される」
  • desire [dizáiə(r)] : 「欲望、欲求、願望、念願」
  • irresistible [ìrizístəbl] : 「抵抗できない、圧倒的な、否応なしの、非常に魅力的な」
  • appeal [əpíːl] : 「魅力、懇願」
  • holy [hóuli] : 「神聖な」
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
  • hold [hóuld] : 「維持する、保持する、持続する」
❖ 時間と空間のバリアーが取り除かれること、突然の平和と喜びの経験、肉体感覚の喪失、そられは、"It is possible ~ "「それは、あなたが望むのであるから、可能なのだ」。"The sudden expansion of ~ "「あなたがそれを望むときに一緒に起きる突然の意識の拡大は、聖なる瞬間がもっている抗しがたい魅力なのである」。突然の意識の拡大は異常なことではなく、それが本来の実相的意識なのである。今あなたが意識だと思っている意識は、肉体を象徴とする幻想によって極度に制限された、いわば、異常な意識である。聖なる瞬間を通して、あなたの意識は正常化されるのだ。



It calls to you to be yourself, within its safe embrace. There are the laws of limit lifted for you, to welcome you to openness of mind and freedom.
  • within [wiðín] : 「〜の中で、〜以内で、〜のうちに」
  • safe [séif] : 「安全な、無事な、安泰で」
  • embrace [embréis] : 「抱擁、包囲、受諾、採用、承認、容認」
  • law [lɔ́ː] : 「法、法律、法規、法令」
  • limit [límit] : 「限度、制限、限界」
  • lift [líft] : 「解除する、取り除く、撤廃する」
  • welcome [wélkəm] : 「温かく迎え入れる、歓迎する、喜んで受け入れる」
  • openness : 「開放性、率直、寛大」
  • freedom [fríːdəm] : 「自由、解放、自主、独立」
❖ "It calls to you ~ "「聖なる瞬間はあなたに、あなた自身になるようにと呼びかける」。"within its safe ~ "「聖なる瞬間が、あなたを安全に、その中に抱(いだ)きながら」。"There are the laws of ~ "「あなたのために取り除かれる制限の法がある」。時間や空間などの幻想世界に特有の法、物理法則が、聖なる瞬間に取り除かれるのだ。あなたは時間、空間を自由に移動できるし、感覚の制限も取り除かれ、聞こえないものが聞こえ、見えないものが見えてくる。思考の制限も取り除かれ、知らないものが知れるようになる。一言で言えば、悟りが開かれるのだ。叡智へ到達するのである。"to welcome you ~ "「心の解放と自由へ、あなたを迎え入れるために、」制限が取り除かれる。



Come to this place of refuge, where you can be yourself in peace.
  • refuge [réfjuːdʒ] : 「避難、保護、避難所、隠れ家」
  • in peace : 「平和に、平安に、安らかに、安心して」
❖ "Come to this place ~ "「あなたを守ってくれる場所に来なさい」。聖なる瞬間に出合い、実相世界に回帰して来なさい。"where you can be ~ "「そここそが、あなたが、平和のうちに自分自身で居られる場所なのだ」。



Not through destruction, not through a breaking out, but merely by a quiet melting in.
  • through [θruː] : 「〜を通り抜けて、経て、〜を通じて、〜の手を経て」
  • destruction [distrʌ́k∫n] : 「破壊、破滅、破棄」
  • break out : 「ぶち抜く、逃げ出す、抜け出る、脱出する、脱走する」
  • merely [míə(r)li] : 「ただ単に、単に」
  • quiet [kwáiət] : 「静かな、静粛な」
  • melt [mélt] : 「 溶かす、融解させる、徐々に消失させる」
❖ "Not through ~ "「破壊を通してではなく、脱走するのでもなく、」"but merely by a quiet ~ "「単に、静かに融かしてしまうことで」。実相世界を破壊するのではなく、それが幻想に過ぎないと認識することで、幻想世界を静かに消滅させるのである。



For peace will join you there, simply because you have been willing to let go the limits you have placed upon love, and joined it where it is and where it led you, in answer to its gentle call to be at peace.
  • join [dʒɔ́in] : 「 〜に加わる、〜と交わる、結合する、連結する、合わせる」
  • simply [símpli] : 「簡単に、ただ、単に」
  • be willing to : 「〜する意思がある、進んで〜する、〜に前向きである」
  • let go : 「解雇する、手を放す、ほっとく、あきらめる、忘れる」
  • led [léd] : 「lead の過去・過去分詞形」
  • lead [li':d] : 「〜を導く、案内する、〜を連れていく」
  • answer [ǽnsə(r)] : 「答え、回答、返事、応答」
  • in answer to : 「〜に応じて、〜に対する答弁として、〜に答えて」
  • gentle [dʒéntl] : 「優しい、穏やかな」
  • at peace : 「平和に、安らかに、安らかな気持ちで、心穏やかで」
❖ "For peace will join ~ "「なぜなら、そこでは、平和があなたに結びつくからだ」。聖なる瞬間において、あなたは平和と結合することになり、破壊という概念が捨てられていく。平和になったあなたにとって、幻想は静かに消えていくのだから、わざわざ壊す必要もない。"simply because you ~ "「なぜなら、単に、あなたが愛の上においた制限を、あなたは取り払おうと思ったからである」。あなたは、自分が神を裏切った罪深い者であると信じていたから、自分は神の愛に値しない者であるし、神や平和を愛するに足りない者だと思ってきた。そういう思いが、あなたが愛の上においた制限である。しかし、聖なる瞬間を通して、その幻想の罪の意識の魔法が解かれたのである。"and joined it where it is ~ "「そして、あなたは、愛のある場所で、そして愛があなたを導いて来た場所で、愛と結合したからである」。神の愛があなたを導き、神の愛で満たされた天の王国へあなたはやって来た。その天の王国で、あなたは神の子として、神の愛と神の子の愛を結合するのである。"in answer to its gentle ~ "「平和であれ、という優しい呼び声に応えて、」愛に課した制限を取り払い、愛と結合したのだ。
 
 
 

T-18.VI.11:1 ~ T-18.VI.12:5

11. Everyone has experienced what he would call a sense of being transported beyond himself.

  • experience [ikspí(ə)riəns] : 「〜を経験する、〜を体験する」
  • sense [séns] : 「感覚、感触、知覚、意味、意義、分別、道理」
  • transport [trænspɔ́ː(r)t] : 「〜を運ぶ、〜を夢中にさせる、有頂天にする」
  • beyond [bi(j)ɑ́nd] : 「〜を越えて、〜を過ぎて、〜の域を越えて、〜を超越して」
❖ "Everyone has experienced ~ "「誰でも、自分自身を越えて夢中にさせられた感覚と呼びたい状態を経験したことがあるだろう」。つまり、神に抱かれたような感覚を経験したことが、誰にでもあるだろう。超絶感である。



This feeling of liberation far exceeds the dream of freedom sometimes hoped for in special relationships.
  • liberation [lìbəréiʃən] : 「釈放、解放、遊離」
  • exceed [iksíːd] : 「〜をしのぐ、〜に勝る、超える、上回る、突破する」
  • freedom [fríːdəm] : 「自由、解放、自主、独立」
  • special [spé∫l] : 「特別な、独特の、特別の、特有の」
  • relationship [riléi∫n∫ìp] : 「関係、結び付き、かかわり合い、関連」
❖ "This feeling of liberation far ~ "「この解放感たるや、特別な関係性において、時に望まれる自由という夢を遥かに凌(しの)ぐものである」。幻想世界の特別な関係性に埋もれているとき、あなたは、時としてその閉塞感から自由になりたいと夢を見るだろうが、神に抱かれたような超絶感は、そんな夢を遥かに越えてすばらしい。



It is a sense of actual escape from limitations.
  • actual [ǽkt∫u(ə)l] : 「実在の、現実の」
  • escape [iskéip] : 「逃亡、脱出、逃避、回避」
  • limitation [lìmitéi∫n] : 「制限、極限、限定」
❖ "It is a sense of ~ "「それは、限界からの現実的な脱出の感覚である」。限界や制限を超越した神との一体感は、あなたにも限界を超えた感覚を抱かせるのである。



If you will consider what this "transportation" really entails, you will realize that it is a sudden unawareness of the body, and a joining of yourself and something else in which your mind enlarges to encompass it.
  • consider [kənsídə(r)] : 「〜と考える、〜を考慮する、〜を熟考する」
  • transportation [træ̀nspə(r)téi∫n] : 「輸送、運送、運輸、運搬」
  • really [ríː(ə)li] : 「実際には、ほんとうは、確かに、本当に」
  • entail [entéil] : 「〜を伴う、必要とする、引き起こす」
  • realize [ríːəlàiz] : 「〜に気が付く、悟る、自覚する、実感する」
  • sudden [sʌ́dn] : 「突然の、いきなりの、唐突な」
  • unawareness : 「気付いていないこと、認識していないこと、無認識」
  • join [dʒɔ́in] : 「結び付ける、結合する、連結する、合わせる」
  • enlarge [enlɑ́ː(r)dʒ] : 「大きくなる、広がる、増える、増大する」
  • encompass [enkʌ́mpəs] : 「〜を包み込む、包囲する、取り囲む」
❖ "If you will consider ~ "「もし、あなたが、この『どこかに運ばれたような感覚』は実際何を引き起こすか、と考えるなら、」"you will realize that ~ "「あなたはthat以下に、気付くだろう」。"that it is a sudden unawareness ~ "「その感覚は、突然肉体を意識出来なくなった感覚、そして、あなた自身が、別の何かと結ばれた感覚だ」と気付くだろう。"in which your mind ~ "「そして、その結合によって、結合した何かを包み込むために、あなたの心は大きく拡大するのである」。神との結合によって、あなたは幻想に過ぎない肉体感覚から解放され、神に包まれた感覚を覚えると同時に、自分も神を包み込んでいるように感じるのだ。それほどに、あなたの心の感覚は拡大するのである。



It becomes part of you, as you unite with it. And both become whole, as neither is perceived as separate.
  • become [bikʌ́m] : 「〜になる」
  • part [pɑ́ː(r)t] : 「一部、部分、体の一部、」
  • unite with : 「〜と一緒になる、〜と結合する、〜と合体する」
  • both [bóuθ] : 「両方、双方」
  • whole [hóul] : 「全部の、完全な、全体の」
  • neither [níːðə(r)] : 「どちらも〜ない」
  • perceive [pə(r)síːv] : 「知覚する、〜に気付く、〜を見抜く」
  • separate [sép(ə)rət] : 「分かれた、離れた、個々の、別個の」
❖ "It becomes part ~ "「あなたがそれと結合するにつれ、それはあなたの一部となる」。"And both become ~ "「そして、両者とも、完全になるのである」。"as neither is ~ "「なぜなら、どちらも、別々のものと知覚されなくなるからだ」。ここまで読み進むと、あなたが結合する相手は神に限定されないことがわかる。ホーリー・スピリットとの結合でもいいし、キリストとの結合でもいいし、神の子同士の結合でも、もちろん、いいのである。要するに、神聖なものとの結合と考えればいいだろう。いずれ、結合し、融合し、単一の存在へと昇華していくのだ。一元論世界の必然である。



What really happens is that you have given up the illusion of a limited awareness, and lost your fear of union.
  • happen [hǽpn] : 「起こる、発生する」
  • given [gívn] : 「give の過去分詞形」
  • give up: 「あきらめる、断念する、放棄する」
  • illusion [ilúːʒ(ə)n] : 「幻想、幻覚、錯覚」
  • limited [límitid] : 「限られた、有限な、制限された、限定の」
  • awareness [əwéə(r)nəs] : 「認識、自覚、気付いていること、意識性」
  • lost [lɔ́(ː)st] : 「lose の過去・過去分詞形」
  • lose [lúːz] : 「〜を失う、見失う、喪失する、なくす」
  • fear [fíə(r)] : 「恐れ、恐怖」
  • union [júːnjən] : 「結合、合併、融合、団結」
❖ "What really happens ~ "「実際に何が起きるかというと、あなたは意識が制限されるという幻想を抱くことを諦(あきら)め、結合の恐れを振り払ってしまうのである」。意識や知覚が拡大していき、それにつれ、神や神の子としての同胞達と心を結合させる恐れが消えていく。もはや、特別な関係性の中に逃げ込む必要がなくなるのだ。



The love that instantly replaces it extends to what has freed you, and unites with it.
  • instantly [ínst(ə)ntli] : 「すぐに、一瞬にして、即座に、即時に」
  • replace [ripléis] : 「〜の後を継ぐ、取って代る、後任となる」
  • extend [iksténd] : 「伸びる、広がる」
  • extend to : 「〜にまで及ぶ」
  • free [fríː] : 「〜を自由にする、解放する」
  • unite with : 「〜と一緒になる、〜と結合する、〜と合体する」
❖ "The love that instantly ~ "「恐れと即座に取って代わった愛は、あなたを自由にしてくれたものへと拡張していき、それと結合する」。結合への恐れが愛に取って代わると、それを可能としてくれたもの、すなわち、神やホーリー・スピリットや神の子としての同胞達を、あなたは愛するようになる。特別な関係性の中にあったときの小さな愛が、拡張、拡大していくのである。あなたの愛は、神やホーリー・スピリットや同胞達の愛と結ばれるのだ。真実に到達した愛だけが、真実の愛と結合するのである。



And while this lasts you are not uncertain of your Identity, and would not limit It.
  • while [(h)wáil] : 「〜の間ずっと、〜する間に、その間に」
  • last[lǽst] : 「続く、存続する、持続する」
  • uncertain [ʌnsə́ː(r)tn] : 「不確かな、不明確な、不確実な」
  • identity [aidéntəti] : 「正体、身元、自我同一性」
  • limit [límit] : 「限定する、制限する、制限をかける」
❖ "And while this lasts ~ "「そして、こうしたことが続く限り、あなたは、自分が何であるかということに対して不確かな気持ちになることはないし、それを意識することに制限をかけることもあるまい」。あなたは、神やホーリー・スピリットと結ばれた神の子であるというアイデンティティを確信するのだ。それを心から受け入れ、制限をかけることもない。あなたはもはや、進化した猿ではないし、無論、虫けらでもない。



You have escaped from fear to peace, asking no questions of reality, but merely accepting it.
  • escape [iskéip] : 「逃げる、ずらかる、脱出する」
  • ask [ǽsk] : 「〜を尋ねる、質問する」
  • question [kwést∫n] : 「質問、問題、疑問、問い、質疑、疑義」
  • merely [míə(r)li] : 「ただ単に、単に」
  • accept [əksépt] : 「承認する、認める、容認する、受け入れる」
❖ "You have escaped ~ "「あなたは、恐れから逃れ、平和へと達したのだ」。"asking no questions ~ "分詞構文、付帯状況、「そして、実相に疑問を持つことなく、単に、それを受け入れるのである」。神とホーリー・スピリットの住む実相世界こそが実在であるという確信をもつので、不必要な疑問など持つことはない。真実を受け入れるだけで足りるのだ。



You have accepted this instead of the body, and have let yourself be one with something beyond it, simply by not letting your mind be limited by it.
  • instead of : 「〜の代わりに」
  • beyond [bi(j)ɑ́nd] : 「〜を越えて、〜の域を越えて、〜を超越して」
  • simply [símpli] : 「単に、造作なく、たやすく」
❖ "You have accepted ~ "「あなたは、こうしたことを肉体に代えて受け入れたのであり、」肉体は幻想の象徴でもあるから、ここは、幻想に代えて実相を受け入れた、という意味合い。"and have let yourself ~ "「肉体を超越した何ものかと、あなたは、あなた自身を一つにしたのである」。"simply by not letting ~ "「ただ、肉体によってあなたの心が制限されないようにすることで」。肉体に対するあなたの意思性を変えることで、心の制限から解放され得るのである。



12. This can occur regardless of the physical distance that seems to be between you and what you join; of your respective positions in space; and of your differences in size and seeming quality.
  • occur [əkə́ː(r)] : 「起こる、発生する、生じる、現れる」
  • regardless [rigɑ́ː(r)dləs] : 「かかわらず、関係なく」
  • regardless of : 「〜にかかわらず」
  • physical [fízikl] : 「身体の、肉体の、身体的な、物質の、物質的な」
  • distance [díst(ə)ns] : 「〜から…までの距離、間隔、隔たり」
  • between [bitwíːn] A and B : 「AとBの間の」
  • join [dʒɔ́in] : 「結合する、連結する、合わせる」
  • respective [rispéktiv] : 「それぞれの、各自の、個別の」
  • position [pəzí∫n] : 「位置、場所、立場、境遇、地位、身分」
  • space [spéis] : 「空間、スペース、場所」
  • difference [díf(ə)r(ə)ns] : 「違い、差異、相違」
  • size [sáiz] : 「大きさ、サイズ、寸法、規模」
  • seeming [síːmiŋ] : 「外観上の、外見だけの、見せかけの、うわべの」
  • quality [kwɑ́ləti] : 「性質、特質、品質、資質、質、特性、特色」
❖ "This can occur ~ "「これは、あなたとあなたが結合したものとの間に存在するかに見える空間的な隔たりに関係なく起こるのである」。実相世界は、無時間無空間の世界であるから、隔たりや距離自体が存在しない。"of your respective positions ~ "「空間における、個々の立ち位置にも関係がないし、」"and of your differences ~ "「大きさの違いや表面的な性質の違いにのも関係なく起きる」。要するに、誰であろうと、何処にいようと、いつであろうと、神やホーリー・スピリットとの結合は起こり得るのだ。あなたの意思さえあれば、の話だが。



Time is not relevant; it can occur with something past, present or anticipated.
  • relevant [réləv(ə)nt] : 「関係のある、関連性のある」
  • occur [əkə́ː(r)] with : 「〜と一緒に生じる、〜を併発する」
  • past [pǽst] : 「過去の、昔の」
  • present [préznt] : 「現在の、今の、目下の、当面の」
  • anticipate [æntísəpèit] : 「予想する、予期する、見込む、期待する」
  • anticipated : 「予想された、予期された」
❖ "Time is not ~ "「時間には無関係である」。神聖なるものとの結合は時間依存しない。実相世界は無時間であるから、あなたと神の結合は、すでに起きたことであり、今起きていることであり、いつか起きることである。実相的見方では、そのすべてが正しい。"it can occur with ~ "「それは、過去の何かと起こった可能性もあれば、」"present or ~ "「今現在か、あるいは未来に予定されて起こる可能性もある」。



The "something" can be anything and anywhere; a sound, a sight, a thought, a memory, and even a general idea without specific reference.
  • anywhere [éni(h)wèə(r)] : 「どこでも、どこかに、どこへでも、どこにも」
  • sound [sáund] : 「音、音声、音楽」
  • sight [sáit] : 「視界、景色、光景」
  • thought [θɔ́ːt] : 「思想、思考、思索、熟考」
  • memory [mém(ə)ri] : 「思い出、出来事、事実」
  • general [dʒén(ə)r(ə)l] : 「一般の、一般的な、通例の」
  • general idea : 「一般観念、概念」
  • specific [spəsífik] : 「特定の、特有の、固有の、個別の」
  • reference [réf(ə)r(ə)ns] : 「参照、参考、照会、関連、関係」
  • specific reference : 「特定指示」
❖ "The "something" can be ~ "「(あなたが結合する)『何か』は、何でもあり得るし、何処でも起き得るのだ」。"a sound, a sight ~ "「音かも知れないし、景色かも知れないし、思考、記憶、そして、特定の何かを指し示すことのない一般概念かも知れないのだ」。神は具象的な一定の形をもたないので、あなたが音楽に心から感動したときや、美しい景色に身震いしたとき、あるいは思考の美しさに感動したり、思い出に心動かされるとき、抽象的な概念に感動したときでさえ、あなたは神と結合したと言えるのだ。美への感動は、神への感動である。その感動が、真実の愛を呼び覚ましてくれる。



Yet in every case, you join it without reservation because you love it, and would be with it.
  • case [kéis] : 「件、事例、場合、問題」
  • reservation [rèzə(r)véi∫n] : 「条件を設けること、限定、留保、遠慮すること」
  • without reservation : 「無条件で、率直に」
❖ "Yet in every case, you ~ "「しかし、すべての場合において、あなたは無条件にそれと結合出来るのだ」。"because you love ~ "「なぜなら、あなたはそれを愛し、それと共に居たいと望むからだ」。真実の思いは実現するのである。美への感動が愛を生み出し、対象と一体になって、結果、神やホーリー・スピリットを結合するのだ。



And so you rush to meet it, letting your limits melt away, suspending all the "laws" your body obeys and gently setting them aside.
  • rush to: 「〜に殺到する、〜に駆けつける、〜に押し寄せる」
  • meet [míːt] : 「〜に会う、〜と会合する、〜と接触する」
  • limit [límit] : 「限度、制限、限界」
  • melt [mélt] away : 「溶けてしまう、溶けてなくなる、融解する」
  • suspend [səspénd] : 「一時的に止める、一時停止する、一時中断する」
  • law [lɔ́ː] : 「法、法律、法規、法令」
  • obey [oubéi] : 「 〜に従う、服従する」
  • gently [dʒéntli] : 「親切に、静かに、優しく、穏やかに」
  • set aside : 「〜を脇に置く、除外する、退ける、破棄する」
❖ "And so you rush ~ "「そこで、あなたはすぐにでも、結合出来るものと出会いたいと思うだろう」。"letting your limits ~ "「そして、あなたの限界を融かし去り、」"suspending all the "laws" your ~ "「あなたの肉体が従うすべての『法則』を中断して、そっと脇に押しのけてしまうだろう」。幻想世界の具象(肉体)との結合ではなく、実相世界の想念(真実)との結合である。したがって、肉体の従う法は意味を成さず、捨て置かれる。その肉体の法の制限を超え、実相世界の真実へ、あなたは今にもダッシュして会いに行きたいと思うだろう。
 
 
 

T-18.VI.9:1 ~ T-18.VI.10:7

9. The body is outside you, and but seems to surround you, shutting you off from others and keeping you apart from them.

  • outside [áutsáid] : 「〜の外に、〜の外側に」
  • seem [síːm] : 「〜のように見える、〜するように思われる」
  • surround [səráund] : 「包囲する、囲む」
  • shut off : 「切り離す、除外する、隔離する」
  • keep [kíːp] [SVOC] : 「〜の状態にしておく、保つ、〜にしておく」
  • apart from : 「〜から離れて、〜は別として」
❖ "The body is ~ "「肉体は、あなたの外にある」。"and but seems to ~ "「しかし、肉体は、あなたを包み込んでいるように見える」。"shutting you off from ~ "分詞構文、付帯状況、「そして、肉体はあなたを他者から切り離し、あなたを他者から隔離している」。肉体がそのように存在している、と言うより、肉体がそのように見えるように、あなたが幻想として肉体を描いているのだ。



It is not there. There is no barrier between God and his Son, nor can his Son be separated from himself except in illusions.
  • barrier [bǽriə(r)] : 「柵、垣根、フェンス、障害、障壁、バリア」
  • between [bitwíːn] A and B : 「AとBの間に」
  • separate [sépərèit] : 「分ける、分離する、隔てる、引き離す、切り離す」
  • except [iksépt] : 「〜以外は、〜を除いては、〜を別にすれば」
  • illusion [ilúːʒ(ə)n] : 「幻想、幻覚、錯覚」
❖ "It is not ~ "「肉体はそこにはない」。あなたの外に肉体があるわけではない。単なる幻想なのだから、肉体それ自体が存在してはいないのだ。従って、"There is no barrier ~ "「神と神の子の間にバリアは存在しないし、」"nor can his Son be ~ "「幻想の中を除いて、神の子が、神の子自身から分離させられることもないのだ」。実相世界においては、神の子は単一存在である。しかし、神から分離した後、神の子は自らを分裂させ、自己と他者を分離したのである。その象徴が肉体である。しかし、それはあくまでも、神の子が勝手に夢見る幻想であって、真実は、つまり、実相的には、神の子は分離などしてはいない。



This is not his reality, though he believes it is. Yet this could only be if God were wrong.
  • reality [ri(ː)ǽləti] : 「現実、真実、事実、実態、実相」
  • though [ðóu] : 「〜にもかかわらず、たとえ〜でも、〜とはいえ」
  • wrong [rɔ́(ː)ŋ] : 「間違った、誤っている」
❖ "This is not ~ "「これは、神の子の実相ではない」。神の子同士が分離しているのは、実相世界から見れば、真実ではない。"though he believes ~ "「神の子は、そうであると信じているのだが」。神の子は、自分たちが分離しているものと信じている。"Yet this could only be ~ "ここは典型的な仮定法過去、現在の事実に反することを仮定して叙述している、「しかし、このことは、仮に神が誤っているとしたら、可能なことに過ぎない」。しかし、神は誤らないから、神の子が分離することは不可能である。



God would have had to create differently, and to have separated himself from his Son to make this possible.
  • create [kriéit] : 「創造する、創り出す」
  • differently [díf(ə)r(ə)ntli] : 「異なって、違って、そうではなく」
  • separate [sépərèit] : 「分ける、分離する、隔てる、引き離す、切り離す」
  • possible [pɑ́səbl] : 「可能性がある、起こり得る、あり得る、なし得る」
❖ 仮定法は続き、"God would have had ~ "「神は、異なった形で創造しなくてはならなかっただろう」。"and to have separated ~ "「そして、これを可能とするために、神は神自身を神の子から分離しなくてはならなかったろう」。これを可能とするためにとは、神の子が互いに分離することを可能にするため。神は神の子に、神の属性のすべてを与えた。もし、神の子に分離という属性を与えたのなら、神自身が分離という属性を持っていなくてはならない。したがって、神は神の子を分離した状態にしておいたことであろう。



He would have had to create different things, and to establish different orders of reality, only some of which were love.
  • different [díf(ə)r(ə)nt] : 「相違する、違っている、異なる」
  • establish [istǽbli∫] : 「確立する、達成する、樹立する」
  • order [ɔ́ː(r)də(r)] : 「自然の理法、秩序、道理」
  • reality [ri(ː)ǽləti] : 「現実、真実、事実、実態、実相」
❖ 仮定法は続いて、"He would have ~ "「神は、異なったものを創造しなくてはならなかったろう」。今ある実相世界とは異なった実相世界を創造しなくてはならなかったろう。"and to establish ~ "「そして、実相の、今とは異なった秩序を確立しなくてはならなかったろう」。"only some of which ~ "「その結果、そのいくつかだけが、愛ということになったであろう」。今ある実相世界は、そのすべてが愛であるが、神はすべてを愛とは出来ずに、いくつかは愛として創造出来ても、いくつかは愛として創造することは出来なかったろう。何を言いたいのかというと、神が分離を認めたなら、神は一元論世界を創造することが出来ず、愛と憎悪、喜びと悲しみ、平和と争い、というように、二元論の世界が出来上がり、この幻想世界と変わりない実相世界になったであろう、ということ。



Yet love must be forever like itself, changeless forever, and forever without alternative. And so it is.
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
  • changeless : 「変化のない、不変の」
  • without [wiðáut] : 「〜なしで、〜を持たないで、〜なしに」
  • alternative [ɔːltə́ː(r)nətiv] : 「代わりとなるもの、代替物、取って替わるもの」
❖ "Yet love must be ~ "直訳すると、「しかし、愛は、永遠に愛自体と同じものでなければならない」。要するに、愛は、一元論の純粋な愛でなければならないということ。"changeless forever, and ~ "「愛は、永遠に変化することなく、永遠に、愛に置き換え得るものなどないのだ」。"And so it ~ "「そして、愛は、まさにそうである」。



You cannot put a barrier around yourself, because God placed none between himself and you.
  • barrier [bǽriə(r)] : 「障害物、障壁、バリア、柵、垣根、フェンス」
  • around [əráund] : 「〜の周りに、〜の周囲に」
  • place [pléis] : 「〜を置く、設置する、取り付ける」
  • none [nʌ́n] : 「何も〜ない」
❖ "You cannot put ~ "「あなたは、あなたの周りにバリアなど作れないのだ」。"because God placed ~ "「なぜなら、神は、神自身とあなたとの間に何一つ(障害物など)置かなかったのだから」。つまり、神は分離を創造しなかったので、神の属性を継承した神の子のあなたも、あなたの周りにバリアを築いて自己を分離させることなど不可能なのだ。なぜ、神は分離を創造しなかったのか? 神と神の子の分離を望まなかったからだ。つまり、神は神の子を、神と一体のものとして創造したのである。それが、神の意思であり、愛なのである。



10. You can stretch out your hand and reach to Heaven.
  • stretch out : 「手足を伸ばす、背伸びする」
  • reach [ríːt∫] : 「伸びる、向かう、届く」
❖ "You can stretch out ~ "「あなたは、手を伸ばせば天の王国に届くのだ」。



You whose hands are joined have begun to reach beyond the body, but not outside yourself, to reach your shared Identity together.
  • join [dʒɔ́in] : 「結び付ける、結合する、連結する」
  • begun [bigʌ́n] : 「begin の過去分詞形」
  • beyond [bi(j)ɑ́nd] : 「〜を越えて、〜の域を越えて、〜を超越して」
  • outside [áutsáid] : 「〜の外に、〜の外側に」
  • share [∫éə(r)] : 「〜を分ける、分かち合う、共有する、共用する」
  • shared : 「共用の、共有の、共通の」
  • identity [aidéntəti] : 「正体、身元、自我同一性、独自性、固有性」
  • together [təgéðə(r)] : 「一緒に、同時に」
❖ "You whose hands are ~ "「手をつなぎ合わせたあなたと同胞達は、肉体を越えて、達し合い始めているのだ」。心と心が触れ合い始めている。"but not outside ~ "「(肉体を越えると言っても、) あなた自身の外側に達しているのではない」。"to reach your shared ~ "「あなた方は共に、分かち合われた本当の自分に達し始めているのである」。共に神の子という、本当の自分自身に到達し、そのことを分かち合い始めている。心と心が融合し、単一の神の子となる準備が整いつつあるのだ。



Could this be outside you? Where God is not? Is he a body, and did he create you as he is not, and where he cannot be?
  • create [kriéit] : 「〜を創造する、〜を創り出す」
❖ "Could this be ~ "「このことが、あなたの心の外側にあることなど可能であろうか」。肉体の融合ではなく、心の融合なのだから、当然、あなたの心の中で起きていることだ。"Where God ~ "「いったい、神は何処にいないというのか」。神は何処にもいる。神は遍在しているのだ。なぜなら、神はすべてを包摂(ほうせつ:all-encompassing)しているからだ。"Is he a body, and ~ "「神は肉体であろうか、そして、神は、神に似ていないようにあなたを創造したであろうか、神が存在出来ないような場所で」。神が存在出来ない幻想世界で、神とは似ても似つかない虫けらのごとき存在として、神の子であるあなたを、神は創造出来たであろうか。そんなはずはあるまい。



You are surrounded only by him. What limits can there be on you whom he encompasses?
  • surround [səráund] : 「包囲する、囲む」
  • limit [límit] : 「限度、制限、境界、端」
  • encompass [enkʌ́mpəs] : 「〜を包み込む、包囲する、取り囲む」
❖ "You are surrounded ~ "「あなたは、神によってのみ、囲まれているのだ」。"What limits can there ~ "「神が包み込んでいるあなたの上に、いったい限界など存在するだろうか」。あなたの心を包み込んでいるのは肉体ではなく、神自身である。確かに、幻想世界から見れば、肉体が心を囲み、その心の中のほんの小さな部分に神が宿っているかに見えよう。しかし、実相世界から見れば、肉体は存在すらしておらず、丸裸の心が神に抱かれているのだ。
 
  
 

T-18.VI.7:1 ~ T-18.VI.8:11

7. This is the host of God that you have made.

  • host [hóust] : 「主人、案内役、宿主、亭主」
❖ "This is the host of ~ " 「これが、あなたが作った、神のホスト役(の姿)である」。肉体を攻撃の道具に使い、肉体こそが神の子の住家と考え、それなのに肉体を嫌っている、そんな神の子の姿を作ったのはあなたの心であり、そんな神の子が神のホスト役なのである。それで、神は喜ぶだろうか? "the host of God"「神のホスト役」とは、いつも神の傍らに居て、神と喜びや平和を分かち合う者といったイメージである。神にへつらって仕える者、といった意味合いはない。



And neither God nor his most holy Son can enter an abode that harbors hate, and where you have sown the seeds of vengeance, violence and death.
  • neither [níːðə(r)] A nor B : 「AもBも〜ない」
  • enter [éntə(r)] : 「〜に入る、〜に参加する、〜に立ち入る」
  • abode [əbóud] : 「住居」
  • harbor [hɑ́ː(r)bə(r)] : 「〜に隠れ場所を提供する、〜をかくまう」
  • hate [héit] : 「憎悪、憎しみ、嫌悪」
  • sown [sóun] : 「sow の過去分詞」
  • sow [sóu] : 「〜に種をまく、植え付ける、 〜をまき散らす、広める」
  • seed [síːd] : 「種子、種」
  • vengeance [vén(d)ʒ(ə)ns] : 「復讐、仕返し、報復」
  • violence [váiələns] : 「暴力、暴行、冒涜」
  • death [déθ] : 「死、消滅、死亡」
❖ "And neither God nor ~ "「神も、最も神聖な神の子も、憎悪を隠し持った住家に入ることは出来ない」。"and where you have ~ "「あなたは、その場所に、復讐と暴力と死の種を蒔いたのである」。ここの"his most holy Son"「神の最も神聖な神の子」とは、イエスと考えてもいいし、キリスト、あるいはホーリー・スピリットと考えてもいい。もちろん、神の子であるあなた自身と考えても、まったく差し障りない。実相世界では、究極すべては同一なのだから。神も、神聖な神の子も、一元論の実相世界の存在であるから、愛や慈しみや恵みは知っているが、憎悪や復讐や暴力や死は知らない。実相世界には憎悪や復讐や暴力や死は存在しないからだ。従って、神から分離した神の子が、空想の中で作った憎悪や復讐や暴力や死の存在する場所に、わざわざ神や神聖な神の子が入ってくることなどないのだ。むしろ一般的な解釈としては、神や神聖な神の子の存在レベルと、憎悪や復讐や暴力や死の存在レベル、つまり、その次元があまりにも違い過ぎて、入っていきたくても入れない、と捉えてもいいかも知れない。



This thing you made to serve your guilt stands between you and other minds.
  • serve [sə́ː(r)v] : 「〜に仕える、〜のために働く」
  • guilt [gílt] : 「犯罪、あやまち、有罪、罪」
  • stand between A and B : 「AとBの間に立ちはだかる、介在する」
❖ "This thing you made ~ "「あなたが罪の意識に仕えるために作ったこれらのものが、あなたと他者の心の間に立ちはだかっているのだ」。自分の罪の意識を他者に投射し、その他者に対して憎悪や復讐や暴力を行使するのである。これでは、あなたと他者の心が融合することなど決してあるまい。



The minds are joined, but you do not identify with them.
  • join [dʒɔ́in] : 「結び付ける、結合する、連結する、合わせる」
  • identify [aidéntəfài] : 「〜を同一に扱う、同一視する」
❖ "The minds are ~ "「心は結合しているのだが、あなたは結合した心と自分を同一視しないのだ」。実相的見方をすれば、神の子の心は単一であり、あなたの心と同胞の心は結ばれている。しかし、幻想的には、神の子の心は分裂し、分離した肉体の中に閉じこめられているかに見えるのだ。そして、あなたはどちらの心の形態を自分と同一視しているかというと、分裂し肉体に閉じこめられた心が自分であると主張するのである。あなたの知覚が歪んでいると言われる所以(ゆえん)である。



You see yourself locked in a separate prison, removed and unreachable, incapable of reaching out as being reached.
  • lock [lɑ́k] : 「〜に錠を掛ける、〜を閉じ込める」
  • separate [sép(ə)rət] : 「分かれた、離れた、個々の、別個の」
  • prison [prízn] : 「刑務所、拘置所、監獄、監禁、禁固、幽閉」
  • removed [rimúːvd] : 「離れた、隔たった」
  • unreachable : 「手の届かない、達しえない」
  • incapable [inkéipəbl] : 「〜ができない」
  • reach out : 「手を伸ばす、接触する、連絡しようとする」
❖ "You see yourself ~ "「あなたはあなた自身を、離れた牢獄に閉じこめられていると見ている」。"removed and ~ "分詞構文、付帯状況、先頭に"being"を補うとよい、「その牢獄は、手の届かないところに隔てられ、」"incapable of reaching out ~ "「連絡をとろうにも、外から連絡を受けとろうにも、どちらも出来ないのである」。"separate prison"「離れた牢獄」とは、分離した肉体のこと。肉体に心が閉じこめられていることを、牢獄という言葉を使って比喩的に表現しているのだ。



You hate this prison you have made, and would destroy it.
  • hate [héit] : 「〜を憎む、〜をひどく嫌う」
  • destroy [distrɔ́i] : 「〜を破壊する、〜を崩壊させる」
❖ "You hate this prison ~ "「あなたは、あなたの作ったこの牢獄をひどく嫌っている」。"and would destroy ~ "「そして、牢獄を破壊してしまいたいと思っているのだ」。あなたは肉体を嫌い、肉体を破壊してしまいたいと密かに思っている。その思いの結果が、肉体の病であり、そして死の存在である。



But you would not escape from it, leaving it unharmed, without your guilt upon it.
  • escape [iskéip] : 「逃げる、脱出する」
  • leave [líːv] [SVOC] : 「ある状態のままにしておく」
  • unharmed : 「無傷の」
❖ それにも関わらず、"But you would not ~ "「しかし、あなたは、その牢獄から逃れようとはしない」。"leaving it ~ "分詞構文、付帯状況、「牢獄を破壊することなくそっとしておいて、」"without your guilt ~ "「そして、牢獄に罪をきせることもなく」。肉体を傷つけたり、罪を押し付けたりせずに、そっと、肉体から逃れることを、あなたは望んでいない。実は、それを押しとどめているのがエゴである。つまり、エゴとの馴れ合いの中で、あなたは肉体とも馴れ合ってしまったのだ。



8. Yet only thus can you escape. The home of vengeance is not yours; the place you set aside to house your hate is not a prison, but an illusion of yourself.
  • vengeance [vén(d)ʒ(ə)ns] : 「復讐、仕返し、報復」
  • set aside : 「~を脇におく、〜を傍らにおく、取りのけておく」
  • house [háuz] : 「~を収容する、~に住居を与える、家をあてがう」
  • hate [héit] : 「憎悪、憎しみ、嫌悪」
  • prison [prízn] : 「刑務所、拘置所、監獄、監禁、禁固」
  • illusion [ilúːʒ(ə)n] : 「幻想、幻覚、錯覚」
❖ "Yet only thus ~ "「しかし、あなたは、(肉体という牢獄から) このようにしてのみ、逃れることが出来るのである」。つまり、肉体を傷つけたり、罪を押し付けたりせずに、そっと、肉体から逃れること、それが可能性として唯一残されている。つまり、幻想から実相へ目覚めるだけで、あなたは肉体から解放され得るのである。"The home of vengeance ~ "「復讐の宿は、あなたの宿ではない」。あなたは、復讐の念をあなたの心に宿していると思っているが、その心は本当のあなたの心ではない。エゴに幻惑された心であって、あなた自身の心とは言い難いのだ。"the place you set aside ~ "「あなたが憎しみの念を宿すためにとっておいた場所は、牢獄ではなく、あなた自身の幻想なのである」。憎しみを宿すあなたの心を、あなたは牢獄にたとえて、自分はその牢獄に捕らえられている思っているが、それは単なるあなたの幻想に過ぎない。エゴの侵入した心が牢獄に見えるのは、エゴがあなたを囚人に見立てているからだ。あなたはエゴの捕虜になっている。しかし、それさえも幻想である。実際は、あなたの心には、復讐も憎悪も、したがってエゴさえ侵入出来ない聖域がある。あなたの心の最も純粋で神聖な部分である。そこに神の祭壇があり、キリスト、そしてホーリー・スピリットが住み、神の住む天の王国との接点を成している。



The body is a limit imposed on the universal communication that is an eternal property of mind.
  • limit [límit] : 「限度、制限、限界」
  • impose [impóuz] : 「課す、負わす、かける、与える、強いる、強要する」
  • universal [jùːnəvə́ː(r)sl] : 「全体の、全宇宙の、全世界の、世界共通の、一般的な」
  • communication [kəmjùːnikéi∫n] : 「伝達、通信、連絡、交信」
  • eternal [itə́ː(r)nl] : 「永遠の、不変の、永久の、不滅の」
  • property [prɑ́pə(r)ti] : 「特性、性質、財産、資産」
❖ "The body is a limit imposed ~ "「肉体は、心の持つ永遠の特性である宇宙的コミュニケーションの上に課せられた制限である」。"the universal communication"「宇宙的コミュニケーション」と訳してはみたが、神の子同士、神の子とホーリー・スピリット、神の子とキリスト、神の子と神、それらの間の意思の疎通と考えていいだろう。本来、心は、その能力を持っていた。そのように神が創造したからだ。しかし、神の子の心が分裂し、心が肉体の中に閉じこめられて、その能力は制限を受け、そして、忘れ去られてしまった。



But the communication is internal. Mind reaches to itself. It is not made up of different parts, which reach each other. It does not go out.
  • internal [intə́ː(r)nl] : 「内部にある、体内の、内の、内部の、内的な」
  • reach [ríːt∫] : 「〜に達する、~に至る、伸びる、向かう、伝わる」
  • be made up of : 「~で構成されている」
  • different [díf(ə)r(ə)nt] : 「相違する、違っている、異なる」
  • part [pɑ́ː(r)t] : 「部品、パーツ」
  • each other : 「お互いに」
❖ 宇宙的コミュニケーションと言っても、"But the communication ~ "「コミュニケーションとは、内的なものである」。"Mind reaches ~ "「心は、それ自身に達しているのだ」。"It is not made up ~ "「心は、異なるパーツで出来ていて、互いに達しあっている、というのではない」。"It does not ~ "「心は、外に向かうことはないのだ」。あの心とこの心が、互いにテレパシーか何かで交信しあうのではないのだ。心は単一である。あの心とこの心が異なるパーツで出来ているのではなく、同一の心なのである。神の子が心は分裂したと思い込んでいるために、あたかも異なる心として、心が分離しているかに見えるだけである。したがって、本当の心のコミュニケーションとは、外に向かって発信するものではなく、心自体の内側で交わされるものなのである。



Within itself it has no limits, and there is nothing outside it.
  • within [wiðín] : 「~の中で、~以内に」
  • limit [límit] : 「限度、制限、限界」
  • outside [áutsáid] : 「 ~の外に、~の外側に」
❖ "Within itself ~ "「心は、それ自身の内側に限界を持たない」。心自体が永遠、無限、無制限なのである。"and there is nothing ~ "「そして、心の外には何も存在しない」。心の外に存在しているかに見えるこの世界は、したがって、幻想の世界である。心が夢に見ている世界であるから、この世界はあなたの心の中にあるのだ。お気付きと思うが、ここで語られている"Mind"という言葉を"God"「神」に置き換えても、まったく意味は通じるのである。むしろ、積極的に神に置き換えて読んだ方がいいかもしれない。



It encompasses you entirely; you within it and it within you. There is nothing else, anywhere or ever.
  • encompass [enkʌ́mpəs] : 「~を包み込む、包囲する、取り囲む」
  • entirely [entáiə(r)li] : 「全く、完全に、全体に、ひたすら」
  • anywhere [éni(h)wèə(r)] : 「どこでも、どこかに、どこへでも、どこにも」
❖ "It encompasses ~ "「心は、あなたを完全に包み込んでいる」。神がすべてを包摂(ほうせつ)している(all-encompassing)を思い出せば、この"It"を"God"と置き換えてもいいと納得出来よう。"you within it ~ "「あなたは心の中に存在し、同時に、心はあなたの中に存在する」。"There is nothing ~ "「他に何もない、どこにも、いつまでたっても、ないのだ」。心がすべてであることがお分かりだろう。ということは、神がすべてである。心と神は同一であり、したがって、あなたは神と同化しているのだ。そして、神であり心であるところのカラーは何かと問えば、愛という色である。気分は、と問えば、平和であり、喜びだ。そして、その愛と平和と喜びを、互いに分かち合うことで、爆発的に拡張増大させていくのである。目眩(めくるめ)く歓喜の中で、神と神の子とホーリー・スピリットは、三位を一体とするのである。実相世界、天の王国とはその実体である。
 
 
 

T-18.VI.5:1 ~ T-18.VI.6:8

5. Would you not have the instruments of separation reinterpreted as means for salvation, and used for purposes of love?

  • have [SVO done] : 「〜してもらう、〜させる」
  • instrument [ínstrəmənt] : 「手段、道具、器具、機器、計器」
  • separation [sèpəréi∫n] : 「分離、区別、別居、別離、離脱」
  • reinterpret [riintə́ː(r)prət] : 「〜を再解釈する」
  • means [míːnz] : 「手段、方法、資力」
  • salvation [sælvéi∫n] : 「救出、救済、救い、救世」
  • purpose [pə́ː(r)pəs] : 「目的、意図、狙い、意向、趣旨、意味」
❖ "Would you not have ~ "「あなたは、分離の道具を、救いのための手段に再解釈してもらい、愛の目的のために使ってもらいたいとは思わないだろうか」。"the instruments of separation"「分離のための道具」とは、肉体のこと。肉体は、幻想世界の分離を象徴する具象である。その肉体を利用して、ホーリー・スピリットに、肉体を救いのための道具に再解釈してもらい、真実の愛に近づけるために利用してもらうのである。たとえば、幻想世界の特別な愛の関係性を質転換し、実相世界の神聖な愛の関係性に発展させてもらうのだ。これが出来るのは、あなた個人ではなく、ホーリー・スピリットである。



Would you not welcome and support the shift from fantasies of vengeance to release from them?
  • welcome [wélkəm] : 「温かく迎え入れる、歓迎する、喜んで受け入れる」
  • support [səpɔ́ː(r)t] : 「〜を支える、支援する、援助する、支持する」
  • shift [∫íft] : 「交代、変更、変化、転換、推移、シフト」
  • fantasy [fǽntəsi] : 「想像、空想、幻想、白日夢」
  • vengeance [vén(d)ʒ(ə)ns] : 「復讐、仕返し、報復」
  • release [rilíːs] : 「解放、解き放すこと、解除、免除」
❖ "Would you not welcome ~ "「あなたは、復讐という空想から、復讐の解放へとシフトすることを歓迎し、支持したいと思わないだろうか」。"fantasies of vengeance"「復讐の空想」とあるが、特定の誰かに報復するという意味合いではなく、ここでは単に、"fantasies of attack"「攻撃という空想」と考えていいだろう。要するに、エゴ的な敵対心、攻撃心から解放してもらおう、ということ。これまた、ホーリー・スピリットの助力によらなくてはならない。あなた一人では荷が重過ぎて、不可能なのだ。なぜなら、あなたは幻想世界を夢見ている眠れる神の子であるからだ。



Your perception of the body can clearly be sick, but project not this upon the body.
  • perception [pə(r)sép∫n] : 「知覚、認知、知見、見識、感じ方」
  • clearly [klíə(r)li] : 「疑いもなく、明らかに」
  • sick [sík] : 「病気で、病気の、不健全な、調子が悪い」
  • project [prədʒékt] : 「〜を投影する、発射する、投げ出す」
❖ "Your perception of ~ "「あなたの、肉体の見方は、明らかに病的なものである可能性がある」。遠回しな言い方をしているが、はっきりと、あなたの肉体の見方は病的である、ということ。"but project not ~ "「しかし、そんな見方を、肉体の上に投射してはならない」。たとえば、肉体は病むものであるとか、肉体は死ぬものだとか、痛みを伴うものだとか、肉体は傷つけ得るものだとか、肉体は攻撃も出来、また攻撃され得るものだとか、そういう見方は病的であり、また、それを肉体の上に投射することで、実際に肉体がそのようになってしまうのである。肉体は幻想であるから、あなたの幻想の持ち方一つで、どのようにも変えられるのだ。



For your wish to make destructive what cannot destroy can have no real effect at all.
  • wish [wí∫] : 「願い、願望、希望」
  • destructive [distrʌ́ktiv] : 「破壊的な、破壊主義的な、有害な」
  • destroy [distrɔ́i] : 「破壊する、崩壊させる」
  • real [ríː(ə)l] : 「現実の、実際の、実在する」
  • effect [ifékt] : 「結果、影響、作用、効果、効力」
  • at all : 「全く〜ない、全然〜ない」
❖ "For your wish to make ~ "「なぜなら、破壊出来ないものを破壊しようというあなたの願望は、現実的な効果をまったく持ち得ないからだ」。前文との整合性が失われているかに見えるが、この文章は破壊出来ない実相的な心について述べたものであって、破壊出来る幻想的な肉体では、この文章の逆になるのだ。つまり、破壊可能なものを破壊したいとあなたが思えば、それは現実的な効果をもち、肉体は破壊され得る。だから、破壊的な見方、つまり病的な見方を肉体に投射してはいけない、となる。・・・いや、異なった解釈も可能かも知れない。つまり、肉体は幻想に過ぎず、破壊しようとしても、現実的には破壊出来ない、という意味かも知れない。夢の中の存在は、確かに夢の中では破壊可能かもしれないが、その破壊は単に夢の中だけのことで、実際は、夢から覚めれば、どこにも破壊は起きていないのだ。・・・このように、幻想世界に立って見た記述か、実相世界に立って見た記述か、ACIMの難解さは一筋縄では行かない。皆さんも、皆さんの視点に立って考えてもらいたい。私の解釈なんて、頭から無視していいのだ。原文である英文をとことん読み込むこと、そして、自分の直感に従うこと、これをACIMは求めている。



What God created is only what he would have it be, being his will. You cannot make his will destructive.
  • create [kriéit] : 「〜を創造する、〜を創り出す」
❖ "What God created is ~ "「神が創造したものは、ただ、神がそうあってほしいと望んだものだけなのである」。"being his ~ "分詞構文、理由、「それが、神の意思だからである」。"You cannot make ~ "「あなたは、神の意思を破壊的なものにすることは出来ない」。前文で、話の矛先が肉体から心に移っている。つまり、心は実相的にも破壊出来ないものだから、あなたが破壊したいという願望をもっても、全く現実的な効果はもたない、という意味合いであった。なぜ、肉体と異なって心が破壊不可能であるかという理由がここで述べられている。心は、神がそうあってほしいと意思して創造したものであり、永遠不変の属性を与えたのだから、神の意思に反して、心を破壊しようとしても、それは不可能だ、ということである。神の意思を破壊的にすることは決して出来ないのだ。そもそも、神には、破壊という概念がないのだから。この文章は、"You"が主語になっているが、正確には"Ego"エゴとすべきところであったろう。なぜなら、神の意思に反して、実相的な心を破壊したがっているのはエゴだけだから。



You can make fantasies in which your will conflicts with his, but that is all.
  • conflict [kənflíkt] : 「衝突する、争う、抵触する、対立する、矛盾する」
❖ "You can make fantasies ~ "「あなたは、あなたの意思が神の意思とコンフリクトを起こす空想を描くことは可能であるが、それだけの話である」。神の意思は破壊的でない。しかし、あなたは神の意思さえ破壊的になれると信じている。こんなコンフリクトを、あなたは起こすことは出来るが、それだけの話だ。神はまったく関知しない。独り相撲を取っているのはあなたであって、神はあなたと相撲などしない。



6. It is insane to use the body as the scapegoat for guilt, directing its attack and blaming it for what you wished it to do.
  • insane [inséin] : 「正気でない、精神障害の、非常識な」
  • scapegoat [skéipgòut] : 「身代わり、犠牲、他人の罪を負う者、いけにえ」
  • guilt [gílt] : 「犯罪、あやまち、有罪、罪」
  • direct [dərékt] : 「命令する、指図する」
  • attack [ətǽk] : 「攻撃、暴行、襲撃」
  • blame [bléim] : 「非難する、とがめる、責める、〜の責任にする」
❖ "It is insane to use ~ "ここは"It ~ to ~ "の構文、「肉体を、罪の意識のためのスケープゴートに使い、」。"directing its attack ~ "分詞構文、単純接続、「肉体の攻撃を指図しておきながら、」"and blaming it for ~ "「あなたが肉体にさせようとしたことで、その肉体を非難するのは、狂気の沙汰だ」。あなたは肉体を攻撃の道具として使う。肉体はあなたの命令を受けて、攻撃し、また、他者から攻撃されるだろう。その上、攻撃した肉体に、あるいは攻撃された肉体に、その攻撃の責任があると主張して、肉体を責めるのである。あなたの心の攻撃性のスケープゴートとして肉体を利用しているのだ。もちろん、あなたの陰にはエゴがいて、すべてを指図しているのだ。攻撃性の全責任を負うべきは、実はエゴなのである。そしてエゴを飼いならしたあなたである。



It is impossible to act out fantasies. For it is still the fantasies you want, and they have nothing to do with what the body does.
  • impossible [impɑ́səbl] : 「不可能な、とてもあり得ない、できない、無理な」
  • act [ǽkt] : 「演じる、行動する」
  • have nothing to do with : 「〜と関係がない、〜と無関係である」
❖ "It is impossible to ~ "「空想を現実化することは不可能だ」。空想はあくまで幻想である。空想が、実相世界で形として現れることはない。"For it is still ~ "「なぜなら、それは、依然として、あなたの欲する空想であり、」"and they have ~ "「空想は、肉体がすることと何の関係もないからである」。非常に難解である。解釈に悩む。空想は想念の一種と考えられるが、その想念は実現化可能の実相的想念ではなく、いわば疑似想念とでも言えるもので、実現化不可能の幻想的想念なのである。あなたは他者を憎んで、他者の肉体をあなたの肉体をもって攻撃させるだろうが、あなたの憎しみがそれで消えるわけではない。あなたの憎しみという空想は、実は、肉体のなすこととは無関係に存続し続けるのである。攻撃によって何も解決しないのはそのためである。逆に、肉体によっても何も解決しないのだ。空想を、幻想世界で見る夢と考えればいいだろう。つまり、二重に幻覚しているのだ。幻想も非現実であるなら、幻想世界で夢見る空想はさらに非現実である。



It does not dream of them, and they but make it a liability where it could be an asset.
  • dream [dríːm] : 「夢を見る」
  • dream of : 「〜の夢を見る、〜を夢見る」
  • liability [làiəbíləti] : 「負債、債務」
  • asset [ǽset] : 「長所、有用なもの、利点、価値のあるもの、貴重なもの、財産、遺産」
❖ "It does not ~ "「肉体は、空想を夢見ることはない」。空想を夢見るのは、エゴに毒されたあなたの心である。"and they but make ~ "「そして、空想は、肉体が有用であるにも関わらず、負なるものとしてしまうのだ」。あなたが肉体をホーリー・スピリットに委ねることが出来れば、ホーリー・スピリットは肉体を利用して実相世界に目覚めさせてくれるだろう。その意味では、肉体は実相的に有用である。しかし、エゴに毒された心は、憎悪という空想に明け暮れし、肉体を攻撃の道具としてだけ利用しようとする。まさに、負の利用と言えよう。もちろん、憎悪という空想を夢見ているのは肉体ではないのだ。エゴである。



For fantasies have made your body your "enemy"; weak, vulnerable and treacherous, worthy of the hate that you invest in it. How has this served you?
  • enemy [énəmi] : 「敵、敵国、かたき」
  • weak [wíːk] : 「弱い、劣っている、力がない、脆弱な」
  • vulnerable [vʌ́ln(ə)rəbl] : 「弱い、脆弱な、攻撃を受けやすい、傷つきやすい」
  • treacherous [trét∫(ə)rəs] : 「不誠実な、裏切りをする、当てにならない、信用できない、信頼できない」
  • worthy [wə́ː(r)ði] : 「〜に値する、〜するに足りる」
  • hate [héit] : 「憎悪、憎しみ、嫌悪」
  • invest [invést] : 「〜を投資する、出資する、運用する」
  • serve [sə́ː(r)v] : 「〜に仕える、〜に役立つ」
❖ "For fantasies have ~ "「なぜなら、空想は、あなたの肉体をあなたの『敵』としてしまったからだ」。"weak, vulnerable and ~ "「肉体は弱々しく、傷つきやすく、信用出来るものではなく、」"worthy of the hate ~ "「投資出来るほどに、憎む価値があると思っている」。"How has this ~ "「こんなことが、あなたに役立つだろうか」。エゴに毒された心は、憎んだ他者を攻撃しても、さらに攻撃しても、心の憎悪を消してくれない肉体に腹を立てている。そして、何かというと病を患い、傷つきやすく、頼りにならない肉体を憎む。こんなエゴに毒された心と肉体の関係が、いったいあなたにとって、何の役に立つというのか。



You have identified with this thing you hate, the instrument of vengeance and the perceived source of your guilt.
  • identify [aidéntəfài] : 「〜を同一に扱う、同一視する」
  • hate [héit] : 「〜を憎む、〜をひどく嫌う」
  • instrument [ínstrəmənt] : 「道具、器具、機器、計器」
  • vengeance [vén(d)ʒ(ə)ns] : 「復讐、仕返し、報復」
  • perceive [pə(r)síːv] : 「知覚する、〜に気付く、〜を見抜く」
  • source [sɔ́ː(r)s] : 「もと、源、起点、原因」
❖ "You have identified ~ "「あなたは、あなたの嫌うこんなものに自己同一化してきたのだ」。あなたは、自分自身を肉体そのものと思ってきた。"the instrument of ~ "「それは、復讐の道具であり、気付けば罪の意識の源なのである」。肉体は攻撃性の道具となり、同胞との分離の象徴として知覚される。分離の象徴を必要としたのは、あなたの罪の意識である。



You have done this to a thing that has no meaning, proclaiming it to be the dwelling place of God's Son, and turning it against him.
  • meaning [míːniŋ] : 「意味、意義、意図、真意」
  • proclaim [proukléim] : 「公表する、宣言する、宣告する、公言する」
  • dwell [dwél] : 「住む、居住する」
  • dwelling place : 「居所、住居」
  • turn against : 「〜に敵対させる」
❖ "You have done this ~ "「あなたは、何の意味も持たないものに対して、こんなことをしてきたのだ」。幻想に過ぎない肉体に対して、攻撃の道具であり、罪の意識の源であるなど、まさにスケープゴートとして肉体を扱ってきた。"proclaiming it to be ~ "分詞構文、付帯状況、「そして、肉体こそが神の子の住家であると宣言し、」つまり、肉体にアイデンティティを求め、"and turning it ~ "「同時に、肉体を神の子と敵対させているのである」。つまり、肉体を最も嫌ってきたのである。したがって、あなたが求めなくてはならないものは、エゴと肉体の逆のもの、つまり、ホーリー・スピリットと心、なのである。幻想のエゴと肉体から解放され、実相のホーリー・スピリットと心に回帰すること、それがACIMの最大のテーマなのだ。
 
 
 

T-18.VI.3:1 ~ T-18.VI.4:8

3. Minds are joined; bodies are not. Only by assigning to the mind the properties of the body does separation seem to be possible.

  • join [dʒɔ́in] : 「つなぎ合わせる、結び付ける、結合する、連結する、合わせる」
  • assign [əsáin] : 「〜を割り当てる、指定する、任命する、〜を当てがう、与える」
  • property [prɑ́pə(r)ti] : 「特性、性質」
  • separation [sèpəréi∫n] : 「分離、区別、別居、別離、離脱」
  • possible [pɑ́səbl] : 「可能性がある、起こり得る、あり得る、なし得る」
❖ "Minds are joined ~ "「肉体は分離しているが、心は結合している」。実相世界の神の子の心は単一である。その単一の心が幻想世界を夢に見ており、分裂した肉体と、その肉体に幽閉された心を幻覚しているのだ。"Only by assigning ~ "「心に、肉体の属性を割り当てることによってのみ、」"does separation seem ~ "「分離は可能であるかのように見えるのだ」。肉体が分離している(肉体の属性)から、心も分離しているかのように見えてしまうのである。



And it is mind that seems to be fragmented and private and alone.
  • fragment [frǽgmənt] : 「砕ける、寸断する」
  • private [práivət] : 「私的な、自分だけが持つ、個人の、私有の」
  • alone [əlóun] : 「独りの、単一の、単独の」
❖ "And it is mind that ~ "「分離が可能だと思われた心は、バラバラに寸断され、プライベートなものとなり、単独に存在しているかのように見える心となるのだ」。幻想世界に住む我々の心の状態がこれである。



Its guilt, which keeps it separate, is projected to the body, which suffers and dies because it is attacked to hold the separation in the mind, and let it not know its Identity.
  • guilt [gílt] : 「犯罪、あやまち、有罪、罪」
  • keep [kíːp] [SVOC] : 「〜の状態にしておく、〜にしておく」
  • project [prədʒékt] : 「 〜を投影する、発射する、投げ出す」
  • suffer [sʌ́fə(r)] : 「苦しむ、苦痛を感じる、病気をする」
  • die [dái] : 「死ぬ、死亡する」
  • attack [ətǽk] : 「〜を襲う、〜を攻撃する、〜を非難する」
  • hold [hóuld] : 「維持する、保持する、持続する」
  • separation [sèpəréi∫n] : 「分離、区別、別居、別離、離脱」
  • identity [aidéntəti] : 「正体、身元、独自性、固有性、同一性」
❖ "Its guilt, which keeps ~ "「心が隠し持つ罪の意識は、心を分離した状態に保持するのだが、その罪の意識は、肉体に投射される」。"which suffers and ~ "「そして、投射された肉体は病を患い、死ぬ」。"because it is attacked ~ "「なぜなら、心の分離を保持するために、そして、本当の心とは何なのかを知らせないために、肉体は攻撃されるからだ」。非常に難解である。本文には明記されていないが、エゴの関わりを考えると、この箇所は解明出来る。神の子は神から分離した後、神を裏切ってしまった罪の意識と、神から罰せられるであろう恐れとに嘖(さいな)まれ、自己を乖離(かいり)し、幻想世界を心の外側に投射する。乖離によって、別人格の自分を作り出すのだが、よりによって、神の子はエゴを偽創造してしまったのだ。エゴも、その正体は幻想である。エゴは、肉体が心を包み込み、その心の奥底に罪の意識を隠し持っていることを知っている。幻想のエゴにとって、神の子の心の分離は必須である。心が再統一して幻想から目覚めてしまえば、エゴも同時に消滅するからだ。そこで、エゴは、心は肉体に閉じこめられた奴隷と位置づけ、肉体が分離している以上、心も分離し、心をバラバラな孤独状態に保持させるのである。心を分離させるには、肉体を分離させておかなくてはならない。心以上に肉体に関心が向くようにしなくてはならない。よもや、肉体が幻想だなどと思わせてはならないのだ。そこで、エゴは、エゴの思考システムを巧妙に築き、得るためには奪え、攻撃される前に攻撃せよ、という鉄則を掲げることになる。奪い合い、攻撃し合い、憎しみ合い、殺し合っている内は、肉体は現実で、分離は保証されるというわけである。奪い合いや、攻撃し合いが不足だと感じるや、エゴは肉体を病に追いやり、死に直面させる。結果、人間は死に至っても、心の実相性に気付くことなく、深い眠りの中で幻想の肉体を朽ち果てさせていくのである。かくして、エゴは安泰ということになる。



Mind cannot attack, but it can make fantasies and direct the body to act them out. Yet it is never what the body does that seems to satisfy.
  • attack [ətǽk] : 「〜を襲う、〜を攻撃する、〜を非難する」
  • fantasy [fǽntəsi] : 「想像、空想、幻想、白日夢」
  • direct [dərékt] : 「命令する、指図する」
  • act [ǽkt] : 「〜を演じる、〜の演技をする」
  • satisfy [sǽtisfài] : 「〜を満足させる、納得させる」
❖ "Mind cannot ~ "「心は攻撃出来ない」。"but it can make fantasies ~ "「しかし、心は空想することは出来、肉体に空想を実演させようと命ずることは出来るのだ」。ここに書かれた心は、エゴに毒された心と考えていいだろう。本当の心は攻撃出来ないが、エゴに唆(そそのか)された心は、肉体に攻撃という空想劇を演じさせることは出来るのだ。"Yet it is never what ~ "意訳する、「しかし、肉体がどんなに空想を実演しても、(エゴに毒された)心を満足させることは出来ない」。肉体が攻撃し、攻撃され、奪い、奪われても、エゴは決して満足することなく、一生涯、肉体に攻撃を続けさせ、死ぬまで奪い合いをさせようとするのだ。肉体が果てるまで、分離を維持しなくてはならないからだ。



Unless the mind believes the body is actually acting out its fantasies, it will attack the body by increasing the projection of its guilt upon it.
  • unless [ənlés] : 「〜でない限り、〜である場合を除いて」
  • believe [bilíːv] : 「信じる、真に受ける、確信する、信頼する」
  • actually [ǽkt∫u(ə)li] : 「実際は、本当は、実は、実のところ」
  • increase [inkríːs] : 「〜を増やす、増大させる、増加させる」
  • projection [prədʒék∫n] : 「投射、投影、射影、映写」
  • guilt [gílt] : 「犯罪、あやまち、有罪、罪」
❖ "Unless the mind believes ~ "「心が、肉体が実際に心の描いた空想を実演していると信じることが出来ない限り、」"it will attack the body ~ "「心は、〜することで、肉体を攻撃するであろう」。"by increasing ~ "「心の中の罪の意識を肉体の上に投射することを増大させることで、」心は肉体を攻撃するであろう。ここに至っては、心(mind)は、ほぼエゴ(ego)と同等に扱われている。心をエゴに置き換えて読んでみればいい。エゴは、本当に肉体が攻撃し、奪っているか、それが信じられない限り、ますます、肉体に罪の意識を投射するのである。つまり、エゴは、あなたにこう囁(ささや)く。お前は神を裏切り、神に罰せられる罪深い人間だ。お前の同胞も同様であって、虫けら同士のお前達は、弱肉強食の法則によって、殺すか殺されるか、奪うか奪われるか、攻撃するか攻撃されるか、そのどちらかなのだ。これが、神を裏切ったことによる神の罰だと思え。そして、罪を負った肉体は病に侵され、死を回避することは出来ないのだ。苦しみと絶望、孤独と闇、これが罪を負った虫けらの現実だ。



4. In this, the mind is clearly delusional. It cannot attack, but it maintains it can, and uses what it does to hurt the body to prove it can.
  • clearly [klíə(r)li] : 「疑いもなく、明らかに」
  • delusional [dilúːʒənəl] : 「妄想の」
  • maintain [meintéin] : 「〜と主張する」
  • hurt [hə́ː(r)t] : 「〜を傷つける、〜に苦痛を与える」
  • prove [prúːv] : 「証明する、立証する」
❖ "In this, the mind ~ "「このような状態にあっては、心は明らかに妄想的である」。エゴが妄想的であるから、エゴに毒された心も妄想的になる。"It cannot attack, but it ~ "「(本来、) 心は攻撃出来ないものだが、(妄想に駆られた)心は、攻撃出来ると主張する」。"and uses what it does ~ "「そして、攻撃出来ることを証明するために、肉体を傷つけることを利用するのだ」。心が肉体を傷つけるとき、その肉体が他者の肉体とは限らない。実際、あなたの心があなたの肉体を傷つけること、つまり、攻撃することは、頻繁に起きることである。あなたの肉体の痛み、病、怪我、等々、は、あなたの心が作り出しているのだ。ジョン・サーノ博士の腰痛理論を思い出してもらいたい。あなたの怒りという感情が、あなたの痛みを作り出しているという論理だ。



The mind cannot attack, but it can deceive itself. And this is all it does when it believes it has attacked the body.
  • deceive [disíːv] : 「欺く、惑わす、だます、裏切る」
❖ "The mind cannot ~ "「心は、(本来)攻撃出来ないが、」"but it can deceive ~ "「心は、心自身を騙すことは出来るのである」。"And this is all it does ~ "「心が肉体を攻撃したと信じ込むとき、心のなしたことは、この自己欺瞞なのである」。もちろん、エゴに毒された心が、自分自身を騙し、欺くのである。本来の心は、攻撃も出来なければ、自己を騙すことも出来はしない。



It can project its guilt, but it will not lose it through projection.
  • project [prədʒékt] : 「〜を投影する、発射する、投げ出す」
  • guilt [gílt] : 「犯罪、あやまち、有罪、罪」
  • lose [lúːz] : 「〜を死なせる、滅ぼす、〜を取り除く、減らす」
  • through [θruː] : 「〜を通じて、〜の手を経て、〜を介して」
  • projection [prədʒék∫n] : 「投射、投影、射影、映写」
❖ "It can project ~ "「(エゴに毒された)心は、心の中の罪の意識を投射出来る」。つまり、悪いのは自分ではなくアイツだ、アイツに罪があるのだ、と主張するのである。あるいは、罪があるのはオレだけじゃない、みんな罪深いのさ、というのも一種の投射であろう。要するに、言い訳である。"but it will not lose ~ "「しかし、心は、投射を通して、罪の意識を消滅させてはいないのだ」。目先をごまかしているだけで、罪の意識は残ったままである。まさに、自己欺瞞である。



And though it clearly can misperceive the function of the body, it cannot change its function from what the Holy Spirit establishes it to be.
  • though [ðóu] : 「〜にもかかわらず、たとえ〜でも」
  • clearly [klíə(r)li] : 「疑いもなく、明らかに」
  • misperceive [mìspə(r)síːv] : 「誤解する、誤って知覚する」
  • function [fʌ́ŋ(k)∫n] : 「職務、役割、機能、作用、働き、効用」
  • change [t∫éin(d)ʒ] : 「〜を変える、〜を変更する、〜を変換する」
  • establish [istǽbli∫] : 「確立する、制定する、成立させる、達成する、樹立する」
❖ "And though it clearly ~ "「そして、たとえ、心が明らかに、肉体のもつ役割を誤って知覚することが可能だとしても、」つまり、肉体を攻撃のための道具とすること。"it cannot change ~ "「心は、ホーリー・スピリットが、心はこうあるべきと確立したことから、その役割を変えることは出来ないのだ」。ホーリー・スピリットとあるが、神と捉えた方がいいだろう。つまり、神が神の子の心を、こうあるべきと確立して、創造したのである。神が確立した心を変えることは出来ない。エゴに毒されていない心は、したがって、永遠に純粋で神聖なのである。



The body was not made by love. Yet love does not condemn it and can use it lovingly, respecting what the Son of God has made and using it to save him from illusions.
  • condemn [kəndém] : 「〜を非難する、責める、罵倒する」
  • lovingly [lʌ́viŋli] : 「かわいがって、愛情を込めて、優しく」
  • respect [rispékt] : 「〜を尊敬する、敬う、尊ぶ、重んじる」
  • save [séiv] : 「救う、助ける」
  • illusion [ilúːʒ(ə)n] : 「幻想、幻覚、錯覚」
❖ "The body was ~ "「肉体は、愛によって作られたのではない」。ここはちょっと深読みして、肉体は、神の愛によって、神が創造したものではない、と解釈しておこうか。肉体は幻想に過ぎない。"Yet love does not condemn ~ "「しかし、愛は肉体を非難することはないし、肉体を、愛をもって利用することが出来るのである」。"respecting what ~ "分詞構文、付帯状況、「そして、愛は、神の子が作ったものに敬意を表し、」つまり、肉体に敬意を表し、"and using it to save ~ "「肉体を、幻想から救い出すために利用するのである」。ここの愛を、神の愛、つまり、ホーリー・スピリットの愛と解釈すれば、ホーリー・スピリットはあなたの肉体を尊重し、肉体を利用して、あなたを幻想から救い出してくれる、と解釈出来る。ホーリー・スピリットは、あたかも、毒をもって毒を制すかのように、幻想をもって幻想を制するのである。肉体をもったあなたに対して、その肉体を否定するのではなく、肉体が幻想であることをあなたに悟らせ、それによって実相に目覚めさせようとするのだ。
 
 
 

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