●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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T-18.VII.5:1 ~ T-18.VII.6:8

5. Your way will be different, not in purpose but in means. A holy relationship is a means of saving time.

  • different [díf(ə)r(ə)nt] : 「相違する、違っている、異なる」
  • purpose [pə́ː(r)pəs] : 「目的、意図、狙い、意向、趣旨、意味」
  • means [míːnz] : 「手段、方法、資力」
  • holy [hóuli] : 「神聖な」
  • relationship [riléi∫n∫ìp] : 「関係、結び付き、かかわり合い、関連」
  • save [séiv] : 「省く、〜を節約する、割り引く、確保しておく」
  • saving : 「節約、省力、倹約」
❖ "Your way will ~ "「あなたの行く道は異なるものとなろう」。悟りに至った先人達と、異なった道を行くことになろう。"not in purpose ~ "「目的が異なるのではなく、方法が異なるのだ」。幻想世界を捨てて実相世界に目覚めるという目的は先人達の目的と同じだが、そのために先人達が血を流したような、一生涯を掛けた厳しい修業や苦行をするのではない。"A holy relationship ~ "「聖なる関係性は、時間を節約する手段となる」。悟りのために費やす時間が、聖なる関係性によって大幅に節約出来る。つまり、先人達は絶対自力によって悟りに辿り着く方法をとったのだが、あなたは、ホーリー・スピリットの力を借りながら同胞と聖なる関係を築き、あるいは、神やホーリー・スピリットとの神聖な関係性に自らを委ね、絶対他力を通して、悟りに至る方法をとるのである。



One instant spent together restores the universe to both of you. You are prepared.
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
  • spent [spént] : 「spend の過去・過去分詞形」
  • spend [spénd] : 「使う、費やす、浪費する」
  • together [təgéðə(r)] : 「共に、一緒に、同時に」
  • restore [ristɔ́ː(r)] : 「回復させる、修復する、復活させる、復帰させる」
  • both [bóuθ] : 「両方、双方」
  • prepare [pripéə(r)] : 「〜を準備する、用意する、支度する、〜を覚悟させる」
  • prepared : 「覚悟ができて、心構えができて、腹ができて」
❖ "One instant spent ~ "「一緒に過ごす一瞬が、両者にとっての宇宙を修復するのである」。あなたと同胞は、聖なる瞬間を共有することで、共に実相世界に目覚めることが出来、それまでの幻想世界は消滅して、いわば、あなたと同胞にとっての宇宙が修復されるのである。その宇宙のすべては、あなたの心の中に存在するのだ。



Now you need but to remember you need do nothing.
  • remember [rimémbə(r)] : 「〜を覚えている、〜を思い出す」
  • need [níːd] : 「〜する必要がある」
❖ "Now you need but ~ "「今や、あなたは何もする必要がないと、思い出す必要があるだけだ」。あなたが同胞と、あるいは神やホーリー・スピリットと神聖な関係性を築くだけで、その他の厳しい修業も一生を費やす試練も苦行も必要ない。神やホーリー・スピリットに、素直な気持ちをもって絶対他力するだけいいのだ。あなたは何もする必要はない。むしろ、何も出来ないのだ、と言った方がいいかもしれない。なぜなら、夢の中でどんなにあがいてみても、いったいそれが何になろうか。悪夢から目覚める方が、どれほど重要だろう。だからこそ、ホーリー・スピリットに絶対他力して、幻想という悪夢から目覚めることが第一の目的なのである。



It would be far more profitable now merely to concentrate on this than to consider what you should do.
  • far [fɑ́ː(r)] : 「はるかに、おおいに」
  • profitable [prɑ́fətəbl] : 「利益になる、もうかる、有益な、有利な、ためになる」
  • merely [míə(r)li] : 「ただ単に、単に」
  • concentrate [kɑ́ns(ə)ntrèit] : 「集中する、全力を注ぐ、専念する、念じる」
  • concentrate on : 「〜に集中する、〜に注意を向ける、〜に焦点を合わせる、〜に専念する」
  • consider [kənsídə(r)] : 「〜と考える、〜を考慮する」
❖ "It would be far more ~ "ここは"It ~ to ~ "の構文、「今や、単にこのことに集中することのが、何をすべきか考えるよりも、遥かに有益であろう」。どんな修業や苦行をして悟りに達するべきか、あれこれと考えるよりも、聖なる関係性に絶対他力して、自分は何もすることがないと宣言することの方が、悟りの実現のためには、とても時間短縮になるのである。



When peace comes at last to those who wrestle with temptation and fight against the giving in to sin; when the light comes at last into the mind given to contemplation; or when the goal is finally achieved by anyone, it always comes with just one happy realization; "I need do nothing."
  • peace [píːs] : 「平和、安らぎ、平穏、安心、安定s」
  • at last : 「最後に、ついに、とうとう、やっと」
  • wrestle [résl] : 「闘う、格闘する、立ち向かう」
  • wrestle with : 「戦う、格闘する」
  • temptation [tem(p)téi∫n] : 「誘惑、衝動、誘惑物」
  • fight [fáit] against : 「〜と戦う」
  • give in : 「屈する、屈服する、降参する、降伏する」
  • sin [sín] : 「罪、罪悪、ばかげたこと、過失、罪業」
  • contemplation [kὰntəmpléiʃən] : 「沈思、黙考、熟考、熟視、熟慮」
  • goal [góul] : 「目標、目的地、目的、目指すもの」
  • finally [fáin(ə)li] : 「ついに、最後に、最終的に、とうとう」
  • achieve [ət∫íːv] ] : 「成し遂げる、達成する、成就する、やり遂げる、実現する」
  • always [ɔ́ː(l)weiz] : 「いつも、常に」
  • realization [rìːələzéi∫n] : 「理解、認識、実感」
❖ "When peace comes ~ "「誘惑と格闘したり、罪の意識に屈することと戦う者に、ついに平和が訪れるとき、」"when the light comes ~ "「沈思黙考に捧げられた心に、ついに光が差すとき、」"or when the goal is ~ "「あるいは、誰かによって、ついに目的が達成されるとき、」"it always comes with ~ "「それはいつも、幸せな認識とともにやって来るのだ」。 "I need do nothing"「それは、『私は何もする必要がない』という幸せな認識である」。何もする必要がないというのは、「果報は寝て待て」という意味合いではない。肉体や精神を痛めつけるような苦行をする必要はないということであって、聖なる瞬間を希求し、実相世界に目覚めたいという望みを明確に意識化し、その意思を宣言、表示する必要はあるのだ。その上で、自力で何とかしようとせずに、神やホーリー・スピリットに成すべきことのすべてを絶対他力すればいいのである。



6. Here is the ultimate release which everyone will one day find in his own way, at his own time.
  • ultimate [ʌ́ltəmət] : 「最終的な、最大の、最高度の、究極の」
  • release [rilíːs] : 「解放、解き放すこと、解除、免除」
  • one day : 「いつか、ある日」
  • find [fáind] : 「見つける、発見する、見いだす」
  • in one's own way : 「独自の、自己流に、自分なりに,自分なりのやり方で」
❖ "Here is the ultimate ~ "「ここに、究極的な解放があるのだ」。"which everyone will ~ "「それは誰でも、いつかは、自分のやり方で、自分の時が満ちたときに、見いだす解放なのである」。無理をしなくても、いつかは到達出来る解放である。しかし、くどいようだが、その解放を、あなたが自分の意思で求めなくてはいけない。神もホーリー・スピリットも、あなたの意思を第一に重んじているのであって、意思のないあなたには、ホーリー・スピリットの手は差し伸べられないのだ。聖書に言う「求めよ、さらば与えられん」という言葉はそのことだ。



You do not need this time. Time has been saved for you because you and your brother are together.
  • save [séiv] : 「省く、〜を節約する、割り引く、確保しておく」
❖ "You do not need ~ "「あなたは、このための時間を必要とはしていない」。解放を意思し、時間がたてば、あなたは解放に到達出来るが、そのための時間というものは、本当は必要ない。"Time has been saved ~ "「あなたにとって、時間は節約されているのだ」。解放のための時間は短縮されている。"because you and ~ "「なぜなら、あなたは、あなたの同胞と一緒だからだ」。あなたが同胞と神聖な関係にあるなら、そのために解放への道のりは短縮され、時間は大幅に節約出来る。この瞬間にも、あなたは、同胞共々解放され得るのだ。



This is the special means this course is using to save you time.
  • special [spé∫l] : 「特別な、独特の、特別の、特有の」
  • means [míːnz] : 「手段、方法、資力」
❖ "This is the special means ~ "「これは、この奇跡のコース(ACIM)が、あなたの時間を節約するために利用する特別な方法である」。神の子が、単独、自力で天の王国にアセンションする方法をとるのではなく、神の子が同胞と聖なる関係性をもち、その神聖さを分かち合うことで神聖さを拡張増大し、さらなる同胞達を誘い込んで、多くの神の子が一挙に天の王国にアセンションする方法をとるのである。しかも、このコースは、一切の苦行も、肉体的精神的苦痛も要求しない。何もする必要はない、ホーリー・スピリットにすべてを委ねよ、と教えているのである。容易には信じられないかも知れないが、だからこそ、「奇跡のコース」なのである。



You are not making use of the course if you insist on using means which have served others well, neglecting what was made for you.
  • make use of : 「〜を使用する、〜を活用する」
  • insist [insíst] : 「強く主張する」
  • insist on : 「〜を強く主張する」
  • means [míːnz] : 「手段、方法、資力」
  • serve [sə́ː(r)v] : 「〜に役立つ、〜に仕える」
  • neglect [niglékt] : 「無視する、軽視する、ほったらかす、顧みない」
❖ ここは後ろから訳していく、"if you insist on using ~ "「もし、あなたが、他者がうまくいった方法を執拗に使いたいと思い、あなたのために作られたものを軽視するならば、」つまり、先人達が悟りに成功した苦行という方法に固執し、ホーリー・スピリットがあなたのために用意してくれた、より簡単な悟りの方法を無視するならば、"You are not making use ~ "「あなたは、このコースを活用しているとは言えまい」。だからこそ、このコースを笑う者は、このコースを読む器の人間ではないのだ。世に多くの苦行本が流布しているのだから、それらを漁り読めばいいのである。



Save time for me by only this one preparation, and practice doing nothing else.
  • preparation [prèpəréi∫n] : 「用意、準備、支度」
  • practice [prǽktis] : 「〜を実行する、順守する、実践する、実施する」
❖ "Save time for me ~ "「この、たった一つの準備をすることで、私(イエス)のために、時間を節約しなさい」。同胞達や、神、ホーリー・スピリットとの聖なる関係性を築き、他の一切をホーリー・スピリットに委ねるという心の準備をすることで、あなたの目覚めのための時間を節約しなさい。そうすることは、キリストとしての、あるいはホーリー・スピリットとしてのイエスのためにも、時間の節約になるのだ。"and practice doing ~ "「そして、その他のことは一切しないということを実行しなさい」。要らざる苦行や魔術に誘惑されることのないように。特に、魔術の魅力には負けないことである。



"I need do nothing" is a statement of allegiance, a truly undivided loyalty.
  • statement [stéitmənt] : 「声明、メッセージ、陳述、述べたこと、発言、供述、記述」
  • allegiance [əlíːdʒ(ə)ns] : 「忠誠、忠実」
  • truly [trúːli] : 「全く、本当に、真に、正確に、忠実に」
  • divide [diváid] : 「〜を分裂させる、〜を分ける、分割する」
  • undivided : 「分割されていない、分裂していない」
  • loyalty [lɔ́i(ə)lti] : 「忠義、誠実、忠実、忠誠」
❖ ""I need do nothing" is a statement ~ "「『私は何もしない』という宣言は、忠誠心を表した声明であり、」"a truly undivided ~ "「真に、分裂していない誠実さを表している」。ホーリー・スピリットを信じていることの表れであり、エゴとホーリー・スピリットに分裂した心ではないことの証拠だ。ホーリー・スピリットを信じることは、もちろん、神を信じることであるが、究極、自分自身を信じることである。神への忠誠は、神の命令に従うという意味合いではなく、自分の信念を信じて疑わないという、自分に対する誠実さを表しているのだ。



Believe it for just one instant, and you will accomplish more than is given to a century of contemplation, or of struggle against temptation.
  • believe [bilíːv] : 「信じる、真に受ける、確信する、信頼する」
  • accomplish [əkɑ́mpli∫] : 「成し遂げる、完遂する、成就する、達成する」
  • given [gívn] : 「give の過去分詞形」
  • century [sén(t)∫(ə)ri] : 「1世紀」
  • contemplation [kὰntəmpléiʃən] : 「沈思、黙考、熟考、熟視、熟慮」
  • struggle [strʌ́gl] : 「奮闘、苦闘、苦心」
  • against [əgénst] : 「〜に対して、〜に反対して」
  • temptation [tem(p)téi∫n] : 「誘惑、衝動、誘惑物」
❖ "Believe it for just ~ "「ほんの一瞬でも、それを信じなさい」。ホーリー・スピリットを信じなさい。または、ホーリー・スピリットを信じる自分を信じなさい。あるいは、単純に、この奇跡のコース(ACIM)を信じなさい。このコースが勧める悟りのメソッドを信じなさい。"and you will accomplish ~ "「そうすれば、あなたは、100年に及ぶ沈思黙考や誘惑との戦いで得られるよりも多くのものを成し遂げることが出来るのである」。
 
 
 

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