●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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T-10.I.2:1 ~ T-10.I.3:7

2. You are at home in God, dreaming of exile but perfectly capable of awakening to reality. Is it your decision to do so? 
  • at home : 「自宅に、くつろいで」
  • exile [égzail] : 「追放、亡命、流浪」
  • perfectly [pə́ːrfiktli] : 「完全に、完璧に」
  • capable [kéipəbl] of : 「〜の能力がある、〜ができる」
  • awaken [əwéikn] : 「目覚める、呼び起こす」
  • reality [riǽləti] : 「現実、真実、実相」
  • decision [disíʒən] : 「決定、決意、決心」
❖ "You are at home ~ "「あなたは、神の内にある家にいて、」"dreaming of exile ~ "分詞構文、単純接続、「追放された夢を見ているのだが、」"perfectly capable of ~ "「現実に目覚めることが完璧に出来る」。"Is it your decision ~ "「そうすることが、あなたの決意ではないのか」。アダムとイブの楽園追放を思い出しながら読むといい。ACIMの楽園追放解釈は、アダムが深い眠りに陥り、その夢の中でアダムが追放の夢を見ているだけだ、というものである。それを踏まえて、あなたが神から分離し、あなたがこの世界に肉体をもって生きているというのは夢であるとする。夢から目覚めれば、あなたは本当は神から一歩も離れていなかったことに気が付く。しかし、目覚めなくてはならない。その決意があなたにはあるのか、と問いかけている。



You recognize from your own experience that what you see in dreams you think is real while you are asleep. 
  • recognize [rékəgnàiz] : 「認める、受け入れる」
  • experience [ikspíəriəns] : 「経験、体験」
  • while [hwáil] : 「〜の間ずっと、〜する間に」
  • asleep [əslíːp] : 「眠っている状態の」
❖ "You recognize ~ "「あなたは、あなた自身の経験からthat以下を認識している」。"what you see ~ "「あなたが眠っている間は、あなたが夢で見ていることは現実だと思っている」ということを認識しているはずだ。この世界、この肉体が圧倒的にリアルに見えようが、本当は幻想であって、夢を見ているに過ぎない。



Yet the instant you waken you realize that everything that seemed to happen in the dream did not happen at all. 
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、まさにその時」
  • the instant : 「〜するとすぐ」
  • waken [wéikn] : 「目覚める」
  • seem [síːm] : 「〜のように見える」
  • happen [hǽpn] : 「起こる、発生する」
  • at all : 「全く〜ない、少しも〜ない」
❖ "Yet the instant ~ "「しかし、あなたが目覚めるやいなや、あなたはthat以下を認識する」。"that everything ~ "「夢の中で起きていたかに見えたすべてが、全く起きていなかったのだ」と認識する。私達の心が目覚めれば、この幻想の世界も肉体も、実は存在してなかったことに気が付く。究極的な悟りである。



You do not think this strange, even though all the laws of what you awaken to were violated while you slept. 
  • strange [stréindʒ] : 「奇妙な、変わった」
  • even though : 「〜であるけれども」
  • awaken to : 「〜に気付く、〜を悟る」
  • violate [váiəlèit] : 「違反する、犯す、破る」
  • slept [slépt] : 「sleep の過去・過去分詞形」
❖ "You do not ~ "「あなたは、このことをちっとも奇妙に思わない」。"even though all ~ "「たとえ、あなたが目覚めて気付く物事の法則のすべてが、あなたが眠っている間は破られていたにもかかわらず」。幻想の世界に存在していると信じている私達は、神の世界である実相の法則をことごとく破っている可能性があるにしても、それにまったく気付いていない。たとえば、与えることと得ることは同一であるという法則、真実は分離分裂させることは出来ないという法則、等々。



Is it not possible that you merely shifted from one dream to another, without really waking?
  • possible [pɑ́səbl] : 「可能性がある、あり得る」
  • merely [míərli] : 「ただ単に、単に」
  • shift [ʃíft] : 「変わる、移る」
  • shift from ~ to : 「〜へと変化する」
  • waking [wéikiŋ] : 「目覚め、覚醒」
❖ "Is it not possible ~ "ここは"it ~ that ~ "の構文、「あなたが、本当に目覚めてしまうことなく、一つの夢から別の夢へ、ただ単に移った可能性はないだろうか」。幻想世界は、時間と空間の変化に伴う流動の世界だ。混沌とした夢の移り変わりある。



3. Would you bother to reconcile what happened in conflicting dreams, or would you dismiss both together if you discovered that reality is in accord with neither?
  • bother [bɑ́ðər] : 「悩ませる、困らせる」
  • bother to do : 「わざわざ〜する」
  • reconcile [rékənsàil] : 「調和させる、調停する」
  • conflicting [kənflíktiŋ] : 「相反する、矛盾する」
  • dismiss [dismís] : 「解散させる、退ける」
  • discover [diskʌ́vər] : 「〜を発見する、見いだす」
  • in accord with : 「〜と一致して、〜と調和して」
  • neither [níːðər] : 「どちらも〜ない」
❖ "Would you bother ~ "「コンフリクトを起こしている夢の中のことを、あなたは調停しようと思うだろうか」。夢の中の出来事にちょっかいを出そうなどと思うはずはない。"or would you ~ "「あるいは、もしあなたが、コンフリクトを起こしている両方の夢は現実と調和しないと発見したら、どちらも捨ててしまうだろうか」。夢の内容に関わることなく、夢は受け流すのが一番。夢の中の出来事を真剣に受け止める必要はない。



You do not remember being awake. When you hear the Holy Spirit you may feel better because loving then seems possible to you, but you do not remember yet that it once was so. 
  • remember [rimémbər] : 「〜を思い出す、〜を覚えている」
  • awake [əwéik] : 「目が覚めて、注意して」
  • feel better : 「すっきりする、気が楽になる 」
  • possible [pɑ́səbl] : 「可能性がある、あり得る」
  • yet [jét] : 「まだ、今までのところ」
  • once [wʌ́ns] : 「かつて、以前」
❖ "You do not ~ "「あなたは、目覚めていたことを覚えていない」。"When you hear ~ "「あなたがホーリー・スピリットの声を聞く時、あなたは心地よい気分になれるかもしれない」。"because loving ~ "「なぜなら、その時、愛することがあなたにとって可能であるように思えるからだ」。"but you do ~ "「しかし、あなたは、かつてそうであったことを今は覚えていない」。深い眠りに落ちる前は、あなたは、ホーリー・スピリットの声が聞こえ、愛に満たされていた。愛は分かち合われ、あなたもまた、愛することが出来た。心地よい平和の中に暮らしていたが、夢を見ている今は昔のことを忘れている。



And it is in this remembering that you will know it can be so again. What is possible has not yet been accomplished. 
  • accomplish [əkάmpliʃ] : 「成し遂げる、果たす」
❖ "And it is in ~ "ここは"it ~ that ~ "の構文、「そして、that以下はこれを思い出す中にある」。"that you will ~ "「再びそうなることが可能であると知るようになることは」これを思い出すことの中にある。つまり、ホーリー・スピリットに愛され、自分も愛することが出来、平和に包まれて気分が爽快であったことを思い出すことが出来れば、それは再び再生可能なのだ、ということ。しかし、"What is possible ~ "「可能であることは、まだ成し遂げられてはいない」。再び実現できるのだが、可能と表現される以上、それはまだ達成はされてはいない。途上である。



Yet what has once been is so now, if it is eternal. When you remember, you will know that what you remember is eternal, and therefore is now.
  • eternal [itə́ːrnl] : 「永遠の、永久の」
❖ "Yet what has ~ "「しかし、もし、それが永遠であるなら、かつてそうであったことは、今もそうである」。ホーリー・スピリットに愛され、自分も愛することが出来、平和に包まれて気分が爽快であったことは実相の世界の出来事であり、実相が永遠である限り、それは時を超越して不変であり、今ここで起きていることである。時間をリニア的にとらえれば、それは未来の出来事になるが、時間は幻想であり物事はホログラム的にとらえるのが正当なので、すべての出来事は既に起きており、永遠に続くことになる。"When you remember ~ "「あなたが思い出した時、あなたはthat以下を知るだろう」。"that what you ~ "「あなたが思い出したことは永遠であり、したがって、今起きている」と知るだろう。あなたが思い出したことは実相の世界の出来事であった。したがって、時間を超越した今、それはここで起きている。未来に何かを待つ必要などない。今、深い眠りから目覚めればいいのだ。






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