●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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T-18.VIII.7:1 ~ T-18.VIII.8:7

7. Do not accept this little, fenced-off aspect as yourself. The sun and ocean are as nothing beside what you are.

  • accept [əksépt] : 「承認する、認める、容認する、受け入れる」
  • ocean [óu∫n] : 「大洋、海」
  • fence [féns] : 「〜をフェンスで囲う、〜に囲いをする」
  • aspect [ǽspekt] : 「形勢、局面、状況、側面、特徴」
  • beside [bisáid] : 「〜のそばに、〜の傍らに、〜の脇に」
❖ "Do not accept this ~ "「この小さな、フェンスで囲まれた一側面を、あなた自身であると受け入れてはいけない」。肉体こそ自分だ、などと思ってはいけない。"The sun and ocean ~ "「太陽や大海原さえ、本当のあなたと比較したら無に等しいのだ」。あなたの心は宇宙を包み込んでいるのだから、その心に比べたら、太陽も大海原も無に等しい。



The sunbeam sparkles only in the sunlight, and the ripple dances as it rests upon the ocean.
  • sunbeam [sʌ́nbìːm] : 「日光、太陽光線」
  • sparkle [spɑ́ː(r)kl] : 「きらめく、輝く、火花を発する」
  • sunlight [sʌ́nlàit] : 「太陽の光、直射日光、太陽光、日光」
  • ripple [rípl] : 「さざ波、波紋」
  • dance [dǽns] : 「ダンスする、舞う、踊る」
  • rest on : 「〜にある、〜に存在する、〜の上に載っている」
❖ "The sunbeam sparkles ~ "「太陽の光があってこそ、雲間から漏れる一条の光は輝くのであり、」"and the ripple dances ~ "「大海原があるからこそ、その上で、さざ波はダンスを踊るのだ」。存在の源は太陽であり、大海原であるように、あなたのちっぽけな肉体の源は、あなたの心にほかならない。肉体は、あなたの心が生み出した幻想に過ぎないのだ。肉体は、あなたの心のさざ波なのである。



Yet in neither sun nor ocean is the power that rests in you.
  • neither [níːðə(r)] A nor B : 「AもBも〜ない」
  • power [páuə(r)] : 「力、能力、勢力」
❖ "Yet in neither sun ~ "「しかし、あなたの心に宿るパワーは、太陽にも大海原にも見当たらない」。あなたの心がもっている実相的パワーは、あれほど雄大な太陽にも大海原にも勝るものである。そのパワーこそは、創造するパワーであり、奇跡を起こすパワーである。世界を癒すパワーと考えてもいい。すなわち、愛というパワーである。



Would you remain within your tiny kingdom, a sorry king, a bitter ruler of all that he surveys, who looks on nothing yet who would still die to defend it?
  • remain [riméin] : 「とどまる、滞在する、残る、残存する」
  • within [wiðín] : 「〜の中に、〜の内部に」
  • tiny [táini] : 「とても小さい、ちっぽけな、極めて小さな」
  • kingdom [kíŋdəm] : 「王国、王領」
  • sorry [sɑ́ri] : 「哀れな、惨めな、嘆かわしい、情けない、悲しい」
  • king [kíŋ] : 「王、君主、国王」
  • bitter [bítə(r)] : 「冷酷な、無情の、むごい」
  • ruler [rúːlə(r)] : 「支配者、主権者、君主、指導者」
  • survey [sə(r)véi] : 「〜を見渡す、見回す、概観する」
  • die [dái] : 「死ぬ、死亡する」
  • defend [difénd] : 「〜を守る、防衛する」
❖ "Would you remain ~ "「あなたは、あなたの小さな王国の中にとどまっていたのか」。"a sorry king, a bitter ~ "「惨めな王、目にするものをことごとく冷酷に扱う支配者、」"who looks on ~ "「あなたの小さな王国の王は、意味のない無を目にして、死んでもそれを守ろうとする」。あなたの小さな王国である肉体を支配している王とは、もちろん、エゴのことである。エゴは、決して意味のない幻想を捨てようとはしない。なぜなら、エゴ自身が幻想であるからだ。



This little self is not your kingdom. Arched high above it and surrounding it with love is the glorious whole, which offers all its happiness and deep content to every part.
  • arch [ɑ́ː(r)t∫] : 「〜をアーチ状に曲げる、〜にアーチを取り付ける」
  • high [hái] : 「高い、高いところにある、高地の」
  • above [əbʌ́v] : 「〜よりも上側に、〜の上に」
  • surround [səráund] : 「包囲する、取り囲む」
  • glorious [glɔ́ːriəs] : 「壮大な、壮麗な、美しい、輝かしい」
  • whole [hóul] : 「全部の、完全な、全体の、丸ごとの」
  • offer [ɔ́(ː)fə(r)] : 「差し出す、捧げる、提供する」
  • happiness [hǽpinəs] : 「幸福、喜び、幸せ」
  • deep [díːp] : 「深い、深さがある、濃い」
  • content [kɑ́ntent] : 「満足」
  • part [pɑ́ː(r)t] : 「一部、部分、部品、パーツ」
❖ "This little self ~ "「この小さな自分自身は、あなたの王国ではない」。"Arched high above ~ "倒置文、「輝かしい完全性(の実相世界)が、(小さな王国の)はるか頭上にアーチを掛け、愛をもって小さな王国を包み込んでいる。"which offers all its ~ "「そして、その幸せと深く満たされた思いを、(小さな王国の)すべての部分に差し出しているのだ」。幻想世界を実相世界が暖かく包み込み、愛、平和、幸せ、満たされた思い、慈しみ、等々を、この世界にくまなく分け与えている。



The little aspect that you think you set apart is no exception.
  • aspect [ǽspekt] : 「形勢、局面、状況、側面、特徴」
  • set apart : 「離す、分離する」
  • exception [iksép∫n] : 「例外、除外」
❖ "The little aspect that ~ "「あなたが、分離出来たと思っている、小さな側面も、その例外ではない」。外界から分離したと思っている肉体を伴ったあなたも、実相世界から包み込まれ、愛を差し出されているのだ。




8. Love knows no bodies, and reaches to everything created like itself. Its total lack of limit is its meaning.
  • reach [ríːt∫] : 「伸びる、向かう、及ぶ」
  • create [kriéit] : 「〜を創造する、創り出す」
❖ "Love knows ~ "「愛は肉体を知らない」。肉体を必要としない、という意味合い。"and reaches to ~ "「愛自体と同じように創造されたすべてのものに、愛は手を差し伸べる」。神の愛によって創造された神の子すべてに、実相世界の愛は差し出されるのである。その愛は、想念と抽象の実相世界の純粋な愛であって、幻想世界の具象的な肉体を必要としない。"Its total lack of ~ "「制限というものをまったくもたないことが、愛の意味なのだ」。制限のある愛は、したがって、愛としての意味はなく、結果、愛ではない。



It is completely impartial in its giving, encompassing only to preserve and keep complete what it would give.
  • completely [kəmplíːtli] : 「完全に、十分に、全面的に、全く、徹底的に」
  • impartial [impɑ́ː(r)∫l] : 「偏らない、公平な」
  • encompass [inkʌ́mpəs] : 「〜を包み込む、包囲する、取り囲む、網羅する、含む、包含する」
  • preserve [prizə́ː(r)v] : 「〜を保つ、保存する、〜を維持する、持続する、守る」
  • keep [kíːp] : 「〜の状態にしておく、保つ、〜にしておくs」
  • complete [kəmplíːt] : 「全部そろった、完全な、全部の、全くの」
❖ "It is completely ~ "「愛が与えられるとき、それは完全に平等である」。"encompassing only to ~ "「愛が与えた、その愛を、完全に保ち続けるためだけに、愛は包み込んでいるのである」。実相世界の愛、つまり、神の愛は、完全平等に与えられる。しかし、その愛を純粋な愛のままに保持するために、神は、愛を与えた者達を包み込んでいるのである。砕(くだ)いて言うなら、神は我々に、真実の愛を知って欲しいと願い、また、真実の愛で愛して欲しいと望み、無限の愛で我々を包み込んでいるのだ。



In your tiny kingdom you have so little! Should it not, then, be there that you would call on love to enter?
  • call on : 「求める、要求する、所望する、頼む、求める、所望する」
  • enter [éntə(r)] : 「〜に入る、〜に参加する、〜に立ち入る」
❖ "In your tiny kingdom ~ "「あなたの小さな王国の中にとどまったのでは、あなたはほとんど何も手に入れることが出来ない」。"Should it not ~ "ここは、"If it should not ~ "のこと、「もしそうであるなら、あなたは、愛に、あなたの王国に入ってきてもらうように頼むべきではないだろうか」。ホーリー・スピリットに入ってきてもらって、肉体から解放してもらうべきではないだろうか。



Look at the desert--dry and unproductive, scorched and joyless--that makes up your little kingdom.
  • desert [dézərt] : 「砂漠、荒れ地、未開墾地」
  • dry [drái] : 「乾いた、乾燥した」
  • unproductive : 「非生産的な、利益のない、不毛の」
  • scorch [skɔ́ː(r)t∫] : 「〜の表面を焼く、〜を焦がす、焦土化する」
  • joyless : 「喜びのない、楽しくない、つまらない」
  • make up : 「作り出す、作り上げる」
❖ "Look at the desert ~ "「(あなたの小さな王国という)砂漠を見てみなさい」。"dry and unproductive ~ "「乾き上がり、不毛で、地表は焦土と化し、喜びはない」。"that makes up ~ "「その砂漠が、あなたの小さな王国を作り上げているのだ」。



And realize the life and joy that love would bring to it from where it comes, and where it would return with you.
  • realize [ríːəlàiz] : 「〜に気が付く、悟る、自覚する、実感する」
  • bring [bríŋ] : 「〜を持って来る、〜を連れて来る」
  • return [ritə́ː(r)n] : 「戻る、帰る、返還する」
❖ "And realize the life ~ "「そして、愛がその砂漠に持ち込もうとする命と喜びに気付きなさい」。"from where it ~ "「愛は、その愛がやって来た所から命と喜びをもたらすのであり、その場所に、愛はあなたを伴って回帰するのである」。愛は、実相世界から命と喜びを携えて、あなたの小さな王国へやって来る。そして、愛は、あなたを実相世界へと誘(いざな)い、あなたを伴って天の王国へ回帰するのである。もちろん、あなたはあなたの小さな王国を捨てることになる。幻想の肉体は、実相へ回帰することで消滅するのだ。なぜなら、実相世界に目覚めることは夢から目覚めることであって、すべての幻想は消滅するからである。
 
 
 

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