●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



T-14.V.5:1 ~ T-14.V.6:7

5. We are all joined in the Atonement here, and nothing else can unite us in this world.

  • join [dʒɔ́in] : 「結び付ける、結合する、連結する、合わせる」
  • Atonement [ətóunmənt] : 「贖罪、罪滅ぼし、償い、補償」
  • unite [junáit] : 「〜を結合させる、一つにする、結び付ける、接合する」
❖ "We are all joined ~ "「私たちはここ、幻想の世界で、贖罪において結びつけられるのであって、」"and nothing else can ~ "「この世界では、他に私たちを結びつけるものは何もない」。我々を結びつけるとは、我々の心を再統一させる、ということ。贖罪を通して、無辜(むこ)なる神の子であることを受け入れることで、本来そうであったように、心を一なる状態に戻すことが可能となるのである。



So will the world of separation slip away, and full communication be restored between the Father and the Son.
  • separation [sèpəréi∫n] : 「分離、区別、別居、別離、離脱」
  • slip [slíp] : 「下がる、下降する、滑る、外れる」
  • slip away : 「こっそり去る、静かに立ち去る、場を外す、席を外す」
  • full [fúl] : 「徹底した、完全な、全部の、全面的な、充満する、満ちた」
  • restore [ristɔ́ː(r)] : 「修復する、復活させる、取り戻す」
  • between [bitwíːn] A and B : 「AとBの間で」
❖ "So will the world of ~ "「そうすれば、分離の世界は姿を消すであろう」。"and full communication ~ "「そして、父なる神と神の子の間で、完全なコミュニケーションが修復されるだろう」。神の子の心が分離、分裂した状態の幻想世界は消滅する。実相世界に回帰できれば、神との直接のコミュニケーションが出来るようになるのである。



The miracle acknowledges the guiltlessness that must have been denied to produce the need of healing.
  • acknowledge [əknálidʒ] : 「認める、承認する、同意する、認識する」
  • guiltlessness [gíltlisnis] : 「無罪、無辜、潔白、罪のないこと」
  • deny [dinái] : 「〜を否定する、否認する、拒む、拒絶する」
  • produce [prəd(j)úːs] : 「 〜を作り出す、生産する、引き起こす、発出する、形成する」
  • need [níːd] : 「必要性、必要なもの、必要物」
❖ "The miracle acknowledges ~ "「奇跡は、無辜性を認識する」。奇跡を通して、あなたは自分の無辜性を認識できる、ということ。"that must have been ~ "関係代名詞を用いて無辜性を説明し、「否定され、ヒーリングの必要性を生み出したところの」無辜性。あなたは自分の無辜性を否定したのだが、それはヒーリングされる必要がある。ヒーリングは奇跡を通してなされるのだ。



Do not withhold this glad acknowledgment, for hope of happiness and release from suffering of every kind lie in it. Who is there but wishes to be free of pain?
  • withhold [wiðhóuld] : 「 〜を抑える、差し控える、保留する」
  • glad [glǽd] : 「満足して、うれしく思う」
  • acknowledgment [æknάlidʒmənt] : 「認めること、承認、認識、認知」
  • hope [hóup] : 「希望、希望を与えるもの、見込み、期待」
  • happiness [hǽpinəs] : 「幸福、喜び、幸せ」
  • release [rilíːs] : 「解放、解き放すこと、解除、免除」
  • suffer [sʌ́fə(r)] : 「苦しむ、苦痛を感じる、不快な経験をする」
  • suffering [sʌ́f(ə)riŋ] : 「苦しむこと、苦しみ、苦痛、苦難、苦悩」
  • of every kind : 「各種の」
  • lie [lái] : 「ある、横たわる、寝る、横たわっている」
  • wish [wí∫] : 「望む、願う」
  • be free of : 「〜のない、免除されている」
  • pain [péin] : 「痛み、痛覚、疼痛」
❖ "Do not withhold ~ "「このうれしい認識を押さえつけてはいけない」。自分が無辜であるという喜ばしい認識を、無理矢理押さえ込むようなことはしてはいけない。"for hope of happiness ~ "「いろんな種類の苦しみからの解放と幸せの望みは、その中にある」。無辜性の認識の中に、解放と幸福が存在する。"Who is there but ~ "「苦痛から逃れたいと思わない者がいるだろうか」。



He may not yet have learned how to exchange guilt for innocence, nor realize that only in this exchange can freedom from pain be his.
  • exchange [ikst∫éin(d)ʒ] : 「〜を交換する、〜を両替する」
  • guilt [gílt] : 「 犯罪、あやまち、有罪、罪」
  • innocence [ínəs(ə)ns] : 「無罪、潔白、無邪気、無垢、純潔、純真」
  • realize[ríːəlàiz] : 「〜に気が付く、悟る、自覚する、実感する」
  • exchange : 「換えること、交換、やりとり」
  • freedom [fríːdəm] : 「自由、解放、自主、独立」
❖ "He may not yet have ~ "「彼はまだ、罪を潔白に換える方法を学んでいないのかもしれないし、」"nor realize that only ~ "「この交換を通してこそ、痛みからの解放が彼のものになるということを知らないのかもしれない」。



Yet those who have failed to learn need teaching, not attack. To attack those who have need of teaching is to fail to learn from them.
  • fail [féil] : 「失敗する、しくじる」
  • attack [ətǽk] : 「攻撃、暴行、襲撃」
  • have need of : 「〜を必要とする、〜が入り用である」
❖ "Yet those who have ~ "「しかし、学ぶことに失敗した者たちに必要なのは教えであって、攻撃ではない」。失敗したと言われて、攻撃されることではない。"To attack those ~ "「教えを必要としている者たちを攻撃することは、彼らから学び損ねることである」。あくまでも、ACIMでは、教えることと学ぶことは同じことなのである。学び損ねた者を非難してはいけない。学び損ねた者に、再び教えることで、あなたも学ぶことになるのだから。



6. Teachers of innocence, each in his own way, have joined together, taking their part in the unified curriculum of the Atonement.
  • in one's own way : 「独自の、自己流に、自分なりに、自分なりのやり方で」
  • join together : 「結合する、団結する、手を携える、一丸となる」
  • take one's part : 「本分を尽くす、役目を果たす、任務を果たす」
  • unify [júːnəfài] : 「統一する、一体化する、単一化する」
  • unified [júːnəfàid] : 「一つにまとめられた、統一された、統合された」
  • curriculum [kəríkjələm] : 「カリキュラム、教育課程、教科課程、履修過程 」
❖ "Teachers of innocence ~ "「潔白性を教える師たちは、」"each in his ~ "「各々自分のやり方で、」"have joined ~ "「共に手を携え、」"taking their part ~ "分詞構文、単純接続、「贖罪の統一されたカリキュラムにおける役割を果たしている」。非常に硬い表現であるが、"the unified curriculum of the Atonement"「贖罪の統一されたカリキュラム」という箇所の意味合いが曖昧である。次のように考えよう。ACIMの言う贖罪は、自分が完璧に無辜(むこ)であり、心に抱き続けてきた罪の意識は単なる幻想に過ぎないことを叡智をもって知ることである。神の子は本来単一であり、神からの分離後、心が散り散りに分裂して多数の同胞たちが出来上がったかのように見えるだけである。したがって、贖罪は、そのすべての同胞たちが果たさねばならない役割である。たった一人だけの贖罪では完了しないのである。贖罪を分かち合い、拡張増大させて、分裂した神の子全体が贖罪を完了するまで、神の子が再統一されることはない。その大きな流れの中で考えたとき、ホーリー・スピリットが目指す贖罪は「統一されたカリキュラム」として計画されているわけである。我々は、ホーリー・スピリットの計画した「統一されたカリキュラム」に則って、贖罪における個人個人の役割を果たしていくことになる。



There is no unity of learning goals apart from this. There is no conflict in this curriculum, which has one aim however it is taught.
  • unity [júːnəti] : 「統一、一致、一致団結、結束、一体性、和合」
  • apart from : 「〜から離れて、〜は別として、〜はさておき」
  • conflict [kánflikt] : 「不一致、衝突、対立、軋轢、争い、紛争」
  • aim [éim] : 「的、狙い、目標、目的、照準」
  • however [hauévə(r)] : 「どんなふうにでも、どうとでも〜するように」
  • taught [tɔ́ːt] : 「teach の過去・過去分詞形」
❖ "There is no unity of ~ "「これなくして、目標を学ぶ一体性はない」。統一されたカリキュラムに従って、各自が贖罪という目的を学んでいかない限り、その目的も学ぶ過程もばらばらになってしまって、その統一性が失われてしまう。"There is no conflict ~ "「この(統一された)カリキュラムには、コンフリクトはない」。"which has one aim ~ "「そして、そのカリキュラムがどのように教えたれたとしても、目的は一つである」。"one aim"「一つの目的」とは、神の子全体が贖罪を果たし、神の元へ全員が回帰し、再統一されること。



Each effort made on its behalf is offered for the single purpose of release from guilt, to the eternal glory of God and his creation.
  • effort [éfə(r)t] : 「努力、尽力、骨折り、試み、取り組み、行動、活動」
  • behalf [bihǽf] : 「支持、味方、利益」
  • on one's behalf : 「〜のために、〜の利益になるように」
  • offer [ɔ́(ː)fə(r)] : 「差し出す、捧げる、提供する」
  • single [síŋgl] : 「ただ一つの、たった一つの」
  • purpose [pə́ː(r)pəs] : 「目的、意図、狙い、意向」
  • release [rilíːs] : 「解放、解き放すこと、解除、免除」
  • eternal [itə́ː(r)nl] : 「永遠の、不変の、永久の、不滅の」
  • glory [glɔ́ːri] : 「栄光、称賛、名誉、誇り、壮観、荘厳」
  • creation [kriéi∫n] : 「創作物、作品」
❖ "Each effort made on ~ "「そのためになされる各々の努力は、〜というたった一つの目的のために捧げられるのである」。"of release from ~ "「罪の意識から解放され、神と神の創造したものたちの永遠の栄光へ向かう」たった一つの目的のために。



And every teaching that points to this points straight to Heaven, and the peace of God.
  • point [pɔ́int] : 「指し示す、〜を指差す、〜を指摘する」
  • straight [stréit] : 「一直線に、真っすぐに」
❖ "And every teaching ~ "「このたった一つの目的を目指すすべての教えは、天の王国と神の平和をまっすぐに見据えている」。目的の最終的着地点は、天の王国と神の平和である。神の平和とは、神が平和に暮らせるようにという意味合いではなく、神のもつ絶対的で揺るぎない、純粋にして至上の平和、ということ。



There is no pain, no trial, no fear that teaching this can fail to overcome.
  • pain [péin] : 「痛み、痛覚、疼痛、苦痛、骨折り、苦労」
  • trial [trái(ə)l] : 「試練、努力、苦難」
  • fear [fíər] : 「恐れ、恐怖」
  • fail [féil] : 「失敗する、しくじる」
  • fail to do : 「〜しない、〜しそこなう、〜できない」
  • overcome [òuvə(r)kʌ́m] : 「克服する、乗り越える、乗りきる、切り抜ける」
❖ "There is no pain ~ "「この教えが克服できないような痛みも苦難も恐れも、何もない」。ホーリー・スピリットの教えに従えば、どんな痛みも苦難も恐れも乗り越えることが出来る。



The power of God himself supports this teaching, and guarantees its limitless results.
  • support [səpɔ́ː(r)t] : 「〜を支える、支援する、援助する、支持する」
  • guarantee [gæ̀r(ə)ntíː] : 「保証する、請け合う、約束する」
  • limitless [límitlis] : 「無限の」
  • result [rizʌ́lt] : 「結果、結末、成り行き、効果、成果、成績」
❖ "The power of God ~ "「神自身のパワーが、この教えをサポートしており、」"and guarantees its ~ "「その教えの無限の成果を保証している」。ホーリー・スピリットの後ろには、神という強いサポーターが控えているわけだ。
 
 
 

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