●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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T-14.VII.2:1 ~ T-14.VII.3:10

2. The search for truth is but the honest searching out of everything that interferes with truth. Truth is.

  • search [sə́ː(r)t∫] : 「捜査、捜索、探索、 〜を捜す、捜索する、探索する」
  • search for : 「〜の捜索、〜への探求」
  • truth [trúːθ] : 「現実、事実、真相、真理、本当のこと」
  • honest [ánəst] : 「正直な、誠実な、素直な、公正な」
  • interfere [ìntə(r)fíə(r)] : 「邪魔をする、妨げる、遅らせる」
  • interfere with : 「〜を妨げる、〜を邪魔する、〜に干渉する」
❖ "The search for truth ~ "「真実の探求は、真実の邪魔をするすべてのことを正直に探査することである」。"Truth is"「真実は実在する」。真実は実相世界に存在し、それの邪魔をしているのが幻想世界である。その幻想世界を幻想であると直覚するまで、正直に幻想世界を探査する必要がある。つまり、夢を見ているその世界を探査するわけだ。



It can neither be lost nor sought nor found. It is there, wherever you are, being within you.
  • neither [níːðə(r)] A nor B : 「AでもなくBでもない、AとB のどちらも〜ない」
  • lost [lɔ́(ː)st] : 「lose の過去・過去分詞形」
  • lose [lúːz] : 「〜を失う、見失う、喪失する、なくす」
  • sought [sɔ́ːt] : 「seek の過去・過去分詞形」
  • seek [síːk] : 「捜し求める、捜し出す、求める、追求する」
  • found [fáund] : 「find の過去・過去分詞形」
  • find [fáind] : 「見つける、発見する、見いだす」
  • wherever [(h)we(ə)révə(r)] : 「どこへ〜しても、どこで〜であろうとも」
  • within [wiðín] : 「〜の中に、〜の内側に」
❖ "It can neither be ~ "「真実は失われることなく、探し出されるということもなく、見つかることもない」。"It is there, wherever ~ "「あなたがどこにいようと、真実はあなたの心の中、そこにあるのだ」。実相があなたの心の中にあるように、真実もあなたの心の中にある。したがって、失われることはないし、わざわざ探し出すまでもない。真実が心以外の場所で発見されるということもない。



Yet it can be recognized or unrecognized, real or false to you. If you hide it, it becomes unreal to you because you hid it and surrounded it with fear.
  • recognize [rékəgnàiz] : 「〜を認識する、〜を認証する、認める、受け入れる」
  • unrecognized : 「見分けられない、承認されていない、認識されていない」
  • real [ríː(ə)l] : 「実在する、現実の、本物の、偽物でない」
  • false [fɔ́ːls] : 「うその、虚偽の、偽りの、偽の」
  • hide [háid] : 「隠す、隠蔽する、秘密にする」
  • unreal : 「実在しない、非現実的な、実存しない、虚偽の」
  • hid [híd] : 「hide の過去・過去分詞形」
  • surround [səráund] : 「包囲する、囲む」
❖ "Yet it can be recognized ~ "「しかし、真実は認識されることも認識されないことも可能である」。"real or false ~ "「あなたにとって、本物とも偽物ともなり得る」。"If you hide it, it ~ "「もし、あなたが真実を隠してしまったなら、それはあなたにとって非現実的な実在しないものとなる」。 "because you hid it ~ "「なぜなら、あなたは真実を隠し、恐れでそれを覆ったのだから」。真実を隠し、目に見えないようにした上に、恐れを抱いて心も真実から引き離してしまったので、真実はあなたにとって非実在になってしまった。



Under each cornerstone of fear on which you have erected your insane system of belief, the truth lies hidden.
  • under [ʌ́ndə(r)] : 「〜の真下に、〜下部に」
  • cornerstone : 「土台、礎石、要石、礎、基礎」
  • erect [irékt] : 「〜を立てる、直立させる、〜を組み立てる、建築する」
  • insane [inséin] : 「正気でない、精神障害の、非常識な」
  • belief [bilíːf] : 「信じること、信念、意見、信用、信頼」
  • lie [lái] : 「ある、横たわる、寝る、横たわっている」
  • hidden [hídn] : 「hideの過去分詞形」
❖ "Under each cornerstone ~ "「あなたの狂った信念体系をうち建てた恐れの礎石のそれぞれの下に、」"the truth lies ~ "「真実が隠されてある」。神から分離した後、あなたは神から罰せられるのではないかと恐れを抱くようになった。その恐れの重圧に耐えきれなくなり、恐れから逃れるために自己を乖離し(エゴを作り出し)、心の外部にこの幻想世界を投射した。"your insane system of belief"「あなたの狂った信念体系」とはこの幻想世界のことであり、エゴの狂った思考システムに毒された信念体系である。その礎石部分は神への恐れであり、その下に、実相世界の真実が押しやられ、隠されている。



Yet you cannot know this, for by hiding truth in fear, you see no reason to believe that the more you look at fear the less you see it, and the clearer what it conceals becomes.
  • reason [ríːzn] : 「理由、動機、原因、根拠」
  • look at : 「〜を見る、〜を調べる、〜を考察する」
  • clear [klíə(r)] : 「明らかな、明瞭な、はっきりした」
  • conceal [kənsíːl] : 「隠す、隠匿する、秘密にする」
❖ "Yet you cannot know ~ "「しかし、あなたにはこのことがわかり得ない」 。"for by hiding truth ~ "「なぜなら、恐れの中に真実を隠すことで、あなたはthat以下を信じる理由が見つからないからだ」。"that the more you look ~ "ここは"the 比較級 + the 比較級"の形で、「〜すればますます〜する」、という意味、「あなたが恐れを見れば見るほど、ますます恐れは見えなくなり、恐れが隠しているものが明瞭になってくる」と信じる理由が見いだせない。あなたは恐れを直視することを避けてきた。それが、真実の見えない最大の理由である。恐れを直視すること。そうすれば、恐れが幻想であることに徐々に気がつき、恐怖心が隠してきた真実が見え始めてくるのである。



3. It is not possible to convince the unknowing that they know. From their point of view it is not true.
  • possible [pásəbl] : 「可能性がある、起こり得る、あり得る」
  • convince [kənvíns] : 「確信させる、納得させる、説得する」
  • unknowing : 「気付かない、無知の、知らない」
  • point of view [vjúː] : 「考え方、観点、視点、主張」
❖ "It is not possible ~ "ここは"It is ~ to ~ "の構文で、「知らない者に、知っていると確信させることは不可能である」。ここの"the unknowing"は"the + 形容詞"の形で、「〜な者、〜な人、〜なこと」という意味になる。"From their point of view ~ "「そういった人の視点から見れば、それは正しいことに見えないのだ」。短い文章だが、重要である。



Yet it is true because God knows it. These are clearly opposite viewpoints on what the "unknowing" are.
  • clearly [klíə(r)li] : 「はっきりと、疑いもなく、明らかに」
  • opposite [ápəzit] : 「正反対の、逆の、あべこべの、対照的な」
  • viewpoint [vjúːpɔ̀int] : 「見地、見える地点、観点、見方、見解、視座」
❖ "Yet it is true because ~ "「しかし、神が知っていることなので、それは正しいのだ」。知らないと言っている者は、実は知っている、ということは真実である。"These are clearly ~ "「これらは明らかに、『知らない』とは何を意味しているかという視点が正反対なのだ」。簡単に言えば、心で知るのか、頭脳で知るのか、の違い。叡智で知るか、理性で知るか、の違いと言ってもいい。



To God, unknowing is impossible. It is therefore not a point of view at all, but merely a belief in something that does not exist.
  • impossible [impásəbl] : 「不可能な、とてもあり得ない、できない」
  • merely [míə(r)li] : 「ただ単に、単に」
  • exist [igzíst] : 「存在する、生きている、生存する、存続する」
❖ "To God, unknowing ~ "「神にとっては、知らないということは不可能である」。神が頭がいいからではない。実相世界は一元論の世界であり、叡智はあるが無知はない。叡智で知るということは存在するが、叡智でも知ることは出来ないということは存在しないのだ。神の辞書に不可知という言葉はない。そういう世界なのだ。"It is therefore not ~ "「したがって、知らないとは、ものの見方とは一切関係ない」。"but merely a belief ~ "「単に、存在しない何かを信じているだけなのである」。知らないでいることも可能だと信じているだけであって、そんなことはあり得ないのだ。あなたの心の中にはホーリー・スピリットが住まい、ホーリー・スピリットは叡智をもって知る。ホーリー・スピリットは究極あなた自身であるから、あなたは叡智をもっている。つまり、あなたは知っているのであり、知らない状態にいるのではない。しかし、残念なことに、あなたは自分に叡智があることをすっかり忘れている。忘れるだけでなく、叡智などないと信じ込んでいる。そこが問題である。



It is only this belief that the unknowing have, and by it they are wrong about themselves.
  • wrong [rɔ́(ː)ŋ] : 「間違った、誤っている」
  • wrong about : 「〜について誤解する」
❖ "It is only this belief that ~ "「存在しないものを存在していると信じることが、知らない者のもっている唯一の信念である」。"and by it they are ~ "「そして、その信念によって、彼らは自分自身を誤解しているのである」。心の中に存在する叡智を存在していないと言い、存在していない眼前の幻想世界を存在したいると言う。彼らは自分自身を騙しているのである。その虚偽を信念にまで祭り上げることで。



They have defined themselves as they were not created. Their creation was not a point of view, but rather a certainty.
  • define [difáin] : 「〜を定義する、〜を特徴づける」
  • creat [kriéit] : 「創造する、作り出す」
  • creation [kriéi∫n] : 「創造、創作、創作物、作品」
  • rather [rǽðə(r)] : 「それどころか、もっと正確に言えば、正しくは、むしろ」
  • certainty [sə́ːrtnti] : 「確信、確実なこと、必然」
❖ "They have defined ~ "「知らないと言う者たちは、彼らが創造されたままに彼ら自身を定義してはいない」。神は神の子を創造し、神の属性をすべて神の子に継承した。もちろん、叡智も神の子に継承したのである。しかし、神の子は自分自身をそのようには定義していない(そのように見ていない)。"Their creation ~ "「彼らが神によって創造されたのは、そういう視点で見ればそうだということではない」。"but rather ~ "「そうではなく、それは確実な事実なのだ」。神が神の子を創造し、属性のすべてを継承したことは、考え方やものを見る視点の問題なのではなく、完璧な事実である、ということ。



Uncertainty brought to certainty does not retain any conviction of reality.
  • Uncertainty [ʌnsə́ː(r)tnti] : 「確信のなさ、不確かさ、不確実さ、不確実性、不確定」
  • brought [brɔ́ːt] : 「bring の過去・過去分詞形」
  • retain [ritéin] : 「〜を保有する、保つ、保持する、持ち続ける」
  • conviction [kənvík∫n] : 「信念、確信」
  • reality [ri(ː)ǽləti] : 「現実、真実、事実、実態、実相」
❖ "Uncertainty brought to ~ "直訳すると、「確実性に持ち込まれた不確実性は、現実性の確信を保持できない」。さて、いったいどういう意味であろうか。「確実性」を「真実」に置き換えて考えればいいだろう。真実でないものを真実のもとに持ってくると、それまで真実でないことが現実的に思えていたのに、今ではもう、現実的だという確信はなくなってしまう。幻想さえも、実相のもとに持ってくると、それまであれほど実在的だと思えた幻想が、そはやそう思えなくなってしまうのだ。簡単に言うと、闇を光のもとにもってくると、闇は光に払拭され、あれほど現実的に思えた闇の実在性への確信が消滅してしまう。
 
 
 

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