●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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T-15.VII.13:1 ~ T-15.VII.14:10

13. Forgiveness lies in communication as surely as damnation lies in guilt.

  • forgiveness [fərɡívnis] : 「許すこと、許し、容赦、寛容」
  • lie [lái] : 「ある、存在する」
  • communication [kəmjùːnikéi∫n] : 「伝達、通信、連絡、交信 」
  • surely [∫úə(r)li] : 「疑いなく、しっかりと、確かに、確実に、必ず」
  • damnation [dæmnéi∫n] : 「ののしり、非難」
  • guilt [gílt] : 「犯罪、あやまち、有罪、罪」
❖ "Forgiveness lies in ~ "「非難罵倒が罪の意識の中に確かに存在するように、赦しはコミュニケーション中に存在する」。罪の意識をもってすれば、相手を非難罵倒することになるだろうが、コミュニケーションを司る心をもってすれば、人を赦すことが出来る、という意味。



It is the Holy Spirit's teaching function to instruct those who believe communication to be damnation that communication is salvation.
  • function [fʌ́ŋ(k)∫n] : 「職務、役割、機能、作用、働き」
  • instruct [instrʌ́kt] : 「〜に教える、指導する、教授する」
  • those who : 「〜する人々」
  • salvation [sælvéi∫n] : 「救出、救済、救い、救世」
❖ "It is the Holy Spirit's ~ "ここは"it ~ to ~ "の構文、「〜はホーリー・スピリットの教えの役目である」。"to instruct those who ~ "「コミュニケーションは非難罵倒であると信じている者たちに、コミュニケーションは救済なのだと教えること」はホーリー・スピリットの教えの役目である。コミュニケーションは救いであると教えることがホーリー・スピリットの使命である。



And He will do so, for the power of God in Him and you is joined in a real relationship so holy and so strong, that it can overcome even this without fear.
  • power [páuə(r)] : 「力、能力、勢力」
  • join [dʒɔ́in] : 「結び付ける、結合する、連結する、合わせる」
  • real [ríː(ə)l] : 「本物の、実在する、基本的な」
  • relationship [riléi∫n∫ìp] : 「関係、結び付き、かかわり合い、関連」
  • holy [hóuli] : 「神聖な」
  • strong [strɔ́(ː)ŋ] : 「強い、力がある、力強い、強力な、強固な」
  • overcome [òuvə(r)kʌ́m] : 「克服する、乗り越える、乗りきる、切り抜ける、打開する」
  • without [wiðáut] : 「〜なしで、〜を持たないで、〜なしに」
  • fear [fíə(r)] : 「恐れ、恐怖」
❖ "And He will ~ "「そして、ホーリー・スピリットはそうするであろう」。ホーリー・スピリットはきちんと役目を果たすのである。"for the power of God ~ "ここは"so ~ that ~ "の構文、「なぜなら、ホーリー・スピリットとあなたの中にある神のパワーは、本当の関係性の中であまりにも神聖で力強く結びつものだから、」二つのパワーが重なりあってより神聖により力強くなるのである。"that it can overcome ~ "「そのパワーは、恐れることなく、こんなことなど克服出来るのである」。こんなこととは、コミュニケーションが非難罵倒に質転換するようなこと。それを克服して、コミュニケーションを真の救いに高めるのである。



14. It is through the holy instant that what seems impossible is accomplished, making it evident that it is not impossible.
  • through [θruː] : 「〜を通じて、〜の手を経て、手を通して」
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
  • seem [síːm] : 「〜のように見える、〜するように思われる」
  • impossible [impɑ́səbl] : 「不可能な、とてもあり得ない、できない、無理な」
  • accomplish [əkɑ́mpli∫] : 「成し遂げる、成就する、達成する、遂げる」
  • evident [évid(ə)nt] : 「明白な、明らかな、確かな」
❖ "It is through the holy instant ~ "「that以下は、聖なる瞬間を通し可能となる」。"that what seems impossible ~ "「不可能と思えることが成し遂げられるのは」聖なる瞬間を通して可能となる。"making it evident that ~ "分詞構文、単純接続、「そして、それが不可能ではなかったことを明らかにするのである」。聖なる瞬間は奇跡の瞬間である。不可能と思われたことが可能となる瞬間であるのだ。



In the holy instant guilt holds no attraction, since communication has been restored.
  • attraction [ətrǽk∫n] : 「引力、魅力、誘引」
  • restore [ristɔ́ː(r)] : 「回復させる、修復する、復活させる」
  • since [síns] : 「〜なので、〜だから」
❖ "In the holy instant ~ "「聖なる瞬間にあっては、罪の意識は何の魅力も保持出来ない」。もはや、罪の意識に心引かれることはない。"ince communication has ~ "「なぜなら、コミュニケーションが修復されたからだ」。ホーリー・スピリットや神と真のコミュニケーションを交わす方がずっと魅力に富んでいるからだ。



And guilt, whose only purpose is to disrupt communication, has no function here.
  • purpose [pə́ː(r)pəs] : 「目的、意図、狙い、意向、趣旨」
  • disrupt [disrʌ́pt] : 「〜を混乱させる、崩壊させる」
  • function [fʌ́ŋ(k)∫n] : 「機能、作用、働き、効用、職務、役割」
❖ "And guilt, whose only ~ "「そして、コミュニケーションを崩壊させることが唯一の目的である罪の意識は、ここではもはや何の機能も果たせないのだ」。罪の意識は目的を失い、消滅する。



Here there is no concealment, and no private thoughts.
  • concealment [kənsíːlmənt] : 「隠すこと、隠匿」
  • private [práivət] : 「私的な、自分だけが持つ、個人の、私有の」
  • thought [θɔ́ːt] : 「考え、見解、思考、思索、熟考」
❖ "Here there is no ~ "「ここでは(聖なる瞬間においては)、隠し事はない」。"and no private ~ "「自分だけの思いもない」。すべては隠蔽されることなく、占有されることなく、みんなと分かち合われるのである。分かち合われることで、拡張増大する。喜びも愛も平和もどんどん膨らんでいくのだ。



The willingness to communicate attracts communication to it, and overcomes loneliness completely.
  • willingness [wíliŋnis] : 「意欲、進んですること」
  • attract [ətrǽkt] : 「引き込む、引き付ける、魅惑する、魅了する」
  • overcome [òuvə(r)kʌ́m] : 「克服する、乗り越える、乗りきる」
  • loneliness [lóunlinəs] : 「孤独、寂しさ、独りぼっち」
  • completely [kəmplíːtli] : 「完全に、十分に、全面的に、全く、徹底的に」
❖ "The willingness to communicate ~ "「コミュニケーションしたいと思う意欲が、コミュニケーションを引き寄せる」。"and overcomes ~ "「そして、孤独を完全に克服するのである」。もはや、あなたは一人ではない。ホーリー・スピリットと神があなたの傍らにいるのだ。



There is complete forgiveness here, for there is no desire to exclude anyone from your completion, in sudden recognition of the value of his part in it.
  • complete [kəmplíːt] : 「完全な、全部の、徹底的な、全面的な」
  • forgiveness [fərɡívnis] : 「許すこと、許し、容赦、寛容」
  • desire [dizáiə(r)] : 「欲望、欲求、願望、念願」
  • exclude [iksklúːd] : 「〜を排除する、締め出す、〜を除く、除外する」
  • completion [kəmplíː∫n] : 「完成、完了、終了」
  • sudden [sʌ́dn] : 「突然の、いきなりの、唐突な」
  • recognition [rèkəgní∫n] : 「認識、認証、正当性の認識」
  • value [vǽljuː] : 「価値、値打ち、真価、有用性、重要性」
  • part [pɑ́ː(r)t] : 「分担、役、役目、役割」
❖ "There is complete ~ "「ここには完全な赦しがある」。ここの赦しは、他者を完全に受け入れること、と考えていい。"for there is no desire to ~ "「なぜなら、あなたの完成のために他者を排除したいという願望がないからであり、」自分が完成されるためには、アイツは除外されなくてはならない、なんて思うことはない。"in sudden recognition ~ "分詞構文、理由、先頭にbeingを補う、「それは、あなたの完成のためにその他者が果たすべき役割の価値を、突然認識するからである」。他人として分離した存在の同胞を目にしてきたが、自分が神の子として完全に完成されるには、神の子全体の心の再統一が絶対に必要な条件であり、そのためには他者の参加が是非とも必要なのである。一人たりとも欠けたなら、心の再統一は完璧な形で成就されないからだ。



In the protection of your wholeness, all are invited and made welcome.
  • protection [prəték∫n] : 「保護、守ること、擁護、防御、防衛」
  • wholeness [hóulnis] : 「全体性、完全性」
  • invite [inváit] : 「招待する、招く、案内する」
  • welcome [wélkəm] : 「有り難い、うれしい、歓迎される」
❖ "In the protection of ~ "あなたが他者を排除することがないので、「あなたの完全性を守ろうとして、」"all are invited and ~ "「すべての神の子が招かれ、歓迎されるのである」。あなたはすべての神の子をあなたの内側に招き入れ、歓迎し、そうしてあなたの完全性が安全に達成されるのだ。あなたが完成するとは、自体一如によって同胞もまた完成される。



And you understand that your completion is God's, Whose only need is to have you be complete.
  • understand [ʌ̀ndə(r)stǽnd] : 「理解する、了解する、納得する、分かる」
  • completion [kəmplíː∫n] : 「完成、完了、終了」
  • need [níːd] : 「必要性、必要なもの、必要物」
  • complete [kəmplíːt] : 「完全な、全部の、徹底的な、全面的な」
❖ "And you understand that ~ "「こうして、あなたは、あなたの完全性が神のものであると理解する」。あなたが完全であるのは、あなたが勝手に自分をそうしたのではなく、神があなたを完全な形で創造してくれたからだと悟るのである。つまり、あなたの完全性は神のものであると知るのだ。"Whose only need is to have ~ "「その神が唯一の必要としていることは、あなたを完全なものにすることである」。神の子が神から分離することで、神の子はその完全性を忘れてしまった。忘れることで完全性が崩れたのである。しかし、神とホーリー・スピリットと神の子の三位(さんみ)が再び一体となるには、神の子の完全性が保証されなくてはならない。なぜなら、完全なものと不完全なものが一体になることは出来ないからだ。したがって、神は、神の子が完全になることを切に望むのである。つまり、神の子が自らを完全なものとして思い出すことを悲願するのである。



For your completion makes you His in your awareness.
  • awareness [əwéə(r)nəs] : 「認識、自覚、気付いていること、意識性」
❖ "For your completion ~ "「なぜなら、あなたの完全性は、あなたの意識の中ではっきりと、あなたを神のものとするからである」。なんとも下手くそな訳で申し訳ない。あなたが完全な神の子として生まれ変わったとき、あなたは自分が神によって創造された神聖な存在であることを、はっきりと意識的に認識出来るのである。あなたは神に帰属するのであって、エゴに帰属するのではない。ましてや、一人ぼっちの孤独に陥る存在ではないのだ。つまり、あなたが神に愛されている存在だと気づくことが、結局、あなたが完成された証拠となるのである。


And here it is that you experience yourself as you were created, and as you are.
  • experience [ikspí(ə)riəns] : 「〜を経験する、〜を体験する」
  • create [kriéit] : 「〜を創造する、〜を作り出す」
❖ "And here it is that you ~ "「そして、ここに至ってthat以下であると言えるのだ」。"that you experience ~ "「あなたがあなた自身を、(神によって)創造されたものとして、あるがままの自分として経験する」と言えるのだ。実際、声に出して読んでみると、イエスの息づかいが感じられるだろう。あまり理屈を追わず、その息づかいを感じるに止めよう。
 
 
 

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