●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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T-29.III.2:1 ~ T-29.III.3:13

2. Think you the Father lost Himself when He created you? Was He made weak because He shared His Love?
  • lost [lɔ́st] : 「lose の過去・過去分詞形」
  • lose [lúːz] : 「〜を失う、見失う、喪失する、なくす」
  • create [kriéit] : 「〜を創造する、創り出す」
  • weak [wíːk] : 「弱い、劣っている、力がない、脆弱な」
  • share [ʃέər] : 「〜を分ける、分かち合う、共有する、共用する」
❖ "Think you the Father ~ "「父なる神があなたを創造したとき、神は自分自身を失ったと、あなたは考えるだろうか」。"Was He made weak ~ "「神は神の愛を分かち合ったので、神は弱められただろうか」。創造も愛も、ともに実相的な真実であって、分かち合うことで共鳴共振し、拡張増大する。増えることはあっても、決して減ることはない。強くなることはあっても、決して弱くなることはないのだ。



Was He made incomplete by your perfection? Or are you the proof that He is perfect and complete?
  • incomplete [ìnkəmplíːt] : 「完全な、不十分な、未完成の」
  • perfection [pərfékʃən] : 「完全、完成」
  • proof [prúːf] : 「証拠、立証、証明、証し」
  • perfect [pə́ːrfikt] : 「完璧な、完全な」
  • complete [kəmplíːt] : 「全部そろった、完全な、全部の」
❖ "Was He made incomplete ~ "「あなたの完全性によって、神は不完全にされるだろうか」。神の子を完全完璧に創造するために、神は自らの完全性を損なうことがあり得ようか。"Or are you the proof that ~ "「あるいは、あなたは、神が完全で完璧であることの証拠であろうか」。神に創造された神の子であるあなたが完全であることは、神の完全性を証明している。なぜなら、完全でないものが完全を作ることなど不可能だからだ。



Deny Him not His witness in the dream His Son prefers to his reality.
  • deny [dinái] : 「〜に…を与えない、〜を否定する、否認する」
  • witness [wítnəs] : 「目撃者、証人、証拠、証言」
  • prefer [prifə́ːr] : 「〜を好む、むしろ〜の方を好む、〜の方を選ぶ」
  • prefer A to B : 「BよりAを好む」
  • reality [riǽləti] : 「現実、真実、事実、実態、実相」
❖ "Deny Him not ~ "「神の子が彼の現実より好んでいる夢の中にあって、神に神の証人を与えないでおくようなことをしてはいけない」。神の子は、自分が神の子であるという実相的な現実より、単なる肉体に過ぎないという幻想をより好んでいるのだが、だからと言って、実相的な神の存在を証言する人たちを神から奪うようなことしてはいけない。



He must be savior from the dream he made, that he be free of it.
  • savior [séiviər] : 「救助者、救い手、救済者、救い主」
❖ "He must be savior ~ "「神の証言者こそ、神の子が作った夢からの救い主に違いない」。"that he be free ~ "ここの"that"は"so that"のこと、「〜するために、その結果」、「神の子が夢から自由になるためである」。神の証言者は、神の子が幻想から目覚めるための救い主である。



He must see someone else as not a body, one with him without the wall the world has built to keep apart all living things who know not that they live.
  • without [wiðáut] : 「〜なしで、〜を持たないで、〜なしに」
  • wall [wɔ́ːl] : 「障壁、城壁、内壁、塀、壁」
  • built [bílt] : 「build の過去形」
  • build [bíld] : 「建てる、建造する、構築する、架設する」
  • keep [kíːp] : 「〜の状態にしておく、〜の状態を保つ」
  • apart [əpάːrt] : 「離れて、離ればなれで、バラバラに、別々に」
  • living [líviŋ] : 「生きている、現存する、活気のある、生命のある」
❖ "He must see someone ~ "「神の証言者は、他者を肉体として見ることは決してない」。実相の神の存在を知っている者は、他者を幻想の肉体として捉えることはない。"one with him without ~ "「生きていることさえ知らない多くの生き物達を隔てるために作られた、この世界の壁を越えて、神の証言者は、他者と一体であると見て取るのだ」。幻想の肉体を実在と見ることはないので、神の証言者は、肉体同士を隔てている壁の存在も幻想であると知っている。実相的な命は共鳴しあい、融合しあって一つになることを知っているのだ。命は単一である。



3. Within the dream of bodies and of death is yet one theme of truth; no more, perhaps, than just a tiny spark, a space of light created in the dark, where God still shines.
  • within [wiðín] : 「〜の中に、〜の内側で」
  • death [déθ] : 「死、消滅、死亡、破滅、終わり、終焉」
  • theme [θíːm] : 「主題、テーマ、話題、論題」
  • truth [trúːθ] : 「現実、事実、真相、真理、本当のこと」
  • no more than : 「ただの〜にすぎない、たかが〜」
  • perhaps [pərhǽps] : 「たぶん、もしかすると、ことによると」
  • tiny [táini] : 「とても小さい、ちっぽけな、極めて小さな」
  • spark [spάːrk] : 「火花、スパーク、活気、元気、生気、ひらめき」
  • space [spéis] : 「空間、スペース、場所」
  • light [láit] : 「光、光源、ライト、明かり」
  • dark [dάːrk] : 「暗い、闇の、暗黒の」
  • still [stíl] : 「まだ、今でもまだ、いまだに、今もなお」
  • shine [ʃáin] : 「輝く、光る」
❖ "Within the dream of bodies ~ "「肉体と死の夢の中にあっても、一つの、真実のテーマが存在する」。幻想世界にあっても、ある真実は消滅することなく、確かな真実を我々に語りかけている。"no more, perhaps ~ "「それは、たぶん、小さな火花以上のものではなく、」その真実は、小さな光にも等しいが、"a space of light ~ "「闇の中に、光の空間が作られ、そこにこそ、いまだに神が輝いているのである」。闇の幻想世界にあっても、あなたの心の中の最も純粋で神聖な部分には神の祭壇があって、光が灯されている。そこにこそ、ホーリー・スピリットは住まい、神の光が注がれているのだ。



You cannot wake yourself. Yet you can let yourself be wakened. You can overlook your brother's dreams.
  • wake [wéik] : 「の目を覚まさせる、〜に思い出させる」
  • overlook [òuvərlúk] : 「見て見ぬふりをする、見過ごす、大目に見る、許す」
❖ "You cannot wake ~ "「あなたは、自分自身を目覚めさせることは出来ない」。"Yet you can let ~ "「しかしあなたは、あなた自身を目覚めさせるように仕向けることは出来る」。"You can overlook ~ "「あなたは、あなたの同胞の夢を大目に見て赦すことも出来るのだ」。幻想の世界にあって夢を見ているあなたは、自分で目覚めることは出来ないが、目覚めをホーリー・スピリットに委ねることは出来る。同時に、同じ夢を見ている同胞の夢を赦して、同胞を夢から目覚めさせることも出来るのだ。



So perfectly can you forgive him his illusions he becomes your savior from your dreams.
  • perfectly [pə́ːrfiktli] : 「完全に、完璧に、申し分なく」
  • forgive [fərɡív] : 「許す、容赦する、勘弁する」
  • illusion [ilúːʒən] : 「幻想、幻覚、錯覚」
  • become [bikʌ́m] : 「〜になる」
  • savior [séiviər] : 「救助者、救い手、救済者、救い主」
❖ "So perfectly can you ~ "「あなたは、同胞の幻想を完璧に赦すことが出来るので、その同胞は、あなたをあなたの夢から救う救い主になるのである」。あなたが同胞の幻想を受け入れ受け流し、赦すことで、同胞の幻想を消滅させ、同胞を幻想から救う。それは同時に、救いを分かち合うことに繋がり、今度は、救われた同胞があなたの幻想を赦し、あなたを幻想から救うのである。



And as you see him shining in the space of light where God abides within the darkness, you will see that God Himself is where his body is.
  • abide [əbáid] : 「とどまる、居住する」
  • darkness [dάːrknis] : 「暗さ、暗がり、暗闇」
❖ "And as you see him ~ "「闇の中、神が住まう光の空間の中に、あなたは、同胞が輝いているのを見ながら、」"you will see that God ~ "「あなたは、同胞の肉体が存在する所に、神自身がいるのを見るであろう」。闇の幻想世界、その中のさらに闇である肉体の中に押し込められた心の、最も純粋で神聖な部分に、神が輝いて存在する。その神の存在を、あなたは夢から醒めた同胞の肉体の中の心に目撃するのである。もちろん、同時に、あなたは自分の肉体の中の神聖な心に、同様の神を目撃することになる。



Before this light the body disappears, as heavy shadows must give way to light.
  • before [bifɔ́ːr] : 「〜の前に、〜に先立って、〜を前にして」
  • disappear [dìsəpíər] : 「見えなくなる、姿を消す」
  • heavy [hévi] : 「重い、激しい、重みのある」
  • shadow [ʃǽdou] : 「影、暗がり、人影、陰」
  • give way to : 「〜に取って代わられる、〜に移行する、〜に譲り渡す」
❖ "Before this light ~ "「この光の前では、肉体は消滅する」。神の光、実相の真実が放つ光の下では、夢や幻想は消滅する。幻想の肉体も姿を消し、純粋で神聖な心がはっきりと目撃されることになる。"as heavy shadows ~ "「重い影が、光に道を譲るにつれて、」肉体は消滅するのだ。



The darkness cannot choose that it remain. The coming of the light means it is gone.
  • choose [tʃúːz] : 「〜を選ぶ、〜を選択する」
  • remain [riméin] : 「とどまる、残る、残存する」
  • mean [míːn] : 「〜を意味する、…とは〜を指す」
  • gone [ɡɔ́ːn] : 「go の過去分詞形」
❖ "The darkness cannot ~ "「闇は、留まることを選択することは出来ない」。"The coming of ~ "「光が差してくるということは、闇が消えることを意味するからだ」。光は闇に勝る。実相は幻想に勝利するのだ。



In glory will you see your brother then, and understand what really fills the gap so long perceived as keeping you apart.
  • glory [glɔ́ːri] : 「栄光、称賛、名誉、誇り、壮観、荘厳」
  • understand [ʌ̀ndərstǽnd] : 「理解する、了解する、納得する、分かる」
  • really [ríəli] : 「実際には、ほんとうは、確かに、本当に」
  • fill [fíl] : 「注入する、満たす、〜を…でいっぱいにする」
  • gap [gǽp] : 「割れ目、すき間、隔たり、ギャップ」
  • so long : 「非常に長く」
  • perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜に気付く、〜を見抜く」
❖ "In glory will you see ~ "「そして、その栄光の中に、あなたは同胞を見ることになる」。"and understand what ~ "「さらに、あなたは、長い間、あなたと同胞を隔てていると知覚していたギャップに、本当は何が満たされているか、理解するのである」。もちろん、ギャップの間には何もなく、ギャップ自体も幻想であって、何もないことを理解するのである。あなたと同胞を隔てているものは何もない。分離は幻想であり、虚偽であることを理解するのである。



There, in its place, God's witness has set forth the gentle way of kindness to God's Son.
  • place [pléis] : 「場所、個所、住所、席」
  • set forth : 「説明する、明らかにする、発表する」
  • gentle [dʒéntl] : 「優しい、寛大な、穏やかな」
  • kindness [káindnis] : 「親切心、思いやり」
❖ "There, in its place ~ "「その場所、つまりギャップの空間の代わりに、神の証言者は、神の子への優しさに導く穏やかな道を明示してくれるのだ」。"the gentle way of kindness to God's Son"「神の子への優しさに導く穏やかな道」とは、神の子が本来そうであった慈悲に溢れた神の子、愛と平和と喜びに満ちあふれた神の子へと回帰するための道、ということ。天の王国への回帰の道である。ギャップという幻想が払拭された空間に、実相への道が開かれるのだ。その道を指し示してくれるのが、神の証言者達であって、実相に目覚めた同胞であり、アセンションを果たした覚者であり、ホーリー・スピリットであり、キリストなのである。



Whom you forgive is given power to forgive you your illusions. By your gift of freedom is it given unto you.
  • given [gívn] : 「give の過去分詞形」
  • power [páuər] : 「力、能力、勢力」
  • gift [gíft] : 「贈り物、プレゼント、与えること」
  • freedom [fríːdəm] : 「自由、解放、自主、独立」
❖ "Whom you forgive is ~ "「あなたが赦した者には、あなたの幻想を赦すパワーが与えられる」。"By your gift of ~ "「あなたが与えた自由という贈り物によって、その自由が、あなたに与えられるのである」。あなたが、同胞の幻想を赦し、夢から救い、自由にすることによって、今度は同胞が、あなたを赦し、救い、自由にしてくれるのだ。実相的な共鳴共振であり、すなわち、実相的な分かち合いである。与えることは、得ることなのだ。実相世界の、神の法である。
 
 
 



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