●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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T-7.XI.3:1 ~ T-7.XI.4:4

3. Consider the kingdom you have made and judge its worth fairly. 
  • consider [kənsídər] : 「〜を考慮する、よく考える」
  • judge [dʒʌ́dʒ] : 「〜を判断する、〜を評価する」
  • worth [wə́ːrθ] : 「価値、財産」
  • fairly [féərli] : 「公平に、適正に」
❖ "Consider the kingdom ~ "「あなたが作った王国をよく考えてみなさい」。あなたが作った王国とは、この世界のこと。"and judge its ~ "「そして、その価値を適正に判断してみなさい」。この幻想世界が本当に価値ある世界なのかどうか、よく考えてみなさい。



Is it worthy to be a home for a child of God? Does it protect his peace and shine love upon him? 
  • worthy [wə́ːrði] : 「〜に値する、価値がある」
  • protect [prətékt] : 「保護する、守る、防御する」
  • shine [ʃáin] : 「〜を磨く、光らせる」
❖ "Is it worthy to ~ "「あなたが作った王国は、神の子にとって住み家としての価値があるだろうか」。"Does it protect ~ "「それは、神の子の平和を守り、彼の上で愛を輝かせてくれるだろうか」。この世界はあなたに、愛の光を与えてくれるだろうか。



Does it keep his heart untouched by fear, and allow him to give always, without any sense of loss? 
  • keep [kíːp] : 「〜の状態にしておく、〜にしておく」
  • untouched : 「手つかずの、影響されない」
  • fear [fíər] : 「恐れ、恐怖」
  • allow [əláu] : 「〜を許す、許容する」
  • sense of loss : 「喪失感」
❖ "Does it keep ~ "「それは、神の子の心を、恐れに影響されずに保ってくれるだろうか」。"and allow him ~ "「そして、喪失感なく、いつでも(何かを人に)与えることを彼に許してくれるだろうか」。



Does it teach him that this giving is his joy, and that God Himself thanks him for his giving? 
  • joy [dʒɔ́i] : 「喜び、歓喜」
❖ "Does it teach ~ "「それは、神の子に、このように与えることは彼の喜びなのだと教えるだろうか」。このように与えるとは、喪失感を伴わずに与えること。エゴの思考システムでは、与えれば失う。ホーリー・スピリットの思考システムでは、与えることと得ることは同一である。"and that God ~ "「そして、神自身、彼が与えたことに感謝することを教えるだろうか」。



That is the only environment in which you can be happy. You cannot make it, any more than you can make yourself. 
  • environment [inváiərənmənt] : 「環境、周囲の状況」
  • not A any more than B : 「Bがそうでないと同様Aでない」
❖ "That is the only ~ "「それは、あなたが幸せでいられる唯一の環境である」。ここの"That"は、この世界ではなく天の王国のこと。"You cannot make it ~ "「あなたが自分自身を作り出せないように、あなたはその環境を作り出せない」。神があなたを創造したのであって、あなたは自分自身を創造することは出来ない。同様に、天の王国は神が創造したのであって、あなたはこの幻想世界を実相世界に作り変えることは出来ない。



It has been created for you, as you were created for it. God watches over his children and denies them nothing. Yet when they deny him they do not know this, because they deny themselves everything. 
  • create [kriéit] : 「創造する、創り出す」
  • watch over : 「〜の世話をする、〜を守る」
  • deny [dinái] : 「〜を否定する、拒絶する」
  • deny A B : 「AにBを与えない」
❖ "It has been ~ "「その環境(天の王国)は、あなたのために創造された」。"as you were ~ "「その環境のためにあなたが創造されたように」。"God watches over ~ "「神は神の子を見守り、与えないものなど何もない」。"Yet when they ~ "「しかし、神の子が神を拒絶すると、彼らはこのことを知ることはない」。"because they deny ~ "「なぜなら、彼らは自分自身にすべてを与えることを拒絶しているのだから」。神の属性のすべてを与えられていることを拒絶していることになるから。



You who could give the love of God to everything you see and touch and remember, are literally denying heaven to yourself.
  • touch [tʌ́tʃ] : 「〜に触れる、〜を押す」
  • remember [rimémbər] : 「〜を思い出す、〜を覚えている」
  • literally [lítərəli] : 「文字どおり、そっくりそのまま」
  • heaven [hévn] : 「天国、神、天」
❖ "You who could ~ "「あなたが見て、触り、思い出すすべてものに、神の愛を与えることの出来るあなたが、」"are literally denying ~ "「文字通り、あなた自身には天の王国を与えないでいることになる」。意味が混乱しているように感じるだろうが、文頭の"You who could ~"が仮定法過去になっていることに注目すると、あなたは今はそうではないが、可能性として神の愛をすべてに与えることが出来るあなたが、(前文を受けて)神を拒絶したなら、自分自身にさえ王国を与えない事態になってしまう、ということ。逆に言えば、あなたが天の王国を自分の住み家として受け入れ、神からの分離を解消できたなら、あなたは神からすべてを与えられていることを知って、あなたが見て、触り、思い出すすべてものに、神の愛を与えることが出来る。



4. I call upon you to remember that I have chosen you to teach the Kingdom to the Kingdom. 
  • call upon : 「求める、要求する、頼む」
  • chosen [tʃóuzn] : 「choose の過去分詞形」
  • choose [tʃúːz] : 「〜を選ぶ、〜を選択する」
❖ "I call upon you ~ "「私はあなたに、that以下を思い出すことを求めている」。"that I have chosen ~ "「私は、王国に王国を教えるために、あなたを選んだのだ」ということを思い出して欲しい。王国に王国を教えるとは、以前に書かれてあるようにあなた自身が天の王国であるから、あなたに天の王国があなたの本当の住み家なのだと教える、という意味合いになる。あるいは単純に、あなたが自分自身だと思っている自分で作った王国に対して、神の住まう本当の天の王国こそが実在すると教える、ととらえてもいいだろう。
 天の王国は、神と神の子が真実を分かち合い拡張するという創造行為によって成立する。あなたは天の王国を支える柱なのだ。あなたなしでは王国は未完のままである。イエスはあなたにそれを思い出して欲しいわけだ。



There are no exceptions to this lesson, because the lack of exceptions is the lesson. 
  • exception [iksépʃən] : 「例外、除外」
  • lack [lǽk] : 「不足、欠乏、欠如、欠落」
❖ "There are no ~ "「この(奇跡のコースという)レッスンには例外がない」。"because the lack ~ "「なぜなら、例外がないというのが、レッスンそのものなのだから」。奇跡には例外もなく、難易の序列もない、というのが『奇跡のコース』のレッスンである。誰一人として除外されることなく、誰もが容易に真実を現実化できる。誰もが奇跡を通して真実に目覚め、天の王国へ回帰できる。一切の例外なく、誰もが幸せと喜びを得る権利をもっている。



Every Son who returns to the Kingdom with this lesson in his heart has healed the Sonship and given thanks to God. 
  • return [ritə́ːrn] : 「戻る、帰る」
  • heal [híːl] : 「癒やす、救う、治療する」
  • give thanks to : 「〜感謝をささげる」
❖ "Every Son who ~ "「心の中にこのレッスンを携え、王国に回帰するすべての神の子は、(他の)神の子を癒し、神に感謝を捧げている」。



Everyone who learns this lesson has become the perfect teacher, because he has learned it of the Holy Spirit.
  • learn [lə́ːrn] : 「学ぶ、知る、分かる」
  • perfect [pə́ːrfikt] : 「完璧な、完全な」
❖ "Everyone who learns ~ "「このレッスンを学んだ者はすべて、完璧な師となれる」。"because he has ~ "「なぜなら、彼はこのレッスンをホーリー・スピリットから学んだのだから」。"learned it of ~ "の"of"の使い方であるが、普通は、"he has learned it from the Holy Spirit"というように、"from"を使う。古い言い方では"of"を使ったようである。






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