●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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T-22.II.12:1 T-22.II.13:7

12. Beyond the bodies that you interposed between you, and shining in the golden light that reaches it from the bright, endless circle that extends forever, is your holy relationship, beloved of God himself.

  • beyond [bijάnd] : 「〜の向こうに、〜を越えて、〜の域を越えて、〜を超越して」
  • interpose [ìntərpóuz] : 「〜を間に入れる、〜を間に置く」
  • between [bitwíːn] : 「〜の間に」
  • shine [ʃáin] : 「輝く、光」
  • golden [góuldn] : 「金の、金色の、金製の、黄金の」
  • light [láit] : 「光、光源、ライト、明かり」
  • reach [ríːtʃ] : 「に達する、〜に至る、〜に届く」
  • bright [bráit] : 「明るい、鮮やかな、輝かしい、輝く、輝いている、光っている」
  • endless [éndləs] : 「終わりのない、永遠の、絶え間のない」
  • circle [sə́ːrkl] : 「円、円周」
  • extend [iksténd] : 「伸びる、広がる」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
  • holy [hóuli] : 「神聖な」
  • relationship [riléi∫n∫ìp] : 「関係、結び付き、かかわり合い、関連」
  • beloved [bilʌ́vid] : 「最愛の、いとしい、愛される」
❖ "Beyond the bodies that ~ "意訳する、「あなたが、あなたと(同胞の間に)差し挟んだ肉体を超越して、」"and shining in ~ "「永遠に拡張する無限の輪、それは黄金色に輝き、輝きはあなたに届くのだ」。"is your holy relationship ~ "「その輝きこそ、あなたの神聖なる関係性、神自身が愛する神聖な関係性である」。この段落は理屈を考えないこと。一篇の詩として音読し、その美しさを味わえば十分だろう。あなたが同胞との間に、あるいはホーリー・スピリットとの間に、神聖な関係性を結ぶとき、あなたの世界は実相へと変わり、それは黄金に輝く輪、金色のアークとしてあなたの目に映る。その金色の輪は、実相世界にあって息づき、永遠に拡張し、無限に広がって行くのである。



How still it rests, in time and yet beyond, immortal yet on earth. How great the power that lies in it.
  • still [stíl] : 「穏やかな、平穏な、平静な」
  • rest [rést] : 「ある、置かれている、休む、休息する」
  • immortal [imɔ́ːrtl] : 「死なない、不死身の、不死の、不朽の、不滅の、永久の」
  • earth [ə́ːrθ] : 「地球、地上、全世界」
  • lie [lái] : 「ある、存在する」
❖ "How still it ~ "「聖なる関係性は、時間の枠組みの中で時間を超越し、地上にありながら不滅であり、何とも穏やかに、そこにある」。"How great ~ "「聖なる関係性の中に存在するパワーは、何と偉大なことか」。



Time waits upon its will, and earth will be as it would have it be.
  • wait upon : 「〜に仕える」
  • will [wíl] : 「意志、願望、意欲」
  • have : 「〜に〜させる」
❖ "Time waits upon ~ "「時間は、聖なる関係性の意思に仕(つか)え、地上は、聖なる関係性がそれをこうしたいと思う通りに、そうなるのだ」。下手な訳で申し訳ない。聖なる関係性が意思すること、つまり、聖なる関係性にあるあなたが意思することは実相的であり、幻想を如何様にも作り変えることの出来るパワーを有したのだ(the power that lies in it)。幻想の時間も空間の地上も、あなたの実相的意思によって、意のままに姿を変えるのである。



Here is no separate will, nor the desire that anything be separate.
  • separate [sépərət] : 「分かれた、離れた、個々の、別個の、別の」
  • desire [dizáiər] : 「欲望、欲求、願望、念願」
❖ "Here is no ~ "「ここには、分離の意思はない」。聖なる関係性は、分離を志向することはない。"nor the desire that ~ "「また、分離した何かを望むこともない」。実相的な聖なる関係性は、実相世界の一元論に非常に近づくのだ。愛と憎悪というような、二元論的分離を排除して、純粋な愛のみを求めようとするのである。



Its will has no exceptions, and what it wills is true. Every illusion brought to its forgiveness is gently overlooked and disappears.
  • exception [iksépʃən] : 「例外、除外、異論、異議」
  • will : 「〜を望む、意図する、命ずる、決意する」
  • true [trúː] : 「真の、真実の、本当の、本物の」
  • illusion [ilúːʒən] : 「幻想、幻覚、錯覚」
  • brought [brɔ́ːt] : 「bring の過去・過去分詞形」
  • bring [bríŋ] : 「〜を持って来る、〜を連れて来る、〜をもたらす」
  • forgiveness [fərɡívnis] : 「許すこと、許し、容赦、寛容」
  • gently [dʒéntli] : 「静かに、優しく、穏やかに、なだらかに、そっと」
  • overlook [òuvərlúk] : 「見て見ぬふりをする、見過ごす、大目に見る、許す」
  • disappear [dìsəpíər] : 「見えなくなる、姿を消す、なくなる、消滅する」
❖ "Its will has no ~ "「その意思に例外はない」。愛と憎悪に関しては分離を排除して一元論的な純粋な愛を求めるが、戦争と平和に関しては、例外的に、その対立を求める、などということはない。例外はない。"and what it wills ~ "「それが意思することは、真実なのである」。実相的に真実な実在を意思する、ということ。"Every illusion brought ~ "「聖なる関係性において赦された幻想のすべては、」"is gently overlooked ~ "「優しく見過ごされ、消滅していく」。聖なる関係性にあっては、幻想は単なる夢であり存在しないのものであると認識され、赦され、受け流されるのである。赦された幻想は、ただ消滅するのみ。



For at its center Christ has been reborn, to light his home with vision that overlooks the world.
  • center [séntər] : 「中心、核心、中間層」
  • reborn [ribɔ́ːrn] : 「再生した、生き返った、よみがえった、生まれ変わった」
  • light [láit] : 「〜を明るくする、〜を照らす、導く、案内する」
  • vision [víʒən] : 「視覚、視力、洞察力、想像力、展望、構想」
❖ "For at its center ~ "「なぜなら、聖なる関係性の中心に、キリストが復活するからである」。罪は幻想であり夢に過ぎないとして、幻想を赦し取り消しにしてくれるキリスト、罪からの救い主キリストが、聖なる関係性の中にあるあなたの心の中に復活する。"to light his home ~ "「キリストは、幻想の世界を見過ごしてくれるヴィジョンをもって、キリストの住家であるあなたの心を照らしてくれるのだ」。キリストとホーリー・スピリットを重ねて考えても誤りではない。ホーリー・スピリットが、救い主という象徴に具象化した姿であるとして、キリストをとらえてもいい。もちろん、キリストとホーリー・スピリットを別存在と考えてもいいのだ。なぜなら、実相世界では、すべての区別はぼやけて一体化する方向に向かうからだ。我々が分離の世界に住んで考えているうちは、ホーリー・スピリットとキリストを区別して考えても、重大な過ちにはならないということである。



Would you not have this holy home be yours as well? No misery is here, but only joy.
  • have : 「〜に〜させる」
  • as well : 「同じに、同様にうまく、その上、なお」
  • misery [mízəri] : 「悲惨、不幸、苦痛、惨めさ、窮状」
  • joy [dʒɔ́i] : 「喜び、歓喜」
❖ "Would you not have ~ "「あなたは、この神聖な住家を、キリストと同じように、あなたのものとしたいとは思わないか」。実は、キリストが住む住家はあなたの心の最も純粋で神聖な部分である。それを、あなたのものにしたいと思わないか、とは、おかしな質問だと思うかも知れないが、あなたの心の純粋で神聖な部分は、天の王国への入り口に位置し、言ってみれば、天の王国の出張所みたいなものなのだ。だから、キリストが本当に住んでいるホームは、天の王国であり、あなたもその天の王国という故郷に帰りたいとは思わないか、という問い掛けなのである。



13. All you need do to dwell in quiet here with Christ is share his vision.
  • need [níːd] : 「〜する必要がある」
  • dwell [dwél] : 「住む、居住する」
  • quiet [kwáiət] : 「静かな、静粛な」
  • share [ʃέər] : 「分かち合い、共有」
❖ "All you need do ~ "「キリストと共にこの静かな住家に住むために、あなたがしなければならないことのすべては、キリストのヴィジョンを分かち合うことである」。キリストのヴィジョンを分かち合うとは、キリストの心を持って実相を見よということであり、簡単に言えば、キリストと同じように見て、同じように感じて、同じように考えて、同じように行動せよ、ということである。・・・これが、なかなか難しい。



Quickly and gladly is his vision given anyone who is but willing to see his brother sinless.
  • quickly [kwíkli] : 「速く、速やかに」
  • gladly [ɡlǽdli] : 「喜んで」
  • given [gívn] : 「give の過去分詞形」
  • be willing to : 「〜する意思がある、進んで〜する」
  • sinless [sínlis] : 「罪のない、潔白な」
❖ "Quickly and gladly ~ "「同胞を罪なきものと、進んで見る者には、キリストのヴィジョンが、速やかに喜んで与えられるのだ」。同胞の罪のない真の実相をきちんと見たいと望む者に、実相の見えるヴィジョンが与えられる。肉体的知覚を越えた、心の目で捉えるヴィジョンが与えられるのである。実相を進んで志向する者には、実相の視力が与えられるのだ。



And no one can remain beyond this willingness, if you would be released entirely from all effects of sin.
  • remain [riméin] : 「残る、残存する、とどまる、滞在する」
  • willingness [wíliŋnis] : 「意欲、いとわずにすること、やる気」
  • release [rilíːs] : 「解放する、自由にする、放つ、離す」
  • entirely [intáiərli] : 「全く、完全に、全体に、ひたすら」
  • effect [ifékt] : 「結果、影響、作用、効果、効力」
  • sin [sín] : 「罪、罪悪、ばかげたこと、過失、罪業」
❖ ここは後半部分から、"if you would be ~ "「もしあなたが、罪の意識の影響から完全に解放されたいと望むなら、」"And no one can ~ "「同胞を罪なき者と見ようとせずに居残ることなど、誰にも出来ない」。自分が罪の意識から解放されたいのなら、まず、他者を罪の意思から解放してやらなくてはならない。他者には罪あり、自分だけ罪から解放、などという図式は成立しない。



Would you have partial forgiveness for yourself? Can you reach Heaven while a single sin still tempts you to remain in misery?
  • partial [pάːrʃəl] : 「部分的な、一部の、一部分の、不完全な」
  • forgiveness [fərɡívnis] : 「許すこと、許し、容赦、寛容」
  • reach [ríːtʃ] : 「〜に届く、〜に達する、〜に至る」
  • while [hwáil] : 「〜の間ずっと、〜する間に、〜しているうちは」
  • single [síŋgl] : 「ただ一つの、たった一つの、たった一人の」
  • tempt [témpt] : 「〜を誘惑する、〜する気にさせる」
  • remain [riméin] : 「とどまる、滞在する、残る、残存する」
  • misery [mízəri] : 「悲惨、不幸、苦痛、惨めさ、窮状」
❖ "Would you have partial ~ "「あなたは、あなた自身のために、部分的な赦しを求めたりするだろうか」。実相世界は、100か0の世界である。あるかないか、存在するか存在しないかの世界だ。部分的に真実であるとか、部分的に解放されるなどということは実相世界にはない。部分的に赦されるということもないのだ。"Can you reach Heaven ~ "「たった一つの罪でも、あなたを惨めさの中に残しておこうと、あなたを誘惑するうちは、あなたが天の王国へ辿り着くことなど出来るだろうか」。



Heaven is the home of perfect purity, and God created it for you.
  • perfect [pə́ːrfikt] : 「完璧な、完全な」
  • purity [pjúərəti] : 「清らかさ、純正、汚れのないこと、清浄、純粋」
  • create [kriéit] : 「創造する、創り出す」
❖ "Heaven is the home ~ "「天の王国は、完全な純粋性の住家である」。"and God created ~ "「神があなたのために、それを創造したのだ」。プラトンのイディアを連想させる箇所である。プラトンによれば、実相世界は完全に純粋な抽象的イディア界(本質界)であり、その影が、つまり投射が、感覚に依存するこの幻想世界の現実界となる。哲学的な吟味は別として、プラトンのイディア論は正しい方向を向いていたのだ。



Look on your holy brother, sinless as yourself, and let him lead you there.
  • look on : 「〜を見る」
  • sinless [sínlis] : 「罪のない、潔白な」
  • lead [líːd] : 「〜を導く、案内する、〜を連れていく、〜を率いる、指導する」
❖ "Look on your ~ "「あなたの神聖な同胞に、あなたと同様に罪のないその姿に、目を向けなさい」。"and let him lead ~ "「そして、あなたをそこに導いてもらいなさい」。自他一如であるから、あなたが同胞に罪なき純粋性を見る時、同時にあなた自身の罪なき純粋性をも発見出来るのだ。かくして、あなたと同胞は、共に天の王国へ入城出来る資格を得たことになるのだ。その後のことはホーリー・スピリットに任せてればいい。天の王国への楽しい旅に出ればいいのだ。
 
 
 

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