●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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T-26.VII.19:1 ~ T-26.VII.20:5

19. Abide in peace, where God would have you be. And be the means whereby your brother finds the peace in which your wishes are fulfilled.
  • abide [əbáid] : 「とどまる、居住する」
  • in peace : 「平和に、平安に、安らかに、無事に」
  • means [míːnz] : 「手段、方法、資力」
  • whereby : 「それによって〜するところの」
  • find [fáind] : 「見つける、発見する、見いだす」
  • wish [wíʃ] : 「願い、願望、希望」
  • fulfill [fulfíl] : 「成就する、実現させる、果たす、全うする」
❖ "Abide in peace"「平和の中にとどまりなさい」。"where God would ~ "「そこにこそ、神はあなたを住まわせたいのだ」。"And be the means ~ "「そして、あなたの同胞があなたの望みが達成する平和を探し出すときの、手段となりなさい」。あなたが、平和を求める同胞を幻想の罪から救い出すとき、つまり、あなたが手段となって同胞の実相的な平和が達成されたとき、同時に、あなたの真の平和も達成されるのだ。神の子は、共に、平和の内にとどまることが出来るのである。それは、神の願いでもある。



Let us unite in bringing blessing to the world of sin and death.
  • unite [junáit] : 「結合する、一体となる、一体化する」
  • bring [bríŋ] : 「〜をもたらす、〜を持って来る」
  • blessing [blésiŋ] : 「神の恵み、恩恵、祝福」
  • sin [sín] : 「罪、罪悪、ばかげたこと、過失、罪業」
  • death [déθ] : 「死、消滅、死亡、破滅、終わり、終焉」
❖ "Let us unite in bringing ~ "「一体となって、罪と死の世界に祝福をもたらそうではないか」。神の子が平和の内に一体となって、罪と死という幻想世界に、それは夢に過ぎないのだという福音をもたらし、幻想から目覚めるという祝福を与えようではないか。



For what can save each one of us can save us all. There is no difference among the Sons of God.
  • save [séiv] : 「救う、助ける」
  • each one of us : 「人は誰しも」
  • difference [dífərəns] : 「違い、差異、相違」
  • among [əmʌ́ŋ] : 「〜の間に、〜のうちで」
❖ "For what can save ~ "「なぜなら、私たち一人一人を救い出せるということは、みんなを救い出せることなのだから」。あなたが同胞を幻想から救い出し、同胞があなたを幻想から救い出せるということは、あなたも同胞も全世界を救い出せることを意味しているのだ。なぜなら、神の子は一体であり、自他一如であるから、神の子一人を救い出すことは、全人類の救いに繋がるからだ。"There is no difference ~ "「神の子の間に、違いというものはない」。神の子は多数存在しているかに見えるが、本当は違いなどなく、皆等しいのだ。なぜなら、神の子は、実相的に単体であり、同一であり、自他一如だからだ。



The unity that specialness denies will save them all, for what is one can have no specialness. And everything belongs to each of them.
  • unity [júːnəti] : 「つであること、単一性、統一、結束、一体性」
  • specialness [spéʃəlnis] : 「特別であること、特別性」
  • deny [dinái] : 「」〜を否定する、否認する、拒む、拒絶する
  • belong [bilɔ́ːŋ] to : 「〜に属する、〜の所有物である」
❖ "The unity that specialness ~ "「特別性が否定するところの単一性こそが、神の子全体を救うのである」。"for what is one ~ "「なぜなら、一つであることは、特別性など持ち得ないからだ」。あの神の子だけは特別だから、彼は救いから漏れる、などということはない。神の子に特別性はなく、皆同一であるから、一人を救うことは、神の子全体を救うことになるのだ。"And everything belongs ~ "「そして、あらゆるものが、神の子一人一人に属しているのである」。救いだけに限らず、神の属性のすべてが、神の子一人一人に継承されているのだ。したがって、神の子全体が、平和の中に留まる権利があり、喜びに燃える権利があり、至上の愛に包まれる権利があり、極上の美を謳歌する権利があるのだ。まさに、真実を創造する権利があるのである。



No wishes lie between a brother and his own. To get from one is to deprive them all. And yet to bless but one gives blessing to them all as one.
  • wish [wíʃ] : 「願い、望みの物、願望、希望」
  • between [bitwíːn] A and B : 「AとBの間に」
  • deprive [dipráiv] : 「奪う、取り上げる、剥奪する」
  • bless [blés] : 「祝福する、〜を賛美する」
  • blessing [blésiŋ] : 「祝福、恩恵、幸運、恵み」
❖ "No wishes lie between ~ "「同胞と、同胞自身のが持っているものの間に、望みというものは存在しない」。実相的に、神の子はあらゆるものを神から継承したのだから、欠けているものも、不足しているものもないのだ。したがって、神の子が持っているものに関して、望みという感覚は存在し得ない。あるがままがすべてで、すべてを所有して、そこにいるのだ。"To get from one ~ "「誰か一人から奪うということは、神の子全体から奪うことを意味する」。"And yet to bless but ~ "「しかし、誰か一人でも祝福するということは、一体なる者として、神の子全体に祝福を与えることになるのだ」。実相世界では、与えることと得ることは同一である。自他一如なのだ。



20. Your ancient Name belongs to everyone, as theirs to you. Call on your brother's name and God will answer, for on Him you call.
  • ancient [éinʃənt] : 「古代の、古くからの、古い、古びた」
  • call on : 「呼び掛ける、訪ねる、求める、要求する」
  • answer [ǽnsər] : 「答える、返事する」
❖ "Your ancient Name ~ "「あなたの古い呼び名は、みんなのものである」。『神の子』という呼び名は、同胞みんなの呼び名でもある。"as theirs to ~ "「それは、みんなの古い呼び名が、あなたの呼び名でもあることと同じなのだ」。同胞みんなも神の子であると同時に、あなたも当然、神の子なのだ。"Call on your brother's ~ "「あなたの同胞の名を呼べば、神が答えてくれるだろう」。"for on Him ~ "「なぜなら、同胞の名を呼ぶことは、神の名を呼んだとこであるからだ」。同胞を神の子と呼ぶことは、神の名を呼ぶことに等しく、したがって、同胞に代わって神が答えてくれるのだ。あなたの神の子を呼ぶ声を、神はちゃんと聞いてくれる。聞いて、答えてくれるのだ。もっとも、それは、ホーリー・スピリットを通して、であるが。



Could He refuse to answer when He has already answered all who call on Him? A miracle can make no change at all.
  • refuse [rifjúːz] to : 「〜することを拒む」
  • already [ɔːlrédi] : 「すでに、とっくに〜済み、前々から」
  • make no change : 「変化を起こす」
  • at all : 「全く〜ない、全然〜ない、少しも〜ない」
❖ "Could He refuse to ~ "「神が、神を呼ぶすべての神の子にすでに答えたというのに、神が答えを拒絶出来るだろうか」。神の子は、神に救いを求めて神の名を呼んだ。その呼び声に、神はすでに答えたのだ。実相的には、それは既成事実であり、変化しようのない事実である。ただし、この幻想世界にあっては、時間という枠組みの中にあるので、時間軸にそって、それを追体験しているのである。まだ、神は答えていないように思うだろうが、実相的には、神はすでに答えているのだ。神とても、その既成事実を覆して、答えを拒絶することは出来ない。"A miracle can ~ "「奇跡は、まったく変化を生むことは出来ない」。奇跡に、変化を生み出すパワーがないという意味合いではない。実相的に、真実が成立したその既成事実を、奇跡とても、覆すことはない、という意味だ。奇跡は、幻想を覆し、幻想を消滅させるという変化を起こすのであって、真実で構成された実相をいじることは決してしないのだ。



But it can make what always has been true be recognized by those who know it not; and by this little gift of truth but let to be itself, the Son of God allowed to be himself, and all creation freed to call upon the Name of God as One.
  • true [trúː] : 「真の、真実の、本当の、本物の」
  • recognize [rékəgnàiz] : 「〜を認識する、〜を認証する、認める、受け入れる」
  • gift [gíft] : 「贈り物、プレゼント」
  • truth [trúːθ] : 「現実、事実、真相、真理、本当のこと」
  • allow [əláu] : 「〜を許す、許可する、許容する」
  • creation [kriéiʃən] : 「創作物、作品、創造、創作」
  • call upon : 「= call on」
❖ "But it can make what ~ "「しかし、奇跡は、常に真実であり続けるものを、その真実を知らない者たちに認識させることは出来る」。奇跡は、真実を覆すようなことをするのではなく、真実に気付かせることをするのだ。真実に目覚めさせるのである。真実の目覚め、それが奇跡である。"and by this little gift ~ "「そして、この真実という小さな贈り物をあるがままにまかせ、」奇跡は、真実を変えるのではなく、真実をあるがままに生かし、"the Son of God ~ "「神の子が神の子自身であることを許し、」奇跡は、神の子を神の子としてあるがままに生かし、"and all creation freed to ~ "「神によって創造されたあらゆるものが、単一なるものとして、神の名を自由に呼べるようにするのである」。奇跡は、神によって創造されたものが神と同一の存在なのだと宣言出来る自由を与えてくれるのである。実相世界の存在である、神によって創造された真実達は、神と融合し、神と一体となり、神という名で呼ばれて然るべきもの達なのだ。もちろん、神の子も神と融合し、神と一体となって、神自身に統一される。神の子は神なのだと、あるいは、あなたは神なのだと、そう宣言する正当性を有しているのである。結局、一元論世界の存在は、唯一、単一、神だけなのだ。"Go is"「神あり」、これが、実相世界の究極的な姿なのである。
 
 
 


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