4. Make way for love, which you did not create, but which you can extend.
- make way for : 「〜に道を譲る」
- create [kriéit] : 「〜を創造する、創り出す」
- extend [iksténd] : 「広げる、伸ばす、拡張する、拡大する」
❖ "Make way for ~ "「愛に道を譲りなさい」。"which you did ~ "「愛は、あなたが創造したものではないが、拡張出来るものなのだから」。幻想の恐れと苦しみから目覚めて、実相的な愛の道を進みなさい。愛は、神が創造したものであるが、神の子がその愛を分かち合うことで、拡張増大されるものなのだ。
On earth this means forgive your brother, that the darkness may be lifted from your mind.
- earth [ə́ːrθ] : 「地球、地上、全世界」
- forgive [fərɡív] : 「許す、容赦する、勘弁する」
- darkness [dάːrknis] : 「暗さ、暗がり、暗闇」
- lift [líft] : 「解除する、取り除く、撤廃する」
❖ "On earth this means ~ "「地上では、これは、あなたの同胞を赦すことを意味する」。"that the darkness ~ "「その結果、闇は、あなたの心から取り除かれるだろう」。同胞の抱える恐れと苦しみという幻想を、愛をもって受け入れ受け流し、赦すことで、幻想は消滅する。同時に、あなたの心を覆っていた闇も消滅する。
When light has come to him through your forgiveness, he will not forget his savior, leaving him unsaved.
- light [láit] : 「光、光源、ライト、明かり」
- through [θrúː] : 「〜を通じて、〜の手を経て、〜を介して」
- forgiveness [fərɡívnis] : 「許すこと、許し、容赦、寛容」
- forget [fərɡét] : 「〜を忘れる、見落とす」
- savior [séiviər] : 「救助者、救い手、救済者、救い主」
- leave [líːv] : 「〜を残す、置きっぱなしにする、置き忘れる」
❖ "When light has ~ "「あなたの赦しを通して、光が同胞に訪れるとき、」"he will not forget ~ "「彼は、彼の救い主を忘れることはないし、その救い主を救わずに放っておくこともない」。あなたが同胞を赦して、真実の光に目覚めさせるとき、今度は同胞が、救い主であるあなたを赦し、救ってくれるのだ。与えることは得ることである。救うことは救われること。実相の法である。
For it was in your face he saw the light that he would keep beside him, as he walks through darkness to the everlasting light.
- face [féis] : 「顔、面、正面」
- saw [sɔ́ː] : 「see の過去形」
- keep [kíːp] : 「〜を持ち続ける、保持する」
- beside [bisáid] : 「〜のそばに、〜の傍らに、〜の脇に」
- everlasting [èvərlǽstiŋ] : 「永遠の、不朽の、永遠に続く」
❖ "For it was in your face ~ "「なぜなら、彼はあなたの顔の中に、いつでも保持しておきたいと思う光を見るのであり、闇をくぐり抜けて、永遠の光へと(その光を携えて、)歩いてゆくのだから」。実相世界へ回帰する道を照らして出してくれるのが、真実の光であり、その光は、救い主であるあなたの顔に輝いている。
5. How holy are you, that the Son of God can be your savior in the midst of dreams of desolation and disaster.
- holy [hóuli] : 「神聖な」
- in the midst [mídst] of : 「〜の真ん中に、〜のただ中に」
- desolation [dèsəléiʃən] : 「荒らすこと、荒廃、荒れ地」
- disaster [dizǽstər] : 「災害、天災、災難、惨事」
❖ "How holy are ~ "「あなたは、何と神聖であることか」。"that the Son of God ~ "「だから、神の子は、荒廃と災難の続く夢のまっただ中にあっても、あなたの救い主でいられるのだ」。あなたも同胞も、あまりにも神聖な神の子であるから、この苦しみと痛みの幻想世界にあっても、互いに互いを救う救い主になれるのだ。
See how eagerly he comes, and steps aside from heavy shadows that have hidden him, and shines on you in gratitude and love.
- eagerly [íːɡərli] : 「躍起になって、熱心に、熱望して」
- step aside : 「脇に寄る、脇へ退く、身を引く」
- heavy [hévi] : 「重い、激しい、重みのある」
- shadow [ʃǽdou] : 「影、暗がり、人影、陰」
- hidden [hídn] : 「hide の過去分詞形」
- hide [háid] : 「隠す、隠蔽する、秘密にする」
- shine [ʃáin] : 「輝く、光る」
- in gratitude [ɡrǽtətjùːd] : 「感謝して、感謝の念から」
❖ "See how eagerly ~ "「救い主である神の子(同胞)が、いかに情熱をもって、彼を覆い隠していた重い影から身を引き、あなたの下(もと)にやってきて、感謝と愛のうちに、あなたの上で輝くことだろう」。ここは理屈を考えずに、あなたを救いに来てくれる同胞の姿をイメージするだけでいい。
He is himself, but not himself alone. And as his Father lost not part of him in your creation, so the light in him is brighter still because you gave your light to him, to save him from the dark.
- alone [əlóun] : 「独りで、ただ〜だけで」
- lost [lɔ́st] : 「lose の過去・過去分詞形」
- lose [lúːz] : 「〜を失う、見失う、喪失する、なくす」
- part [pάːrt] : 「一部、部分」
- creation [kriéiʃən] : 「創造、創作、創作物、作品」
- bright [bráit] : 「輝く、輝いている、光っている、まぶしい」
- gave [géiv] : 「give の過去形」
- dark [dάːrk] : 「暗い、闇の、暗黒の」
❖ "He is himself ~ "「彼は彼自身ではあるが、たった一人ではない」。神の子は、分離し独立して存在しているのではない。孤絶した神の子はあり得ない。"And as his Father ~ "「父なる神が、あなたを創造するとき、神の一部でさえも失わなかったように、」"so the light in him ~ "「彼の心の中の光は、ますます輝きを増すのだ」。神の子は、闇のこの世界にあっても、心の最も純粋で神聖な部分を失うことなく、光を放っている。その光は、神が神の子を創造した時と同じ輝き、いやそれ以上の輝きを放っている。神も、神の子も、真実を失うことは決してないのだ。"because you gave ~ "「なぜなら、あなたが彼に、彼を闇から救うために、光を与えたのだから」。救いの光を与えることは、その光を得ることであり、あなたも同胞も、光をわかち合うことで、その光はますます輝きを増していくのである。
And now the light in you must be as bright as shines in him. This is the spark that shines within the dream; that you can help him waken, and be sure his waking eyes will rest on you. And in his glad salvation you are saved.
- spark [spάːrk] : 「火花、スパーク」
- within [wiðín] : 「〜の中で、〜の内側で」
- waken [wéikn] : 「目覚める、〜に目を覚まさせる」
- sure [ʃúər] : 「確信して、確信している、固く信じている」
- waking : 「覚醒している、起きている」
- rest on : 「〜に注がれる、〜に向けられる」
- glad [glǽd] : 「うれしい、満足して、うれしく思う」
- salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い、救世」
❖ "And now the light ~ "「今や、あなたの心の中の光は、同胞の心の中で輝いている光と同じくらい、明るく輝いているに違いない」。真実の光は、あなたと同胞によってわかち合われ、ともに、その輝きを増していく。"This is the spark ~ "「この光は、夢の中で輝くスパークである」。闇の幻想世界にあっても、神の子の心の中の実相的真実の光は、闇にかき消されることなく、永遠にスパークするのだ。"that you can help ~ "「だから、あなたは、彼が目覚める手助けが出来るのであり、」"and be sure his waking ~ "「目覚めた彼の視線が、あなたに注がれると確信を持てるのだ」。"And in his glad ~ "「そして、彼が喜びの内に救われることで、(今度は)あなたが救われるのである」。