7. Think, then, how great your own release will be when you are willing to receive correction for all your problems.
- think [θíŋk] : 「〜を考える、〜を思う」
- great [gréit] : 「大きい、大きな、巨大な」
- release [rilíːs] : 「解放、解き放すこと、解除、免除」
- be willing to : 「〜する意思がある、進んで〜する、〜に気乗りする」
- receive [risíːv] : 「〜を受ける、受け取る、受領する」
- correction [kərékʃən] : 「訂正、訂正個所、矯正、修正、是正」
- problem [prɑ́bləm] : 「問題、課題、疑問、難問、難題」
❖ "Think, then, how ~ "「そこで、あなたが〜したとき、あなた自身の解放がいかに大きいか思いを巡らしてみなさい」。"when you are willing ~ "「あなたのあらゆる問題の修正を、あなたが心から受け入れたと思うとき、」あなた自身の解放がいかに大きいか思いを巡らしてみなさい。あなたが、あなたの抱く数々の問題をホーリー・スピリットに委ねれば、ホーリー・スピリットはすべてをあなたに代わって解決してくれる。あなたは、問題から解放され、心は晴れ渡るのである。その解放の大きさを考えてみなさい。
You will not keep one, for pain in any form you will not want. And you will see each little hurt resolved before the Holy Spirit's gentle sight.
- keep [kíːp] : 「〜を持ち続ける、保持する」
- pain [péin] : 「痛み、痛覚、疼痛、苦痛、骨折り」
- in any form : 「いかなる種類のものであれ」
- hurt [hə́ːrt] : 「痛み、苦痛、傷、けが」
- resolve [rizɑ́lv] : 「解明する、解決する、〜を決心する、決意する」
- before [bifɔ́ːr] : 「〜の前に、〜に先立って、〜を前にして」
- gentle [dʒéntl] : 「優しい、穏やかな、優しい、寛大な」
- sight [sáit] : 「視界、景色、光景、視覚、視力s」
❖ "You will not ~ "「あなたは、問題を一個も抱えることがなくなるだろう」。"for pain in any ~ "「なぜなら、いかなる形の苦痛も、あなたは欲しいと思わないからである」。ホーリー・スピリットによって、問題が解決されれば、その後、好き好んで苦痛の源となる問題を持つことはない。"And you will see ~ "「そして、ホーリー・スピリットの優しい視界の前では、小さな痛みの一つ一つが解決されて見えてくるだろう」。ホーリー・スピリットが、あなたの問題のすべてを、小さい痛みもすべて含めて、あなたの目の前で優しく解決してくれる。
For all of them are little in His sight, and worth no more than just a tiny sigh before they disappear, to be forever undone and unremembered.
- worth [wə́ːrθ] : 「〜の価値がある、〜に値する、〜相当の」
- no more than : 「ただの〜にすぎない、たかが〜」
- tiny [táini] : 「とても小さい、ちっぽけな、極めて小さな」
- sigh [sái] : 「ため息」
- disappear [dìsəpíər] : 「見えなくなる、存在しなくなる、なくなる、消滅する、消失する」
- forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
- undone [ʌndʌ́n] : 「undo の過去分詞形」
- undo [ʌndú] : 「〜を元に戻す、元どおりにする、取り消す」
- unremembered : 「記憶されていない、想起不能の、忘れやすい」
❖ "For all of them are ~ "「なぜなら、ホーリー・スピリットから見れば、すべての問題は、ほんの小さなものだからであり、」"and worth no more ~ "「消え入る前の、小さなため息以上のものではないからだ」。"to be forever undone ~ "「その結果、問題は永遠に取り消され、思い出されることもなくなるのである」。幻想は修正され、取り消しになり、姿を消した問題は記憶に浮かぶこともなくなる。
What seemed once to be a special problem, a mistake without a remedy, or an affliction without a cure, has been transformed into a universal blessing.
- once [wʌ́ns] : 「あるとき、かつて、以前」
- special [spéʃəl] : 「特別な、独特の、特別の、特有の」
- mistake [mistéik] : 「誤り、判断上の間違い、ミス、過ち」
- without [wiðáut] : 「〜なしで、〜を持たないで、〜なしに」
- remedy [rémədi] : 「治療、療法、医療、救済策」
- affliction [əflíkʃən] : 「苦痛」
- cure [kjúər] : 「治療、治癒、回復、救済」
- transform [trænsfɔ́ːrm] : 「〜を変換する、〜を変形する」
- universal [jùːnəvə́ːrsəl] : 「全体の、全宇宙の、全世界の、普遍的な」
- blessing [blésiŋ] : 「祝福、恵み、恩恵、幸運」
❖ "What seemed once to be ~ "「かつて、特別な問題や、直しようのない誤り、治療法のない苦痛に見えたものが、世界を祝福するものへと形を変えたのである」。以前は、決して消えようのない事実と感じられた罪の意識が、ホーリー・スピリットのおかげで、跡形もなく消えてしまった。これならば、今度は自分が、他の同胞を救えると思えるようになるのだ。ホーリー・スピリットが世界を祝福するように、自分も世界を祝福出来ると思えるのである。
Sacrifice is gone. And in its place the Love of God can be remembered, and will shine away all memory of sacrifice and loss.
- sacrifice [sǽkrəfàis] : 「犠牲、いけにえ」
- gone [ɡɔ́ːn] : 「go の過去分詞形」
- place [pléis] : 「場所、個所、住所、席」
- remember [rimémbər] : 「〜を思い出す、〜を覚えている」
- shine [ʃáin] : 「輝く、光る」
- memory [méməri] : 「記憶、思い出」
- loss [lɔ́s] : 「失うこと、紛失、損失、喪失」
❖ "Sacrifice is gone"「犠牲は去ったのだ」。"And in its place ~ "「その場所に、神の愛が思い出されるのである」。"and will shine away ~ "「神の愛は、あらゆる犠牲や喪失の記憶を、光でかき消してくれるのだ」。あらゆる幻想を、実相の光、神の愛が払拭していくのである。
8. God cannot be remembered until justice is loved instead of feared.
- until [ʌntíl] : 「〜する時まで、〜までは」
- justice [dʒʌ́stis] : 「正義、公正、正当性」
- instead [instéd] of : 「〜の代わりに」
- fear [fíər] : 「〜を恐れる、〜を怖がる」
❖ "God cannot be remembered ~ "「神は、正当性が、恐れられる代わりに愛されるまでは、思い出されることはない」。正当性が恐れられる状態とは、幻想に埋没した状態である。正当性が愛される状態とは、実相に目覚めた状態である。したがって、本文は、幻想から目覚めて実相の正当性を知ったとき、初めて、愛に満ちた神の存在を思い出すことが出来る、という意味合いになる。
He cannot be unjust to anyone or anything, because He knows that everything that is belongs to Him, and will forever be as He created it.
- unjust [ʌndʒʌ́st] : 「不公平な、不正な、不法な、不当な」
- belong [bilɔ́ːŋ] to : 「〜に属する、〜の所有物である」
- forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
- create [kriéit] : 「〜を創造する、〜を創り出す」
❖ "He cannot be unjust ~ "「神は何に対しても、誰に対しても、不正でいられることはない」。"because He knows ~ "「なぜなら、神は、神に属するすべてのものを知っているからであり、それらは、永遠に、神が創造したままであるからだ」。神は神の子を完全に平等に創造した。すべての神の子を平等に愛し、神の属性のすべてを平等に与えた。全く不正の余地なく創造したのだ。その状態は今はもちろん、永遠に続くのである。
Nothing He loves but must be sinless and beyond attack. Your special function opens wide the door beyond which is the memory of His Love kept perfectly intact and undefiled.
- sinless [sínlis] : 「罪のない、潔白な」
- beyond [bijάnd] : 「〜を越えて、〜を過ぎて、〜のかなたに」
- attack [ətǽk] : 「攻撃、暴行、襲撃」
- special [spéʃəl] : 「特別な、独特の、特別の、特有の」
- function [fʌ́ŋkʃən] : 「職務、役割、機能、作用、働き、効用」
- open wide : 「大きく開く、広範囲に披露する」
- memory [méməri] : 「記憶、思い出」
- kept [képt] : 「keep の過去・過去分詞形」
- keep [kíːp] [SVOC] : 「 〜の状態にしておく、保つ、〜にしておく」
- intact [intǽkt] : 「損なわれていない、そのまま、手を付けていない」
- undefiled [ʌndifáild] : 「汚れのない」
❖ "Nothing He loves ~ "「神の愛するものは、誰も罪はなく、攻撃を越えたものである」。神の愛する神の子は、実相的に見れば、決して罪などなく、攻撃という幻想を超越したところに住んでいる。"Your special function ~ "「あなたの特別な役割は、その扉を大きく開けており、」あなたは同胞を救い出す心の準備が出来ており、"beyond which is ~ "「その扉の向うには、神の愛の記憶が、手付かずのまま、汚されることなく、完璧に保持されているのだ」。あなたが同胞を罪の意識から救い出した暁には、そこに実相世界が開かれ、かつて神とともに暮らした光景が、まったく汚されることなく、鮮やかに思い出されるのである。
And all you need to do is but to wish that Heaven be given you instead of hell, and every bolt and barrier that seems to hold the door securely barred and locked will merely fall away and disappear.
- need [níːd] : 「〜する必要がある、〜を必要とする」
- wish [wíʃ] : 「望む、願う」
- instead of : 「〜の代わりに」
- hell [hél] : 「地獄、ひどい体験、修羅場、生き地獄」
- bolt [bóult] : 「ボルト、スライド錠、かんぬき」
- barrier [bǽriər] : 「柵、垣根、フェンス」
- hold [hóuld] : 「〜の状態にしておく、維持する、保持する」
- securely [sikjúərli] : 「安全に、しっかりと」
- bar [bάːr] : 「かんぬきをする」
- lock [lɑ́k] : 「〜に錠を掛ける、〜を閉じ込める」
- merely [míərli] : 「ただ単に、単に、たかが〜にすぎない」
- fall away : 「外れて落ちる、はがれ落ちる、剥離する」
- disappear [dìsəpíər] : 「見えなくなる、存在しなくなる、なくなる、消滅する」
❖ "And all you need ~ "「あなたがなすべきことは、地獄に代えて天の王国を与えてくれるように願うことであり、」"and every bolt and ~ "「そうすれば、扉にかんぬきを掛け錠を施して安全に保たれたかに見える、あらゆるかんぬきとバリアーは、跡形もなく崩れ落ち消滅してしまうのである」。
For it is not your Father's Will that you should offer or receive less than He gave, when He created you in perfect love.
- will [wíl] : 「意志、意欲、願望」
- offer [ɔ́ːfər] : 「差し出す、捧げる、提供する」
- receive [risíːv] : 「〜を受ける、受け取る、受領する」
- less than : 「〜未満の、〜に満たない」
- perfect [pə́ːrfikt] : 「完全な、完璧な」
❖ "For it is not your ~ "「なぜなら、神が完璧な愛の元であなたを創造したとき、神があなたに与えたものより少ないものを、あなたが差し出したり受け取ったりすることは、父なる神の意思ではないからだ」。完全に平等であるということは、神が神の子を創造する時の大前提であったはずだ。神は、神の子に平等に、神の属性のすべてを与えたのである。したがって、完全に平等であり、すべてを所有している神の子が、心を閉ざして孤立化することは不必要なのだ。扉にかんぬきをかけ、失うまいとすることも不必要だ。そもそも、もっているものを差し出したり、受け取ったりすることでさえ不必要であり、単に分かち合えばいいのである。それが、神の意思である。