●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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T-28.V.1:1~ T-28.V.2:7

 
 
 
V. The Alternate to Dreams of Fear
恐れの夢の代わり
 
 
1. What is a sense of sickness but a sense of limitation? Of a splitting off and separating from?
  • sense [séns] : 「感覚、感覚能力、官能、感触、知覚」
  • sickness [síknəs] : 「病気」
  • limitation [lìmətéiʃən] : 「制限、極限、限定、出訴期限、減縮」
  • split [splít] off : 「割る、割れる、分離する、分裂する、裂く、裂ける」
  • separate [sépərèit] from : 「〜から離れる分離する、〜と別れる」
❖ "What is a sense of ~ "「病になるという感覚は、制限されているという感覚だろうか、それとも何だろうか」。"Of a splitting off ~ "「分裂しているという感覚か、分離しているという感覚か」。もちろん、そのすべてが、病という感覚である。だから、病の原因を辿れば、それは、制限であり、分裂であり分離なのだ。



A gap that is perceived between you and your brother, and what is now seen as health?
  • gap [gǽp] : 「割れ目、すき間、隔たり、ギャップ」
  • perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜に気付く、〜を見抜く」
  • between [bitwíːn] A and B : 「AとBの間に」
  • seen [síːn] : 「see の過去分詞形」
  • health [hélθ] : 「健康、健康状態、調子」
❖ "A gap that is perceived ~ "「病になるという感覚は、あなたとあなたの同胞との間に知覚されるギャップであろうか、」"and what is now seen ~ "「今、健康だと思われているものとのギャップだろうか」。もちろん、その通りであり、神の子同士のギャップ、健康という真実からの隔たりなのだ。



And so the good is seen to be outside; the evil, in. And thus is sickness separating off the self from good, and keeping evil in.
  • outside [áutsáid] : 「外側の、屋外の、外部の、局外の」
  • evil [íːvl] : 「害悪、悪、弊害」
  • thus [ðʌ́s] : 「それ故に、従って、このようにして」
  • separate off : 「分離する、引き離す、切り離す」
  • keep [kíːp] : 「〜を持ち続ける、保持する」
❖ "And so the good ~ "「そして、良きものは外にあるように見られ、悪しきものは内側にあると思われるのだ」。"And thus is sickness ~ "「こうして、病は、良きものから自己を分離し、悪しきものを内側に保持し続けていることになる」。言い換えれば、真実を自分から引き離し、幻想を自分の内部に保持すること、それが病である。



God is the Alternate to dreams of fear. Who shares in them can never share in Him.
  • alternate [ɔ́ːltərnèit] : 「代替物、代替案、交代者、代理人」
  • fear [fíər] : 「恐れ、恐怖」
  • share [ʃέər] : 「〜を分ける、分かち合う、共有する、共用する」
  • share in : 「〜を分かち合う、〜を共有する」
❖ "God is the Alternate ~ "「神は、恐れの夢の代替物である」。神は、恐ろしい夢、幻想に取って代わるものである。"Who shares in them ~ "「恐れの夢を分かち合う者たちは、神を分かち合うことは決して出来ない」。恐れの夢、すなわち幻想のうちに生き、それを分かち合う者は、実相のかけらすら見ることは出来ず、もちろん、神を分かち合うなどということも不可能だ。



But who withdraws his mind from sharing them is sharing Him. There is no other choice. Except you share it, nothing can exist.
  • withdraw [wiðdrɔ́ː] : 「引っ込める、取り消す、取り下げる、撤回する」
  • choice [tʃɔ́is] : 「選ぶこと、選択」
  • except [iksépt] : 「〜を除いて、〜以外に」
  • exist [igzíst] : 「存在する、生きている、生存する」
❖ "But who withdraws ~ "「しかし、恐れの夢を分かち合うことから心を引き離す者は、神を分かち合うのである」。幻想から目覚めれば、当然、真実が見えてきて、神を分かち合うことが出来るのだ。"There is no other ~ "「他に、選びようはない」。神と接触する方法は、幻想を捨てること以外にない。"Except you share ~ "「あなたが、それを分かち合わなかったら、何も存在出来ないのだ」。ここの"it"「それ」とは、"Him"「神」と考えてもいいし、より一般的なものと考えてもいいだろう。すなわち、「何ものも、分かち合うことがなければ、存在さえ出来ないのだ」という意味合い。



And you exist because God shared His Will with you, that His creation might create.
  • will [wíl] : 「意志、意欲、願望」
  • creation [kriéiʃən] : 「創作物、作品、創造、創作」
  • create [kriéit] : 「創造する、作り出す」
❖ "And you exist ~ "「神はあなたと、神の意思を分かち合っているので、あなたは存在している」。"that His creation ~ "ここの"that"は"so that"のこと、「〜するために、その結果」、「神が創造したものたちが、創造出来るようにするために、」あなたは、神の意思を分かち合って、存在しているのだ。しかも、あなたは、神と同じように真実を創造出来るのである。



2. It is the sharing of the evil dreams of hate and malice, bitterness and death, of sin and suffering and pain and loss, that makes them real.
  • sharing [ʃέəriŋ] : 「わかち合い、共有利用」
  • evil [íːvl] : 「悪い、害を与える、邪悪な」
  • hate [héit] : 「憎悪、憎しみ、嫌悪」
  • malice [mǽlis] : 「悪意、恨み、犯意」
  • bitterness [bítərnis] : 「苦味、苦しみ、苦痛」
  • death [déθ] : 「死、消滅、死亡、破滅、終わり、終焉」
  • sin [sín] : 「罪、罪悪、ばかげたこと、過失、罪業」
  • suffering [sʌ́fəriŋ] : 「苦しむこと、苦しみ、苦痛、苦難、苦悩」
  • pain [péin] : 「痛み、痛覚、疼痛」
  • loss [lɔ́s] : 「失うこと、紛失、損失、喪失」
  • make [SVOC] : 「〜の状態を作り出す、〜にする」
  • real [ríəl] : 「実在する、現実の、実際の、本物」
❖ "It is the sharing of ~ "意訳する、「憎しみと悪意、苦渋と死という邪悪な夢、あるいは罪と苦しみ、痛みと喪失という邪悪な夢、そういう夢を分かち合うことで、夢が現実化されるのである」。想念は現実化する。あなたが他者の夢に引きずり込まれ、あるいは、あなたが他者をあなたの夢に引きずり込んで、同一の夢を分かち合い、しかも、その夢が邪悪な夢であったなら、あなたと他者は同一の邪悪な結果を現実化させてしまうのだ。それが、憎しみと敵意の夢であったなら、あなたと他者は激しく憎しみ合うことになる。



Unshared, they are perceived as meaningless. The fear is gone from them because you did not give them your support.
  • unshare [ʌnʃέər] : 「共有しない、共用しない」
  • perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜に気付く、〜を見抜く」
  • meaningless [míːniŋlis] : 「意味のない、価値のない、無意味な、無価値の」
  • gone [ɡɔ́ːn] : 「go の過去分詞形」
  • support [səpɔ́ːrt] : 「支えること、サポート、支え、支持、援助」
❖ "Unshared, they are ~ "「夢を分かち合うことがなければ、邪悪な夢も意味のないものとして知覚されるだけだ」。他者と邪悪な夢を共有しないなら、その夢は単なる空想であって、何の意味もない。"The fear is gone ~ " 「あなたが、邪悪な夢に支持を与えたことにならないので、恐れは邪悪な夢から離れて行ってしまう」。単なる空想に過ぎない邪悪さは、恐れの対象にならない。だから、たとえば、推理小説家は、小説の中で何度も何度も凄惨な殺人を犯しても、正常でいられるのだ。誰も、アガサ・クリスティーを殺人者とは呼ばない。



Where fear has gone there love must come, because there are but these alternatives.
  • alternative [ɔːltə́ːrnətiv] : 「代わりとなるもの、代替物、代替案」
❖ "Where fear has gone ~ "「恐れが去ったところに、愛がきっとやって来る」。"because there are ~ "意訳する、「なぜなら、二つは互いに代替物だからだ」。恐れという実体に対して、愛という実体が、コインの裏と表のように付随している、という意味ではない。恐れという幻想が消えると、そこに愛という実体が見えてくる、という意味である。つまり、愛という実相的な真実を覆い隠しているものが幻想の恐れであり、いわば、黒雲である。その黒雲が晴れれば、実在する愛が自然に姿を現すのだ。



Where one appears, the other disappears. And which you share becomes the only one you have.
  • appear [əpíər] : 「現れる、出現する、登場する」
  • disappear [dìsəpíər] : 「見えなくなる、存在しなくなる」
  • become [bikʌ́m] : 「〜になる」
❖ "Where one appears ~ "「一方が現れると、他方が消える」。"And which you share ~ "「あなたがどちらを分かち合うかによって、その一方だけを持つことになる」。あなたが恐れを実在だと思って、他者と間で恐れを分かち合えば、愛なき恐れの世界が展開する。あなたが愛を選択し、他者との間で愛を分かち合うなら、恐れなき愛の世界が展開する。



You have the one that you accept, because it is the only one you wish to have.
  • accept [æksépt] : 「承認する、認める、容認する、受け入れる」
  • wish [wíʃ] : 「望む、願う」
❖ "You have the one ~ "「あなたは、受け入れたもの、一つだけをもつのだ」。"because it is the only ~ "「なぜなら、あまたが持ちたいと願ったものは、どちらか一方だけなのだから」。愛と恐れは、同時にもつことは出来ない。それは、あたかも熱いアイスコーヒーを飲みたいと願うようなものなのだ。どちらか一方だけを、あなたは選択し、それを持つことが出来る。ならば、あなたは愛を選ぶか、恐れを選ぶか・・・。
 
 
 


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