●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



T-28.VI.6:1 ~T-28.VII.1:8

6. Let this be your agreement with each one; that you be one with him and not apart.
  • agreement [əgríːmənt] : 「同意、合意、承諾」
  • agreement with : 「〜との協定」
  • each one : 「各自」
  • apart [əpάːrt] : 「離れて、離ればなれで、バラバラに、別々に」
❖ "Let this be your agreement ~ "「これを、あなた方の互いの取り決めとしなさい」。分離を解消し、心を一つとするという神との約束を、あなた方の取り決めとしなさい。"that you be one ~ "ここの"that"は"so that"、"be"は"should be"のこと、「あなたは、同胞と同一であり、分離などしていないのだ」。そうあるべきだということを、二人の取り決めにしなさい、ということ。



And he will keep the promise that you make with him, because it is the one that he has made to God, as God has made to him.
  • keep [kíːp] : 「〜を守る」
  • promise [prάmis] : 「約束、契約、約束したこと、約束したもの」
❖ "And he will keep ~ "「そうすれば、同胞は、あなたが彼と結んだ約束を守ってくれるだろう」。"because it is the one ~ "「なぜなら、その約束は、同胞が神と結んだ約束であり、神が彼と結んだ約束だからである」。あなたと同胞との、実相的な真の約束は、あなたの心の中のホーリー・スピリットと彼の心の中のホーリー・スピリットの間で結ばれた約束である。ホーリー・スピリットは神の使者であるから、結局、神との間の約束だと言えるのだ。純粋で神聖な約束なのである。



God keeps His promises; His Son keeps his. In his creation did his Father say, "You are beloved of Me and I of you forever. Be you perfect as Myself, for you can never be apart from Me. "
  • creation [kriéiʃən] : 「創造、創作、創作物、作品」
  • beloved [bilʌ́vid] : 「最愛の、いとしい、愛される」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
  • perfect [pə́ːrfikt] : 「完璧な、完全な」
  • apart from : 「〜から離れて、〜は別として、〜はさておき」
❖ "God keeps His ~ "「神は、神の約束を守り、神の子は、神の子の約束を守る」。純粋で神聖な約束を破ることはない。"In his creation did ~ "「父なる神は、(神の子の)創造に際して、次のように言った」。""You are beloved of ~ ""「『あなたは、神である私の最愛の神の子であり、私はあなたの最愛の父である」。"Be you perfect ~ "「私のように、あなたも完璧でありなさい。なぜなら、あなたは決して私から離れてはいないのだから』」。



His Son remembers not that he replied "I will," though in that promise he was born.
  • remember [rimémbər] : 「〜を覚えている、〜を思い出す」
  • reply [riplái] : 「返答する、答える、返事をする、返信を出す」
  • though [ðóu] : 「〜にもかかわらず、たとえ〜でも」
  • born [bɔ́ːrn] : 「生まれる、誕生する、産声を上げる」
❖ "His Son remembers ~ "「神の子は、生まれるときにそう約束したにも関わらず、『はい、そうします』と答えたことを覚えていない」。神の子は、神との約束を忘れてしまったのだ。忘れてしまって、神と分離し、約束を破って、同胞とも分離したのである。



Yet God reminds him of it every time he does not share a promise to be sick, but lets his mind be healed and unified.
  • remind [rimáind] A of B : 「AにBのことを思い出させる」
  • every time : 「毎回〜するたびに」
  • share [ʃέər] : 「〜を分ける、分かち合う、共有する、共用する」
  • sick [sík] : 「病気で、病気の、不健全な、調子が悪い」
  • heal [híːl] : 「治す、治癒する、治療する、癒やす、救う」
  • unify [júːnəfài] : 「統一する、一体化する、単一化する」
❖ "Yet God reminds him ~ "「しかし、神は、神の子が病になるという約束を分かち合わないときはいつでも、そのことを思い出させてくれるし、神の子の心をヒーリングし、一体化させてくれるのだ」。あなたが、心の分離とそれに続く病への信仰を同胞と分かち合わないとき、つまり、分離と病を幻想と見抜いたとき、神はあなたに、神との約束を思い出させ、あなたと同胞の心の統一を手助けしてくれるのだ。心が再統一したとき、病は消滅し、あなたの心はヒールされるのである。



His secret vows are powerless before the Will of God, Whose promises he shares.
  • secret [síːkrət] : 「秘密の、内緒の、ひそかな、機密の」
  • vow [váu] : 「誓い、誓約」
  • powerless [páuərlis] : 「効果がない、無能な、力のない、無力な」
  • will [wíl] : 「意志、意欲、願望」
❖ "His secret vows ~ "「神の子の秘密の誓いは、神の意思の前では、無力である」。分離と病の信仰を誓った神の子の信念は、神の意思の前ではまったく無力である。"Whose promises ~ "「その神の意思を、神の子も分かち合うからである」。神の意思を、つまり、神の子の心の統一を願うその意思を、神の子も分かち合うので、分離と病の誓いなど、まったく無力となる。



And what he substitutes is not his will, who has made promise of himself to God.
  • substitute [sʌ́bstətjùːt] : 「〜を代わりにする、代用する、置き換える」
❖ "And what he substitutes ~ "「神の子が代わりに選んだものは、神の子の意思ではない」。神との約束の代わりに、分離と病の信仰を誓った神の子の信念は、決して、神の子の本当の意思などではない。"who has made promise ~ "「神の子は、自分と神との間で約束をしたのだから」。その約束の代わりになるものなど、神の子の意思ではない。
 
 
 
 
 
VII. The Ark of Safety
安全な箱船
 
 
 
1. God asks for nothing, and His Son, like Him, need ask for nothing.
  • ask for : 「〜を求める、〜を要求する」
  • need [níːd] : 「〜する必要がある」
❖ "God asks for nothing ~ "「神は何も要求しないし、神の子も、神同様、何も求める必要がない」。完全、完璧に満たされているから、何も求める必要がないのだ。



For there is no lack in him. An empty space, a little gap, would be a lack.
  • lack [lǽk] : 「不足、欠乏、欠如、欠落」
  • empty [émpti] : 「中身のない、空の、空いている、空っぽの」
  • space [spéis] : 「空間、スペース、場所」
  • gap [gǽp] : 「割れ目、すき間、隔たり、ギャップ」
❖ "For there is no lack ~ "「なぜなら、神の子に不足するものはないからだ」。"An empty space ~ "「空(から)の空間、小さなギャップ、それらは不足と言えるだろう」。が、そんなものは存在しない。心が幻想に占領されることがない状態、それが、不足のない状態なのだ。実相世界には、不足という概念はない。だから、心の幻想が消滅すると、そこに実相が立ち現れ、その不足のない世界にあなたは回帰出来るのである。



And it is only there that he could want for something he has not.
  • want for : 「〜を必要とする、〜に欠ける」
❖ "And it is only there that ~ "「神の子がもっていない何かを、神の子が求めることが出来るのは、ただ、この空の空間と小さなギャップにおいてだけである」。幻想世界においてのみ、神の子は不足を感じて、それを追い求めることになる。追い求めたものが得られても、得られなくても、また新たに不足を感じて、それを追い求めることになるのだ。仏教で言うところの、餓鬼(がき)の世界である。



A space where God is not, a gap between the Father and the Son is not the Will of Either, Who have promised to be One.
  • between [bitwíːn] A and B : 「AとBの間に」
  • either [íːðər] : 「どちらの〜でも、どちらの〜も」
  • promise [prάmis] : 「〜を約束する」
❖ "A space where God ~ "「神のいない空間、すなわち、父なる神と神の子の間のギャップは、神と神の子のどちらの意思ではない」。"Who have promised ~ "「神と神の子は、一体であると約束したのだから」。神と神の子は一体であり、その間に、隔たりや隙間やギャップは存在し得ない。実相的な存在の神と神の子の間に、幻想が侵入することは不可能なのだ。



God's promise is a promise to Himself, and there is no one who could be untrue to what He wills as part of what He is.
  • untrue [ʌntrúː] : 「虚偽の、忠実でない、真実でない、不誠実な」
  • will [wíl] : 「〜を望む、意図する、命ずる、決意する」
  • part [pάːrt] : 「一部、部分、体の一部」
❖ "God's promise is ~ "「神の約束は、神自身への約束である」。神と神の子は一体であり、同体だから、神と神の子の約束は、神と神自身の約束であると言える。"and there is no one ~ "「そして、神そのものの一部として、神が意思したことに不誠実でいられる者などいなのだ」。神が、神の一部である神の子として意思したことに、不誠実でいられる神の子など存在しない。神の意思に不誠実であることは、神の一部である自分自身に不誠実であることだ。そんな、不誠実な神の子は、実相世界には存在しない。



The promise that there is no gap between Himself and what He is cannot be false.
  • false [fɔ́ːls] : 「正しくない、誤った、うその、虚偽の、偽りの、偽の」
❖ "The promise that there ~ "「神自身と、神そのものの間にギャップがないという約束は、誤りであるはずがない」。神自身と、神そのものである神の子の間に、幻想というギャップが入り込む可能性はないのだ。ここでの"promise"「約束」という意味合いであるが、「可能性、見込み、展望」などと考えていいだろう。



What will can come between what must be One, and in Whose Wholeness there can be no gap?
  • wholeness [hóulnis] : 「全体、全体性、全体であること」
❖ "What will can come ~ "「一つであるに違いないものの間に、いったい何が入り込めるだろうか」。"and in Whose Wholeness ~ "「全体であるものの中に、いったいギャップが存在出来るだろうか」。神と神の子が融合し一体となったとき、そこに完全に球形な結晶が生まれると想像すれば理解しやすいだろう。完全に球形な水晶玉を連想すればよい。水晶玉に入り込めるのは、光だけだ。すなわち、光といい真実だけが透過出来るが、その他のものは入り込むことは出来ない。もちろん、完全な結晶なのだから、結晶格子に欠損は一つもない。ギャップなど、ただの一つも紛れ込むことはないのだ。
 
 
 


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