●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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T-13.X.12:1 ~ T-13.X.13:6

12. No illusion that you have ever held against him has touched his innocence in any way.

  • illusion [ilúːʒ(ə)n] : 「妄想、幻覚、錯覚」
  • held [héld] : 「hold の過去形」
  • touch [tʌ́t∫] : 「〜に影響を与える、〜を痛める、〜を害する」
  • innocence [ínəs(ə)ns] : 「無罪、潔白、無垢、純潔、純真」
  • in any way : 「何らか、多少なりとも、決して、形はどうあれ」
❖ "No illusion that you ~ "「あなたが神の子に対して抱いたいかなる幻想も、形はどうであれ、神の子の純粋さを汚してしまったことはない」。幻想は夢に過ぎず、現実に直接影響を与えることはない。そんなパワーは幻想にないのだ。簡単に言えば、夢に出てきたモンスターが、その夢を見た子供を食い殺すことなど出来ないのと同じこと。



His shining purity, wholly untouched by guilt and wholly loving, is bright within you.
  • shine [∫áin] : 「輝く、光る」
  • purity [pjú(ə)rəti] : 「清らかさ、純正、清浄、純粋、純度、清潔」
  • wholly [hóu(l)li] : 「完全に、全く、全体として、全体的に」
  • untouched : 「無垢な、けがれのない、手つかずの、影響されない」
  • bright [bráit] : 「輝く、輝いている、輝かしい、華やかな」
  • within [wiðín] : 「〜の中に、〜の内部で」
❖ "His shining purity, wholly ~ "「神の子の輝ける純粋さは、それは完全に汚されておらず、完璧に愛らしいのだが、」"is bright ~ "「あなたの心の中で輝いている」。



Let us look upon him together and love him. For in love of him is your guiltlessness.
  • together [təgéðə(r)] : 「一緒に、同時に」
  • guiltlessness : 「無辜(むこ)性、無罪、潔白性」
❖ "Let us look upon him ~ "「共に、神の子を見、彼を愛そうではないか」。"For in love of him ~ "「なぜなら、神の子を愛する中に、あなたの無辜(むこ)性があるのだから」。あなたが神の子であることをしっかり見据え、神の子である自分を愛することで、あなたが完璧に無辜であることを認識できるのだ。なぜなら、神の子は完璧な神が創造したものだからだ。欠陥の存在は不可能である。



But look upon yourself, and gladness and appreciation for what you see will banish guilt forever. I thank You, Father, for the purity of Your most holy Son, whom You have created guiltless forever.
  • gladness [ɡlǽdnis] : 「喜ばしさ、喜び、うれしさ」
  • appreciation [əprìː∫iéi∫n] : 「感謝、正しい認識、正しく評価」
  • banish [bǽni∫] : 「払いのける、追放する」
  • guilt [gílt] : 「犯罪、あやまち、有罪、罪」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
❖ "But look upon yourself ~ "「あなた自身を見つめ、そして、そこに見えたものが罪の意識を永遠に払拭することに対する喜びと感謝を自覚しなさい」。あなたの心の中の光が罪の意識を払拭するのである。"I thank You ~ "「父なる神よ、私(イエス)はあなた(神)に、あなた(神)の最も神聖な神の子の純粋さに対して感謝したい」。"whom You have created ~ "「その最も神聖な神の子を、あなた(神)は永遠に罪なきものとして創造したのだから」。一元論世界の神には罪という概念はない。罪という概念のない神に、罪ある神の子を創造できるはずはない。神の子は永遠不変に無辜(むこ)である。もし、神の子に罪があるように見えたなら、それは幻覚である。



13. Like you, my faith and my belief are centered on what I treasure.
  • faith [féiθ] : 「信頼、信用、信じること、自信、信念、確信、信仰」
  • belief [bilíːf] : 「信じること、信念、意見、信頼、信仰」
  • center [séntə(r)] : 「中心に置く、集中させる」
  • treasure [tréʒə(r)] : 「〜を大切にする、〜を大事にする」
❖ "Like you, my faith ~ "「あなた同様、私の信頼、信念は、私が大切に思っていることに集中している」。大切に思うことが、信頼、信念のソースである。大切に思うことが、信頼、信念を生み出している。



The difference is that I love only what God loves with me, and because of this I treasure you beyond the value that you set on yourself, even unto the worth that God has placed upon you.
  • difference [díf(ə)r(ə)ns] : 「違い、差異、相違点」
  • because of : 「〜のために、〜のせいで」
  • beyond [bi(j)ɑ́nd] : 「〜の向こうに、〜を越えて」
  • value [vǽljuː] : 「価値、値打ち、真価」
  • set [sét] : 「定める、配置する、設定する」
  • worth [wə́ː(r)θ] : 「価値、値打ち」
  • place [pléis] : 「〜を置く、設置する、取り付ける」
❖ "The difference is that ~ "「(あなたと私の)違いと言えば、神が私と共に愛するものだけを、私は愛しているという点であり、」"and because of this ~ "「これ故に、あなたがあなた自身に設けた価値を超越し、さらに、神があなたに対して抱く真価へ向かうくらい、私はあなたを大切に思っているのである」。日本語にすると意味が曖昧になるのだが、イエスは、あなたの自己評価以上にあなたを評価しているし、神があなたを評価する価値に見合うくらい、あなたを大切に思っている、ということ。



I love all that he created, and all my faith and my belief I offer unto it. My faith in you is as strong as all the love I give my Father.
  • creat [kriéit] : 「創造する、作り出す」
  • strong [strɔ́(ː)ŋ] : 「強い、力がある、力強い、強力な」
❖ "I love all that ~ "「私(イエス)は、神が創造したものすべてを愛している」。"and all my faith and ~ "「そして、私の信頼のすべて、私の信念のすべてを、神の創造したものに私はささげている」。"My faith in you is ~ "「あなたに対する私の信頼は、私が父なる神にささげるすべての愛と同じくらい強いものである」。



My trust in you is without limit, and without the fear that you will hear me not.
  • trust [trʌ́st] : 「信頼、信用」
  • limit [límit] : 「限界、限度、制限」
  • without limit : 「限りなく、制限なく、無制限に」
  • fear [fíə(r)] : 「恐れ、恐怖」
  • hear [híə(r)] : 「〜を聞く、聴く、〜が聞こえる、耳にする」
❖ "My trust in you is ~ "「あなたに対する私の信頼は限界がないし、」"and without the fear ~ "「あなたが私の言うことに耳を傾けてくれないのではないかというような恐れは全くない」。



I thank the Father for your loveliness, and for the many gifts that you will let me offer to the Kingdom in honor of its wholeness that is of God.
  • loveliness [lʌ́vlinis] : 「愛らしさ、素晴らしさ」
  • gift [gíft] : 「贈り物、プレゼント」
  • offer [ɔ́(ː)fə(r)] : 「差し出す、ささげる、提供する」
  • Kingdom [kíŋdəm] : 「王国、王領」
  • honor [ɑ́nə(r)] : 「敬意、光栄、名誉、恩恵、名声、評判、高潔、誠実」
  • in honor of : 「〜に敬意を表して、〜を祝って」
  • wholeness [hóulnis] : 「全体性、完全性」
❖ "I thank the Father ~ "「私は、あなたの愛らしさを父なる神に感謝する」。"and for the many gifts ~ "「また、〜な多くの贈り物に感謝する」。"that you will let me ~ "「神のものである王国の完全性に敬意を表して、あなたが私に、王国にささげさせてくれた」贈り物に感謝する。さて、意味が入り組んでいてクリアーでないのだが、前半は、神が愛らしい神の子を創造してくれたことにイエスは感謝している。後半は、あなたが動機、契機となって、イエスが神の王国にささげた贈り物に感謝している。イエスは何を贈り物としたのであろう? 神のものである完全性に敬意を表して、とあるから、神が神の子を完全、完璧に創造してくれたことに敬意を表しつつ、神の子の純粋性、完全性、その喜び、慈悲、美、等々をイエスが呼び覚まし、神の元へとそれらを回帰させることが出来たことを感謝する、という意味合いであろう。
 
 
 

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