●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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T-14.III.17:1 ~ T-14.III.19:5

17. How gracious it is to decide all things through him whose equal love is given equally to all alike!

  • gracious [gréi∫əs] : 「恵み深い、慈悲深い、親切な、優しい、上品な」
  • decide [disáid] : 「決定する、決心する、決意する」
  • equal [íːkw(ə)l] : 「〜と等しい、〜に相当する」
  • equally [íːkw(ə)li] : 「平等に、同等に、公平に、差別なく」
  • alike [əláik] : 「同様に、一様に」
❖ "How gracious it is ~ "ここは"it ~ to ~ "構文の感嘆文、「平等の愛を、すべての者に一様に、平等に与えるホーリー・スピリットを通してすべてのことを決定することは、なんと恵み深いことか」。



He leaves you no one outside you. And so he gives you what is yours, because your Father would have you share it with him.
  • leave [líːv] : 「〜を残す、置きっぱなしにする、置き忘れる」
  • outside [áutsáid] : 「〜の外に、〜の外側に」
  • have A do : 「Aに〜させる」
  • share [∫éə(r)] : 「〜を分ける、分かち合う、共有する、共用する」
❖ "He leaves you ~ "直訳すると、「ホーリー・スピリットは、あなたの外側に誰一人として取り残すことはない」。ホーリー・スピリットは神の子全体を平等に愛しているので、あなたは指導するが彼は指導しないなどということはない。結果として、あなたの心と彼の心がホーリー・スピリットを通して結ばれ、あなたと関係を持たないような同胞は存在しなくなる。こんな意味合いであろう。"And so he gives you ~ "「そこで、ホーリー・スピリットは、あなたのものであるものをあなたに与えるのである」。本来あなたのものであって、あなたが忘れているものを、ホーリー・スピリットは取り戻してくれる。たとえば、無辜(むこ)性、神性、叡智など。"because your Father would ~ "「なぜなら、父なる神は、あなたがそれを神と分かち合うようにして欲しいと思っているからである」。



In everything be led by him, and do not reconsider.
  • reconsider [rikənsídər] : 「再考する、考え直す、再審議する、見直す」
❖ "In everything be ~ "「すべてにおいて、ホーリー・スピリットに導かれなさい」。"and do not ~ "「そして、(あれこれ)考え直すことはしないように」。ホーリー・スピリットの指示を信じて、疑問に思ったり疑ったりしないことだ。



Trust him to answer quickly, surely, and with Love for everyone who will be touched in any way by the decision. And everyone will be.
  • Trust [trʌ́st] : 「信用する、信頼する」
  • trust A to do : 「Aが〜すると確信する」
  • quickly [kwíkli] : 「速く、すぐに」
  • surely [∫úə(r)li] : 「疑いなく、しっかりと、確かに、確実に」
  • touch [tʌ́t∫] : 「影響を与える、作用する、〜に接する」
  • in any way : 「何らか、多少なりとも、決して、形はどうあれ」
❖ "Trust him to answer ~ "「ホーリー・スピリットがすぐに確実に答えてくれることを信頼しなさい」。"and with Love for ~ "「そして、ホーリー・スピリットは、ホーリー・スピリットの(指示する)決定によって影響を受けるであろうすべての人たちを愛しているのである」。"And everyone ~ "「そして、すべての人たちはそうであろう」。つまり、ホーリー・スピリットの決定の影響を受け、ホーリー・スピリットの愛を知ることになるだろう。



Would you take unto yourself the sole responsibility for deciding what can bring only good to everyone? Would you know this?
  • sole [sóul] : 「唯一の、たった一つの」
  • responsibility [rispànsəbíləti] : 「責任、義務、責務、負担」
❖ "Would you take unto ~ "「あなたは、何がすべての人に良いことだけをもたらすことができるか決定するという責任を、あなた独りだけにとらせようとするのか」。" Would you know ~ "直訳すると、「あなたはこれがわかるだろうか」。つまり、これの意味していることが本当にわかっているのだろか、ということ。あなたには、神の子全体の利益を考えて決定を下すという仕事は重すぎるのである。無理なことを自分に科すことはない。そんな重い仕事はホーリー・スピリットに任せておけばいいのだ。



18. You taught yourself the most unnatural habit of not communicating with your Creator.
  • taught [tɔ́ːt] : 「teach の過去・過去分詞形」
  • unnatural : 「不自然な、自然に反する、不思議な、異常な」
  • habit [hǽbit] : 「習慣、傾向、癖」
  • communicate [kəmjúːnikèit] :「連絡する、通信する、交信する」
  • Creator [kriéitər] : 「創造者、創作者、創設者」
❖ "You taught yourself ~ "「あなたはあなた自身に、あなたの創造者である神とのコミュニケーションをとらないという最も不自然な習慣を教えてしまった」。神の子は、神と分離した後、神とのコミュニケーションを持つことが出来なくなった。一般には、神が神の子の裏切りに怒って、コミュニケーションのチャンネルを神自らが断ったのだ考えられているが、それに反してACIMは、神の子の方がそのチャンネルを閉ざしたのだと言っている。神は、逆に、神の子がコミュニケーションのチャンネルを再び開いてくれることを待ち望んでいると言う。



Yet you remain in close communication with him, and with everything that is within him, as it is within yourself.
  • remain [riméin] : 「とどまる、滞在する、依然として〜のままである」
  • close [klóus] : 「近い、親しい、仲の良い、緊密な」
❖ "Yet you remain ~ "「しかし、あなたは神との親密なコミュニケーションを保ったままのである」。前の文章と矛盾しているように感じられたなら、ここの"him"「神」は「ホーリー・スピリット」のことだと考えてみればいいだろう。あなたが神との直接のコミュニケーションのチャンネルを断ってしまったので、神はあなたの心にホーリー・スピリットを置いて、神からのメッセージを常時あなたに届けているのである。"and with everything ~ "「そしてあなたは、神(ホーリー・スピリット)の中にあるすべてのものを、あなた自身の中にあるものとして、持っているのだ」。神はすべてのものをあなたに、惜しげなく与えている。あなたがそれに気づかないだけである。



Unlearn isolation through his loving guidance, and learn of all the happy communication that you have thrown away but could not lose.
  • unlearn : 「忘れる、捨て去る」
  • isolation [àisəléiʃən] : 「孤立、分離、隔離、孤独、孤立感」
  • guidance [gáidns] : 「指導、助言、アドバイス」
  • thrown [θróun] : 「throw の過去分詞」
  • throw away : 「〜を投げ捨てる、無駄に費やす、浪費する」
  • lose [lúːz] : 「〜を失う、見失う、喪失する、なくす」
❖ "Unlearn isolation through ~ "「ホーリー・スピリットの愛情多き指導を通して、孤立感を捨ててしまいなさい」。"and learn of all the happy ~ "「そして、あなたが投げ捨ててしまったがまだ失われたわけではない幸せな(神との)コミュニケーションすべてについて学びなさい」。



19. Whenever you are in doubt what you should do, think of his presence in you, and tell yourself this, and only this:
  • Whenever [(h)wenévə(r)] : 「〜するときはいつでも、〜したときはすぐ」
  • doubt [dáut] : 「疑い、疑念、疑惑」
  • in doubt : 「不確かで、未決定で、疑って」
  • think of : 「〜のことを考える」
  • presence [prézns] : 「存在すること、存在、居ること」
❖ "Whenever you are ~ "「あなたが何をすべきか迷ったときはいつでも、あなたの中にいるホーリー・スピリットもことを考えなさい」。"and tell yourself ~ "「そして、次のように、ただ次のように、あなた自身に向かって言いなさい」。



He leads me and knows the way, which I know not.
Yet he will never keep from me what he would have me learn.
And so I trust him to communicate to me all that he knows for me.
  • keep [kíːp] A from B : 「AからBを隠す、AがBに近寄らないようにする」
  • have A do : 「Aに〜させる」
  • trust [trʌ́st] A to do : 「Aが〜すると確信する」
❖ "He leads me and ~ "「ホーリー・スピリットは私を導き、また、私の知らないその道を知っている」。"Yet he will never keep ~ "「しかし、ホーリー・スピリットは、私に学ばせたいことから私を遠ざけるようなことは決してしないであろう」。"And so I trust him to ~ "「そうだから、私は、ホーリー・スピリットが、私のために知っていることすべてを、私に知らせてくれるものと信頼している」。



Then let him teach you quietly how to perceive your guiltlessness, which is already there.
  • quietly [kwáiətli] : 「黙って、静かに、平穏に」
  • perceive [pə(r)síːv] : 「知覚する、〜を理解する、〜に気付く」
  • guiltlessness [gíltlisnis] : 「無辜(むこ)、潔白、罪のないこと」
  • already [ɔːlrédi] : 「すでに、とっくに、前々から」
❖ "Then let him teach ~ "「したがって、ホーリー・スピリットが、あなたの無辜性を知覚する仕方をあなたに静かに教えるままに任せなさい」。
 
 
 

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