2. This is written in the form of a prayer because it is useful in moments of temptation. It is a declaration of independence.
- written [rítn] : 「writeの過去分詞」
- form [fɔ́ːrm] : 「形、外形、構造、現れ」
- prayer [préər] : 「祈り、祈りの言葉 」
- moment [móumənt] : 「時点、時期」
- temptation [temptéiʃən] : 「誘惑、衝動」
- declaration [dèkləréiʃən] : 「公表、宣言、布告」
- independence [ìndipéndəns] : 「独立、自立、主体性」
❖ 前文の詩を受けて、"This is written ~ "「これは祈りの形で書かれたものである」。"because it is ~ "「なぜならば、それは誘惑に駆られた時に役立つからである」。エゴの誘惑である。"It is a ~ "「それは(本当の)独立宣言である」。エゴからの独立宣言である。
You will find it very helpful if you understand it fully. The reason you need my help is because you have denied your own guide and therefore need guidance.
- fully [fúli] : 「十分に、完全に、全く」
- reason [ríːzn] : 「理由、原因、根拠」
- deny [dinái] : 「〜を否定する、拒む、拒絶する」
- guide [gáid] : 「指導者、指針」
- therefore [ðέərfɔ̀ːr] : 「それ故に、従って」
- guidance [gáidns] : 「助言、アドバイス、指導」
❖ "You will find ~ "「私が書いた詩を十分に理解できたなら、それはとても有用だと分かるだろう」。"The reason you ~ "「あなたが私の助けを必要とする理由は、あなたがあなた自身の(本当の)指導者を拒絶したので、したがって、指導が必要だということである」。あなたはホーリー・スピリットの指導を拒否し、エゴに自身を委ねてしまったので、私(イエス)の指導が必要だ、ということ。あるいは、もっと端的に、あなたは神を拒んでいるので、私(イエス)あるいはホーリー・スピリットの指導が必要だ。
My role is to separate the true from the false, so truth can break through the barriers the ego has set up and can shine into your mind. Against our united strength the ego cannot prevail.
- role [róul] : 「役、役目、役割」
- separate [sépərèit] : 「分ける、分離する、切り離す」
- false [fɔ́ːls] : 「正しくない、誤った、偽りの」
- break through : 「切り抜ける、打ち破る」
- barrier [bǽriər] : 「柵、垣根、障害」
- break through a barrier : 「障壁を突き破る」
- set up : 「セットする、据え付ける」
- shine [ʃáin] : 「輝く、光る」
- unite [junáit] : 「合体する、一体化する、結合する」
- strength [stréŋkθ] : 「力、強さ、知力」
- prevail [privéil] : 「勝つ、勝る」
❖ "My role is ~ "「私の役目は、偽りから真実を切り離すことである」。幻想を払拭して、真実を顕現させることである。"so truth can ~ "「真実がエゴのしつらえたバリアーを突き破り、あなたの心の中で輝けるようにするために」。"Against our united strength~ "「私たちの結ばれた強さに対抗して、エゴが勝つことは出来ない」。
3. It is surely apparent by now why the ego regards spirit as its "enemy." The ego arose from the separation, and its continued existence depends on your continuing belief in the separation.
- surely [ʃúərli] : 「疑いなく、確かに」
- apparent [əpǽrənt] : 「明らかな、明白な」
- by now : 「今ごろはもう、そろそろ 」
- regard [riɡάːrd] : 「見なす、思う、考える」
- arose [əróuz] : 「arise の過去形」
- arise [əráiz] : 「起こる、生じる、現れる」
- separation [sèpəréiʃən] : 「分離、区別、離脱」
- continued [kəntínjuːd] : 「継続する、相次ぐ」
- existence [igzístns] : 「存在、生存、実在」
- depend [dipénd] on : 「〜に頼る、〜を当てにする 」
- continuing : 「連続する、継続している」
❖ "It is surely ~ "「そろそろ、なぜエゴはスピリットを『敵』と見なすのかが確実に明らかになってきた」。"The ego arose ~ "「エゴは神からの分離から生じ、それが継続して生き長らえるには、あなたが神からの分離を絶え間なく信じている必要があるのだ」。神の子が神から分離した後、神の子はその罪と罰の恐れから自己を乖離し、エゴという別人格の自己を幻想した。エゴはアンチ・ゴッドであり、スピリットを敵と見なす。なぜなら、分離(幻想)が消滅したら、エゴ自体も消滅するからだ。
The ego must offer you some sort of reward for maintaining this belief. All it can offer is a sense of temporary existence, which begins with its own beginning and ends with its own ending.
- offer [ɔ́fər] : 「差し出す、捧げる」
- some sort of: 「ある種の、何らかの」
- reward [riwɔ́ːrd] : 「褒美、褒賞、報酬」
- maintain [meintéin] : 「〜を保持する、保つ、支える」
- sense [séns] : 「感覚、感触、感じ」
- temporary [témp(ə)rèri] : 「一時の、一時的な」
❖ "The ego must ~ "「エゴは、あなたが分離を信じ続けていることに対して何らかの褒美を与えなくてはならない」。甘いあめ玉を与えるのだ。とは言え、"All it can ~ "「エゴが差し出すものはすべて一時的な存在の感覚だけである」。あめ玉は、なめ続けているとやがてなくなってしまう。一時的な存在感覚だ。たとえば、あめ玉として快楽をイメージすればいいだろう。さらに、あめ玉はこの世における人生そのものと考えてもいい。なぜなら、我々の一生は誕生と死に挟まれた一時的な存在であるからだ。"which begins with ~ "「その一時的な存在の感覚は、エゴ自体の始まりで始まり、エゴ自体の終わりで終わる」。この幻想の世における我々の一生は誕生というエゴの幻想で始まり、死というエゴの幻想で終わる。
It tells you this life is your existence because it is its own. Against this sense of temporary existence spirit offers you the knowledge of permanence and unshakable being.
- knowledge [nάlidʒ] : 「知識、知恵、知見」
- permanence [pə́ːrmənəns] : 「永続、永久、不変性」
- unshakable [ʌ̀nʃéikəbl] : 「揺るぎない、確固たる」
❖ "It tells you this life ~ "「エゴはあなたに、この世の人生があなたの存在そのものだと告げる」。"because it ~ "「なぜなら、この世がエゴ自身の存在そのものであるからだ」。エゴと供に生まれ、エゴと供に死ぬ、それがあなたの存在のすべてだとエゴは告げる。永遠不変の命はないと言う。"Against this sense ~ "「この一時的な存在の感覚に対して、スピリットは悠久の叡知と揺るぎない存在をあなたに与えてくれる」。
No one who has experienced the revelation of this can ever fully believe in the ego again. How can its meager offering to you prevail against the glorious gift of God?
- experience [ikspíəriəns] : 「〜を経験する、体験する」
- revelation [rèvəléiʃən] : 「啓示、黙示」
- meager [míːgər] : 「わずかな、貧弱な」
- prevail against : 「〜に打ち勝つ、〜をしのぐ」
- glorious [glɔ́ːriəs] : 「壮大な、壮麗な、美しい」
❖ "No one who has experienced ~ "「このような啓示を経験したものは誰でも、再びエゴを十分に信じることは出来ない」。自分の存在は永遠のスピリットなのだと啓示された者は、自分が生と死の間のつかの間の存在に過ぎないと信じることはほとんど出来ない。"How can its ~ "「あなたに提供されたエゴのケチな贈り物など、どうして、神の壮大な贈り物に勝つことが出来ようか」。