●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
●  Workbook精読http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp です。
●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



T-11.II.2:1 ~ T-11.II.3:7

2. Healing thus becomes a lesson in understanding, and the more you practice it the better teacher and learner you become. 
  • thus [ðʌ́s] : 「従って、だから」
  • understanding [ʌ̀ndərstǽndiŋ] : 「理解、納得」
  • the more ~, the more : 「〜すればするほどますます」
  • practice [prǽktis] : 「〜を練習する、〜を実行する」
❖ "Healing thus ~ "「このように、ヒーリングは理解のレッスンとなる」。ヒーリングとは、基本的に、幻想(虚構)から目覚めさせて、実相(真実)に気付かせること。したがって、幻想と実相の違いをきちんと理解していなくては本当のヒーリングは成功しない。ヒーリングを通して、実相(真実)の理解を深めて行くのだ。"and the more ~ "「あなたがヒーリングを練習すればするほど、」"the better teacher ~ "「あなたはますます、良き師、良き生徒になれる」。教えることと学ぶことはACIMでは同一である。したがって、あなたは生徒(learner)になり、同時に師(teacher)になる。



If you have denied truth, what better witnesses to its reality could you have than those who have been healed by it? 
  • deny [dinái] : 「〜を否定する、拒む、拒絶する」
  • truth [trúːθ] : 「事実、真相、真理」
  • witness [wítnəs] : 「目撃者、証人、証言」
  • reality [riǽləti] : 「現実、真実、実相」
❖ "If you have ~ "「もし、あなたが真実を否定してきたなら、」"what better witnesses ~ "「真実の実在性を証言してくれるより優れた証人を、あなたはもつことが出来るだろうか」。"than those who ~ "「真実によってヒールされた人たちよりも」優れた証人を、あなたはもてるだろうか。つまり、真実に目覚めることで病をヒールした人たちを目撃したら、あなたは真実の実在性を疑うことは出来なくなるだろう、ということ。



But be sure to count yourself among them, for in your willingness to join them is your healing accomplished. 
  • be sure to : 「必ず〜しなさい」
  • count [káunt] : 「〜を数に入れる、考慮する」
  • willingness [wíliŋnis] : 「意欲、いとわずにすること」
  • join [dʒɔ́in] : 「〜に加わる、〜に参加する」
  • accomplish [əkɑ́mpli∫] : 「成し遂げる、達成する」
❖ "But be sure ~ "「しかし、必ず、あなた自身も彼らの中に数えられるようになりなさい」。今まで真実を否定したあなたではあるが、あなた自身も、真実によってヒールされた人たちの一員に数えられるようになりなさい。"for in your ~ "「なぜなら、快く彼らの一員となることの中に、」"is your healing ~ "「あなたのヒーリングが完結するのだから」。あなた自身がヒーリングされなくては、他者をヒーリングすることは出来ない。ヒーリングを分かち合うことでヒーリングを完結させていくことになる。



Every miracle that you accomplish speaks to you of the Fatherhood of God. 
  • speak to : 「〜に話し掛ける」
  • speak of : 「〜について話す」
  • Fatherhood : 「父性、父であること、父権」
❖ "Every miracle that ~ "「あなたが成し遂げるすべての奇跡は、神の父性についてあなたに語る」。神があなたを創造し、神の属性のすべてをあなたに与えた。したがって、あなたが奇跡を成すとき、それは神から受け継いだ創造という行為をなしているのであり、奇跡を分かち合うことでそれは拡張する。あなたが奇跡を成すとき、あなたは必然的に神性を実演していることになり、神があなたの父であること、すなわち父性を意識することにつながる。



Every healing thought that you accept, either from your brother or in your own mind, teaches you that you are God's Son. 
  • accept [əksépt] : 「認める、受け入れる」
  • either [íːðər] A or B : 「AかそれともB」
❖ "Every healing ~ "「あなたが受け入れるヒーリングという考えのすべては、」"either from your ~ "「それがあなたの同胞からのものであっても、あなた自身の心の中のものであっても、」"teaches you that ~ "「あなたに、あなたが神の子であることを教える」。ヒーリング(healing)は奇跡(miracle)であり、創造(creation)である。あなたが神の子であり、神の属性を受け継いだからこそ出来る業(わざ)だ。ヒーリングを行うとき、あなたは自らが神の子であることを意識することになる。



In every hurtful thought you hold, wherever you perceive it, lies the denial of God's Fatherhood and of your Sonship.
  • hurtful [hə́ːrtfəl] : 「傷つける、有害な」
  • hold [hóuld] : 「心に抱く、保持する」
  • wherever [hweərévər] : 「どこで〜であろうとも」
  • perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜を理解する」
  • lie [lái] : 「ある、横たわる」
  • denial [dináiəl] : 「否定、拒否、拒絶」
  • Sonship : 「息子であること」
❖ "In every hurtful ~ "「あなたが抱く、人を傷つけるすべての考えの中に、」"wherever you ~ "「たとえあなたがそれをどこで知覚しようとも、」"lies the denial ~ "「神が父であること、そして、あなたが子であることの否定が存在している」。人を傷つける思考とは、攻撃性を帯びた思いのこと。たとえそれが正当防衛的な攻撃であっても、攻撃的な思いはエゴの思考システムに準じた思考であって、神と神の子の関係を真っ向から否定するものだ。エゴはあなたが神に回帰することを何よりも恐れているので、攻撃性を維持させようとする。神の子の分離を永続させるためだ。なぜなら、神の子が攻撃性を捨て分離を解消し、神の下(もと)に回帰したなら、幻想のエゴは同時に消滅してしまうからだ。



3. And denial is as total as love. You cannot deny part of yourself, because the rest will seem to be separate and therefore without meaning. 
  • total [tóutl] : 「完全な、全部の」
  • rest [rést] : 「残り、残っているもの」
  • separate [sépərèit] : 「分かれた、離れた、別の」
  • meaning [míːniŋ] : 「意味、意義」
❖ "And denial is ~ "「そして、否定とは愛同様、トータルなものである」。愛しているか愛していないか、そのどちらかであるように、否定するか否定しないか、そのどちらか一方しかない。"You cannot deny ~ "「あなたは、あなた自身の一部だけを否定するということは出来ない」。"because the rest  ~ "「なぜなら、残りの部分は分離したかに見え、したがって、意味を失ってしまうからだ」。たとえば、あまりいい例ではないが、あなたが下半身を否定したとしよう。すると、あなたは上半身をいとおしみ、下半身を否定したのだから、上半身と下半身が分離してしまう。そこで、いったい、下半身を失った上半身だけのあなたはあなた自身だと言えるだろうか? 肉体は上半身と下半身がトータルであるとき意味を持つのであって、分離した上半身だけが意味を持つことは出来ない。同様のことが、あなたの心についても言えるわけだ。あなたが心の一部を否定し、残りの部分と分離したなら、それはもはやあなたの心とは言えなくなる。トータルであることが崩れたものは意味を成さないのだ。実相は0%か100%かの世界。無かすべてかの世界だ。



And being without meaning to you, you will not understand it. To deny meaning is to fail to understand. You can heal only yourself, for only God's Son needs healing. 
  • fail [féil] : 「失敗する、しくじる」
  • fail to do : 「〜しない、〜しそこなう」
❖ "And being without ~ " 分詞構文、理由、「そして、あなたにとって意味がないのだから、」"you will not ~ "「あなたはそれを理解することはないだろう」。あなたがあなた自身の一部を否定すれば、それはあなたの残りの部分と分離し、意味を失う。意味がないものを理解することは出来ないので、あなたは自分自身を理解できなくなってしまう。"To deny meaning ~ "「意味あるものを否定することは、理解に失敗することである」。"You can heal ~ "「あなたは、あなた自身だけをヒールできる」。"for only God's Son ~ "「なぜなら、神の子だけがヒーリングを必要としているからだ」。この部分は意味深長だ。あなたは自分自身だけをヒーリングでき、他者をヒーリングすることは出来ないのか? いや、そういう意味ではない。あなたがあなた自身の一部を否定するということは、トータルな心の一部を否定したことであって、それはあなたの同胞を否定したことになるのだ。私達は神の下(もと)ではたった一つの心であった。神からの分離後、心の分裂を経て、あたかも自分と同胞が別人のように感じてしまった。しかし本来は、あなたと同胞は同一である。したがって、あなた自身だけをヒーリングできるということは、同胞を含めた自分自身を、という意味になる。しかも、心の分裂を経験しているのは私達神の子自身であり、ヒーリングを必要としているのも神の子である私達だけなのだ。くどいようだが、あなた自身というものは、あなたを含めたすべての同胞をいうことであり、神の子は一人だ、というのはそのことである。



You need it because you do not understand yourself, and therefore know not what you do. Having forgotten your will, you do not know what you really want.
  • forgotten [fərgɑ́tn] : 「forget の過去分詞形」
  • forget [fərgét] : 「〜を忘れる、見落とす」
❖ "You need it"「あなたはヒーリングを必要としている」。"because you do ~ "「なぜなら、あなたはあなた自身を理解していないし、したがって、あなたが何をしているのかも知らないからだ」。あなたは、心が神から分離し、その心が分裂していることを知らない。あなたはこの幻想世界で本当は何をしているのかも知らない。だから、心の分離、分裂を癒すためのヒーリングが必要だ。"Having forgotten ~ " 分詞構文、理由、「あなたの意志を忘れてしまったので、」"you do not ~ "「あなたは、本当は何を望んでいるのか知らないのである」。本当は、神の下(もと)へ回帰して心を統一し、永遠の平和、恒久の喜び、至上の慈しみを望んでいるはずなのだが、この幻想界で暮しているあなたは、あなたの本当の望みに気付くことが出来ない。






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