●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
●  Workbook精読http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp です。
●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



T-13.IX.2:1 ~ T-13.IX.3:5

2. Release from guilt is the ego's whole undoing.

  • Release [rilíːs] : 「解放、解き放すこと、解除、免除」
  • guilt [gílt] : 「犯罪、あやまち、有罪、罪」
  • whole [hóul] : 「全部の、完全な、全体の」
  • undo [ʌndú] : 「〜を元に戻す、元どおりにする、取り消す」
  • undoing : 「ほどくこと、解くこと、取り消し」
❖ "Release from guilt ~ "「罪からの解放とは、エゴを完全に取り消すことである」。エゴを捨て、ホーリー・スピリットの導きに従うことで罪からの解放が可能となる。



Make no one fearful, for his guilt is yours, and by obeying the ego's harsh commandments you bring its condemnation on yourself, and you will not escape the punishment it offers those who obey it.
  • Make [méik] [SVOC] : 「〜を〜の状態にする」
  • fearful [fíə(r)fl] : 「おびえている、心配そうな、恐ろしい」
  • obey [oubéi] : 「〜に従う、服従する」
  • harsh [hɑ́ː(r)∫] : 「厳しい、手厳しい、辛らつな」
  • commandment [kəmǽndmənt] : 「戒律、命令、掟」
  • bring [bríŋ] : 「〜に〜をもたらす、〜を持って来る」
  • condemnation [kɑ̀ndemnéi∫n] : 「激しい非難、糾弾」
  • escape [iskéip] : 「〜を免れる、はぐらかす」
  • punishment [pʌ́ni∫mənt] : 「罰すること、罰、刑罰、処罰、懲罰」
  • offer [ɔ́(ː)fə(r)] : 「差し出す、ささげる、提供する」
  • those who : 「〜する人々」
❖ "Make no one ~ "「誰も怖がらせてはいけない」。"for his guilt ~ "「なぜなら、その人の罪はあなたの罪でもあるからだ」。自他一如によって、彼の罪はあなたの罪でもある。神を裏切り、神から分離したという罪の意識は、すべての神の子の心の奥底に隠されている。罪の源流は、彼の罪もあなたの罪も同じなのである。"and by obeying the ego's ~ "「エゴの厳しい命令に従うことで、あなたは自分自身を激しく非難する」。エゴはエゴのシビアな法に則って、あなたの罪を断罪し、未来の罰を予言する。あなたはエゴに唆(しそのか)されて、自分自身を糾弾するのである。"and you will not escape ~ "「そして、エゴに従う者にエゴが差し出す罰を、あなたは逃れることはないであろう」。エゴの法に従う限り、エゴが言うところの神の報復、神の罰をあなたは回避できない。もちろん、この報復も罰も、幻想世界での出来事になるのだが、実相世界に目覚めてそれが幻覚であると知ることがなければ、あなたは神の報復と罰を夢の中で体験することとなる。



The ego rewards fidelity to it with pain, for faith in it is pain.
  • reward [riwɔ́ː(r)d] : 「〜に報いる、褒美を与える」
  • fidelity [fidéləti] : 「厳守、忠誠、忠実、貞節」
  • pain [péin] : 「痛み、痛覚、苦痛、骨折り、苦労、悩みの種、苦悩」
  • faith [féiθ] : 「信頼、信用、信じること、信念、確信、信仰、信条」
❖ "The ego rewards fidelity ~ "「エゴは、エゴに忠実であることに対して、痛みを褒美として報いる」。"for faith in it ~ "「なぜなら、(エゴを)信頼することは痛みなのだから」。エゴの法に忠実であることで得られるものは苦痛であり、苦悩である。決して痛みからの解放ではない。



And faith can be rewarded only in terms of the belief in which the faith was placed.
  • in terms of : 「〜に関して、〜の点から見て、〜の観点では」
  • belief [bilíːf] : 「信じること、信念、信用、信頼、信仰、信条」
  • place [pléis] : 「〜を置く、設置する、取り付ける」
❖ "And faith can be ~ "「信頼というものは、その信頼が置かれた信念の観点からのみ、報いられ得る」。あなたがエゴの法に信頼を置けば、エゴの法から苦悩という形で報いられ、ホーリー・スピリットの法に信頼を置けば、ホーリー・スピリットの法から苦悩の解放という形で報いられる。何を信じるかで、あなたが手にするものは全く異なってくる。



Faith makes the power of belief, and where it is invested determines its reward.
  • invest [invést : 「〜を投資する、出資する、運用する」
  • determine [ditə́ː(r)min] : 「決定する、確定する」
  • reward [riwɔ́ː(r)d] : 「褒美、褒賞、報奨金、報酬、利益、恩恵」
❖ "Faith makes the power ~ "「信頼は、信じるパワーを生み出す」。"and where it is ~ "「そして、信頼が投資した場所に、その報酬が決定される」。信頼が信じるパワーを注ぎ込んだものから、信頼は報われる。問題は、エゴを信頼するか、ホーリー・スピリットを信頼するか。



For faith is always given what is treasured, and what is treasured is returned to you.
  • always [ɔ́ː(l)weiz] : 「いつも、常に」
  • treasure [tréʒə(r)] : 「〜を大切にする、大事にする、取っておく、ためておく」
  • return [ritə́ː(r)n] : 「〜を返す、戻す、返却する」
❖ "For faith is always given ~ "「なぜなら、信頼は常に、大切にされたものが与えられるからであり、」"and what is treasured ~ "「大切にされたものはあなたに返されるからだ」。エゴの法を信頼すれば、エゴの法が一番大切にしている攻撃性があなたに与えられる。エゴの法が一番大切にしている攻撃性を、エゴの法はあなたに対して、信頼の報償として返してくるからである。



3. The world can give you only what you gave it, for being nothing but your own projection, it has no meaning apart from what you found in it and placed your faith in.
  • projection [prədʒék∫n] : 「投射、投影、射影、映写」
  • meaning [míːniŋ] : 「意味、意義」
  • apart from :「〜から離れて、〜は別として、〜はさておき」
  • found [fáund] : 「find の過去・過去分詞形」
  • place [pléis] : 「〜を置く、設置する、取り付ける」
  • faith [féiθ] : 「信頼、信用、信じること、信念、確信、信仰、信条」
  • place one's faith in : 「頼みにする」
❖ "The world can give ~ "「この(幻想の)世界は、あなたが与えたものしか、あなたに与えることは出来ない」。"for being nothing but ~ "「なぜなら、この世界は、あなたの投射以外の何ものでもないからだ」。神からの分離後、あなたは罪の意識に耐えきれなくなり自己を乖離し、罪の意識を外部へと投射して罪の意識を無意識の領域に追いやった。その投射によって幻想されたのがこの世界である。したがって、この世界はあなたの心が作り出したものであって、あなたの都合に合うように機能する。あなたの心がこの世界に与えたもの、それだけが幻想の世界に存在することができ、世界があなたに与えるものもその域を超えることはない。"it has no meaning ~ "「この世界は、あなたがその世界に見いだし、そして信頼を寄せるものを除いて、何の意味も持たないのである」。たとえば、あなたが金や地位や名誉を信じるなら、この世界は金や地位や名誉を除いて何の意味ももたない。金と地位と名誉だけの世界となる。もし、あなたが真の愛や喜びや真理や美を信じるなら、残念ながらそれはこの幻想の世界には存在しない。なぜなら、あなたはそれらをこの世界に与えなかったからだ。あなたはそれが存在する世界へと目覚めなくてはならない。そして、その世界は目の前にある。実相世界はあなたのすぐ傍らにあるのだ。



Be faithful unto darkness and you will not see, because your faith will be rewarded as you gave it.
  • faithful [féiθfl] : 「信頼できる、誠実な、真心を尽くす」
  • darkness [dɑ́ː(r)knəs] : 「暗さ、暗がり、暗闇」
  • reward [riwɔ́ː(r)d] : 「〜に報いる、〜に褒美を与える、〜に見返りを与える」
❖ "Be faithful unto darkness ~ "「闇に信頼を寄せてご覧なさい」。"and you will ~ "「そうすれば、あなたは何も見えなくなってしまうだろう」。"because your faith will be ~ "「なぜなら、あなたの信頼は、信頼を与えた通りに報いられるからだ」。闇に信頼を与えれば、闇が返ってくる。もし、愛に信頼を与えたら、喜びが返ってくるはずだ。あなたが何を信じるかで、あなたが得るものは決定する。



You will accept your treasure, and if you place your faith in the past, the future will be like it.
  • accept [əksépt] : 「承認する、認める、容認する、受け入れる」
  • treasure [tréʒə(r)] : 「宝、富、宝物、貴重品、重要なもの、財産」
❖ "You will accept ~ "「あなたは、あなたの宝物を受け入れるだろう」。"and if you place your ~ "「もし、あなたが過去に信頼を置くならば、未来は過去のようになるであろう」。過去を宝物のように大切にすると、未来はその過去に制限されて同じようなものになる。奇蹟の入り込む余地がなくなるのだ。ACIMでは、過去は幻想である。過去は存在しない。幻想であり、存在しないものを信じているようでは、未来も同様、存在しない幻想が続くことになる。



Whatever you hold dear you think is yours. The power of your valuing will make it so.
  • hold [hóuld] : 「抱き締める、〜を手に持つ、握る、心に抱く」
  • dear [díə(r)] : 「親愛な、いとしい、かわいい、敬愛する、大切な」
  • hold dear : 「大切にする」
  • value [vǽljuː] : 「〜を評価する、重視する、大事にする、尊重する、大切にする」
❖ "Whatever you hold ~ "「あなたが大切に思うものなら何でも、それはあなたのものである」。"The power of your ~ "「あなたが大切に思う心のパワーが、そうさせるのである」。あなたが価値ありと認めたものが、あなたの手に入るのであって、価値を認めないのはあなたのものとはならない。したがって、あなたが実相世界を価値ありと認めない限り、実相世界はあなたの目の前に現れたりしない。
 
 
 

Notification

自分の写真


❖ Text精読、完了しました。4年8ヶ月、1256回の投稿でした。長期に渡ってお付き合いいただき、感謝します。
❖ 引き続き、Workbook精読をご覧下さい。場所は「http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp」です。
❖ Text精読の手直しも始めました。月日をかけて見直していきます。
❖ AmazonからKindle版の精読シリーズを出版開始しました。『どこでもAcim』をご希望の方は是非どうぞ。
❖ Google PlayとiBookstoreからepub版の精読シリーズを出版開始しました。Kindle版で窮屈さをお感じでしたら、こちらをどうぞ。
❖ Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。Urtextは非常に面白いです。臨場感は半端でありません。

oohata_mnb@yahoo.co.jp
oohata.m@coda.ocn.ne.jp