●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



T-13.VII.4:1 ~ T-13.VII.5:9

4. Yet the real world has the power to touch you even here, because you love it. And what you call with love will come to you.

  • touch [tʌ́t∫] : 「人の心に触れる、作用する、人の心を動かす」
  • call [kɔ́ːl] : 「〜を呼び出す、〜に来るように言う」
❖ "Yet the real world has ~ "「しかし、実相の世界は、この幻想の世界においてさえ、あなたの心に触れるパワーをもっている」。"because you ~ "「なぜなら、あなたは実相世界を愛しているからだ」。"And what you call with ~ "「そして、あなたが愛をもって呼び寄せたものは、あなたのもとに来るのであろう」。



Love always answers, being unable to deny a call for help, or not to hear the cries of pain that rise to it from every part of this strange world you made but do not want.
  • always [ɔ́ː(l)weiz] : 「いつも、常に」
  • answer [ǽnsə(r)] : 「答え、回答、返事、応答」
  • be unable to : 「〜することができない」
  • deny [dinái] : 「〜を否定する、否認する、拒む、拒絶する」
  • call for : 「〜を求めて呼ぶ、〜を呼び求める」
  • cry [krái] : 「叫び声、わめき声、泣き声、懇願、要請」
  • pain [péin] : 「痛み、痛覚、疼痛、苦痛、悩みの種、苦悩」
  • rise [ráiz] : 「上昇する、昇る、上がる」
  • strange [stréin(d)ʒ] : 「奇妙な、変わった、変な」
❖ "Love always ~ "「愛は常に答える」。"being unable to deny ~ "分詞構文、理由、「愛は、助けを求める呼び声を拒否することは出来ないからであり、」"or not to hear the cries ~ "「また、愛は、あなたが作り、しかも望んでもいないこの奇妙な世界から実相の世界へ向けて発せられる痛みの叫びを聞かないことなど出来ないからである」。



All that you need to give this world away in glad exchange for what you did not make is willingness to learn the one you made is false.
  • give away : 「裏切る、見捨てる、譲歩する、引き渡す」
  • exchange [ikst∫éin(d)ʒ] : 「換えること、交換」
  • in exchange for : 「〜と交換に、〜と引き換えに、〜の代わりに」
  • glad [glǽd] : 「満足して、うれしく思う」
  • willingness [wíliŋnis] : 「意欲、いとわずにすること」
  • learn [lə́ː(r)n] : 「〜を知る、分かる、〜を学ぶ、習う」
  • false [fɔ́ːls] : 「正しくない、誤った、うその、虚偽の」
❖ "All that you need ~ "「この世界と、あなたが作ったのではない世界とを、喜んで交換するのにあなたが必要とするもののすべては、」"is willingness to learn ~ "「あなたの作ったこの世界は偽りだのだと、積極的に学ぶことである」。もう一度復習しておこう。神とともにあった心は、ふと神なしで神のように存在できないかと思った。その瞬間、想念は現実化し、心は神から分離した。分離はしたが、心は穏やかに暮らすことは出来なかった。神を裏切ったという罪悪感と神から罰せられるだろうという恐れが心を責めた。心はその重圧に耐えきれなくなり、自己を乖離する。すなわち、罪や罰や分離の責任を負わせる対象を作り上げ、自己保存を図るのである。さらに、その対象を外部に投射して、二元論的幻想の世界を疑似創造した。この世界はあなたが作った偽りの世界であるというのは、そういうことである。



5. You have been wrong about the world because you have misjudged yourself.
  • be wrong about : 「〜のことを誤解する」
  • misjudge : 「誤った判断をする、不当に評価する」
❖ "You have been ~ "「あなたは自分自身について誤った判断を下したので、あなたはこの世界を誤解してきた」。肉体をもった自分が真の実在だと判断したことで、この物質的な世界も実在であると誤解したのである。



From such a twisted reference point, what could you see? All seeing starts with the perceiver, who judges what is true and what is false.
  • twisted [twístid] : 「ねじれた、ひん曲がった、変な、倒錯した」
  • reference [réf(ə)r(ə)ns] : 「参照、参考、照会」
  • reference point : 「基準点、標点、参考点」
  • start with : 「〜から始める、〜に端を発する」
  • perceiver [pərsíːvər] : 「受信者」
  • judge [dʒʌ́dʒ] : 「〜を判断する、〜を裁く」
  • false [fɔ́ːls] : 「正しくない、誤った、うその、虚偽の」
❖ "From such a twisted ~ "「そんな、ねじ曲がった見方から、いったいあなたは何を見ることが出来るだろうか」。ねじ曲がった視点、というとぎょっとするが、簡単に言うと、肉体的な目で見た物質が確かに存在していると感じられるからこそ、それが本当に実在していると安直に考えてしまうことを意味している。それは誤りであり、ねじ曲がった見方である。"All seeing starts with ~ "「すべて、見るということは、知覚する本人から始まる」。"who judges what ~ "「そして、その者が、何が正しく、何が嘘かを判断するのである」。見るという知覚は、物事の真偽を判断する人間の主観に左右されるものであって、真の実在を証明するものではない。簡単に言えば、見えたからってあるとは限らないのだ。逆に、見たくないと思えば見えないのである。



And what he judges false he does not see. You who would judge reality cannot see it, for whenever judgment enters reality has slipped away.
  • reality [ri(ː)ǽləti] : 「現実、真実、事実、実態、実相」
  • whenever [(h)wenévə(r)] : 「いつ〜しようとも、〜するときはいつでも」
  • judgment [dʒʌ́dʒmənt] : 「判断、判断力、意見、分別」
  • slip [slíp] : 「抜ける、下降する、滑る、外れる」
  • slip away : 「こっそり去る、静かに立ち去る、場を外す、席を外す」
❖ "And what he judges ~ "「偽りと判断したものは、判断した者には見えないのだ」。"You who would judge reality ~ "「実相を判断しようとするあなたは、実相を見ることが出来ない」。"for whenever judgment ~ "「なぜなら、判断が入り込むと必ず、実相はすり抜けてしまうからだ」。実相は叡智によって直覚されるべきものであって、理性や頭脳で判断し理解できるものではない。なぜなら、実相は抽象、想念の世界であるからだ。たとえば、あなたが愛を抱くとき、その愛を理性や頭脳が判断し理解出来るだろうか? 愛は愛を直覚しなくては分からないのだ。愛は理屈ではない。



The out of mind is out of sight, because what is denied is there but is not recognized.
  • out of : 「〜がなくなって、〜を失って、〜の範囲外に、〜を超越して」
  • sight [sáit] : 「見ること、見えること」
  • out of sight : 「見えない所に」
  • deny [dinái] : 「〜を否定する、否認する、拒む、拒絶する」
  • recognize [rékəgnàiz] : 「〜を認識する、〜を認証する、認める、受け入れる」
❖ "The out of mind ~ "「心がそこになければ、見えないのである」。"because what is denied ~ "「なぜなら、否定されたものはそこにあっても、認識されないからだ」。たとえば、愛という光を考えればいいだろう。愛の光に照らし出されたものは、あなたの目にはっきり見えるが、あなたの愛の光が消えてしまえば、そこに対象があっても、暗闇しか認識できないだろう。



Christ is still there, although you know him not. His Being does not depend upon your recognition.
  • although [ɔː(l)ðóu] : 「〜だけれども、〜ではあるが」
  • Being [bíːiŋ] : 「存在、実在、生存、生命」
  • depend [dipénd] : 「〜頼る、依存する、次第である、〜による、」
  • depend upon : 「〜に頼る、〜によって決まる」
  • recognition [rèkəgní∫n] : 「認識、認証」
❖ "Christ is still ~ "「キリストは、なお、そこにいる」。"although you know ~ "「たとえあなたが、キリストを知らなくても」。あなたの心がキリストを認識しなくても、キリストはあなたの心に存在している。"His Being does not depend ~ "「キリストの存在は、あなたの認識に依存しないのである」。キリストとは、あなたの心の中の最も正しい部分、最も純粋で無辜なる部分のことである。あなたがそれに気付かなくても、キリストはあなたの心の中に確実に存在している。



He lives within you in the quiet present, and waits for you to leave the past behind and enter into the world he holds out to you in love.
  • within [wiðín] : 「〜の中に、〜の内部に」
  • quiet [kwáiət] : 「物静かな、静かな、静粛な」
  • present [préznt] : 「今、現在」
  • wait [wéit] for : 「〜を待つ」
  • leave [líːv] : 「〜を残す、ほっておく、〜を見捨てる」
  • past [pǽst] : 「過去、昔」
  • behind [biháind] : 「後に、後ろへ、後ろ側に、背後に」
  • enter [éntə(r)] : 「〜に入る、〜に参加する、〜に立ち入る」
  • enter into : 「〜に入る、〜に参入する」
  • hold out : 「差し出す、提供する、提出する」
❖ "He lives within you ~ "「キリストは、静かな今という時、あなたの中に生きている」。"and waits for you ~ "「そして、あなたが過去を後に残して捨て、キリストが愛の内に差し出す世界の中に参入することを待っているのだ」。キリストは、ホーリー・スピリットの顕現でもある。キリストはホーリー・スピリットの意向を受けてあなたの目の前に現れ、あなたに実相世界へ回帰することを促すのである。
 
 
 

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