●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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T-13.IX.6:1 ~ T-13.IX.7:4

6. See no one, then, as guilty, and you will affirm the truth of guiltlessness unto yourself.

  • guilty [gílti] : 「有罪の、犯罪的な、罪を犯した」
  • affirm [əfə́ː(r)m] : 「断言する、肯定する、確約する」
  • truth [trúːθ] : 「真実性、迫真性、現実、事実、真相、真理」
  • guiltlessness : 「潔白、無辜(むこ)」
❖ "See no one, then ~ "「そこで、誰も罪ありと見てはいけない」。"and you will affirm ~ "「そうすれば、あなたは、あなた自身に対して無辜(むこ)ある真実を断言したことになるであろう」。自他一如によって、他者の無辜(むこ)性を認めることは、自分の無辜性を宣言したことになる。



In every condemnation that you offer the Son of God lies the conviction of your own guilt.
  • condemnation [kɑ̀ndemnéi∫n] : 「激しい非難、糾弾」
  • offer [ɔ́(ː)fə(r)] : 「差し出す、ささげる、提供する」
  • lie [lái] : 「ある、横たわる、寝る」
  • conviction [kənvík∫n] : 「信念、確信」
  • guilt [gílt] : 「犯罪、あやまち、有罪、罪」
❖ "In every condemnation ~ "直訳すると、「あなたが神の子に差し出すすべての非難の中に、」"lies the conviction of ~ "「あなた自身の罪の確信が横たわっている」。つまり、あなたが神の子である同胞を非難すれば必ず、それは自分に罪のあることを確定していることになる、ということ。もちろん、自他一如であるから。



If you would have the Holy Spirit make you free of it, accept his offer of Atonement for all your brothers.
  • would : 「〜したいと思う」
  • have [SVO do]: 「〜に〜させる、〜に〜してもらう」
  • make [SVOC] : 「〜を〜の状態にする」
  • accept [əksépt] : 「承認する、認める、容認する、受け入れる」
  • offer [ɔ́(ː)fə(r)] : 「申し出、申入れ、提案、提供」
  • Atonement [ətóunmənt] : 「贖罪、罪滅ぼし、償い、補償」
❖ "If you would have ~ "「もし、あなたが、ホーリー・スピリットにあなたを罪から自由にしてもらいたいと思うのなら、」"accept his offer of Atonement ~ "「あなたの同胞すべてのために、ホーリー・スピリットの、贖罪の申し出を受け入れなさい」。あなた一人が罪の意識から解放されるだけでは足りない。すべての同胞が解放される必要がある。もちろん、ホーリー・スピリットはそれを使命としている。



For so you learn that it is true for you. Remember always that it is impossible to condemn the Son of God in part.
  • learn [lə́ː(r)n] : 「〜を知る、分かる、悟る、確認する、〜を学ぶ」
  • be true for : 「〜にとっても言える、〜にも言える」
  • Remember [rimémbə(r)] : 「〜を思い出す、〜を覚えている」
  • always [ɔ́ː(l)weiz] : 「いつも、常に」
  • impossible [impɑ́səbl] : 「不可能な、とてもあり得ない、できない」
  • condemn [kəndém] : 「〜を非難する、責める、罵倒する」
  • in part : 「一部分において、一つには、ある程度、いくぶん」
❖ "For so you learn ~ "「そうなのだから、それがあなたにとっても正しいことだとあなたは知ることになる」。それとは、あなたを含め、同胞すべての罪からの解放のために、ホーリー・スピリットが導いてくれる贖罪を受け入れること。"Remember always that ~ "「that以下をいつも心に留め置きなさい」。"that it is impossible ~ "ここは"it ~ to do ~ "の構文、「神の子を部分的に非難することは不可能なのだと」心に留め置きなさい。実相は多即一、一即多の世界であるから、一人の神の子を非難することは神の子全体を非難することになる。一部の神の子だけを非難することは不可能なのである。



Those whom you see as guilty become the witnesses to guilt in you, and you will see it there, for it is there until it is undone.
  • guilty [gílti] : 「有罪の、犯罪的な、罪を犯した」
  • witness [wítnəs] : 「目撃者、証人、証拠、証言」
  • guilt [gílt] : 「犯罪、あやまち、有罪、罪」
  • until [ʌntíl] : 「〜する時まで」
  • undone [ʌndʌ́n] : 「undo の過去分詞形」
  • undo [ʌndú] : 「〜を元に戻す、元どおりにする、取り消す」
❖ "Those whom you see ~ "「あなたが罪ありと見た人たちは、あなたに罪があることの証人になるのだ」。"and you will see ~ "「そして、あなたは、あなたの中に罪を見ることになるだろう」。"for it is there until ~ "「なぜなら、罪が取り消されるまでは、罪は心の中に存在するからだ」。自分の罪の意識が贖罪によって取り消されない限り、どんなに他者の罪を非難しても、誰の心の中の罪も消え去ったりしない。



Guilt is always in your mind, which has condemned itself. Project it not, for while you do, it cannot be undone.
  • Project [prədʒékt] : 「〜を投影する、発射する、投げ出す」
  • while [(h)wáil] : 「 〜の間ずっと、〜する間に、その間に」
❖ "Guilt is always ~ "「罪の意識はいつもあなたの心の中にある」。"which has condemned ~ "「そして、罪の意識は自分自身を非難し続けてきた」。"Project it not"「罪の意識を投射してはならない」。"for while you ~ "「なぜなら、あなたが投射している間は、」"it cannot be ~ "「罪の意識は取り消され得ないからだ」。罪の意識を投射するとは、自分の罪の意識をごまかして隠すために、他者の罪をあげつらって他者を攻撃すること。悪いのはアイツだ、アイツが馬鹿だからこうなった、オレは悪くない、オレに責任はない、等々を声高に言う者は、大概、自分の罪の意識を他者の上に投射している。こういう輩(やから)は、自分が正しいと信じているので、投射を止めることがほとんど出来ない。そして、無意識の中に罪の意識を隠し持ったまま一生を終える。



With everyone whom you release from guilt great is the joy in Heaven, where the witnesses to your fatherhood rejoice.
  • release [rilíːs] : 「解放する、自由にする、放つ、離す」
  • great [gréit] : 「大きい、大きな、巨大な、すてきな、素晴らしい」
  • joy [dʒɔ́i] : 「喜び、歓喜、満足、成功」
  • fatherhood : 「父であること、父権、父としての責任、父なる神」
  • rejoice [ridʒɔ́is] : 「うれしがる、喜ぶ、祝う」
❖ "With everyone whom ~ "「あなたが罪の意識から解放してあげた人達と共にいれば、天の王国における喜びはひとしおである」。"where the witnesses to ~ "「そして、天の王国では、あなたの父性を証言してくれる者達が喜び祝うのである」。あなたが彼らを罪の意識から解放してあげたので、いわば、彼らを奇蹟(ヒーリング)によって生まれ変わらせたことになる。彼らを再創造したことになるので、あなたは彼らにとって父のような存在となる。その事情が"your fatherhood"「あなたの父性」という言葉に表現されていると考えればいいだろう。



7. Guilt makes you blind, for while you see one spot of guilt within you, you will not see the light.
  • blind [bláind] : 「目の不自由な、目の見えない、盲目の」
  • spot [spɑ́t] : 「スポット、点、斑点、場所、地点」
  • within [wiðín] : 「〜の中に、〜の内側に」
❖ "Guilt makes ~ "「罪の意識はあなたを盲目にする」。"for while you see ~ "「なぜなら、あなたがあなたの中に一点でも罪の意識を見い出すうちは、」"you will not ~ "「あなたは光を見ることがないであろう」。実相の光、解放の光は、罪の意識が払拭されない限り、あなたには見えてこない。



And by projecting it the world seems dark, and shrouded in your guilt.
  • project [prədʒékt] : 「〜を投影する、発射する、投げ出す」
  • seem [síːm] : 「〜のように見える、〜するように思われる」
  • dark [dɑ́ː(r)k] : 「暗い、闇の、暗黒の」
  • shroud [∫ráud] : 「覆う、包む」
❖ "And by projecting it ~ "「そして、罪の意識を投射することで、世界は暗闇に見え、あなたの罪の意識の中に覆い隠されてしまう」。この幻想の世界が闇に見える理由は、あなたがあなたの罪の意識を外部世界に投射しているからだ。



You throw a dark veil over it, and cannot see it because you cannot look within.
  • throw [θróu] : 「〜を投げる、投じる、投入する、投影する」
  • veil [véil] : 「ベール、覆い、覆い隠すもの」
❖ "You throw a dark ~ "「あなたは、闇のベールを世界に投げかける」。"and cannot see ~ "「だから、あなたは世界を見ることが出来ない」。闇の世界が幻想であることに気がつかないのだ。"because you cannot ~ "「なぜなら、あなたは心の中を覗き見ることが出来ないからである」。心の中を覗き、そこに罪の意識を発見し、自分がその罪の意識を外部世界に投射していることを知れば、事態は一変する。闇からの解放は始動し始めるだろう。なぜなら、発見したと思ったその罪の意識は、実は幻影であって、本当は罪などないことを知るからだ。ACIMのいう贖罪が果たされるのである。



You are afraid of what you would see there, but it is not there. The thing you fear is gone.
  • afraid [əfréid] : 「恐れて、心配して、怖がって」
  • be afraid of : 「〜を恐れる、〜を怖がる、〜について心配だ」
  • fear [fíə(r)] : 「〜を恐れる、〜を怖がる」
  • gone [gɔ́(ː)n] : 「go の過去分詞形」
❖ "You are afraid of ~ "「あなたは、あなたの心の中にあるであろうものを恐れている」。"but it is not ~ "「しかし、それはそこにないのだ」。"The thing you ~ "「あなたが恐れるものは、もうそこにない」。罪の意識を心の中に見ることを恐れていたが、本当は罪などない。罪の意識は幻影であって、あなたがそれを見る覚悟さえ出来れば、消えてしまうものなのである。



If you would look within you would see only the Atonement, shining in quiet and in peace upon the altar to your Father.
  • Atonement [ətóunmənt] : 「贖罪、罪滅ぼし、償い、補償」
  • shine [∫áin] : 「輝く、光る」
  • quiet [kwáiət] : 「静けさ、静寂、静穏、閑静、平穏」
  • peace [píːs] : 「平和、安らぎ、平穏、安心、安定」
  • altar [ɔ́ːltə(r)] : 「祭壇、聖餐台」
❖ "If you would look ~ "「もし、あなたが、心の内側を見ようと思うならば、」"you would see ~ "「あなたはそこに、贖罪だけを見ることになるであろう」。"shining in quiet ~ "「その贖罪は、静寂と平和の中で、あなたの父なる神の祭壇の上に輝くのである」。それまであると思っていた罪の意識は幻想であって、あるものは、自分が完全な無辜(むこ)であるという事実、贖罪である。神の祭壇とは、あなたの心の中で最も神聖な部分、したがって、ホーリー・スピリットを媒介として神とのコミュニケーションを可能とする部分である。キリストが住まう部分でもある。実相世界との接点と考えてもいい。あなたが完全な無辜であるという事実は、神聖な事実であり、それは神の祭壇の上で輝きを放つ。
 
 
 

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