●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
●  Workbook精読http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp です。
●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



T-19.IV.B.6:1 ~ T-19.IV.B.7:8

6. Let me be to you the symbol of the end of guilt, and look upon your brother as you would look upon me.

  • symbol [símbl] : 「象徴、記号、シンボル、表象」
  • look upon : 「〜を見る」
❖ "Let me be to you ~ "「あなたにとって、私が、罪の終焉のシンボルとしなさい」。あなたがイエスの存在を意識することで、それが切っ掛けとなって、罪の意識から解放される方向へと向かいなさい。"and look upon your ~ "「そして、あなたが私を見るように、あなたの同胞を見なさい」。あなたがイエスを罪の終焉のシンボルと見るように、同胞を罪の終焉のシンボルと見なさい。同胞と共に、罪の意識から解放されるようにしないさい。なぜなら、あなたの心の中のホーリー・スピリットと、同胞の心の中のホーリー・スピリットは、同じ聖なる目的をもっているのだから。



Forgive me all the sins you think the Son of God committed.
  • forgive [fə(r)gív] : 「許す、容赦する、勘弁する」
  • forgive A B : 「AのBを赦す」
  • sin [sín] : 「罪、罪悪、過失、罪業」
  • commit [kəmít] : 「犯す」
❖ "Forgive me all ~ "意訳する、「神の子が犯したとあなたが思い込んでいる罪を、私の名にかけて、赦しなさい」。神の子が犯したと思い込んでいる罪は、夢の中の出来事であって、実相世界では何も起きなかったのだと認識し、その幻想を受け流しなさい、ということ。原文を見ると、あたかもイエスを赦せ、と言っているように感じるだろうが、前文において、イエスを罪の終焉の象徴と見なせ、とあるから、イエスの名において罪を赦せ、と解釈した方が正しいだろう。言うまでもなく、ACIMの赦しとは、それが存在していなかったとして受け流してしまうこと。



And in the light of your forgiveness he will remember who he is, and forget what never was.
  • light [láit] : 「光、光源、ライト、明かり」
  • forgiveness [fərɡívnis] : 「許すこと、許し、容赦、寛容」
  • remember [rimémbə(r)] : 「〜を思い出す、〜を覚えている」
  • forget [fə(r)gét] : 「〜を忘れる、見落とす」
❖ "And in the light of ~ "「そして、あなたの赦しの光の中で、神の子は、自分が誰であるか、思い出すだろう」。"and forget what ~ "「そして、決して起きなかったことを、忘れてしまうだろう」。あなたが罪を赦すことで、同胞達は自分が無辜(むこ)なる神の子であったことを思い出すのだ。そして、自分が犯した罪は、実は決して起きてはいなかったと知って、受け流し、忘れていくのである。



I ask for your forgiveness, for if you are guilty, so must I be.
  • ask for : 「〜を求める、〜を要求する」
  • guilty [gílti] : 「有罪の、犯罪的な、罪を犯した」
❖ "I ask for your ~ "「私は、あなたの赦しを求めている」。"for if you are guilty ~ "「もし、あなたが罪深いのなら、私もまた罪深いはずだから」。あなたが、自分の罪は幻想であると知って、自分を赦したように、イエスの罪も幻想であると知って、イエスを赦して欲しい。なぜなら、あなたとイエスは、天の王国において、一体の関係になるべきはずだからだ。あなたとイエスが違うように見えるのは、この幻想世界にあるからで、実相世界では、神の子すべては単一であり、キリストやホーリー・スピリットと融合してくのだ。



But if I surmounted guilt and overcame the world, you were with me.
  • surmount [sə(r)máunt] : 「乗り越える、克服する」
  • overcome [òuvə(r)kʌ́m] : 「克服する、乗り越える、乗りきる」
❖ "But if I surmounted guilt ~ "「しかし、もし私が罪を乗り越え、世界に勝利したのなら、」"you were with ~ "「あなたは、私と共にあったのだ」。2000年前、イエスが、人間の罪は幻想であり、この世界も幻想であると叡智し、罪と世界に勝利したことを、あなたが受け入れるなら、その勝利は、またあなたの勝利でもあるのだ。なぜなら、単一の神の子として、あなたはイエスと一体であったからだ。その事実を、あなたはこの夢の中で忘れているのである。



Would you see in me the symbol of guilt or the end of guilt, remembering that what I signify to you you see within yourself?
  • signify [sígnəfài] : 「〜の表れである、〜を意味する、表す」
  • within [wiðín] : 「〜の中で、〜の内側で」
❖ "Would you see in me ~ "「あなたは私の中に罪のシンボルを見たいのか、それとも、罪の終焉を見たいのか」。"remembering that ~ "意訳する、「あなたにとって私がどう見えるか、あなたはあなたの心の中でそれを見ているのだと、覚えておきなさい」。イエスが罪のシンボルに見えるか、罪の終焉に見えるか、あなたは自分の心をイエスに投射しているのだ。



7. From your holy relationship truth proclaims the truth, and love looks on itself.
  • holy [hóuli] : 「神聖な」
  • relationship [riléi∫n∫ìp] : 「関係、結び付き、かかわり合い、関連」
  • truth [trúːθ] : 「現実、事実、真相、真理、本当のこと」
  • proclaim [proukléim] : 「宣言する、〜を明白に示す、〜であることを明らかにする」
❖ "From your holy relationship ~ "「あなたの聖なる関係性を通して、真実は真実なるものを明白に示し、愛は愛自体を見るのである」。あなたが、キリストやホーリー・スピリットと神聖な関係性を築くとき、あなたには実相世界の真実が真実として、愛が愛として見えてくるのだ。実相世界は一元論の世界であり、あらゆる実在が対極概念をもたない純粋な形で存在する。それが、あなたの目に見えてくるのだ。真実は純粋に真実として輝き、愛は純粋に愛として輝く。あたかも、真実は真実を宣言し、愛は愛の輝きを見つめているかのようだ。



Salvation flows from deep within the home you offered to my Father and to me.
  • salvation [sælvéi∫n] : 「救出、救済、救い、救世」
  • flow [flóu] : 「流れ出る」
  • deep [díːp] : 「深み、深淵、海淵」
  • within [wiðín] : 「〜の中に、〜の内側で」
  • offer [ɔ́(ː)fə(r)] : 「差し出す、捧げる、提供する」
❖ "Salvation flows from ~ "「あなたが、私の父なる神と私に差し出してくれた住家の内側深くから、救いが湧き出してくるのである」。あなたは、神やキリストやホーリー・スピリットの住む場所として、あなたの心の中の最も純粋で神聖な部分を提供してくれた。その、あなたの心の深部から、救いのパワーが溢れ出てくる。



And we are there together, in the quiet communion in which the Father and the Son are joined.
  • together [təgéðə(r)] : 「一緒に、同時に」
  • quiet [kwáiət] : 「静かな、静粛な、平穏な、穏やかな、平和な」
  • communion [kəmjúːniən] : 「正餐、交わり、親交」
  • join [dʒɔ́in] : 「結び付ける、結合する、連結する、合わせる」
❖ "And we are there ~ "「そこに、私たちは共にいる」。あなたの心の深部、最も純粋で神聖な場所に、キリストやホーリー・スピリットと共にイエスも、もちろん、本当のあなた自身もいるのである。"in the quiet communion ~ "「そして、父なる神と神の子が結合する、静かなコミュニオンの中にいるのである」。"communion"「コミュニオン」は、"holy relationship"「神聖な関係性」と考えていい。あるいは"holy communication"「神聖なコミュニケーション」と考えていいだろう。神聖な者達が集うのである。



O come ye faithful to the holy union of the Father and the Son in you!
  • ye [jéi] : 「なんじら、あなたがた」
  • faithful [féiθfl] : 「信頼できる、誠実な、真心を尽くす」
  • union [júːnjən] : 「結合、合併、融合、団結」
❖ "O come ye faithful ~ "「おお、信心深いあなたよ、あなたの心の中の、父なる神と神の子の神聖な結合に、あなたも来て加わりなさい」。



And keep you not apart from what is offered you in gratitude for giving peace its home in Heaven.
  • apart from : 「〜から離れて、〜は別として、〜はさておき」
  • offer [ɔ́(ː)fə(r)] : 「差し出す、捧げる、提供する」
  • gratitude [grǽtət(j)ùːd] : 「感謝、感謝の気持ち、報恩の念」
  • in gratitude for : 「〜に感謝して、〜への感謝の念から」
❖ "And keep you not ~ "「天の王国における、平和の住家を与えられたことに感謝して、あなたに差し出されたものから遠ざかってはいけない」。天の王国とは、あなたの心の中にある。あなたの心の最も純粋で神聖な部分に神の祭壇があって、そこが天の王国との接点になっている。そこに、平和が与えられ、平和の住家が提供されたのである。あなたは、差し出された平和から、身を退かせるようなことがあってはならない。あなたのための平和なのだから。感謝して、平和を受け取りなさい。



Send forth to all the world the joyous message of the end of guilt, and all the world will answer.
  • send forth : 「送り出す、発行する、派遣する」
  • joyous [dʒɔ́iəs] : 「うれしい、喜びに満ちた、楽しい、楽しげな」
  • message [mésidʒ] : 「伝言、メッセージ、通報、伝達内容」
  • guilt [gílt] : 「犯罪、あやまち、有罪、罪」
  • answer [ǽnsə(r)] : 「答える、返事する」
❖ "Send forth to all ~ "「罪の終焉を告げる喜びのメッセージを、世界中に広げなさい」。"and all the world ~ "「そうすれば、世界がそれに答えてくれるだろう」。あなたの心が核となって、平和が世界の同胞達の心へ広がっていくように献身しなさい。そうすれば、世界の同胞が、平和の心をもって、あなたに答えてくれる。



Think of your happiness as everyone offers you witness of the end of sin, and shows you that its power is gone forever.
  • think of : 「〜のことを考える、〜を熟考する」
  • happiness [hǽpinəs] : 「幸福、喜び、幸せ」
  • witness [wítnəs] : 「目撃者、証人、証拠、証言」
  • gone [gɔ́(ː)n] : 「go の過去分詞形」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
❖ "Think of your happiness ~ "「みんなが、あなたに、罪の終焉を示す証言を差し出し、罪のパワーが永遠に去ったと、あなたに示すとき、あなたの幸せがどんなであるか、考えてみなさい」。



Where can guilt be, when the belief in sin is gone? And where is death, when its great advocate is heard no more?
  • belief [bilíːf] : 「信じること、信念、信仰、信条」
  • death [déθ] : 「死、消滅、死亡」
  • great [gréit] : 「大きい、大きな、巨大な」
  • advocate [ǽdvəkət] : 「擁護者、支持者、提唱者、賛同者、唱道者」
  • heard [hə́ː(r)d] : 「hear の過去・過去分詞形」
  • no more : 「もはや〜しない」
❖ "Where can guilt ~ "「罪への信仰が去った今、罪はどこに存在出来ようか」。"And where is death, when ~ "「死の唱道者の声がもはや聞こえなくなった今、死はどこにあるだろうか」。罪も死も、両方の幻想が、霧や雲のように消滅してしまった。その後に、陽が差すように、平和の光が輝いてくるのである。
 
 
 

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