●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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T-20.IV.7:1 ~ T-20.IV.8:12

7. This is the purpose given you. Think not that your forgiveness of your brother serves but you two alone.

  • purpose [pə́ː(r)pəs] : 「目的、意図、狙い、意向、趣旨、意味」
  • given [gívn] : 「give の過去分詞形」
  • forgiveness [fərɡívnis] : 「許すこと、許し、容赦、寛容」
  • serve [sə́ː(r)v] : 「~に役立つ、〜に仕える、〜に報いる」
  • alone [əlóun] : 「単に、独りで」
❖ "This is the purpose ~ "「これは、あなたに与えられた目的である」。あなたが同胞と一緒に実相世界に目覚めることは、ホーリー・スピリットの目的の一環であって、あなたが選択し、あなたに与えられた目的なのだ。"Think not that your ~ "「あなたが同胞を赦すという行為は、ただ二人のためだけなのだ、と思ってはいけない」。同胞の罪の意識を、それは幻想に過ぎないと教え、その罪の意識を赦して受け流すことで、幻想の罪の意識は消滅する。それは、あなたとその同胞のためだけではなく、すべての神の子のためなのだ。なぜなら、すべての神の子が赦され、実相世界に目覚め、そこで再統一されねばならないからだ。あなたと同胞、二人だけの問題ではないのだ。


For the whole new world rests in the hands of every two who enter here to rest.
  • whole [hóul] : 「全部の、完全な、全体の、丸ごとの」
  • rest [rést] : 「ある、置かれている」
  • hand [hǽnd] : 「手」
  • enter [éntə(r)] : 「~に入る、~に参加する、~に立ち入る」
  • rest [rést] : 「休む、休息する、休憩する、休養する」
❖ "For the whole new ~ "「なぜなら、新しい世界全体は、休息を取るために入ってきた二人の、どんな二人の手の中にも置かれているからだ」。あなたと同胞が新世界である実相世界に入ることが出来るように、彼と彼女もまた、実相世界に入ることが出来る。すべての神の子が実相世界に入る必要があり、すべての神の子の手の中に実相世界はあるのだ。その実相世界で、すべての神の子は再統一を果たし、単一の神の子として再生するのである。



And as they rest, the face of Christ shines on them and they remember the laws of God, forgetting all the rest and yearning only to have his laws perfectly fulfilled in them and all their brothers.
  • face [féis] : 「顔、顔色」
  • shine [∫áin] : 「輝く、光る」
  • remember [rimémbə(r)] : 「~を思い出す、~を覚えている」
  • law [lɔ́ː] : 「法、法律、法規」
  • forget [fə(r)gét] : 「~を忘れる、見落とす」
  • rest [rést] : 「残り、残っているもの、残りの部分」
  • yearn [jə́ː(r)n] : 「切望する、熱望する、渇望する」
  • perfectly [pə́ː(r)fik(t)li] : 「完全に、完璧に、申し分なく」
  • fulfill [fulfíl] : 「実行する、遂行する、果たす、全うする」
❖ "And as they ~ "「そして、彼らが休息をとっている間、」"the face of Christ ~ "「キリストの顔は、彼らの上に輝き、彼らは、神の法を思い出すのである」。あなたと同胞は、互いの心の中に住むキリストの顔を、心の目をもって、目撃するのである。そのキリストの顔は神聖な光を放っている。そして、あなたと同胞は、神の元へ回帰してきたこと、神の法に従っていることを思い出すのだ。"forgetting all the rest ~ "「そして、その他のことはすべて忘れ、神の法が彼らの心の中、すべての同胞の心の中で、完璧に成就することをだけを切望するのである」。天の王国において、神の法が分かち合われ、拡張増大していくことを願うのだ。それは神の意思であり、神の意思、あるいは神の愛が拡張増大していくことと等しいのである。



Think you when this has been achieved that you will rest without them?
  • achieve [ət∫íːv] : 「成し遂げる、達成する、成就する」
  • without [wiðáut] : 「~なしで、~を持たないで、~なしに」
❖ "Think you when this ~ "「これが達成されたとき、あなたは彼らなしで休息出来ると思うだろうか」。あなた一人が、同胞なしで実相世界に入っても、それで満足して、心の休息を取ることは出来ない。すべての神の子が実相世界に入り、天の王国へ入城しなくては意味がないのだ。最終目的は、神の元で、神の子が再統一し、単一の神の子として再生することだからである。



You could no more leave one of them outside than I could leave you, and forget part of myself.
  • no more A than B : 「AでないのはBでないと同じ」
  • leave [líːv] : 「~を見捨てる、~を残す、置きっぱなしにする」
  • outside [áutsáid] : 「外側に、外部に」
  • forget [fə(r)gét] : 「~を忘れる、見落とす」
  • part [pɑ́ː(r)t] : 「一部、部分」
❖ "You could no more ~ "「あなたが、彼らの一人でも、外に残して置けないのは、私が、あなたを残して、私自身の一部を忘れてしまうことが出来ないのと同じなのだ」。神の子とは、本来が一心同体であり、単一の存在である。一人でも欠けていては、神の子の再統一は成就されない。誰一人、取り残すことは出来ないのだ。そして、あなたと同胞が自他一如であるように、あなたはイエスの一部なのである。



8. You may wonder how you can be at peace when, while you are in time, there is so much that must be done before the way to peace is open.
  • wonder [wʌ́ndə(r)] : 「~かどうかと思う、~を不思議に思う」
  • at peace : 「平和に、安らかに、安らかな気持ちで、心穏やか」
  • while [(h)wáil] : 「~する間に、その間に」
  • done [dʌ́n] : 「do の過去分詞」
  • before [bifɔ́ː(r] : 「~の前に、~に先立って、~を前にして」
❖ ここは後ろから訳す、"when, while you are ~ "「あなたが、時間の存在する幻想世界にいて、」"there is so much that ~ "「平和への道が開ける前に、するべきことが沢山ある時に、」"You may wonder how ~ "「どうやって、心を平和にすることが出来るか、訝(いぶ)っているかも知れない」。あなたは、この世界の雑事に追われて、生きることで精いっぱいであるのに、精神世界に入って心の平和を追求することなど不可能だと思っている。



Perhaps this seems impossible to you. But ask yourself if it is possible that God would have a plan for your salvation that does not work.
  • perhaps [pə(r)hǽps] : 「たぶん、もしかすると、ことによると」
  • impossible [impɑ́səbl] : 「不可能な、とてもあり得ない、できない」
  • possible [pɑ́səbl] : 「可能性がある、起こり得る、あり得る」
  • plan [plǽn] : 「計画、企画、意向、つもり、考え、意図」
  • salvation [sælvéi∫n] : 「救出、救済、救い、救世」
  • work [wə́ː(r)k] : 「うまくいく、功を奏する、正常に機能する」
❖ "Perhaps this seems ~ "「たぶん、心の平和を得ることなど、あなたには不可能だと思えるだろう」。"But ask yourself if ~ "「しかし、まだ果たせてはいない、あなたの救いのための計画を、神が立てていることは、十分に可能性があることだと、自分に問いかけて見なさい」。あなたは、目先の多忙さに心を奪われているが、神はちゃんと、あなたの救いの計画を立てているのだ。そして、あなたがそれに気付き、その計画に参画してくれる日を、神はじっと待っているのである。



Once you accept his plan as the one function that you would fulfill, there will be nothing else the Holy Spirit will not arrange for you without your effort.
  • once [wʌ́ns] : 「いったん~すると、ひとたび~すれば」
  • function [fʌ́ŋ(k)∫n] : 「職務、役割、機能、作用、働き、効用」
  • fulfill [fulfíl] : 「実行する、遂行する、成就する、果たす、全うする」
  • arrange [əréin(d)ʒ] : 「準備する、用意する、手配する、取り計らう」
  • without [wiðáut] : 「~なしで、~を持たないで」
  • effort [éfə(r)t] : 「努力、尽力、骨折り、試み、取り組み」
❖ "Once you accept his ~ "「そして、ひとたび、あなたが神の計画を、あなたが果たさなくてはならない一つの役目として、受けれたなら、」"there will be nothing ~ "「あなたのために、ホーリー・スピリットが、あなたの努力を必要とせずに、準備してくれるもの以外に、(あなたがすべきことは)何もない」。あなたが神の計画を受け入れてくれさえすれば、後はすべて、ホーリー・スピリットが段取りを整えて、計画を遂行してくれるのだ。あなたは、努力する必要はない。これが、ACIMの絶対他力である。



He will go before you making straight your path, and leaving in your way no stones to trip on, and no obstacles to bar your way.
  • straight [stréit] : 「真っすぐな、一直線の」
  • path [pǽθ] : 「道、小道、細道」
  • leave [líːv] : 「~を残す、置きっぱなしにする、置き忘れる」
  • stone [stóun] : 「石、石材」
  • trip [tríp] : 「踏み外す、つまずく、転ぶ、失敗する」
  • trip on a stone : 「石につまずく」
  • obstacle [ɑ́bstəkl] : 「障害物、妨害、邪魔」
  • bar [bɑ́ː(r)] : 「ふさぐ、邪魔する」
❖ "He will go before you ~ "「ホーリー・スピリットは、あなたに先立って、あなたの進むべき道を真っすぐに調えてくれるだろうし、」"and leaving in ~ "「躓(つまず)く危険性のある石を、あなたの進む道に残しておくことはない」。"and no obstacles to ~ "「あなたの道を遮る障害物が一つもなくなるようにしてくれるのだ」。すべてを、ホーリー・スピリットに委ねて、信頼していいわけだ。



Nothing you need will be denied you. Not one seeming difficulty but will melt away before you reach it.
  • deny [dinái] : 「~に…を与えない、~を否定する」
  • seeming [síːmiŋ] : 「外観上の、外見だけの、見せかけの、うわべの」
  • difficulty [dífikʌ̀lti] : 「困難、難事、難儀、面倒なこと」
  • melt [mélt] : 「溶ける、融解する」
  • melt away : 「溶けてしまう、溶けてなくなる、融解する」
  • reach [ríːt∫] : 「に達する、~に至る」
❖ "Nothing you need ~ "「あなたが必要とするものは何でも、あなたに与えられないということはない」。必要なすべてを、ホーリー・スピリットがあなたに与えてくれる。"Not one seeming ~ "「あなたが目的地に到達する前に、困難そうに見えたものはすべて、消滅してしまうのだ」。だから、あなたの旅路は困難ではなく、逆に、楽しいのである。同胞を道連れに、また、ホーリー・スピリット、イエスを同伴して、楽しく、天の王国への旅を続ければいい。



You need take thought for nothing, careless of everything except the only purpose that you would fulfill.
  • take thought for : 「~を気に掛ける、~を思いやる、~を心配する」
  • careless [kéə(r)ləs] : 「不注意な、注意を怠る、注意が足りない」
  • except [iksépt] : 「~を除いて、~以外に」
  • purpose [pə́ː(r)pəs] : 「目的、意図、狙い、意向、趣旨、意味」
  • fulfill [fulfíl] : 「実行する、遂行する、成就する、果たす、全うする」
❖ "You need take ~ "「あなたは、何も気にかける必要はない」。"careless of everything ~ "「あなたが成就することになる目的以外、すべてに注意を向ける必要はない」。あなたの目的だけを考え、成就を期待するだけでいい。他のすべては、ホーリー・スピリットが、あなたにいいように計らってくれるのだ。



As that was given you, so will its fulfillment be. God's guarantee will hold against all obstacles, for it rests on certainty and not contingency.
  • given [gívn] : 「give の過去分詞形」
  • fulfillment [fulfílmənt] : 「実現、成就、達成」
  • guarantee [gæ̀r(ə)ntíː] : 「保証、担保」
  • hold against [əgénst] : 「〜に耐える、〜に抵抗する」
  • obstacle [ɑ́bstəkl] : 「障害物、妨害、邪魔」
  • rest on : 「~にある、~の上に載っている、 ~に基礎を置く」
  • certainty [sə́ːrtnti] : 「確信、確実なこと、必然」
  • contingency [kəntín(d)ʒ(ə)nsi] : 「不慮の出来事、偶然性、続発事件、偶発性」
❖ "As that was given ~ "「あなたが、目的を与えられたように、その成就も約束されているのだ」。"God's guarantee will ~ "「神が保証したことは、どんな障害も乗り越えるのである」。"for it rests on certainty ~ "「なぜなら、神の保証は、確実性の上にあるのであって、偶然を頼りにしているのではないからだ」。神は、運が良ければ達成出来る、などという保証はしない。神の世界は時間の存在しない世界であり、すべての事象はすべに完了している。あなたが目的を達成することも、すでに決まったことなのだ。だから、神の保証は、完璧に確実なのである。



It rests on you. And what can be more certain than a Son of God?
  • certain [sə́ː(r)tn] : 「確実な、確かな、確信して、間違いのない」
❖ "It rests on ~ "「確実性は、あなたの上にもある」。"And what can be more ~ "「いったい何が、神の子より確実であり得るだろうか」。神の子は神によって創造されたのである。神が創造したものより確実であるものなど、存在し得ない。
 
 
 

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