3. The only safety lies in extending the Holy Spirit, because as you see His gentleness in others your own mind perceives itself as totally harmless.
- safety [séifti] : 「安全、無事、無難なもの」
- lie [lái] in : 「〜にある」
- extend [iksténd] : 「広げる、伸ばす、拡張する」
- gentleness [dʒéntlnəs] : 「優しさ、穏やかさ」
- perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜に気付く」
- totally [tóutəli] : 「全体的に、全く、完全に」
- harmless [hɑ́ːrmləs] : 「無害の、安全な」
❖ "The only safety ~ "「唯一の安全は、ホーリー・スピリットを拡張する中にある」。"because as you ~ "「なぜならば、あなたがホーリー・スピリットの穏やかさを他者の中に見るにつけ、あなた自身の心は自分を完全に安全なものとして知覚するからである」。穏やかなホーリー・スピリットを他者と分かち合い、その真実を拡張するにしたがい、あなたの心はますます穏やかになっていく。
Once it can accept this fully, it sees no need to protect itself. The protection of God then dawns upon it, assuring it that it is perfectly safe forever.
- accept [əksépt] : 「認める、容認する、受け入れる」
- fully [fúli] : 「十分に、完全に、全く」
- protect [prətékt] : 「保護する、守る、防御する」
- protection [prəték∫n] : 「保護、予防、防御」
- dawn [dɔ́ːn] : 「発達し始める、見え出す、明るくなる」
- assure [əʃúər] : 「保証する、〜を確実にする」
- perfectly [pə́ːrfiktli] : 「完全に、完璧に」
- forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
❖ "Once it can ~ "「ひとたび、心がこのことを十分に受け入れることが出来れば、」"it sees no ~ "「心は自分を守る必要のないことがわかる」。"The protection of ~ "「したがって、神が(あなたを)守ってくれていることが見え始める」。"assuring it that ~ "分詞構文、単純接続、「そして、心が完全に、永遠に安全であるとあなたの心に確信させてくれる」。
The perfectly safe are wholly benign. They bless because they know that they are blessed.
- wholly [hóulli] : 「完全に、全く、全体として」
- benign [bənáin] : 「恵み深い、優しい、温和な」
- bless [blés] : 「〜を神聖にする、祝福する」
❖ "The perfectly safe ~ "「完全な安全は全く温和である」。"They bless because ~ "「心は祝福されているとわかっているので、自らも祝福する」。あなたの心は神が守ってくれている。それを知れば、あなたの心は温和な優しい気持ちになれる。あなたは神に祝福された神の子であるから、他者に対しても、その温和な心を祝福してあげることが出来る。
Without anxiety the mind is wholly kind, and because it extends beneficence it is beneficent. Safety is the complete relinquishment of attack.
- anxiety [æŋzáiəti] : 「心配、不安、切望、渇望」
- beneficence [bənéfəsəns] : 「善行、恩恵、慈善」
- beneficent [bənéfisnt] : 「慈悲深い、情け深い」
- complete [kəmplíːt] : 「徹底的な、全面的な、完全な」
- relinquishment [rilíŋkwiʃmənt] :「放棄、断念」
❖ "Without anxiety ~ "「何の不安もなく、心は全く優しさで満ちている」。"and because it ~ "「そして、心は慈悲を拡張するので、心は慈悲に満ちている」。"Safety is the ~ "「安全とは、攻撃の徹底的な放棄なのである」。攻撃の放棄とは、すなわち他者との分離を消滅させることである。そこに自他一如の感が生まれ、愛を分かち合うことが可能となる。
No compromise is possible in this. Teach attack in any form and you have learned it, and it will hurt you.
- compromise [kɑ́mprəmàiz] : 「譲歩、妥協」
- possible [pɑ́səbl] : 「可能性がある、あり得る」
- in any form : 「いかなる種類のものであれ」
- hurt [hə́ːrt] : 「〜を傷つける、〜に苦痛を与える」
❖ "No compromise ~ "「これには妥協は許されない」。これとは、安全というものが攻撃の徹底的な放棄であること。"Teach attack in ~ "「どんな形であれ、攻撃を教えてしまうと、あなたはそれを学んだことになり、それがあなたを傷つけてしまうだろう」。
Yet this learning is not immortal, and you can unlearn it by not teaching it.
- immortal [imɔ́ːrtl] : 「死なない、不死の」
- unlearn [ʌ̀nlə́ːrn] : 「知識を捨て去る、忘れる、捨て去る」
❖ "Yet this learning ~ "「しかし、攻撃を学ぶことは不死なることではない」。攻撃を学ぶことは命を守るためだと思っているかもしれないが、そうではない。"and you can ~ "「あなたは、攻撃を教えないことによって、攻撃を忘れ去ることが出来るのだ」。攻撃を放棄したとき、あなたの不死性が保証される。あなたの命は永遠不変なのだと直覚することが出来るのである。
4. Since you cannot not teach, your salvation lies in teaching the exact opposite of everything the ego believes.
- salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い」
- lie in : 「〜にある」
- exact [igzǽkt] : 「正確な、的確な」
- opposite [ɑ́pəzit] : 「反対、正反対、逆のこと」
❖ "Since you cannot ~ "「あなては教えないではいられないから、」"your salvation lies ~ "「あなたの救いは〜を教えることの中にある」。"teaching the exact ~ "「エゴが信じるすべてのことに正確に反することを教える」中に救いはある。あなたは教えたくたまらないのだから、エゴの教えを教える代わりに、エゴの教えに反することを教えればいい。そこに、幻想からの救いがある。
This is how you will learn the truth that will set you free, and will keep you free as others learn it of you.
- set free : 「自由の身にする、釈放する」
❖ "This is how ~ "「これが、あなたが真実を学ぶ方法である」。関係代名詞thatを用いて"truth"を説明し、"that will set ~ "「あなたを自由しに、他者があなたから真実を学ぶ時、あなたを自由なままに保ってくれる」真実。
The only way to have peace is to teach peace. By teaching peace you must learn it yourself, because you cannot teach what you still dissociate.
- dissociate [disóuʃièit] : 「引き離す、分離する」
❖ "The only way ~ "「平和を手に入れる唯一の方法は平和を教えることである」。"By teaching peace ~ "「平和を教えることで、あなた自身、平和を学ぶに違いない」。"because you cannot ~ "「なぜなら、あなたは、あなたが今なお引き離しているものを教えることは出来ないのだから」。平和を引き離してしまった状態にある人間は、平和を唱道することは出来ない。ここの平和は、戦いと対立する二元論的な平和ではない。一元論実相世界の純粋な平和のことである。簡単に言えば、絶対的な心の平和だ。
Only thus can you win back the knowledge that you threw away. An idea that you share you must have.
- win back : 「取り戻す、取り返す」
- knowledge [nάlidʒ] : 「知識、知恵、知見」
- threw [θrúː] : 「throw の過去形」
- throw [θróu ] away : 「〜を投げ捨てる」
❖ "Only thus can ~ "「このようにしてのみ、あなたは、あなたが投げ捨てた叡知を取り戻すことが出来る」。実相的な平和を教えることによってのみ、あなたが神に投げ返した真実の総体である叡智を取り戻すことが出来る。"An idea that ~ "「あなたが分かち合う(ことが出来る)思考を、あなたはもっているに違いない」。神に投げ返した叡智ではあるが、それはあなたの思い込みであって、本当は叡智を失ってはいない。叡智を失った夢を見ているだけである。今、そんな夢から目覚めて叡智を取り戻し、それを同胞と分かち合うことがあなたに求められている。
It awakens in your mind through the conviction of teaching it. Everything you teach you are learning. Teach only love, and learn that love is yours and you are love.
- awaken [əwéikn] : 「目を覚ます、目覚める」
- conviction [kənvíkʃən] : 「信念、確信」
❖ "It awakens in ~ "「叡知は、それを教えているのだという確信を通して、あなたの心の中で目覚める」。"Everything you teach ~ "「あなたが教えるすべてを、あなたは学んでいるのである」。" Teach only love ~ "「愛だけを教えなさい」。"and learn that ~ "「そして、愛はあなたのものであり、あなたは愛なのだと学びなさい」。真実の総体である叡智の中心に、実相的な愛がある。純粋な愛であり、慈悲である。この愛の周りに、絶対的な喜びや平和や静寂や幸せが一体となって存在する。それが実相世界の姿である。