3. A wise teacher teaches through approach, not avoidance. He does not emphasize what you must avoid to escape from harm, but what you need to learn to have joy.
- wise [wáiz] : 「賢い、博学の、博識な」
- approach [əpróutʃ] : 「〜に取り組む、着手する」
- avoidance [əvɔ́idns] : 「回避、避けること、忌避」
- emphasize [émfəsàiz] : 「〜を強調する、力説する」
- avoid [əvɔ́id] : 「避ける、回避する、逃れる」
- escape from : 「〜から逃避する」
- harm [hɑ́ːrm] : 「害、損害、危害、被害」
- learn [lə́ːrn] : 「学ぶ、知る、分かる」
❖ "A wise teacher ~ "「賢い教師は、(問題を)避けることではなく、(問題に)取り組むことを通して教える」。"He does not ~ "「賢い教師は、傷つくことから逃れるためにあなたは何を避けなければならないかということを強調せず、」"but what you ~ "「喜びを得るために何を学ぶ必要があるかを強調する」。ACIMの力強い表現が見て取れる。良き教師は、誤りを回避するという消極的な態度ではなく、真実を自らつかみ取るという積極的な態度を教える。
Consider the fear and confusion a child would experience if he were told, "Do not do this because it will hurt you and make you unsafe; but if you do that instead, you will escape from harm and be safe, and then you will not be afraid. "
- consider [kənsídər] : 「よく考える、熟考する」
- fear [fíər] : 「恐れ、恐怖」
- confusion [kənfjúːʒən] : 「混乱、無秩序、当惑」
- experience [ikspí(ə)riəns] : 「経験、体験」
- hurt [hə́ːrt] : 「〜を傷つける、〜に苦痛を与える」
- unsafe [ʌ̀nséif] : 「安全でない、危険な、物騒な」
- instead [instéd] : 「代わりに、それよりむしろ」
❖ "Consider the fear ~ "ここの"child"の前に関係代名詞"that"を挿入して、「子供が経験するであろう恐れと混乱を考えてみなさい」。"if he were ~ "「もし、子供が〜と言われたら」子供が経験する恐れと混乱を考えてみよ。ここは仮定法過去になっている。実際はそんなことはないだろうが、仮にあったとしたら。"Do not do ~ "「こんなことをしちゃいけない」。"because it will ~ "「だって、お前を傷つけるかもしれないし、危険だ」。"but if you do ~ "「でも、もし、お前が代わりにそれをしたら、危害から逃れられるし、安全だ」。"and then you ~ "「そして、お前は怖くなくなるだろう」。以上のことを子供が言われたら、子供はかえって恐れと混乱を経験するだろう。
It is surely better to use only three words: "Do only that!" This simple statement is perfectly clear, easily understood and very easily remembered.
- surely [ʃúərli] : 「疑いなく、確かに、確実に」
- simple [símpl] : 「簡単な、簡素な、容易な」
- statement [stéitmənt] : 「声明、、発言、供述」
- perfectly [pə́ːrfiktli] : 「完全に、完璧に」
- clear [klíər] : 「明らかな、明瞭な」
- easily [íːzəli] : 「容易に、たやすく」
- remember [rimémbər] : 「記憶している、〜を思い出す」
❖ "It is surely ~ "ここは"It ~ to ~"の構文、「3つの単語を使って言った方がずっといい」。その3つの言葉とは"Do only that!"「それだけをしなさい」。"This simple statement ~ "「このシンプルな言葉は完璧に明瞭であるし、」"easily understood ~ "「簡単に理解でき、とても簡単に覚えることができる」。前文のくだくだしたことは言うべからず。これこれをしなさい、というだけで十分。子供は恐れから解放される。
4. The Holy Spirit never itemizes errors because He does not frighten children, and those who lack wisdom are children.
- itemize [áitəmàiz] : 「項目別にする、個条書き」
- frighten [fráitn] : 「〜を怖がらせる」
- lack [lǽk] : 「不足、欠乏、欠如、欠落 」
- wisdom [wízdəm] : 「賢明さ、英知、知恵」
❖ "The Holy Spirit ~ "「ホーリー・スピリットは決して誤りを箇条書きにしたりしない」。つまり、誤りをあげつらったりしない。"because He does ~ "「子供たちを怖がらせないためであり、知恵がないのは子供たちなのだから」。知恵がないとは、まだ未熟だという意味。
Yet He always answers their call, and His dependability makes them more certain.
- answer [ǽnsər] : 「答える、返事する」
- dependability [dipendəbíləti] : 「頼みになること、信頼性」
- certain [sə́ːrtn] : 「確信している、確実な、確かな」
❖ "Yet He always ~ "「しかし、ホーリー・スピリットは子供たちの呼び声にいつでも答える」。"and His dependability ~ "「そして、ホーリー・スピリットの信頼性は子供たちをより強く確信させる」。確信が増すから、恐れが減っていく。
Children do confuse fantasy and reality, and they are frightened because they do not recognize the difference.
- confuse [kənfjúːz] : 「混同する、混乱する」
- fantasy[fǽntəsi] : 「想像、空想」
- reality [riǽləti] : 「現実、真実、事実」
- recognize [rékəgnàiz] : 「〜の見分けがつく」
- difference [díf(ə)r(ə)ns] : 「違い、差異、相違」
❖ "Children do confuse ~ "「子供たちはファンタジーと現実を混同してしまうのだ」。夢と現実の見極めが出来ない。"and they are ~ "「そして、子供たちはその違いの見分けがつかないので、怖がってしまう」。
The Holy Spirit makes no distinction among dreams. He merely shines them away.
- distinction [distíŋkʃən] : 「区別、差別、差異、違い」
- make distinctions : 「分け隔てする、区別する」
- among [əmʌ́ŋ] : 「〜の間に、〜のうちで」
- shine [ʃáin] : 「光らせる、〜をキャンセルする」
- merely [míərli] : 「ただ単に、単に」
❖ "The Holy Spirit makes ~ "「ホーリー・スピリットは夢を区別したりしない」。夢は夢で、どれも同じ。"He merely shines ~ "「ホーリー・スピリットはただ、夢に光を当ててかき消してしまうだけだ」。いい夢、悪い夢、しかし夢は夢である。どんな夢でも、夢は幻想に違いない。その幻想に光を当てて、夢から目覚めさせてくれる。
His light is always the Call to awaken, whatever you have been dreaming.
- always [ɔ́ːlweiz] : 「いつも、常にいつでも」
- awaken [əwéikn] : 「目を覚ます、目覚める」
- whatever [hwʌtévər] : 「どんなものでも」
❖ "His light is ~ "「ホーリー・スピリットの光は常に目覚めのための呼びかけである」。"whatever you have ~ "「たとえ、あなたがどんな夢を見ていようとも」。
Nothing lasting lies in dreams, and the Holy Spirit, shining with the light from God Himself, speaks only for what lasts forever.
- lasting [lǽstiŋ] : 「長続きする、持続的な」
- lie in : 「〜にある」
- last [lǽst] : 「続く、存続する、持続する」
- forever : 「永遠に、永久に」
❖ "Nothing lasting ~ "「長続きするものなど、夢の中にはない」。夢は必ず覚めるものである。"and the Holy Spirit ~ "「そして、ホーリー・スピリットは、神自らの光で輝きながら、永遠に続くもののためだけに話をする」。つまり、神の光の中に、真に存在するものが浮かび上がってくる。ホーリー・スピリットはそれを私達に語ってくれる。