5.When a mind has only light, it knows only light. Its own radiance shines all around it, and extends out into the darkness of other minds, transforming them into majesty.
- radiance [réidiənsi] : 「輝き、光輝」
- shine [ʃáin] : 「輝く、光る、光らせる」
- all around : 「辺り一面に、至る所に」
- extend [iksténd] : 「広げる、拡張する、拡大する」
- transform [trænsfɔ́ːrm] : 「〜を変形する、〜を変換する」
- majesty [mǽdʒesti] : 「尊厳、威厳」
❖ "When a mind ~ "「心に光だけがあれば、」"it knows only ~ "「心は光だけを知る」。"Its own radiance ~ "「心自体の光輝は周りを照らし、」"and extends out ~ "「他者の心の闇へと光を伸ばす」。"transforming them ~ "「彼らの心を尊厳あるものに変えるのだ」。
The Majesty of God is there, for you to recognize and appreciate and know.
- recognize [rékəgnàiz] : 「認める、〜を認識する」
- appreciate [əpríːʃièit] : 「〜を正しく理解する」
❖ "The Majesty of ~ "「神の尊厳はそこにある」。そことは、あなたの心が発する光によって尊厳あるものに変わった心の中。"for you to recognize ~ "「あなたが、受け入れ、正しく理解し、そして知ることが出来るように、」神の尊厳がそこにある。ここの"know"はもちろん、叡智をもって直覚する、という意味。
Recognizing the Majesty of God as your brother is to accept your own inheritance. God gives only equally.
- accept [əksépt] : 「承認する、認める、受け入れる」
- inheritance [inhérətəns] : 「受け継ぎ、継承、相続」
- equally [íːkwəli] : 「平等に、同等に、差別なく」
❖ "Recognizing the Majesty ~ "「神の尊厳をあなたの同胞として認識することは、あなた自身の(神からの)継承を受け入れることである」。" God gives only ~ "「神はただ平等に与えるのだから」。同胞に尊厳を認識することは、自分の尊厳を受け入れること。その尊厳は、神が神の子に平等に与えたものである。
If you recognize his gift in anyone, you have acknowledged what he has given you.
- gift [gíft] : 「贈り物、プレゼント」
- acknowledge [əknɑ́lidʒ] : 「認める、認識する」
❖ "If you recognize ~ "「もし、あなたが、他者の中に神の贈り物を認識したなら、」"you have acknowledged ~ "「あなたは、神があなたに与えたものを承認したことになる」。神は神の属性のすべてを、単一の神の子に与えた。あなたと他者は自他一如であり、あなたが他者の中に神の属性を認識したなら、それはあなた自身の中に神の属性を受け入れたことになる。たとえば、どんなに憎い相手であっても、あなたがその人の中に愛のかけらを見出したなら、それはあなたの心の中の愛を認識したことになる。
Nothing is so easy to recognize as truth. This is the recognition that is immediate, clear and natural.
- easy [íːzi] : 「たやすい、容易な、簡単な」
- recognition [rèkəɡníʃən] : 「認識、認証」
- immediate [imíːdiət] : 「即時の、即座の、即刻の」
- clear [klíər] : 「明らかな、明瞭な」
- natural [nǽtʃərəl] : 「自然の、ありのままの」
❖ "Nothing is so ~ "「真実ほど、認識するのに簡単なものはない」。"This is the recognition ~ "「これは、あっという間の、明瞭で、自然な認識である」。ACIMが繰り返し述べているように、真実ほどシンプルなものはない。難しい論理や苦行で獲得するという種類のものではない。そこにある真実をありのままに受け入れるだけでいい。
You have trained yourself not to recognize it, and this has been very difficult for you.
- train [tréin] : 「教え込む、訓練する」
❖ "You have trained ~ "「あなたは、真実を認識できないようにしようと自分自身を訓練してきた」。"and this has ~ "「その結果、真実を認識することが、あなたにとって非常に難しいものとなった」。
6. Out of your natural environment you may well ask, "What is truth?" since truth is the environment by which and for which you were created.
- may well : 「多分〜だろう」
❖ "Out of your natural ~ "「自然な環境の外では、多分あなたは『何が真実だろう』と訊ねるだろう」。自然な環境の外とは、夢の中で、という意味合い。目覚めて真実に囲まれた環境の外、つまり、幻想に囲まれた環境である。"since truth is ~ "「なぜなら、真実とは、あなたがそれによって、また、そのために創造された環境であるからだ」。神は真実で満たされた実相世界において神の子であるあなたを創造した。あなたの故郷は実相世界なのであって、そこが一番自然な環境である。その中にあって、あなたは神と創造を分かち合い、真実を拡張していくのである。それが一番自然なあなたの姿である。ところが、その環境を捨ててしまえば、真実が見えなくなってしまう。途方に暮れたあなたは『何が真実だろう』と訊ねるしかない。
You do not know yourself, because you do not know your Creator.
- creator [kriéitər] : 「創造者、創作者、創設者」
❖ "You do not ~ "「あなたは、あなた自身を知らない」。"because you do ~ "「なぜなら、あなたはあなたの創造主を知らないからだ」。神はあなたを創造したのだから、あなたの『父』である。父を知ることなく、あなた自身を知ることは出来ない。
You do not know your creations because you do not know your brothers, who created them with you.
- creation [kriéiʃən] : 「創作物、作品、創造」
❖ "You do not ~ "「あなたは、あなたが創造したものを知らない」。"because you do ~ "「なぜなら、あなたは、あなたの同胞を知らないからだ」。"who created them ~ "「その同胞は、あなたと共に創造したのである」。あなたが同胞をあなたと同一の神の子であると認識しない限り、あなたは本当の自分自身を知り得ない。神と同様の創造的パワーをもっていることが認識出来ないのだから、自分が創造したものを『子』として認識出来ないのだ。
I have already said that only the whole Sonship is worthy to be co-creator with God, because only the whole Sonship can create like him.
- already [ɔːlrédi] : 「すでに、とっくに〜済み」
- whole [hóul] : 「全部の、完全な、全体の」
- worthy [wə́ːrði] : 「〜に値する、〜の価値がある」
- co-creator : 「共同製作者」
❖ "I have already ~ "「私はすでに、that以下を言った」。"that only the whole ~ "「全体としての神の子だけが、神との共同創造者に値する」と言った。"because only ~ "「なぜなら、全体としての神の子だけが、神のように創造できるからである」。分離分裂したままの神の子の状態では神と共に創造することは出来ない。眠ったままでいるからだ。単一の神の子として眠りから目覚めたとき、初めて、神と共に創造し、真実を拡張できるのだ。
Whenever you heal a brother by recognizing his worth, you are acknowledging his power to create and yours.
- whenever [hwènévər] : 「〜するときはいつでも」
- recognize [rékəgnàiz] : 「認める、受け入れる」
- worth [wə́ːrθ] : 「価値、財産」
- acknowledge [əknɑ́lidʒ] : 「認める、認識する」
❖ "Whenever you heal ~ "「あなたが、同胞の価値を認めることで、その同胞を癒すときはいつでも、」"you are acknowledging ~ "「あなたは、彼の創造するパワーとあなたの創造するパワーを認識することになる」。
He cannot have lost what you recognize, and you must have the glory you see in him.
- glory [glɔ́ːri] : 「栄光、名誉、誇り」
❖ "He cannot have ~ "「その同胞は、あなたが認識したことを失ってしまうことはあり得ない」。同胞もまた、あなたと同様に神の子であり、神の属性のすべてをもっている。それは失われ得るものではない。神の子は永遠に神の『子』なのだ。"and you must have ~ "「そして、あなたは、あなたが同胞の中に見た栄光に包まれるに違いない」。あなたが同胞の中に神の子としての価値と創造するパワーを認識するとき、同時にあなたの中にも神の子としての価値と創造するパワーを認めることになる。そのときあなたは、同胞に栄えある光を目撃すると同時に、栄光に包まれているあなた自身を発見する。
He is a co-creator with God with you. Deny his creative power, and you are denying yours and that of God who created you.
- deny [dinái] : 「〜を否定する、拒絶する」
- creative [kriéitiv] : 「創造力のある、創造的な」
❖ "He is a co-creator ~ "「同胞は、あなたと共に、神との共同創造者なのだ」。"Deny his creative ~ "「彼の創造するパワーを拒絶してみなさい」。"and you are ~ "「そうすれば、あなたはあなたの創造するパワーを拒絶したことになり、あなたを創造した神の創造するパワーも拒絶したことになる」。他者を否定し拒絶することは、自分を否定し拒絶することにつながる。神の子である出自を否定したことになり、神の子を創造した神をも拒絶する結果となる。