●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
●  Workbook精読http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp です。
●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



T-17.VI.3:1 ~ T-17.VI.4:6

3. Without a clear-cut, positive goal, set at the outset, the situation just seems to happen, and makes no sense until it has already happened.

  • without [wiðáut] : 「〜がなければ、〜でなければ」
  • clear-cut : 「はっきりした、明確な、明快な、分かりやすい」
  • positive [pɑ́zətiv] : 「積極的な、前向きの、建設的な」
  • outset : 「着手、手始め、発端、発生」
  • at the outset : 「最初に」
  • situation [sìt∫uéi∫n] : 「状況、場所、状態、立場、事情、情勢」
  • happen [hǽpn] : 「起こる、発生する」
  • make no sense : 「意味をなさない、理にかなわない、要領を得ない」
  • until [ʌntíl] : 「〜する時まで」
  • already [ɔːlrédi] : 「すでに、とっくに〜済み」
❖ "Without a clear-cut ~ "「明確で積極的な目的がなければ、」"set at the outset ~ "「そして、それが始めにセッティングされなければ、」"the situation just ~ "「状況は、ただ、たまたまそうなったように思え、」"and makes no sense ~ "「状況が確定するまでは、まったく意味を成さない」。状況が偶発的に起き、起きてしまってからその意味がわかる。つまり、先が読めないので、なぜこんな状況に陥ったのか、なかなか理解できないのだ。



Then you look back at it, and try to piece together what it must have meant.
  • look back at : 「〜を振り返って見る、〜を調べ直す、〜を回顧する」
  • try [trái] : 「試す、やってみる、試みる、企てる 」
  • piece [píːs] : 「断片をつなぎ合わせる、接合する」
  • together [təgéðə(r)] : 「一緒に、同時に」
  • piece together : 「細切れの情報をつなぎ合わせる、総合する、統合する」
  • meant [mént] : 「mean の過去・過去分詞形」
  • mean [míːn] : 「〜を意味する、…とは〜を指す」
❖ "Then you look back ~ "「そこで、あなたは状況を(過去にさかのぼって)見返し、それが何を意味したのか、断片をくっつけてみようとするのだ」。



And you will be wrong. Not only is your judgment in the past, but you have no idea what should happen.
  • wrong [rɔ́(ː)ŋ] : 「間違った、誤っている」
  • not only : 「単に〜のみならず、〜ばかりでなく」
  • not only A but also B : 「AだけでなくBも、AのみならずBも」
  • judgment [dʒʌ́dʒmənt] : 「判断、判断力、意見、分別」
  • past [pǽst] : 「過去、昔」
  • have no idea : 「全く分からない」
❖ あれこれ過去の断片をつなぎ合わせるものの、"And you will ~ "「あなたは、誤ることになろう」。"Not only is your ~ "「過去に対するあなたの判断が誤っているのみならず、」"but you have ~ "「何が起きるべきかさえ、あなたはわかっていないのだ」。状況が帰着すべき目標点が設定されていなので、視点が定まらず正しい判断も出来なければ、これから先の出来事のかじ取りも出来ない。



No goal was set with which to bring the means in line. And now the only judgment left to make is whether or not the ego likes it; is it acceptable, or does it call for vengeance?
  • bring [bríŋ] : 「〜を持って来る、〜を連れて行く」
  • means [míːnz] : 「手段、方法、資力」
  • line [láin] : 「路線、方向、方針、政策、主義、傾向」
  • left [léft] : 「leave の過去・過去分詞形」
  • leave [líːv] : 「〜を残す、置きっぱなしにする、置き忘れる」
  • whether [(h)wéðə(r)] : 「〜かどうか、〜であろうとなかろうと」
  • whether or not : 「〜かどうか、いずれにせよ、どっちみち」
❖ "No goal was set with ~ "「方法を定めるための目的がセットされていないのだ」。"And now the only judgment ~ "「残された唯一の判断は、今や、それをエゴが好んでいるかどうか、ということだけになる」。目的に適合させて方法を選ぶのではなく、エゴの好みにしたがって方法を判断し選択することになる。



The absence of a criterion for outcome, set in advance, makes understanding doubtful and evaluation impossible.
  • absence [ǽbs(ə)ns] : 「不足、欠乏、欠如」
  • criterion [kraití(ə)riən] : 「基準、標準、尺度、判定基準、判断基準」
  • outcome [áutkʌ̀m] : 「結果、結末、成果」
  • advance [ədvǽns] : 「前進、進展、進歩、躍進、進出」
  • in advance : 「前もって、あらかじめ、先立って」
  • understanding [ʌ̀ndə(r)stǽndiŋ] : 「理解、思慮」
  • doubtful [dáutfl] : 「疑問のある、疑わしい、不確かな」
  • evaluation [ivæ̀ljuéiʃən] : 「評価、見積もり、値を求めること、評定」
  • impossible [impɑ́səbl] : 「不可能な、とてもあり得ない、できない、無理な」
❖ "The absence of ~ "「あらかじめセットされた、(目的の)結果に対する判断基準が欠けているので、理解が疑わしいものになり、評価が不可能になる」。



4. The value of deciding in advance what you want to happen is simply that you will perceive the situation as a means to make it happen.
  • value [vǽljuː] : 「価値、値打ち、真価」
  • decide [disáid] : 「決定する、決心する、決意する」
  • in advance [ədvǽns] : 「前もって、あらかじめ、先立って」
  • happen [hǽpn] : 「起こる、発生する」
  • simply [símpli] : 「単に、ただ、簡単に、分かりやすく」
  • perceive [pə(r)síːv] : 「知覚する、〜に気付く、〜を見抜く」
  • situation [sìt∫uéi∫n] : 「状況、場所、状態、立場、事情、情勢」
  • means [míːnz] : 「手段、方法、資力」
❖ "The value of deciding ~ "「何が起こって欲しいのか、あらかじめ決定しておくメリットは、単に、あなたが状況を、それが起こるための手段であると知覚することである」。今ある状況は、それ自体に価値があるのではなく、あなたが思い描いた結果に導く手段に過ぎないという点に、その存在価値があるのだ。したがって、起きて欲しいと思う結果をイメージすることが非常に大切になる。目的地を持たない旅は、どこへ行くかわからないではないか。



You will therefore make every effort to overlook what interferes with the accomplishment of your objective, and concentrate on everything that helps you meet it.
  • therefore [ðéə(r)fɔ̀ː(r)] : 「それ故に、そのために、従って」
  • effort [éfə(r)t] : 「努力、尽力、骨折り」
  • make every effort to : 「〜するためにあらゆる努力をする、〜しようと一生懸命努力する」
  • overlook [òuvə(r)lúk] : 「見渡す、見渡せる、監視する、監督する」
  • interfere [ìntə(r)fíə(r)] : 「邪魔をする、妨げる、遅らせる、干渉する」
  • interfere with : 「〜を妨げる、〜に干渉する」
  • accomplishment [əkάmpliʃmənt] : 「成就、成果、達成、完成 」
  • objective [əbdʒéktiv] : 「目的、目標」
  • concentrate [kɑ́ns(ə)ntrèit] : 「集中する、全力を注ぐ、専念する」
  • concentrate on : 「〜に集中する、〜に注意を向ける」
  • meet [míːt] : 「満足させる、かなえる、満たす、かなう」
❖ "You will therefore make ~ "「したがって、あなたは、あなたの目標達成を邪魔するものを監視する努力をすることになるだろう」。"and concentrate on ~ "「そして、目的を叶える助けとなるあらゆることに集中するのである」。状況を管理し、統制していくことが重要となるわけだ。特に、目的の達成を阻む障害の除去は急務となる。



It is quite noticeable that this approach has brought you closer to the Holy Spirit's sorting out of truth and falsity.
  • quite [kwáit] : 「かなり、なかなか、とても、非常に」
  • noticeable [nóutisəbl] : 「目立つ、顕著な、注目に値する」
  • approach [əpróut∫] : 「やり方、扱い方、姿勢、取り組み」
  • brought [brɔ́ːt] : 「bring の過去・過去分詞形」
  • bring [bríŋ] : 「〜を持って行く、〜を連れて行く」
  • close [klóus] : 「近い、接近した、近接した、緊密な」
  • sort [sɔ́ː(r)t] out : 「整理する、分類する、選り分ける、選り抜く、選別する」
  • sorting out : 「仕分け、仕分け処理」
  • falsity [fɔ́ːlsəti] : 「うそ、虚偽、欺瞞、不正直、不信行為」
  • truth and falsity : 「虚と実」
❖ "It is quite noticeable that ~ "ここは"It ~ that ~ "の構文、「このアプローチが、真実と偽りを選り分けるホーリー・スピリットの方法に、あなたをぐっと近づけてくれるということは、きわめて注目に値する」。今ある状況を観察して、目的にとって何が障害になっているかを知ることは、ホーリー・スピリットの真実と虚偽との選り分け方に共通している。つまり、神聖な目的の達成に障害となるものは偽りであり、その目的に近づけるものは真実なのだ。



The true becomes what can be used to meet the goal. The false becomes the useless from this point of view.
  • become [bikʌ́m] : 「〜になる」
  • from this point of view : 「この観点から、この点から言うと、このような考えから」
❖ "The true becomes ~ "「真実なるものは、目的を満たすために利用できるものとなる」。"The false becomes ~ "「同じ見方からすれば、偽りのものは、目的にとって利用価値がないものである」。神聖な目的からものを見たとき、その手段の真偽が決定されるのだ。



The situation now has meaning, but only because the goal has made it meaningful.
  • meaning [míːniŋ] : 「意味、意義、意図、真意」
  • meaningful [míːniŋfəl] : 「意味のある、重要な、有意義な」
❖ "The situation now ~ "「今や、状況は意味を持ったのだ」。"but only because ~ "「ただし、目的が状況に意味を持たせたからである」。だから、目的自体が偽りのものであったら、すべてが逆方向に進んでしまいかねない。神聖な目的を持つべきであって、それは幻想世界における世俗的な目的ではなく、実相世界の現実的な目的でなくてはなるまい。
 
 
 

Notification

自分の写真


❖ Text精読、完了しました。4年8ヶ月、1256回の投稿でした。長期に渡ってお付き合いいただき、感謝します。
❖ 引き続き、Workbook精読をご覧下さい。場所は「http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp」です。
❖ Text精読の手直しも始めました。月日をかけて見直していきます。
❖ AmazonからKindle版の精読シリーズを出版開始しました。『どこでもAcim』をご希望の方は是非どうぞ。
❖ Google PlayとiBookstoreからepub版の精読シリーズを出版開始しました。Kindle版で窮屈さをお感じでしたら、こちらをどうぞ。
❖ Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。Urtextは非常に面白いです。臨場感は半端でありません。

oohata_mnb@yahoo.co.jp
oohata.m@coda.ocn.ne.jp